ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか【魔を滅する転生窟】   作:月乃杜

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第26話:リリルカ・アーデの改宗は間違っているだろうか

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「それにしても……リリ」

 

「な、何ですか?」

 

 十人から囲まれた状況、リリは緊張感から堅い返事になってしまう。

 

「あのカヌゥとかオッサン……オッサンがケモミミって誰得なんだろうな?」

 

 リリはずっこけた。

 

「な、な、何を益体も無い事を仰有りますか!?」

 

 そうは言うが、ケモミミとはやはり美少女とか美女が付けているから萌えるのであって、汚いオッサンに付いていても萌えるよりは寧ろ萎えるであろう。

 

「……取り敢えず、リリが犬耳を付けて上げますから今はこれを何とかして欲しいです」

 

「犬耳を付ける?」

 

「は、はい……」

 

 リリには魔法が有る。

 

 その名も【シンダー・エラ】と云い、解り易く云えばシンデレラの事。

 

 【神の恩恵】にて顕れる魔法やスキル、これは当人の願望や潜在意識(ほんしつ)などにより千差万別、そこは顕れたスキルや魔法の名前も含まれてるとか。

 

 ならばリリは実に解り易く顕れていた。

 

 即ち、【上昇志向と変身願望】というやつである。

 

 【シンデレラ】は大抵の者なら知る有名な御伽噺、それはみすぼらしい少女が一夜の夢とばかりにお城の舞踏会に参加して、最終的には王子様に見初められて婚姻にまで至る、サクセス・ストーリー。

 

 舞踏会に参加するべく、Cinder(灰被り)Ella(エラ)はまるでお姫様みたいに姿を変えて、最後に本物のお姫様に成った。

 

 今のリリから変わりたいという願望が、こんな最低最悪な所から抜け出したいという潜在意識が、リリにこの魔法(シンダー・エラ)を与えたのだろう。

 

 まあ、体格が近いモノにしか成れないし想像が至らないと失敗するが、単純に犬人(シアンスロープ)に成った自分を想像するのなら割と上手くいく。

 

 リリが言う犬耳を付けるというのはこういう意味。

 

「じゃあさ、犬耳なリリとヤりたいな♪」

 

「ユート様……」

 

 ぶれない、本当にぶれないユートにリリは緊張感が抜けてしまう。

 

「別に、シたけりゃ犬耳だろうがエルフ耳だろうが生やして差し上げますから! 今はこの状況をどうにかしてください!」

 

 泣きたいリリは叫ぶ。

 

 リリは現在、アテナ・ファミリアに移籍──改宗をするべくソーマからの措置を受けている。

 

 普通は移籍先の神が同時に【神の恩恵】を授けて、すぐにも戦える様にするのだろうが、生憎とアテナはヘファイストス・ファミリアで引っ越し準備中。

 

 現在のリリは普通の小人族程度の力しか無いから、LV.1ばかりのカヌゥ達とはいえ、一人でもリリに向かって来たら死ねる。

 

 何しろ、雑魚だとはいえモンスターを殺せる冒険者な訳で、一般人なんて正に赤子の手を捻るが如し。

 

 曲がり形にも恩恵を持っていたリリは、非力だったにしても一般人に負ける程ではなかったのだ。

 

 それが恩恵を一時的に使えなくなったりした訳で、不安で不安で仕方がないとユートの服の裾を掴む。

 

「絶対だいじょうぶだよ」

 

「ユート様……」

 

 頭を撫でながら何処ぞの札捕獲者な無敵の呪文を囁くと、ポケットにスッと手を突っ込んでまた出す。

 

 リリの提案は美味しい。

 

 汚ならしいオッサン共のケモミミで穢れた目だが、可愛いリリのケモミミにて目の保養をしながら、性的に可愛がれるのだから。

 

「さて、オッサン。あんたはリリの知り合いみたいだからソーマ・ファミリアの連中か? ザニスの命令で動いている訳だな」

 

「そうさ、大人しくてめえが持ち出した神酒(ソーマ)と其処のアーデを寄越せば生命だけは助けてやる」

 

「まあ、ボコるけどな!」

 

「ギャハハ!」

 

「ちげーねーぜ!」

 

 カヌゥとかいうオッサンに追従する連中。

 

 バカ笑いとかがウザイ。

 

 コイツら何処のチーマーだよと言いたくなる。

 

「アーデとはリリの事か。神酒は正式な報酬として、ソーマ本神から受け取った物だが、それを寄越せとかザニスは言っているのか? 流石にそれはどうだ? 況してやリリはもうソーマ・ファミリアの一員じゃあ無い、お前らに渡す理由は産毛の先程にも無いな」

 

「てめえの意見なんざ聞いちゃいねーんだ。この数をどうにか出来るのかよ……アアン?」

 

 数の暴力に酔った莫迦、カヌゥとその他のソーマ・ファミリアの連中は、相手の実力も計れないらしい。

 

「こんな事をしたらギルドだって黙っちゃいないぞ」

 

 基本的に中立だとはいってみても、こんな騒ぎを起こされてはオラリオの民が冒険者を危険視しかねないから、場合によっては動く事も考えられる。

 

 例えば警告が飛んだり、何処かの趣味神の唯一とも云える趣味を、アッサリとギルドが取り上げたりもするのだから。

 

「は、ギルドなんざ怖かねーんだよ! 中立とか抜かして碌に介入もしねー!」

 

「あんな弱腰連中、俺らが怖がると思ったかよ!」

 

「そーそー、ギルド連中はチキンだからな!」

 

「ギャハハッ!」

 

 この場にギルド員が居ないからと言いたい放題。

 

 そしてやはりバカ笑いがウザかった。

 

 というか、コイツら本当にギルドに悪意でもあるのだろうか? と思えるが、恐らくはユートから神酒とリリを奪い返すべくハッタリをかましているのだ。

 

 ギルドなんて怖くないと言えばギルドに頼れない、そう考えるだろうと安易な思考に陥った。

 

 愚かに過ぎる。

 

 実際に高がLV.1程度の一冒険者如きがギルドに睨まれるなど、自殺行為でしかない事はカヌゥ達だってよく知っているだろう。

 

「そうか。エイナ、ソーマ・ファミリア団長ザニスの一派がこう言ってるけど、どんな感じかな?」

 

 手にした小さな某かを耳に添え、この場に居ない筈の者の名前を呼ぶ。

 

〔粛清でしょうか?〕

 

 機械から声が響いた。

 

 しかも声の主は明らかにエイナ・チュール。

 

 しかも普段の受付嬢としての声色では決してなく、ドスの利いた893も裸足で逃げ出しそうな声。

 

 まあ、自分が誇りを持ってしている仕事を貶されれば怒り心頭は已む得まい。

 

〔ギルドとしては貴方が暴れたとしても、周囲へ余り迷惑を掛けなければ中立ですので目を瞑りましょう。それがロイマン氏達トップの判断です〕

 

 スピーカーモードで周囲にも聞こえる様にしていた訳だが、それを聞いていたカヌゥ達は青褪める。

 

 散々にギルドへの陰口を叩いたのも、知られていないと思い込んでいたからに過ぎない。

 

「ギルドからの了解は取れたな。だったら、さっさとお前らを始末させて貰う」

 

「くっ、クソがぁぁっ!」

 

 最早、これまでと思ったか某・八代将軍様に『御手向かいしますぞ』的に襲って来るカヌゥ達。

 

極冷竜巻(ホーロドニースメルチ)!」

 

『『『『『ウギャァァァァァァァッッ!』』』』』

 

 相手が悪い。

 

 全員が吹き上がる冷たい竜巻に上空へ吹き飛ばされてしまい、零下二〇〇度の白銀聖衣さえ凍り付くだろうマイナスの空気に身体が凍結していく。

 

「コンボ・氷結唐櫃(フリージングコフィン)

 

 何処かの世界線に於いて氷河が時貞に使ったコンボだが、極光処刑にまで至る程にカヌゥ達は強くない。

 

 ゴトン! ゴトン! 鈍い音と共に墜ちてきたのはカヌゥ達の氷像。

 

「ふん、汚ねー花火というより汚ねー氷像だな」

 

 魔力という二段は劣った力で再現した技だったが、凍結して氷像となってしまったカヌゥ達は最早、生きてはいても二度と元に戻る事などあるまい。

 

「周囲が凍結しないよう、極冷竜巻(ホーロドニースメルチ)の方にしたのは、やっぱり正解だったな」

 

 とはいえ空気が急速冷凍された為、辺りには季節感がずれた雪が降っている。

 

 地を滑る様に進むだろう極光処刑や極小氷晶より、巻き上げる形の極冷竜巻の方が周囲への被害も少ないと考えたが、取り敢えずは間違いではなかった。

 

「にしても、アイズやティオナは割と強かったけど、奴らは弱かった。LV.1というのはやっぱり一般人に毛が生えた様なもんか」

 

 実はLV.2も密かに居たのだが、所詮はアイズ達みたいな第一級冒険者などと比べるのは酷だろう。

 

 アッサリと極冷竜巻にて吹っ飛んだカヌゥ達だが、アイズやティオナやベートなら防ぐなり躱すなりと、幾らでも対処は出来た。

 

 況んや、フィンみたいなLV.6となって久しい、オラリオの強者なら反撃すらするだろう。

 

 最終的に勝てるかどうかは別にして、この一撃を受けて殺られる程に弱くはないのだから。

 

 結局、魔力を用いた魔法に劣化した技だし。

 

「エイナ、終わった。現場検証をしたいなら早目に。早く来ないと僕も帰るぞ」

 

〔判った、すぐに行くわ〕

 

 携帯電話──ユート謹製の携帯魔伝話の通話を切ったらしく音が消える。

 

「それじゃ、少し待とう」

 

「は、はい……」

 

 リリは素直に頷く。

 

 待っている間は退屈そのものだし、リリはギューッとユートの手を握った侭、意を決した様に目を見開いて背の高いユートを見上げると、口を開いた。

 

「あの、ユート様はどうしてあんなにも御強いのでしょうか?」

 

「うん? たゆまぬ修業と激しい実戦……だね」

 

 実際には三度に亘る転生により、魂の純度と強度が増しているのもあったし、転生特典(ギフト)もそう。

 

 更に今回の転生に於いて津名魅から与えられた特典──真祖の船・津希姫。

 

 樹雷四大皇家が一つ柾木に生まれたからか、光鷹翼を天地同様に自力で構築する能力も得ている。

 

 矢陰が欲した光鷹真剣も天地と同じく出せた。

 

 ズルとまで云わないが、それなりに外部干渉を受けたのも事実である。

 

 全ては【侵食するモノ】を討ち滅ぼす為に。

 

 星騎士の宿命の侭に。

 

 とはいえ、リリにそれを話してどうなるでも無い。

 

「ひゃわっ!?」

 

 だからユートはリリの手から逃れ、背後に回り込むとギュッと抱き締めた。

 

 突然の事に驚くリリ。

 

 周囲には誰も居ないからと頬を撫で、小振りながら出ている胸を揉む。

 

「あ、アン!」

 

 ユートの手技で敏感になったのか、リリの小さな口から甘ったるい嬌声が漏れ出てしまう。

 

「い、行き成り……ナニをするんです……かぁ……」

 

 頬を朱にそめて甘い声で抗議をするが、リリは振りほどく素振りを見せない。

 

 続けて欲しいという意思表示として、キスにまで及ぶユートだったがリリは未だに抵抗が弱かった。

 

「こうしてリリの温もりを堪能すると、実はリリ自身のパワーアップに繋がるとしたらどうだ?」

 

「はえ? そ、そんな訳が無いでしゅ……」

 

「僕のスキルに【情交飛躍(ラブ・ライブ)】ってのが在って、効果は有り体に云うとヤれば一発で十〜十二くらいの数値が上がる」

 

「えっと、冗談?」

 

「いや、マジ」

 

「え? だとしたらリリは若しかして……」

 

「御察しの通り、既に以前の情交で四〇くらいは上がっている筈」

 

 余りな内容についていけないリリだけど、まさかの展開にゴクリと思わず固唾を呑んだ。

 

 実際には口の中に出して半分になったり、同時にイって倍くらいになったりしたから総計で五二ポイントとなっていた。

 

 ユートは見ていないし、リリも知らないが主に俊敏や器用が上がり、次点として魔力に振られている。

 

 力は入っているというのも烏滸がましいし、耐久に至っては入っていない。

 

 それがリリの資質。

 

 攻撃力が低い上に耐久も無いとなれば、近接戦闘には堪えられないだろうし、攻撃魔法が使える訳でも無く遠距離攻撃も叶わない。

 

 実際、リリは右腕に小さなボーガンっぽい弓を身に付けており、力のパラメーターに依存はしない。

 

 軽く弾ける上にある程度の連射が可能、威力的には上層くらいしか使えないにしても、どうせ中層なんて足を踏み入れた事も無い。

 

「(【情交飛躍】のパラメーター振り分け、あれって自動だからな。手動で振り分けとか出来ればリリにも力や耐久を与えられる)」

 

 何とかならないかと考えていると……

 

「(あれ? ひょっとしたら何とかなるか……)」

 

 何だか閃いた。

 

 カンピオーネの勘はこういった部分に聡く、出来るなら出来ると閃くのだ。

 

 よく【サルバトーレ・ドニ】辺りが、『何かやれそうなんだよね』とか『出来ない気がしない』と言ってはやり遂げているのが正にそれであろう。

 

「(スキル──それは恩恵を受けた者の本質や経験や知識などにより発現する。そして願望が程好く影響を及ぼすとか。つまりスキルを『こう扱いたい』と強く願えば幾らか変化が起きてもおかしくはない)」

 

「(出来る! 出来るじゃないか! パラメーターの手動振り分け!)」

 

 リリの為に強く強く願ったからか、ユートのスキル【情交飛躍(ラブ・ライブ)】に変化が顕れていた。

 

 

 

情交飛躍(ラブ・ライブ)

・発現者が男の場合で女性との情交を一回で基本アビリティに一〇〜十二上昇。

・同時に絶頂を迎えれば効果は倍増。

・絆が深まればボーナスがプラス。

・プレイヤーの意志でパラメーターの振り分けを自動と手動の切り換え可。

 

 

 

 早い話が面倒なり不要なりでパラメーターを自動、リリみたいに狙った部分を強化したいなら手動と変えられる様になったらしい。

 

 次にリリを抱くのが俄然楽しみになる。

 

 リリを今、正に弄びながらそんな事を考えてふと、リリを見れば……

 

「ふにゃ〜」

 

 快楽に蕩けていた。

 

「おや?」

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 暫くすると、エイナ・チュールがギルドの査察団を率いてやって来る。

 

 その侭、現場検証を命じてからエイナ本人はユートとリリに近付く。

 

「お疲れ様、ユート君」

 

「御苦労様、エイナ」

 

「もう、吃驚したよ〜? 行き成り貴方から渡された魔伝話機が鳴って、此方の会話が流れてくるし」

 

「それでもすっかりと事態を把握するエイナ。僕に出来ない事を平然とやってのける。そこにしびれるあこがれるぅ!」

 

「って、神様達みたいな事を言わないで! お願い、頭が痛くなるから……」

 

 ゲンナリしている辺り、本当に色々と頭痛がしているらしい。

 

「神って中二病だったり、2Chの住人なのかな?」

 

 JOJOネタが浸透しているとか、この世界の神はいったいナニをしているのかと、小一時間ばかり問い詰めたくなる。

 

 事情聴取を受けたユートとリリだが、粗方は携帯型魔伝話機で知っていたから事実確認が主だった。

 

 その後、ザニス・ルストラが色々とツッコミ処の多い犯罪を暴かれ逮捕され、後にはソーマ・ファミリアの新しい団長に、ドワーフのチャンドラ・イヒトが就いたとか風の噂で聴く。

 

 携帯型魔伝話機はユートがオラリオに来る前から、ユーキのアドバイスを受けつつ造っていた物であり、動力にこの世界の魔石を使える様に改良してある。

 

 魔導具はユートの領分。

 

 持っているのはユート、エイナ、ヘスティア、ヘファイストス、新たにアテナであるサーシャだ。

 

 まだ普及はしてないが、その内に量産体制を整えて普及させる予定。

 

 エイナに渡したのは遠征から帰ってから、報告に向かった際だったけどこの時はこっぴどく怒られた。

 

 一ヶ月近く連絡が無く、死亡を視野に入れて涙していたら、明るく受付に来たのだからそりゃ怒る。

 

 魔伝話機を渡してから、早々に退散をした。

 

 それは兎も角、リリとは手を繋いでいるからか? エイナは気を利かせてすぐに解放してくれる。

 

 再び歩く二人。

 

「ユート様、これから宿屋にでも行くのですか?」

 

「宿屋? ああ! いや、まずはリリの改宗をしないといけないから、僕の主神に会って貰う」

 

「そ、そうでしたか」

 

 てっきりすぐにでも戴かれるものだとばかり思い、ちょっと恥ずかしくなる。

 

 だけど場所がおかしい。

 

「あの〜、ユート様は確かヘスティア様の眷属ではありませんでしたか?」

 

「いや、改宗してアテナ・ファミリアに移籍する予定になってる。だから暫定的にサーシャ……アテナが僕の主神だよ」

 

「──は?」

 

 改宗自体は引っ越し後、だから背中のステイタスは未だにヘスティア・ファミリアのものだが、精神的にアテナ・ファミリアの一員となっていた。

 

「アテナはファミリアを作る前、ヘファイストスの所で世話になっていたから、今は引っ越しの準備中だ。だからリリの改宗はそっちで行う」

 

「判りました」

 

 ユート自身の改宗に関しては予定通り引っ越し後に行うにしても、リリの場合は【神の恩恵】が無いと困るから先に行う。

 

 だったらユートの改宗も序でに……と考えるかも知れないが、元々が強大な力を持つユートが改宗に伴う更新でパラメーターが上がると、今後で上げ難くなるから遅くても構わないという考え方だった。

 

「サーシャ、アテナは在宅かな?」

 

「うん? あんたか。居る筈だぜ、待ってな」

 

 ヘファイストス・ファミリアの本拠地、門番に問い合わせるとサーシャを連れてきてくれる。

 

「ユート、どうしたの?」

 

「この子……リリルカ・アーデと云うんだが、ソーマ・ファミリアからの改宗を頼みたいんだ」

 

「ああ、新しい眷属(こども)という訳ね。判った。リリルカ・アーデさん、着いて来て貰えるかな?」

 

「は、はい!」

 

 ヘファイストス・ファミリア本拠地に宛がわれていた自室に招き入れ、リリの服を脱がせて背中に自らの神血(イコル)を使い、更新の要領で改宗を行う。

 

 背中の紋様がソーマからアテナに変化し、更に更新も同時に進んでいく。

 

「あれ? リリルカ」

 

「はい?」

 

「若しかしてユートに抱かれた?」

 

「ブフッ! な、な、何でですか!?」

 

「だって、更新と無関係な部分で数値が出てるし」

 

「あ゛!」

 

 そういえば、スキルによって数値が上がると言っていた気がする。

 

 スキル名は【情交飛躍(ラブ・ライブ)】だとか。

 

「飛躍ポイント五二か〜。お腹に三回とお口に一回って処かな?」

 

 スッゴい的確だった。

 

 一回目で一二。

 

 二回目で一一。

 

 口で五。

 

 三回目で二四。

 

 総計で五二ポイント。

 

 処女だったから身体への御触りを主に時間を取り、本番は三回で済ませた。

 

 

 

リリルカ・アーデ

所属:アテナ・ファミリア

種族:パルゥム

職業:サポーター

LV.1

力:I42→45(+1)

耐久:I42→48

器用:H143→148(+20)

俊敏:G285→296(+18)

魔力:F317→325(+13)

 

飛躍ポイント:52

 

《魔法》

【シンダー・エラ】

・変身魔法。

・変身像は詠唱時のイメージ依存。具体性欠如の際は失敗(ファンブル)

模倣推奨。

・詠唱式【貴方の刻印は私のもの。私の刻印は私のもの】

・解呪式【響く十二時のお告げ】

 

《スキル》

縁下力持(アーテル・アシスト)

・一定以上の装備過重時に於ける補正。

・能力補正は重量に比例。

 

 

 

 微妙な数値に、ちょっと複雑な表情となってしまうリリルカ・アーデだった。

 

 

.




 ユートがやったみたいなスキルの進化? が可能かどうかはさて置きます。


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