インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

38 / 59
決着

「なっ…」

「続きだ…もっと楽しませろよ!!」

私は目を疑った。先ほど破壊したはずのISが「姿」を変えて目の前に現れたから。

「くくく…ツメが甘かったな…追撃してりゃお前さんの勝ちだったのによぉ…。

もしかして、手を抜いちゃったのかな?」

「…」

否定できなかった。だって私と戦っているのは、妹の大切な人。

命を奪う、なんてできっこない。

「まぁいいや。じゃさっきの続きと行こうぜ!!」

「!!」

そう言った(ダークネス)は背中に出てきた翼らしきモノを羽ばたかせた。

すると

 

 

「んーまぁこれくらいかなぁ?」

 

(う、そ…)

ありえないスピードだった。たった一瞬で私の後ろにいたのだ。

「くっ!!」

「遅い遅い」

そう言ってまた「消え」た。私は咄嗟に後ろを向いたが何もない。しかし

「おいおいこんなもんかよ…がっかりだぜ、なぁ?」

今度は正面から聞こえてくる声。もう人を超えていた。

「何でそんな速度を出せるのよ…」

「さぁ?」

(ダークネス)はそう言うとブレードで私の装甲を斬りつけてくる。

「ちっ!!」

「ははは、いくらあがいても無駄さ」

「そんなのやってみなきゃ分からないでしょ?」

「口だけだな」

正直、強がりを言っていないと目の前にいる悪魔(ダークネス)に勝てる気がしないのだ。

視界もセンサーで補正されていてもブレてきている。

「まだまだぁ!!」

「うっ…」

私の霧纒の淑女(ミステリアス・レイディ)の装甲がだんだんとひび割れが大きくなっていく。

(もう、耐えれないわね…)

さっきから霧纒の淑女(ミステリアス・レイディ)のセンサーから警告音が大きく鳴らされてくる。

もう限界だった。

「終わりだな」

「その、ようね…」

悪魔(ダークネス)はブレードを上に振り上げていた。

「さっきの強がりはどうした?」

「私は女の子よ?」

「けっ最期は女の子発言か?」

「そうね」

「…遺言ってヤツは今のでいいか。じゃあな、女の子」

そう言って(ダークネス)はブレードを振り落ー

 

 

 

「…え?」

「う、ごけってんだ…!!この…!!」

せなかった。何故なら、

「エネルギー、切れ?」

「なんで…だよ!?」

(ダークネス)は振りかぶった形で銅像のように硬直していた。

そうだ。冷静になれば分かるはずだ。

人を超えた速さ。人としてはあり得ない破壊力。

そんな人外の力をISでやろうとすればエネルギーを大幅を消費する。

「当たり前な事を忘れるなんて…」

よく思い出してみればあの背中にあった翼のようなモノ、ブースターのようにエネルギーを出してた…。

「どうやら…私、貴方に…あまりにも怖がってたようね」

「くそっまだだ…!『ホンモノのオレ』の時間なんだよ…!出てくんな…『ニセモノ』ォォォ!!!」

「ホン、モノ…?どういう、こと?」

くっ、意識が…遠のく……

「教えてやる。オレーホンーーでヤツはーーモノで…オーーー本当の名はーーー」

もう、意識が……

「『クロード・I・ファランクス』」

そして彼の名を聞いて、私の意識は闇に消えた。

 

 

 





お久しぶりでございます。如月睦月です。
以前の投稿より一ヶ月と17日振りです…。
スマホ破壊され+公務員試験により
このように投稿日が大幅に空いてしまいました。
本当に申し訳ないです…。
今回の対決はあっけない終わりでした。
そして闇の名前。『クロード・I・ファランクス』。
(闇の名前は重要かも?)
これからは毎日は難しいですができるだけ早めに投稿したいです。
また次回でお会いしましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。