インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

41 / 59
友情

「ど、どこ行くの、かっずー」

「そろそろ着くから…お、ここだよ」

私はかっずーに手を引っ張れたまま部屋の前まで連れいかれた。

「え、ここは…」

「じゃあ俺はここでな、ちゃんと言えよ」

「ま、待っー」

かっずーはそのまま何処かへ走り去ってしまった。

「……」

私は戸惑っていた。部屋の扉をノックするか、しないか。

そうしていると突然扉は開いた。

「誰かいるの?…本音?」

「あ…」

その部屋の主であるかんちゃんが出てきたのだ。

「どうしたの?本音」

「え、えっと…その…あの…」

言葉が出てこない。喋ろうとしてるのに言葉が出ない。

そんな姿をかんちゃんは見て

「本音、話があるなら部屋入って?」

私はその言葉に従って部屋に入る事にした。

 

 

「えっと本音、何か話があってきたんでしょ?」

私はかんちゃんの部屋に通された後に部屋の椅子に座った。

かんちゃんは私の前の椅子に座っている。

「うん…」

「話してみて?」

「……」

だめだ。やっぱり出ないよ。今更どんな顔して謝ればいいの…?

頭が真っ白になる。そしてそのまま俯いてしまう。

するとかんちゃんが口を開いた。

「ねえ本音そのまま聞いて?」

「……」

「私、今日の事…私のせいだ、って思ってる」

…え?

「一夏も、お姉ちゃんも、そして本音も悪くない。全部私が悪いの」

違う、かんちゃんは悪くない…

「だからね、本音。そんなに気に病まないで?これは私の責任」

やめて…

「本音、だからさ?もういつも通りの本音でいて?そんなに暗い本音は本音じゃないよ……」

「やめて!!!」

ようやく出せた声。その声は涙交じりだった。

そしてそのまま続ける。

「違うよ…全部私のせいだよ。かんちゃんは何も悪くないよ。責任は全部私にあるの!!」

「ほ、本音?」

「だから謝らせて!!ごめんなさい!かんちゃんを誤解させちゃってごめんなさい!」

わたしはその場に立ち上がって頭を下げる。

「…本音、顔を上げて?」

そのかんちゃんの声は少し怒っていた。

覚悟は出来てる。何でもこい、だ。

そして私は頭を上げる。

「……」

そしてきたのは

「えい!」

「痛っ!?」

かんちゃんのデコピン。

い、痛いよ〜…

「もう…本音、遅いよ」

「へ?」

「数馬君から聞いたよ?本音が部屋から出てこないって…どうして?」

「…かんちゃんに嫌われたと思ったの。だからもう…」

「違うよ本音、今日謝まらないといけないのは一夏でしょ?」

「で、でも!」

「いいの私は。だから本音、一夏のところに謝りに行って?」

「…本当に?」

「うん。だから…」

「分かったよ。かんちゃん、本当にごめんね。私おりむーの所行ってくる」

私はかんちゃんに一礼して部屋から出てそのままおりむーの部屋に向かった。

本音が出た直後簪は呟いた。

「私って卑怯者、だね…」

 

「おりむー!ごめんなさい!」

「へ?」

俺は突然部屋に来た本音に謝られた。

因みに今現在部屋にいるのは俺と本音。

先程本音が部屋に来て突然これだ。

「え、えーと、どゆこと?」

「今日の事、私がかんちゃんを誤解させちゃったから起きちゃったの…」

「そ、そうなのか?」

「だから、誤解させちゃってごめんなさい!」

本音が頭を下げて謝ってくる。

「お、おい頭を上げてくれ」

「……」

「別に俺は気にしてないぜ。それに悪いのは俺だし」

「へ?」

「今回、こんな事態になったのも俺が力に飲まれたせいだし。今度は飲まれないよう訓練するぜ」

「おりむーって、バカなんだね」

「なぁ!?」

「…でもありがとう。だからお礼に何かしたいんだけど…」

「じゃあちょっといいか?」

「え?え?」

そう言って俺は本音に手を伸ばした。

しかし本音よ、なぜ顔を赤くするんだ?理由がわからん。

 




どうも、如月睦月です。
総UA数6万突破です。
あとはお気に入り数が…
亀更新になっていますが頑張ります。
ではまた次回でお会いしましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。