「…ここは?」
目を覚ますと周りを白い壁に囲まれ神秘的な天井がある場所にいた。
知らない場所じゃない。むしろよく知っている場所。ウラノス総合集会所で間違いない。
なら何故ここにいる?僕は死んだはず。いや一度目の死の時もおかしかったから帰ってきた?
「やっと起きた?」
上空から声が聞こえたので銃を出して構えようとするが銃が出てこない。
「そう警戒しないで。私は君と一番縁のある神様だから」
僕と縁のある神。場所からしてウラノスしかないと思う。
「その通り!私が天空神ウラノス。不幸すぎる星の元に生まれた君に同情した神様だよ」
…不幸すぎる星
「何が同情だよ!結局燿隊長は、僕をかばって前線からいなくなったじゃないか!」
「まあまあ。よく考えて皆よ。ウラノス隊にいるときだけじゃないかな?君がいる隊の人が死ななかったの」
「何言ってんの!?僕が第1部隊隊長の時も40人死んだ!第2部隊にいた時も第1部隊から大勢死んだ!それのどこが」
「じゃあさ。その死んだ人の名前言える?顔思い出せる?思い出せないよね。じゃあさ、別に生きてようが死んでようが君にとって関係ないんじゃないか?」
そんな筈がないと言おうとした。でも生きてる皆の顔や名前しか出てこない。死んでいった皆の顔が…名前が出てこない。
「まあ、君の言いたい事はまた今度にしてよ。それで君をここに呼んだ理由何だけど、不幸な君の人生をやりなおさせてあげようと思って。君の選択肢は、3つ新たに平和な世界に生まれ変わる。燿や凛のいる世界にまた行く。これの場合死んでなかったって事になるんだけどね。それで3つ目フェイトやはやてのいる世界にもう一度行くこの場合君は8歳になるよ。どれにする?」
選択肢は3つ。選ぶのは決まってる。
「もちろん3番目だよ。まだテスタロッサを幸せにしてないからね。燿隊長と凛との約束は守らないと合わす顔がないよ。それにその言い方だとまた貴方とは会えるんでしょ?また僕が死にでもしたら。その時は凛達のいる世界に帰してもらうよ」
ウラノスは、楽しそうに笑う。
「予想通りでいいよ君。でも次も同じ事するつもりでしょ?それじゃあ私がつまんないから、君のお願い一つ聞いてあげる」
「じゃあお言葉に甘えて、僕の人生を知っているならあの世界も知ってるんでしょ?ならスターデルタ式の魔法を僕が使えるようにして」
「そんなんでいいの?もっとふざけた願いにしないの?例えば死ねと念じただけで、念じた相手を殺す事ができるとか」
「いらないよ。自分の力で手に入れた力に意味があるんだよ」
「なら、スターデルタ式の魔法書を向こうに置いといてあげる。ヒントは八神はやて」
それじゃまたねと言うウラノスの声を聞きながら僕は光に包まれる。
「そうだ。私から君にプレゼントをあげる」
何か言ってるがうまく聞き取れない。
フェイト・サイド
私は、お母さんのお願いでジュエルシードを集めにこの星にきている。
でも何か頭に靄がこの星に来たときからある。
今は雨が降っている。なんだか胸騒ぎがする。何か大事な事を忘れてる気がする。
胸騒ぎの理由を見つけるために外に出て色々回る。
するとふと公園の所に何かを見つけた。駆け寄るとそれは見覚えのある少年が倒れていて、その少年を見ると胸騒ぎが収まった。でも頭の靄がとれない。でも今はそんなことどうでもいい。
「…あ!咲夜!」
初めて会うはずなのに名前を知っていて、冷えている身体を抱きしめるととても安心する。不思議な感覚でも嫌じゃない。
アルフも知ってるかな?とにかく連れ帰る事にした。
ウラノス「これから楽しみ~♪でも出番減るなぁ~。…ここは私の力で…」