「…おかしい」
無数の刀が飛んできているが、どれもここぞと言うときかすかだが方向を変えている。
「ちっ。こいつまだ抵抗するか!抵抗せず早く楽になれ」
プレシアが言った事である程度理解できた。
さくやは、完全に操られてないようだ。そして微かにある意識で致命傷になるような攻撃をそらしているということか。
そんな時に上空から高魔力反応がした。
「咲夜!」
フェイトがさくやの名前を呼ぶが、密度の高い雷の性質をもった魔力に撃たれたさくやから返事はない。
「さあ、早くジュエルシードを渡すんだ!そうしたらこの少年を返すわ」
完全に意識を失ったであろうさくやからは、いたるところから血が出ており手足も完全にぶら下がっている。
「母さん!もうやめてよ!咲夜が…」
「なら早くジュエルシードを出しなさい。そこの子も」
更に刀を出しながらプレシアは、フェイトとなのはに言う。
「だめだよなのは。あの子には悪いけどジュエルシードは、たった一人の少年の命とは比べものにならないぐらい危険なんだから!」
「ユーノ君…でも」
なのはも迷っているのだろう。
そこに斗真が動くのが見えた。
「そこまでだ!ふっ!やっと俺の出番だぜ!」
斗真が何がほざいているが、関係ない。
…ですまないようだ。
ゲートオブバビロンが斗真の後ろで開き宝具が出てくる。
数的に絶対負けるだろ。やっぱり馬鹿だあいつは。
しばらくは、斗真の宝具とさくやの刀が撃ち合いをしていたがやがて斗真の宝具がきれて斗真に刀が刺さった。
「いってぇ!何しやがる!」
やっぱり馬鹿だ。操られている奴に文句言うなんて。
とそのときさくやの後ろに俺には、一際目立って見える刀が現れた。
そしてその刀がさくやの横を通り過ぎ始めた時、その刀をさくやが掴んだ。
咲夜・サイド
「咲夜!、凛!寝るな!」
燿隊長の声が聞こえる。
でも頭が回らない。
「咲夜!早く起きろ!」
ズカン!
僕の右耳辺りに弾が通り過ぎる音が聞こえた。
「敵!」
「違ーう!」
「咲夜!危ない!」
「あれ?」
咄嗟に向けた銃口の先には、真っ青な燿隊長と凛がいた。
「真っ青になってどうしたんですか?」
僕は、冷や汗をだらだら流しながら聞く。
「分からないの咲夜?」
「な、なんのことかな?凛」
「本当に言ってるのか?」
「…」
ガチャン!
「!!?ごめんなさい!」
黙っていたら燿隊長がリロードした。笑顔でリロードした!無理無理。
「よろしい。咲夜と凛戦場で寝るなよ?それとこの戦いが終わったら2人とも私の部屋に来い。みっちり戦場で寝る恐ろしさを教えてやる」
「「あ、ありがとうございます」」
僕と凛は、揃って声がうわずりながら敬礼した。
「燿さん!」
とそこに、奇襲攻撃をしていた第1部隊の人がきた。
「なに!?…わかった」
第1部隊の人と話していた燿隊長の顔つきが変わった。
「皆聞け!奇襲攻撃は失敗。これより生き残っている第1部隊は、保護し基地まで戻る。行くぞ!」
僕ら第2部隊は、第1部隊の奇襲攻撃成功時は、後釜として殲滅戦を行う。しかし奇襲攻撃失敗時は、第1部隊の救出を行う。
「燿隊長!僕が先行します。視認撹乱魔法を使えるから適任だと」
「そうだな。無理するな」
僕は、返事をせず前線に向かう。距離として約一キロ時間なら2分ぐらい。
「…敵」
小さく呟き刀を抜く。
「ぐあ」
僕は、目に入った十数人を殺した。これがまずかった。返り血居場所がバレて集中放火となった。
しばらく逃げたり建物裏に隠れていたが、相手が回りを囲むように包囲してきた。
「まずい。囲まれた。…はあ」
僕は、覚悟を決めて立ち上がった。この身体が動かならなく前により多く敵を殺すために。
そして一番敵が密集していた場所に飛び込む。
ずがががががががががががががががかがが!
360度全方位から撃たれるのがわかる。弾が頬を掠った。
「咲夜!」
弾が当たって死の恐怖に足が止まった僕に誰かが覆いかかってきた。
「まだ私の戦場で寝る恐ろしさについての勉強が終わってないぞ?咲夜」
それは、僕の尊敬する人だった。
「…燿隊長」
「無理するなと言っただろ?まあ無理するから返事しなかったんだろが」
「って燿隊長!血が出てるじゃないですか!?」
「そうなのか?確かに身体が痛いな。悪いけど私を基地まで運んでくれないか?」
「当たり前です!行きますよ?」
僕は、燿隊長を背負う。敵は、燿隊長ときた第2部隊の皆と戦っているから大丈夫。
近くにあったバイクを奪い。基地まで約12キロを走る。
「大丈夫ですか?燿隊長」
基地の病室で横になっている燿隊長に声をかける。
「大丈夫だが、上から前線を外されたよ。そうだ。この刀を咲夜にあげよう」
燿隊長は、手を掲げると一本の刀が出てきた。持ち手に大きなルビーが入った刀。
咲夜・サイド(現代)
「(燿隊長)」
僕は、持ち手に大きなルビーが入った刀を見て意識を取り戻した。
「(ここは?日本。テスタロッサにアルフ。金髪もいる。後3人は分かんない)」
「おい!聞いてんのか!?」
金髪が何か言ってるが無視。
「ふざけんなよ!!」
金髪が刀やら槍やらいっぱい出してきた。やはり殺そう。
僕は、銃を出して金髪の後ろに回り込む。
「「「「「えっ!」」」」」
金髪を除いた5人が驚いている。こいつは…気づいてないな。
「君は、危険だから消えてよ。テスタロッサやはやてにも危なそうだし」
ズガン!
抵抗せず金髪は、僕に頭を撃ち抜かれた。
「プレシア!聞こえてるんだよね?なら勝負、ぐっ!?」
また身体のコントロールを奪われそうになった。
「(いや。コントロール奪われたフリをしよう)」
「ふっ。だらしない。気が緩みすぎだよ」
「咲夜!…もう止めてよ!」
テスタロッサが泣いてる。早く蹴りを着けよう。
「(あれ?身体が動かない…なら)」
「セーフティー解除」
僕の後ろや前辺り一面に僕の武器が現れる。
「なんだ!この数」
名前の知らない子が呟いてる。
「やっと本気になったか」
プレシアが言ってる。…確かに本気だね。これでプレシアを殺せる。
「プレシア!僕が使える魔法を教えてあげる。まずは空間保存魔法これは、この武器をしまってる空間のこと。それにこの空間に戻った武器は最初に入った状態に戻る。どれだけ壊れていても。次は、物質転移魔法これは名前の通り物質を転移させる。僕は、主に武器をこのように転移させる。次は、知らないよね?視認撹乱魔法これも名前の通り。目で見る者を撹乱させる魔法(転移完了)」
「何!?これだけの武器どおやって?それに何故動ける!」
「僕の魔法は意識だけ保っていれば使えるからね」
「それじゃ…サヨナラ」
フェイト・サイド
咲夜の後ろから更に武器が現れる。多分母さんの所にも出てきているのだろう。
「それじゃ…サヨナラ」
咲夜の周りの武器が全部咲夜の方に向き姿を消した。
そして少ししたら咲夜の身体中に穴が空いた。多分見えない刀が刺さっているんだろ。
「咲夜!」
私は、大きな声で咲夜を呼ぶ。
「僕の身体乗っ取られたら意味ないからね?テスタロッサ、これで自由だよ?そこの子とも仲良くするんだよ?…アルフ、何とか約束守れそうだよ」
咲夜は、笑いながら言う。
「残念だったな。私は無傷だ」
母さんもさっきのよな攻撃を受けたんだろうが、全部防いだみたい。
「別にきにしてないよ。僕が言ってない最後の魔法言うよ?物質爆発魔法。もう説明しないよ?それにあなたも酸素がなくなったらダメでしょ?じゃ、テスタロッサ僕を助けてくれてありがと」
どかかかかかかかかん
「えっ…咲夜?」
咲夜がいた所から爆発が起きた。そこからはもう魔力反応が感じられない。
「なんで?っ…うう」
「フェイト…」
アルフが私の所に来てくれる。
「アルフっ…咲夜が…うう」
私はただ泣くことしか出来なかった。
???「やっと私の出番~♪」