インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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簪先生のIS講座

「えーっと、なにこれ簪」

「ISに関する法律、条約がまとめられてる本」

「これが?電話帳の間違いだろ」

俺の目の前に置かれた電話帳サイズの本。

簪曰く、「代表候補生はこれをほぼ覚えてる」との事。

…俺は3日で投げ出しそうだ。

数日前に束さんが俺を世界で唯一男でISを動かせるとTVで公開した。

そのおかげで俺はこうしてISの事について、簪に教えて貰うために更識邸にお邪魔している。

ちなみに更識邸に行ったのは深夜。パパラッチ等がいない時に行かせてもらった。

最近はまた更識邸に寝泊まりするようになった。

「はい、まずは最初のページ開いてね」

「え?何このペラ紙、本当に電話帳だろ」

「違うからね。まずは声に出して音読から」

「えーっと…『第1条・ISは軍事利用、その他違法な行為のための使用を禁止する』」

「どんどん行くからね、次」

「『第2条・ISは各国支給されたコアにてISの開発を命じる』」

「その調子で読んでって」

「…はい」

こうして読み続け1時間。

「…『第121条・ISの使用についてはアラスカ条約にて制定された使用方法しか認めない』」

おかしい。1時間読んでまだ半分どころか3分の1も行ってない。しかも法律は同じ言い回ししか言ってない気がする。

「一夏大丈夫?」

「えーっと…なんか同じ事しか言ってない気がするんだが……」

「ちょっとずつ内容を変えてるから違うものになってる」

「あぁ……なんで束さんは俺の事をバラしたんだ……」

頭を机に突っ伏していた時、突如その人はやってきた。

「はぁーい、一夏君。困ってるようね〜♡」

「よーし、やる気出てきたぞー。頑張って覚えよっと!」

「ちょっ、一夏君その反応酷くない?」

「一夏手伝うね。どこか分からないとこある?」

「え?簪ちゃんも?」

やってきたのは楯無さんだ。正直言って今何されるか分からない。だからこそのスルーだ。

「もーおねーさん、傷ついたぞ?おねーさんは2人に仕返しするぞ〜」

『仕返し開始』と書かれた扇子を広げ俺達に歩み寄って来る楯無さん。

だがしかし運が悪いというのか、偶然か、

「……お嬢様?」

「ひっ……な、何かな〜虚ちゃん」

楯無さんが後ろを向くと

目が笑ってない虚さんが立っていた。

「またお仕事をサボって何しているのですか?」

「えーっと……息抜き?」

「貴女の場合、何時でも何処でも息抜きでしょう……さぁ行きますよ」

「えっ、ちょっ…虚ちゃん!首根っこ掴まーグエッ」

「すみません、一夏さん、簪お嬢様。では失礼致します」

「あああ、離して虚ちゃん!ほ、ホントに首がしまってるってばー!!」

こうして楯無さんは退場した。

「なんだったんだろうな」

「さあ…」

俺達は再び勉強を始めた。

 

こうして何日も何日もISについて勉強した。

時には虚さんが教えてくれた時もあった。その時は簪と本音も参加した。

そしてあっという間に冬休みを越え、中学の卒業式となった。

「うん、時間の流れが早すぎだろ」

「普通じゃね?」

「普通だろ」

「そうなのか?」

「そこら辺はいいだろ。ま、お前はIS学園で頑張りな」

「本音に手出すなよ?」

「数馬、流石に他人の彼女に手を出すほど俺は馬鹿じゃない」

「お前は無意識で女の子を落とす唐変木だからよ」

「だからなんだよそれ」

「まーいいだろ、そろそろ卒業式が始まるから準備しようぜ」

「おうそうだな」

「ああ」

 

色々あった中学生生活。

特にISを動かした時には人生で1番驚いたな。

簪と出会って、それから付き合い初めて、衝突したけど仲直りして。

さらには、婚約して。

でも今考えると中学生で婚約って…。早すぎか?まあいいや。

ま、とりあえず

『卒業証書授与、代表織斑一夏』

「はい!」

卒業証書を受け取りに行きますか。

 

こうして俺達は中学校を卒業した。

来月からはIS学園か。頑張るとしますかね。




あけましておめでとうございます。
如月睦月です。

……遅すぎですね。
更新が遅れてしまい誠に申し訳ございませんでした。


そしてようやくIS学園編突入です。
やっとです。やっと……,
では皆さん、また次回お会いしましょう。
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