インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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こんにちは、如月睦月です。
今回で簪を登場させます。そして、一夏の専用機も….



一夏、少女と出会う

何時間経ったんだろうか。俺はずっと縛られて寝かされていた。

が、誘拐したヤツらはずっと大声で話していた。

ヤツら、日本語喋れたんだな…

「おい、計画は成功したよな?」

「ええ、織斑千冬の弟、織斑一夏を誘拐すれば百万ドル手に入るなんてね。」

「全く、依頼主は太っ腹だよなぁ」

「だが何故織斑千冬は来ないんだ?誘拐するだけじゃ金は手に入らんはずじゃ…」

「ああ、織斑千冬は家族愛は強いらしいからな。助けに来るはずさ、ブリュンヒルデの名を捨ててまでもな。」

 

 

「(俺を誘拐して、千冬姉をモンド・グロッソから辞退させるだと!?何の目的で…)」

一夏は寝かされたまま話を聞いていた。

 

 

一方その頃、一夏が誘拐されたと知らない千冬はー

『決まった〜!!第一回モンド・グロッソ優勝は…Japan、チフユ・オリムラ!!』

『ウオオォオ!!』

会場が歓声で震える。そう、私がブリュンヒルデとなったのだ。

「やったね!千冬!!」

「涼子ありがとう、お前がいなかったら…」

「あはは、私じゃなくて一夏君に伝えてあげたら?」

「そうだな。では一夏を探すとー」

その時、電話が鳴った。相手は…なぜか非通知だった。

「もしもし、貴様は誰だ?」

『織斑千冬君かね?』

「私は貴様は誰だと聞いている。名を名乗るのが先だろう?」

『すまないな、私は国防大臣の六原だ。』

「国防大臣が私に何の用だ?」

『…先程君の弟の織斑一夏君が誘拐された、との情報が私のところに匿名で提供された。』

「なんだと!!」

『まだ、試合は始まっておらんのかね?』

「そんな物はとっくに終わっている。一夏の場所を言え。」

『落ち着きたまえ…本当かどうかもー』

「言えと言っている!!一夏の場所を早く言え!!」

『…場所はそこから少し遠い場所だ。君のISに位置情報を送ろう。』

「早くしろ。では切るぞ」

私は乱暴に携帯の通話を終了させた。

「千冬、一夏君は…」

「ああ、誘拐されてしまったらしい。」

「そんな!早く助けに行かないと…」

「分かっている!!分かっているが…」

数分たっても位置情報を送られてこない…なぜ来ないんだ!!

 

 

ーその頃

「……お父さん本当に私でいいの?」

「ああ、日本政府からの緊急連絡だ。刀奈がいない今、頼めるのはお前だけだ。

 

 

 

 

 

簪。」

「…分かったよ、お父さん。」

私はお父さんに返事をして「それでいい」というような頷きを返したお父さんと共にドイツへと飛び立った。

お姉ちゃんは今、悪いタイミングと言うか…今日に限ってロシアへと行っている。

ロシアから「代表候補生として来ないか?」と勧誘されたのだ。

疑問しかないロシアからの勧誘からお姉ちゃんは「せっかく勧誘してくれたんだからね」と言って今朝ロシアへと飛び立ったのだった。

「(何でロシアはお姉ちゃんを…他にもロシアには代表候補生になれる人はいるんじゃ…)」

私はドイツに着くまでずっとその理由を考えていた。

 

 

「ようやく来たか」

待つこと数十分。ようやく私のISに位置情報が送られてきた。

確かに場所は少し遠い…

「千冬、補給は終わったわ。いつでも行けるわ。」

「ありがとう、涼子。」

「いいのよ、私の仕事だしね。」

「では行って来る。」

私はISを身に纏い一夏が監禁されている場所へと向かった。

 

 

「どういうことだっ!!何故織斑千冬が来ないんだ!!」

「知らないわよ!!」

「おいおい、これじゃ金が手に入らんぞ!」

「織斑千冬をブリュンヒルデにしない依頼なのに…織斑千冬がブリュンヒルデなったら意味がない!」

ヤツらがワイワイ騒ぎ立てている。どうやらモンド・グロッソは千冬姉の優勝らしい…

「(俺はどうなるんだ?まさか…)」

TVで見たことがある。誘拐犯は顔を誘拐した人に見られるとー

「あのガキ、どうする?」

「殺すしかないだろ!?俺たちの顔を見られてるんだから!!」

「(やっぱそうだよな…殺されるんだよな)」

自分の末路を予感し、一夏は走馬灯らしきものを見ていた

 

「簪、ここだ。」

「うん。」

飛行機で数時間。私ー更識簪はドイツの地に立っていた。

そしてそこからすぐにブリュンヒルデとなった織斑千冬の弟が監禁されていると予想されている場所にいた。

「簪、IS部隊を率いて先陣を切りなさい。」

「えっ…でも…」

「これは命令だ。十六代楯無のな」

「…分かりました。私が先陣を率いて行きます。」

「いい返事だ。だが日本政府の話だとー」

お父さんが何か言おうとした時、ものすごいスピードでこっちにやって来るISを見た。

「お父さん、あれ…」

「来たようだな。」

「えっ…誰が…」

「後で分かるさ。簪、IS部隊の所へ行きなさい。」

「分かった…」

お父さんに言われ、私はIS部隊の所へ向かった。

 

 

私ー更識楯無はやって来たISの操縦者に話しかける。

「どうも、私がこの作戦の責任者更識楯無です。よろしく。」

「織斑千冬だ。よろしく頼む。」

私達は互いに握手を交わす。

「それで一夏の場所は…」

「大丈夫です、既に特定済みです。」

「すまないな、だかどういう作戦で?」

「ええ、それはですねー」

 

 

「おい、何か外騒がしくねぇか?」

「確かに…戦闘準備したほうが良いんじゃねえか?」

「そうね、私はISを持ってくるわ。3人は武装しておいて。」

「「「了解」」」

 

「(助けに来てくれたのか?もしかして、千冬姉?)」

走馬灯らしきものを見ていた一夏にとってありがたい報せだった。

 

 

「ーそれでは作戦を開始する。全員突撃準備。」

楯無の言葉でその場にいた全員に緊張が走る。

「作戦開始」

その一言で全てが始まった。

まず、扉を破壊。そして千冬が飛び出す。

「一夏どこだっ!!」

「出てきたわね…織斑千冬…!!」

「貴様か…一夏を誘拐したのは…」

「織斑千冬、覚悟!!」

「貴様如きで私を倒せるとでも思ったか?」

互いの近接用ブレードが火花を散らす。

「(頼んだぞ、一夏を助けてやってくれ。ここでできる限りコイツを食い止めねばならん。一夏、お前を救い出すために!)」

千冬と女は、鍔迫り合いをしている。

「何故攻撃しないの!」

「ふん、貴様には関係ない。」

「私を舐めやがって…!!」

攻撃してくるのをいなし、躱す。それが私の任務だ。

 

 

 

 

 




すいません…あまりにも長すぎて、一夏の専用機出せませんでした
本当にごめんなさい(ーー;)
次回には出せますので…
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