インフィニット・ストラトス IS〜ヒロインは簪さん   作:如月睦月

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更新速度が遅い…!
ダメだ、これじゃあ…
頑張って更新速度早めるように頑張ります。


日常と目的

訓練を終え、俺と簪は部屋に戻った。

「部屋の事に関しては楯無さんに感謝だな」

「うん。かなり無理を通したんだって。お義姉さんを巻き込んで」

「ち、千冬姉まで巻き込んだのかよ…」

「お姉ちゃんは使える物や人はとことん使うから」

千冬姉にも後でお礼言わないと……。

「ま、とりあえず部屋に入るか」

鍵を開け、扉を開けると

「お帰りなさ〜い、ご飯にする?お風呂にする?」

それを聞いた俺は何事も無かった様に扉を閉め、簪の方に振り返り

「簪、部屋を間違えた。行こう」

「うん、そうだね」

簪も事態を把握したのか了承する。

「ちょっと!?二人共それは酷くない!?」

すると部屋から勢いよく楯無さんが出てきた。格好はビキニ。何故ビキニなのか分からない。

「いや、痴女がいる部屋に俺達が入るとは思わないんですが……」

「ちょ、一夏君さらっと私の事痴女って言ったわね?」

「私もこんな痴女なお姉ちゃんとは思ってなかった」

「……簪ちゃんに言われると物凄い心が抉られるわね」

楯無さんは扇子を弱々しく開く。そこには『心が……』と書かれていた。

「とりあえず部屋に入らさせてもらいますよ、荷物も出さなきゃいけませんし」

「うんうん、そうね。じゃ入ってきなさい」

俺達は楯無さんに促され部屋に入った。

 

 

「おー、かなり広いんだな」

「ベットもかなりの大きさだね」

「確かに。……今度一緒に寝てみるか?」

「えっ、い、一夏それ本当!?」

「か、簪!じょ、冗談で言ってみただけだ!」

「……奥手」

「す、すまん」

「ちょっと二人共?」

俺達が話していると楯無さんの声が聞こえる。

ちなみに服装は制服。(部屋に置いてあった)

「「はい?」」

「何で私が二人の荷物片付けてるの!?イチャイチャしてないで手伝ってよ!」

「だってなあ簪」

「うん、そうだね一夏」

俺と簪は声を揃えて言う。

「「仕事ほっぽりだした貴女(お姉ちゃん)への罰です(だから)」」

「……はい」

一瞬にして楯無さんは電池が切れたようにテンションが下がった。

「虚さんに言わないだけでもありがたいと思ってくださいよ」

「お姉ちゃん、ファイト」

「お願いだから二人共手伝ってよ…」

「元々俺達の荷物ですしやりますよ」

「ごめんねお姉ちゃん。私達も今からやるから」

「最初からして欲しかったわ……」

こうして俺達は雑談を交えながら荷物を出していった。

 

「……」

一夏達が部屋で荷解きしていると時同じくして人影がアリーナに忍び込んでいた。

その人影は観客席の後ろにある壁をコンコンと叩いている。

「…ここでもないか」

人影は素早く隣の壁に移り、コンコンと壁を叩く。

そんな作業を続け1時間。めんどくさい作業だが、これも目的の為だと割り切っている。

「…ここかな」

人影は壁をなでるように触る。すると

「当たり、だね」

壁の下の辺りにスイッチのような物があった。それは見事に壁とほぼ同化しているのでよく触らないと分からないものだ。

「動くな」

人影がスイッチを押そうとした瞬間、人影の首のあたりに刃が当てられる。

「……やだなぁ、そんな物騒な物向けないでくださいよ」

刃を当てた人物、織斑千冬が人影に問う。

「貴様、何が目的だ?何の為にここに来たのだ?

 

 

 

 

亮介」

「……」

青年は無言で立ち、顔が月明かりで照らされる。

確かに佐宮亮介本人であった。

「何故こんな事をしているのだ?」

「…千冬さんには言っておきましょうか」

「何だと?」

「僕の目的はここにある『暮桜』ですよ」

「な…」

「まぁ、いるのは僕じゃなくて束さんですけど」

「ならば束は何をしようとしているのだ、答えろ!」

千冬は亮介に刃を向ける。が

「ははは。千冬さん、僕も詳しくは知らないんですよね。だから」

亮介はそう言ってアリーナの地上へ一瞬でジャンプする。

「なっ…」

「詳しくは束さんに聞いてくださいね、では」

そう言って亮介はアリーナから出ていった。

観客席に一人残された千冬は

「束、お前は何を考えているのだ……」

空を見上げながら答えが返ってこない質問をしていた。

 

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