インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん 作:如月睦月
一夏やらかす。
さぁどうなるかな?
それでは本編をどうぞ。
新学年になって俺は弾に言われた事を実践していた。
それは「簪に出来る限り話しかける。」
これが俺の導き出した答え。
だが俺はやってしまった。
間違ったやり方を簪にしてしまい…
簪を傷つけてしまった。
「おはよう簪」
「お、おはよう一夏」
俺はいつも通り簪に挨拶する。
よしここからだ!
「な、なぁ」
「?」
「えーと、よく寝れたか?」
「え?う、うん」
よしいい感じだ。
「朝飯早く食べに行こうぜ。遅刻しちまうぜ」
「わ、分かった…」
俺は簪に「近」づくため決めた事をした。
この後の登校している時でも出来る限り簪と話した。
だけど簪の顔が暗くなっていた事を俺は気付けなかった。
こんなことを続け早数日。
簪は何処かしらやつれている様に見える。
簪に聞いても「大丈夫だから」としか言わなかった。
しかし事件は起きた。
「なぁ簪」
「…何?」
「本当にどうしたのか?」
「大丈夫だからっ本当に…」
「で、でも…」
「大丈夫だって言ってるでしょ!?それに最近の一夏は何!?私への当てつけなの?一方的にペラペラと!!」
「お、俺は…簪との…」
「うるさい!うるさい!うるさい!一夏なんて…
大っ嫌い!!」
「…!!」
大っ嫌い、これを言われ俺はようやく気付いた。
俺は簪に「近」づいたんじゃない。「遠」ざかっていたんだ。
それを聞いた時俺の心にはぽっかり穴が空いた様だった。
俺は俯いていた。顔を次にあげた時はもう簪の姿は無かった。
「うっ……うう…」
私は…何てことを言ったの?
一夏はきっと私のために話しかけてくれていた。
だけど私は…学校でいじめを受けていた。
そのため私は一夏の行動を「鬱陶しい」と思っていたんだ…
「……」
私は今公園にいる。一夏から逃げたのだ。
「…もう嫌だよぉ……」
私はもう泣きたくても泣けなかった。
いじめや私自身への嫌悪が強すぎて……
「簪…何処に行ったんだ……」
俺は簪を傷つけてしまった。俺のせいで…
「何やってたんだろうな…俺…」
俺は簪の事を考えず、俺は…
「馬鹿みたいだな…」
もう自分への責めの言葉しか無かった。
そのままフラフラ歩いていると公園があった。
俺はその公園に入ってベンチに座った。
そこで
「簪…?」
遊具に隠れている簪を見つけた。
「うう…うううう……」
「簪」
「!?い、一夏…」
簪はそこから逃げようとする。
が、俺は簪の腕を掴む。
「な、何するの?離して」
「離さない絶対に」
「離して!」
「離さねぇ!」
暴れている内に俺と簪はもつれてしまい俺達は倒れてしまう。
「くっ…」「…」
簪はそのまままた逃げようとするが
「待ってくれ簪!話を聞いてくれ!」
「…話だけ聞いてあげる」
「…簪俺は…その…」
ああ!もう俺はこんな時にもっ…!!
ええい!やけだ!
「簪!ごめん!!」
「!?」
俺は簪の目の前で土下座した。
「俺は簪の気持ちを考えずにっ…!本当にごめんっ!!」
簪は何も言わずにこっちを見ている。
「…それだけ?じゃあ私行くから」
簪はそのまま家の方角に向かい歩き出した。
だが俺は更識の家に戻りたく無かった。
簪と会いたくなかったから。
簪に嫌われた事を、思い出したくなかったから。
(なんで俺は簪に嫌われたくないんだ?)
『目をそらすな』
(なんで俺は簪に嫌われた事が悲しいんだ?)
『分かっているんだろう?自分の気持ちに』
(…だけど)
『逃げるな、自分自身から』
もう一人の俺にそう言われていた気がした。
ここまで考えれば誰だって気づくはずだ。
俺はー
簪の事が好きなんだ。
どうでしたでしょうか?
鈍感一夏ついに自分の気持ちに気づく。
が、遅かった。
次回救済くるか?
ではまた次回でお会いしましょう。