「………っ!?」
目が覚めぼんやりとした意識の中辺りを見渡す。
そこには、見慣れたと言うにはいた時間が短すぎるが知ってる部屋だった。
「咲夜!…その…大丈夫?」
声をかけてきたのは初めて会うはずのテスタロッサだった。
『聞こえる~?』
『……ウラノスさん?』
いきなり頭の中に直線声が聞こえてきてびっくりしたが相手は、神様なのでどうこういわない。だって僕大人だから!
『君が大人かどうかはいいとして、私からのプレゼントはそこのフェイトちゃんやプレシアさんやアルフちゃんなど君の死ぬ間際にいた人には、君のこと覚えているようにしといたから。嬉しいでしょ?それと君の事凄く気にしていた彼女は覚えてるかもね。それともう一つ私の天空神としての力の一つを君にあげたがら。この世界では通常装備だから役に立つと思うよ?』
『いきなり説明ですね。まあそこまで難しい話じゃなくて良かったです。僕勉強できないから』
『10×10は?』
『いきなり!?えっと………いっぱい…』
『…ごめんね。それじゃ!!』
『…ひどい。しかも逃げた』
「どうしたの?痛いところでもある?」
テスタロッサが心配して顔を覗いてくる。
やっぱりどことなく凛と似てるな。凛は髪黒いけど。
「テスタロッサ。ご飯食べた?アルフも」
「えっ!?もちろんた…「食べてないよ。フェイトやせ我慢しない」…はい…」
フェイトの言葉をアルフが遮った。せっかくだしある材料全部使ってご馳走作ろ。
「……………何もない………」
「咲夜?」
「だから買い物ぐらいしときなって言ったのに」
フェイトが申しわけなさそうにこっちをみている。
にしてもこれって僕がいなかったらどうなるんだろ?飢え死に?………ありうる。
「テスタロッサ、アルフ。買い物行こ。それでご馳走作ってあげる。あんまり食べてないんでしょ?」
僕がそう言うと、徐々に晴れてくるテスタロッサの顔。
これはウラノス様々かも?
★
それから近くのスーパーに向かう。でも空は暗く家をでてしばらくしたら青い制服のお兄さんに捕まった。
「僕達、こんな時間に出歩いちゃだめだよ?家どこだい?お兄さんが送ってあげるから」
アルフに着いてきてもらえば良かった。すっかりはやてに教えてもらったこの国の常識を忘れてた。
僕がどうするか悩んでいたら少し遠くから僕とテスタロッサを呼ぶ声が聞こえた。
「フェイト!咲夜!ダメじゃないかい勝手にいなくなったら。どうもありがとうございます」
アルフは、どことなく慣れたように青い制服のお兄さんに言って僕とテスタロッサの手を引いてこの場を離れてくれた。
「ありがとうアルフ。助かったよ!」
「なあに。これぐらいお安いごようさ。なによりフェイトから助けを求められたからね」
アルフは、照れたように笑い先々行く。
本当に年下なんだろうかこの人は?見た目も中身も年上だよ。
「さっ、着いたよ。私は…かごでも持った方が良さそうだね」
「ごめんね、お願いできる?僕達だけじゃ色々言われるからね」
テスタロッサは、さっきから俯いて無言だけどまあいっか。
「テスタロッサ?何か食べたいものある?」
「………」
「フェイト!?」
僕が話しかけても何も反応しないから心配したアルフがテスタロッサの肩を揺らして声をかける。
「えっ!な、何かな?」
テスタロッサは、驚いて僕とアルフを交互に見る。
「何か食べたいものあるって聞いたの!それにしても大丈夫?どっか調子悪いの?」
「だ、大丈夫だから(顔が近い)」
「そう?ならいいんだけど。無理しちゃだめだよ?」
プレシア・テスタロッサから聞いたから結構不安。
明日でもはやてに合いに行こ。早くスターデルタ式魔法覚えないとね。
僕は、決意を新たにし買い物を終え晩御飯を作った。ちなみにロールキャベツを作ってみた。
アルフは、美味しいって言ってくれたけど、テスタロッサは黙々と食べるだけで何も言ってくれなかった。…ちょっと残念。
アルフ「(よっぽどおなかすいてたんだね。あんなに一生懸命ご飯食べるなんて)」
フェイト「もぐもぐ(…凄く美味しい!手が止まらない)」
咲夜「(何か感想言ってくれないかな?)」