インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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IS学園編
入学、IS学園


春。

それは色々な物事の始まりだと俺は思う。

学生は入学式だったり、又は入社式だったり。

そんな俺、織斑一夏もこの春高校生になったー

 

 

 

まではいい。

「皆さん、入学おめでとうございます。私は副担任の山田真耶です。一年間よろしくお願いいたしますね」

現在の状況を確認だ。

まず現在地はIS学園。

IS学園は日本に作られた『IS教育機関』である。

IS学園に入学した者達は三年間、ISについて学ぶことになる。

だがしかし、ISには大きな欠点がある。

それは女性しか動かせないこと。結果として、

(視線が痛いぜ……)

クラスを見渡せば、女子、女子、女子。

俺以外は全員女子。

そして席は真ん中の一番前。

普通ならば喜ぶべきなのだろう。

が、現実は全く違った。俺は思った。

 

ハーレムなんて、この世には無いんだ……。

 

だって視線のひとつひとつが痛いというか何か気持ち悪いというか。

こんなのに耐えられるのは余程の馬鹿なヤツではない限り無理だろうな。

 

「……君、織斑一夏君!」

「は、はい!?」

突然呼ばれたせいで声が裏返った。おかげて周りからクスクスと笑いが…。

声の主は山田真耶先生。上から読んでも下から読んでも『ヤマダマヤ』だな。

「大声出してごめんなさい。でも次は『お』の織斑君なの。だから自己紹介をしてくれるかな?」

「は、はい」

あれ?いつの間に自己紹介なんて始まってたんだ、じゃなくて早くしないといけないな、呼ばれたんだし。

立ち上がり後ろを見るとじっと 俺の方に視線が集まる。

(やっぱきつい…)

手短に終わらせよう。

「織斑一夏です。趣味は家事全般。特に料理かな?ISのことについては初心者だしあまり期待をしないでくれ。あと、気軽に話してくれると嬉しい。一年間よろしく」

そう言って座ろうとした瞬間

『キャーーーーー!!!』

グオオオッ!?み、耳がぁ!?

『ステキ!料理できるイケメン!』

『しかもクール!』

『ぜひ私を嫁に!!』

まるで音響爆弾のような黄色い悲鳴。

最後、スマンが俺にはもう婚約者がいる。諦めてくれ。

「と、とりあえずよろしく」

そう言って俺は席に座った。その直後、扉が開く。そして

「山田先生、すまない。HRを押し付けてしまい」

「いいんですよ、これくらいは。織斑先生も自己紹介をしますか?」

扉から入ってきたのは千冬姉。

あれ?なんで千冬姉がここにいるんだ?

「そうだな、そうさせてもらおう。諸君、私が織斑千冬だ。私の目的は貴様達ひよっこを一人前にする事だ。

私の言う事には逆らってもいいが…他の先生の言う事には逆らうな。いいな?はいかyesで答えろ」

選択肢が決まっているが…でもまぁいいの『キャーーーーー!!』グァァァァ!?またか!?

「本物よ!本物の千冬様よ!」

「ずっとファンでした!サインをください!!」

「千冬様に憧れて、この学園に来ました!!北九州から!」

「千冬お姉さまのクラスに入れて私、最高です!」

「私、千冬様の為になら死ねます!!」

うん。最後、立派なアピールだな。

「……よく、これだけの馬鹿者共が一つのクラスに固まったものだ。狙っているのか?」

千冬姉が頭に手を当てている。あの顔からして結構うっとうしがってるな。

「きゃああああ!!もっと叱って!罵ってー!」

「でも時には優しくして!」

「そして付け上がらないように躾をして!!」

…うん。これは千冬姉に同情したい。

「あー、私からは以上だ。織斑の次から自己紹介を続けてくれ」

もうめんどくさいと判断したのか、自己紹介を再開させた。

 

何人か進んだ後、山田先生が

「次はクロエさんですね」

「はい」

銀髪の、目を閉じている少女が呼ばれ、少女は立ち上がる。

「私はクロエ、クロエ・クロニクルです。好きな様にお呼びください」

「クロニクルの自己紹介と合わせ、紹介しておく者がいる。入ってきてくれ」

そう千冬姉が言って入ってきたのは

「皆様、初めまして。私は佐宮亮介という者です。クロエお嬢様の執事をさせていただいております。

日常生活の中ではあまり関わりがございませんが、クロエお嬢様共々よろしくお願いいたします」

燕尾服を着た亮介さんだった。

『キャーーーーー!!』

本日、三回目の音響爆弾。俺はもう慣れたぞ。

「本物の執事!しかも超イケメン!」

「これはそそられるわ!!」

「織斑×佐宮……イケるっ!」

おい最後、やめろ。

「あー、クロニクルは企業代表としてやってきている。この佐宮執事はクロニクルの見極め役としてここにきている。迷惑をかけないように」

ていうかなぜ亮介さんはこんな所に……。後で聞いておくか。




どうも、如月睦月です。
やっとIS学園編です。

更新を早めるよう頑張ります。

クロエ、早々に登場。
こういうのもアリですよね?

ではまた次回お会いしましょう。



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