咲夜・サイド
今僕は葉月の命令で皆を転送させる準備をしている。
お腹から大量の血が流れているから視界が眩むし準備の時間もかかる。
「…逃がさない」
仮面の人達がフェイトから逃げている。フェイトは僕を勝手に殺して敵討ちをしている。僕死んでないのにひどい。
「準備ができた!なのは、早くこっちにこい!!」
クロノさんの方は準備ができたらしく先にこの場からいなくなった。
「僕もできたよ!!皆早く集まって!!」
僕もクロノさんより遅れたが準備ができたので皆を呼ぶ。
「プレシア!フェイト!最後にアイツ等に全力で魔力を打ち込んで咲夜のところに行け!」
葉月君がフェイト達に指示を出して魔力をためている。
「えっ?咲夜!?」
フェイトは今頃僕が生きてることに気づいたのかこっちをみたまま固まっている。
「フェイト?…まあいい先に咲夜のところに行け!!」
「…あっ…うん」
どうしてかわからないけど急に戦闘不能になったフェイトが顔真っ赤にして僕の正面まで来る。
「大丈夫?フェイ―うわっ!」
「咲夜!もう会えないかと思ったよ!!あんなに無茶して!」
いきなり抱きついてきたと思ったらそのまま僕の胸のなかで泣き出した。
「…フェイト…(傷が…お腹痛いよ…やっぱり僕を勝手に殺してたんだ。割りとまだ余裕があったのに…ひどいや)」
「咲夜…取り込み中悪いが転送してくれないか?」
いつの間にか葉月君が魔力をうち終わりこっちに向かってきていた。
「うん。わかった(取り込み中?なんのことだろ?)」
よくわからないがとにかくここから脱出することにした。
「二人は置いていってもらうといっただろ?」
仮面の声が聞こえたと思うとプレシアとアリシアにかけていた転送魔法が解除された。
それとほぼ同時に床がさけてブラックホールみたいなのが回りのものをどんどん吸い込んでいっている。
「咲夜君!私達はもう間に合わないわ!だから…だから私の大切な娘のフェイトをよろしくお願いします」
僕はブラックホールみたいな黒い穴に微笑んでいるプレシアとアリシアが落ちるのをみながらタイムラグで発動した転送魔法でこの場から離れた。
ウラノス「次はあの子の出番♪」