インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん 作:如月睦月
束さん初登場。
今回でようやく、ですかね。
俺は誘拐犯の女を担ぎ、下に降りる。
建物からは誘拐犯達が次々と連行されているところだった。
「そこの君…ソイツは?」
「コイツも誘拐犯の一人です。」
「ありがとう、ご協力感謝する。さぁ歩け!」
女はドイツ警察の人に無理やり引っ張られ、連行されていった。
「ふぅ…」
「一夏!」
後ろから大きな声を掛けられた。この声は…
「千冬姉?」
「バカモノ!心配したんだぞ!!」
「ち、千冬ねっ…く、苦しっ…」
千冬姉に抱きつかれる。あの、その、む、胸が…
「す、すまん。それで一夏怪我はないか?」
「大丈夫だよ。」
「そこのお二人、ちょっとよろしいですか?」
さっきの威圧がありそうな人だ。どうしたんだろ?
「織斑一夏君、だったか?」
「は、はい…」
「君は何故、ISを動かせる?」
「何!?一夏お前…」
「正直分かりません。俺も驚きました。」
千冬姉も驚いていた。そりゃそうだわな。
「……アイツに聞いてみるか。」
そう言って千冬姉は携帯を取り出した。
「もしもし、私だ。」
『もすもすひねもすー?ちーちゃんのアイドル、篠ノ之たばー』
ブツッ
ピリリリ
ピッ
『ひどいよ!ちーちゃん!!そっちからかけてきて切るなんて!』
「貴様が悪い。用件を言う。」
『いっくんがISを動かしたんでしょ?』
「!?何故それを」
『いまからいくねー』
「何?どういうー」
すると突然、空から『ニンジン』が降ってきた。
「「「「!!?」」」」
そしてそのニンジンは地面に突き刺さり、中から出てきたのはー
「ちーーーーーちゃーん!!!いっーーーーーくーー…ぐえっ」
「貴様は普通に来れんのか。」
「あ、あははーちょっとした…いたたたた!!!ちーちゃん!やめて!」
うわさの大天才(大天災)篠ノ之束さんだった。
そして、その直後千冬姉の必殺技、アイアンクローが束さんの顔に炸裂した。
ていうか束さん、アレ耐えれるってすごいな……
一説ではあのアイアンクローはどんなものでも一握りでコナゴナにするとかしないとか。
そのアイアンクローをスルリと抜け出した束さんは俺の所へ来る。
「じゃ、とりあえずいっくんのISを見せてー」
「あ、はい。」
俺は待機状態のISを束さんに渡す。
待機状態のISは、ペンダントの様な形だ。
「じゃ、10分くらいで終わるからー!」
そう言って束さんは姿を消した。
「……ここは」
「隊長。大丈夫ですか?」
目を覚ました場所はテントの下だった。
「状況は?」
「誘拐犯達は全員ドイツ警察の手により、連行されました。例の少年も無事です。」
「良かった…」
私は安堵して、立ち上がる。
「隊長!?ま、まだ立ってはー」
「私は大丈夫。」
そう言って私はお父さんを探しにいった。
「そうか、分かった。」
「どうしたんですか?」
俺は威圧がありそうな人に尋ねた。
「君が助けてくれた女の子ーあれは私の娘でね、先程目を覚ましたそうだ。」
「よ、良かった…」
俺が助けたあの女の子は無事だったか…本当に、良かった……
「ああ、そういえば君には私の名前を言っていなかったな。」
「あ、そうですね。」
「私の名前は更識楯無。よろしく」
「ええっと、俺の名前は織斑一夏です。よろしく」
俺と楯無さんは互いに握手をする。そこへー
「あ、お父さん…」
「おお、簪。いいところに来たな。」
さっきの少女が来たのだ。
束さん登場、そして一夏と簪の初めての出会いです。
どうでしたでしょうか?
次回でドイツから日本へ帰る予定です。
では、また次回。