インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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最悪の

「本音…」

「な、な、何!?おりむー!?」

おりむーは私の肩を掴んで来た。

もしかしておりむー…いやいやでもおりむーにはかんちゃんが…!

そしておりむーは言う。

 

 

「あ、足がつった…た、立たせてくれ」

「ほぇ?」

え?足がつった?

「立とうとしたらいきなりつった…。マジ助けて…」

「カッコ悪いね〜」

「なんとでも言え」

ダサいな〜おりむー。でも私の肩を掴む手の力は強かった。

 

足がつって数分後。本音に助けてもらってなんとか立ち上がり目的の部屋に向かった。

「……」

部屋に近づいていく度に心臓がバクバクとなっていく。

そして目的の部屋にたどり着く。

簪の部屋にだ。とそこで

「こんばんわ、一夏様」

「あ、智人さん…」

「どうなされたんですか?」

「簪と話をしようと思いまして」

「今からご夕食ですがいかがなされますか?」

あ、もうそんな時間なのか。どうりで腹がなるわけだ。

だがその前に

「先に簪と話をさせてくれませんか?」

こっちが優先だ。

「分かりました。お嬢様には私から話しておきますので」

「すみません、ありがとうございます」

智人さんは再び食堂の方に向かって歩いていった。

「行こう」

俺は覚悟を決めて簪の部屋の扉にノックをする。

『誰?』

すぐに返事が返って来た。寝てはいないようだった。

「俺だ、一夏だ」

『一夏?どうして来たの?』

「話があるんだ。部屋に入れてくれないか?」

『…後でしてくれない?』

「今じゃダメか?」

『まだ気持ちの整理が整ってないから…30分後に海岸に来てくれる?』

「…分かった。30分後に行くよ」

『……』

「簪、夜ご飯いるか?」

『いらない…』

「そうか…じゃあまた後で」

俺は夕食を食べに食堂に向かった。

 

 

「ねぇ一夏君」

「はい?」

約20分後。

俺は夕食を食べ終わり、片付けを終えたその直後に刀奈さんがやって来た。

「…簪ちゃんは?」

「まだ気持ちの整理がつかないらしいです…」

「そう…簪ちゃん、出てきてくれるかしら…」

「俺がなんとかします。そろそろか…」

俺は時計を見る。

簪が指定した時刻の5分前だ。

「そろそろって?」

「簪に呼ばれたんです。30分後に海岸に、と」

「…一夏君お願いするわ。簪ちゃんの事」

「任せてください」

そう言って俺は海岸に向かった。

 

 

「簪」

「こんばんわー夏」

海岸に行くと既に簪は居た。

「それでどうだ?気持ち整ったか?」

「うん」

「それで…」

「その前にさひとつ聞いていい?」

「なんだ?」

「一夏は今日の事、どう思ってる?」

「…今日の事は俺が悪いと思ってる」

「どうして?」

「俺は心の闇に身を任せてしまった。だから…」

「その心の闇を引き出したのは誰?」

「…俺だ」

「違う。私だよ。私があんな酷いことを言ったから」

「だ、だけど…」

「私、一夏の近くにいたらダメだよね?」

「え…」

な、にを…

「私、決めたの」

やめてくれ…

「一夏、短い間だったけど…」

やめてくれ、簪…!!言わないでくれ!!

 

 

「別れよう?」

 

 

 

 

 

 




どうも、如月睦月です。
さて最悪の結果に。
え?ヒロインがいない?大丈夫です。
きっと。(:(;゙゚ω゚):おい)
ではまた次回でお会いしましょう。
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