インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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どうも、如月睦月です。
一夏と簪初デートのはずが…
では本編をどうぞ。


初デート!のはずが

俺が簪に想いを伝えてはや一週間。

今俺と簪はというとー

「ねえ一夏早く帰ろ!」

「おう行こうぜ」

『な、なんだあいつ…』

『あの更識と…』

『隣の人かなりイケメンじゃない…』

『く、くやしい…』

簪と腕を組んで簪の学校から帰っている

周りから嫉妬の声が聞こえているが無視無視。

「今日デート…するんだっけ?」

簪は顔を真っ赤にして聞いてくる。

「ああ。だから早く帰ろぜ!」

「うん!」

俺と簪は走って学校から屋敷に帰っていく。

 

 

「よっしゃ行こうぜ簪!」

「うん…!」

よし財布OK、服装も大丈夫だな。よし行くか…ってなんだ?

あの玄関を立ち塞いでいるのは…

「簪その人誰?」

「あ、美乃梨さん…」

美乃梨?確か…三島家の当主代理の人だったかな?

「そのなんか貧相な男は誰って聞いてるの簪」

「…貧相じゃないもん。一夏は私の…ううう…」

お、おい簪!大切な所で言葉に詰まるな!

「アンタ簪の何?場合によっちゃ消すわよ?」

「俺ですか?彼氏ですが?」

「…本当かしら?簪?」

「ううう…」

簪がまだ悶絶してる…まずくないか?これ。

「アンタちょっと来い。決闘よ」

「はぁ?」

なんなんだこの人…いきなり決闘とか…もしかして…

「まあ決闘って言っても私が勝つに決まってるけどね。アンタ男だし」

ああやっぱり。この人女尊男卑に染まってるな…

「じゃ訓練場に来なさい」

「…はぁ」

俺は取りあえず着いていく。そして簪の手を引っ張って訓練場に行った。

その時の簪の顔は鬼を連想させたよ…ホント怖かった……

 

「…一夏後でお仕置き」

「…酷くしないでくれよ」

「それは一夏次第。頑張ってね」

「今度埋め合わせするよ。じゃ行ってくる」

簪には正気に戻った後ちゃんと事情を説明した。納得がいかない顔だったが「お仕置きでもなんでも受ける」と言ったら満面の笑みで「じゃあ…一夏の言う通りお仕置きしてあげる。デートしてくれなかった罰としてね?」

…やめて簪。その笑顔は悪魔の笑みだから……

俺は訓練場にISを展開せずに入る。するとさっきの美乃梨って人が先にいた。

「一つ賭けをしない?」

「賭けだと?」

「私が勝ったら簪に二度と近づくな。私が負けたらアンタが一つ命令していいわよ」

「OKだ」

さて。いい賭けだ。どんな事をさせようか。

「それとアンタに一つ聞きたいんだけど?」

「なんだ?」

「なんでアンタの様な貧相な男が更識にいるのかを聞きたいんだけど」

「先代の楯無さんが俺を鍛えるために」

「嘘ね」

うわぁ。言い切る前に否定したよ。男の言う事信じません、てか?

「何で嘘つく必要があるんだよ?」

「男はそういう嘘を言って女を騙すのよ。大方簪のことも脅してるんで「はぁ?」……何か?」

今俺の頭の中で「ブチッ」って音が聞こえた。気のせいじゃないな。

「あんたみたいな腐った風潮に染められてる女の方があんたが見下してる男よりもクズに見えるな俺は」

「……男風情がぁぁあ!!!!」

そう言うと美乃梨って人がISを展開して俺に突っ込んでくる。さてあんたが先だぜ?文句は受け付けんぞ。

俺もISを展開する。モードはウッドだ。

「なっ!?」

「どうかしたか?」

一夏はウッドの盾でIS『打鉄』のブレード『葵』を受け止める。

「何で男のお前がISを!?」

「さぁな?」

美乃梨が驚いている内に一夏は盾を操作し横から盾を突撃させる。

「ぐっ」

そのまま美乃梨は横に吹っ飛んでいく。その隙に一夏はモードをライトニングにし、ブレードを持ち瞬時加速(イグニッションブースト)で近づく。

「さぁこれで終わりかな?」

「調子に…乗るなっ!」

「おっと」

『葵』を振り、美乃梨は一夏との距離を置く。

「(なぜだ!なぜ私が男風情にやられるんだ!)」

今現在美乃梨の頭の中ではその事が反響していた。

貧相な男(一夏)は美乃梨の考え事などお構い無しに攻撃してくる。

「(くそっくそっくそっ!!)」

いつしか美乃梨は防戦一方。そして一夏の剣さばきについてこれず一発腕にもらってしまう。

そしてそれを歯切りにどんどん別の場所もやられはじめついにエネルギーは0に近くなっていた。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

「どうした?肩で息してるな。分かったかあんたじゃ俺には勝てない」

「何故だ!何故勝てない!」

「あんたが俺、いや男を見下してる時点であんたの負けだよ」

「どういう事だ……」

「つまりだ、女はISを動かせるからこそ『偉い』と勘違いしてる訳だ」

「勘違い……だと?」

「女尊男卑なんてISがあるから成り立ってる事。じゃISがなくなればどうなる?」

「…それは」

「さらに『男は女より劣っている』。ならば女に男のやってる仕事…力仕事とか出来るか?」

「……」

美乃梨は黙ったまま一夏の話を聞いている。

「所詮女尊男卑は腐った女共の巣窟。あんたみたいな優秀な女が腐った女共と同レベルとして扱われたいか?」

「…私が優秀、だと?」

「ああ。今回はあんたが冷静さを失ってたからな。それでも俺の攻撃を躱していた。そりゃ優秀な奴じゃなきゃできないさ」

「…ああそうだな」

美乃梨は展開していたISを待機状態に戻す。

「…君の言う通りだな。女にもできない事はたくさんある。だからこそ男はいるんだな」

「本来は男女平等なんだがな。もういいか?」

「ええ。今回は私の負けよ。命令でもなんでもしなさい」

「じゃあ」

俺は右手を差し出す。

「どういう事かしら?」

「握手ですよ、友情のね?」

「ふ、ふふふ…あははははは!面白いわね貴方。確か名前は…」

「織斑一夏です。現在簪の彼氏です」

「そうそう。その名前。で、それ本当なのかしら?」

「もちろん」

「…まぁ信じるわ。だからこそ裏切ったら」

「ええ。煮るなり焼くなりどうぞご自由に」

「覚悟は一丁前ね」

「俺が簪を愛しているのは本気ですから」

「いいわ。その覚悟に免じて許してあげるわ」

「どうも。で、貴女の名前は…」

「三島美乃梨。よろしく」

「ええこちらこそ」

そうして俺は美乃梨と握手をした。

 

 

「で言っとくけど私は刀奈と同い年よ?」

「ゑ?」

訂正。

俺は美乃梨さんと握手をした。ていうか年上だったのか……




どうでしたでしょうか?
美乃梨さん復活。
女尊男卑に染まった女を書けたかな?
次回簪のお仕置きだべぇ〜。
ではまた次回でお会いしましょう。
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