インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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どうも、如月睦月です。
今回はようやくの初デートです。
もちろん事件もありますよ?
では本編をどうぞ。


初デート

決闘から数日。5月に入ってすぐの日曜日。

俺は玄関で簪を待っていた。

「もうそろそろかな…」

実を言うと前の夜に興奮しすぎてあまり寝ていない。というか寝られなかった。

おかげで睡眠時間が1時間もいってないかもしれない。

集合は朝9時半。現在朝の9時15分。何故もうそろそろと言ったかって?

簪は集合時間の15分前には来るという癖がある。その癖を見越しての行動だ。

「おはよう一夏」

来た来た…グハッ!!

「い、一夏?」

「な、なんでもない。なんでもないんだ。なんでもないに違いない」

簪の私服は、カーディガンに下はスカート。に、似合いすぎているぞ!

「?変な一夏」

「い、行こうぜ!早くな!」

「え、ええちょっと一夏!」

俺は簪の手を引っ張って外に出る。ああやっちっまったよ。

そして一夏達が玄関から出た直後

「虚ちゃん外に入ってくるね」

「お嬢様、まだお仕事が残っておりますが」

「……後でね?」

「ダメです」

「え、ちょ、は、離して〜!!」

引きずられていく楯無(シスコン)だった。

 

 

「一夏、これはどうかな?」

「うーん、簪のイメージとは違うんじゃないか?」

「じゃあこれ」

「おお…それいいんじゃないか?」

「本当?じゃあ買ってくるよ」

「待て待て俺が買ってくる」

「え?でも…」

「俺が選んだんだ。俺に買わせてくれ」

「う、うん…」

顔真っ赤の簪、可愛いな」

「へ!?」

あ、やべ。声に出ちまったか?

「あ、あのー…そのー…あ、ありがとう?」

「ど、どういたしまして?」

なんだこれ。デート中なのに何この空気。

「とりあえず買いに行こう!」

「う、うん!そうだね!」

なんとか変な空気を脱したぜ。にしても本当あの変な空気は二度とごめんだな。

 

 

 

「でも本当にいいの?」

「ああ平気さ」

カゴの中にある服はカットソー(タグに書いてあった)だ。

簪が選んだ服。そして簪には内緒の『プレゼント』もある。

んでもって現在レジ待ち。すると

「貴方どいてくれる?」

ああここにも出没したよ。

「なんでですか?」

「女に対してそんな態度!?いい?私が叫べば貴方は牢屋行きよ?それでもいいの?」

はぁ面倒くせぇ。こういう風潮の方々には『説教』だな。

「あんた大人ならよ、順番も待てないのかよ。そんな急いでるわけ?」

「うるさいわね!女に逆らってるんじゃないわよ!」

「そうやって話を逸らすんですか?俺は聞きましたよね?『急いでるのか?』って。質問位答えろや」

「私は社長よ!!」

「本当話を聞きませんね。…ふざけるのも大概にしろよ?」

「な、なに「質問に答えろ」だ、だか「質問に答えろ」いいかげ「質問に答えろ」…」

女は黙りこくる。さてと始めようかな?

「質問その一、貴女は急いでいますか?」

「…いいえ」

「質問その二、貴女は何様ですか?」

「……」

はい黙った。これで終わりかな?

「ISを動かせる女だと思って変に偉ぶらないでください。というか貴女IS動かせるんですか?」

「…そんなもの乗らないわ」

「だったら偉ぶらないでください。ISを動かせる女が偉いっていう訳でも無いですがそんな訳のわからない理由で順番も守らないなんて人として間違ってますね」

「…チッ男はこれだから……」

言い負けて退散かよ。本当に女尊男卑は常識すらも守れない女を作るのか。

ってレジ次俺か。

 

 

 

「一夏遅かったね?」

「まあ常識知らずの奴を説教してたらな」

「?」

「知らなくていいさ。で簪は大丈夫だったか?」

「……男に絡まれた」

「よしそいつらどこだ。ぶん殴ってやる」

さて俺の彼女を誑かした奴、覚悟しろよ?

「でも一夏の知り合いの人が助けてくれた」

「知り合い?」

「五反田って人…」

弾、今回は感謝するぜ。まじ感謝。

「で、そいつ誰と来てたんだ?」

「妹さんと」

「ああ蘭か」

「蘭?」

「帰りながら話すよ。じゃデートの続きだ」

「うん!」

この後俺達はクレープを食べながら屋敷へと戻った。

 

 

「もしもし弾か?」

『おう一夏どうした?」

「あのよ…俺の彼女守ってくれてありがとよ」

『え?あの子お前の彼女だったのか?』

「ああそうだが」

『やっと気付いてやれたのか』

「そういうことだ」

『まあ女の子を強引に連れてく、なんて同じ男として見るに堪えないからな』

「本当にありがとな」

『おう。男として当然のことをしたまでだ』

「お前それ聞いてる限りだとモテそうなのになんで彼女出来ねぇんだ?」

『…俺に聞くな』

「…すまん」

『じゃおやすみー』

「おうおやすみ」

夜、俺は弾にお礼を電話で言っていた。弾モテそうなのになんでモテないんだろう…

さてとそろそろ簪がプレゼントに気づく頃かな?

 

 

 

私は一夏に買って貰った服を見ていた。

「一夏に初めて買ってもらった…ふふっ」

今私の顔は、はたから見たら変な人に見えるだろう。

「もう寝なきゃ…」

時計を見るともう夜11時前。服を片付け入っていた袋も片付けようとしたら何かが落ちてきた。

「何これ…」

それは小さい包み。包んでいる紐を解くと中からペンダントが出てきた。それと手紙が。字は一夏のものだった。内容は

『簪へ

それは俺からのプレゼントだ。服以外にも何かいいものはあるか、と美乃梨さんに聞いたらこういうものがいいと聞いた。だから入っているペンダントをプレゼントにさせてもらった。喜んでくれるか?』

「…喜ぶよ。ありがとう、一夏…」

私は泣きながらそのペンダントを持っていた。

 




どうでしたでしょうか?
一夏の女尊男卑嫌いは千冬より遺伝(?)しております。
次回弾中心として話を展開します。
ではまた次回でお会いしましょう。
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