進撃の巨人 Out Waller   作:永遠の二番煎じ

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仲間を裏切る悲しみ

「ノーランド!!!、君がノーランドか?てっきり訓練時代に・・・」

「あんた、ピクシスは一番に俺を憲兵から守ろうとしてくれたな!!!」

「ああ、だがあの時は無理だった。だが今なら守れる。」

「感動の再会を邪魔して悪いが、船を見してもらえないか?」

ジャックはどれくらい大きい船か確認したかった。

 

ピクシスは憲兵の服を着た女を疑問に思った。

「その前にその黒く染まったジャケットを着た女憲兵は誰だ?」

「私はジャックと同期の憲兵だよ、でも私は二人をこ」

ジャックがニーナの発言をかき消すように言った。

「いろいろあったが、彼女も追われてる身だ。彼女も共に憲兵と戦ってくれたんだ。」

「そうか・・・、船はもう完成したぞ。」

「シガンシナ造船所に案内してやるよ。あとは食料と武器を積めば完成だ。」

「先に行っててくれ、俺はニーナと話してから行くよ。」

「そうか、憲兵はニーナと言うのか。」

そう言って彼はノーランドとマイクとともに造船所に行った。

 

「ニーナこれからどうするんだ、お前は内地が勝とうが外地が勝とうが死刑だぞ。」

「そんなの分かんないでしょ!とりあえず母が心配だからマリア西の村に一旦帰るよ。出航までには戻るから。」

「分かった・・・。俺もお前が帰省してる間に家族に会いに行くよ。とりあえず今日は休んで明日行け。」

彼女は俺がこの壁の外に行くのを感じていた。

そして俺もその気だった。

 

ジャックはシガンシナ造船所へ向かった。

シガンシナ造船所では・・・

 

「よろしく、ノーランド。」

「こちらこそ。」

「じゃあ早速巨大戦艦の説明をしよう。」

「この戦艦は九割が木材で一割が鉄で出来ている。鉄は主に舵や砲台だ。全長250m、幅40m、高さ10m、喫水5mだ。まあシガンシナ川ぎりぎりの幅だな。(旧日本海軍の大和型ぐらいの大きさで、パイレーツオブカリビアンに出てくるブラックパール号に形は似ていて色は茶色のイメージです。)」

「なんと言っても砲台は特注で三十cmの砲弾を飛ばせる。右舷に十台、左舷に十台、前甲板に五台、後甲板に五台配備した。ちなみに砲弾は百発武器庫に入れる予定だ。破壊力だけじゃないぞ!!!乗員は五百人の規模で食料庫も一か月は五百人をまかなえる大きさだ。まだ全然保存食を積んでいないがな。舟も積む予定だ。あと銃やレイピアに立体起動装置もだ。あと長くて出航には一週間かかる。」

 

「そうか、分かった。だが乗るのは元調査兵の志願者200名、川については精鋭の漁師20人、あと料理人や狩人が30人乗る。よって約250名が搭乗する。そして彼らにあとは船の支度をさせる。船を知ってもらうためにもな。」

 

「分かった、それがいいかもな。」

遅れてジャック到着。

ジャック「すまない、遅れて。」

「今説明が終わったところだよぉ!(イラッ)」

そしてまたウィルはジャックに説明したが、あまりジャックに理解してもらえず、積みに作業を一日中やるはめになった。

「すまんが、明日と明後日抜けていいか?」

マイクにマスカット銃を運びながら言った。

「いいぞ、まだ家族とお別れ言ってないんだろ?」缶詰を運びながら言った。

「すまない。」

その日シガンシナ区統括支部に戻ると、ニーナの姿はなっかた。

 

ジャックが造船所に向かった後、ニーナはすぐ黒く染まった憲兵の服から駐屯兵の服に着替えた。

 

そしてニーナは馬に乗り、シガンシナ統括支部から急いで故郷に向かった。

 

その日の夜、ジャックはゴミ箱に捨ててあった黒く染まった憲兵の服を見た。

ジャックはかの女を信じて憲兵服を処分して、次の日トロスト区に行こうとしていた。その日はジャックも久々の重労働で疲れ、ぐっすり寝た。

 

翌朝・・・

 

「じゃあ、行ってくるよ。三日後にもどってくるから。」

「待て、奴隷服で行く気か?」

「君はもう番犬じゃない。空を飛ぶ鳥だ。」

(『番犬』という言葉に違和感があったが気にしなかった。)

「そうだ、俺と同じ空を飛ぶ鳥だ。」

そう言って彼はジャックに調査兵の服を渡した。

 

「その服ならトロスト区までは安全だ。シガンシナを出れば私服を着た憲兵がうようよいる。調査兵になりすませば寄ってこないだろう。」

ジャックは感謝してその場からトロスト区に駐屯兵の護衛四人と共に馬車で向かった。

 

その頃マリア南西でニーナは一日半かかって走っていた時・・・

 

ニーナは気づいた森からの音に。

巨大樹の森から駐屯兵四人が馬で駆け寄ってきた。

駐屯兵班長「なぜ単独行動をしている?私服憲兵に見つかれば捕まるぞ。しかも立体起動装置をつけてないじゃないか。」

「すいません。ハンナ村に母が心配で会いに行く途中だったんです。」

「そうか、偶然だが私と同じ村出身だな。せめて立体起動装置は持っとけ。」

そう言って彼女は私に立体起動装置を渡し、また森の中に消えた。

ハンナ村に夜中着き、実家を訪ねた。

 

その頃同じくしてトロスト区でジャックは実家に着いた。

 

ヤマト家では・・・

 

「久々だね~!!!ジャック!!!」

ジャックに数年ぶりに会ったことにキャサリンは嬉し涙を流していた。

「母さんとりあえず寝るよ。明日ゆっくり話そう。」

駐屯兵はジャックに立体機動装置を渡し、駐屯兵は近くの宿で泊った。

 

ハンナは夜遅くドアをノックした。

中から声がした。

「なんだい、夜中に!」

拳銃を持ったハンナの母がおそるおおそるドアを開けた。

母は驚いた。白髪の美人な女性に。

 

ハンナの母の名前はエレナで娘に会ったのは訓練兵団に入る前以来である。

「その白髪・・・あんたもしかしてニーナかい?」

「うん、ごめんね。全然会えなかったんだ。」

「いいんだよ!あんたさえ元気ならお金もいらなかったさ。」

ニーナは元気な母の顔を見た瞬間父親の死について言うのはやめておこうとした。

 

「あんたとリナのおかげであたしは一生普通に暮らせるよ。ありがとね。」

「リナ?」

「おや?覚えてないのかい。無理もないね~、あんたが二才の時訓練兵団に入ったんだよ。そしたらあんたも十年後訓練兵になったんだよ。あたし以外みんな兵隊さ。あんたぐらいは普通に結婚してほしかったけどね。」

ニーナは初めて母の心の叫びを聞き、殺害関係以外のことすべてを話した。

 

「ジャック・ヤマトかい、いい男じゃないか。きっと彼はあんたの事を幸せにしてくれるよ。あんたの父さんもそんな感じの人だったよ。第一印象は髪が白かったから爺だとおもったけどね。」

エレナは笑いながら言った。

 

ニーナは生前の父親の話を聞いているうちにジャックとの共通点が多かった。

そしてニーナは言った。

「決めたよ、母さんもう会えないけど、元気でね。」

「そうかい、あとリナに会ったらよろしくね。」

ちょうど太陽が昇る頃ニーナは昔寝てた自分の布団で寝た。

 

「ジャック、朝だよ、いつまで寝てるんだい。」

「十年前を思い出すよ。」

笑いながら起きた。

そして食卓へ。

「ヤックと親父は?」

「あんたなんも知んないのかい。憲兵に居たのに・・・。ヤックは漁師にならず訓練兵団に入ったよ。そして父さんは一か月前憲兵に連れてかれたよ・・・」

「そうか、全部俺のせいか・・・すまない母さん・・・」

「いや、あんたは悪くないよ。自分を責めんでくれ。ヤックはじいちゃんの遺品の本を見て訓練兵になったんだよ。」

「じいちゃんの本?」

「父さんといっしょに持ってかれたけどね。」

「母さん実は・・・」と壁の外に行くと言おうとした瞬間

 

「いかんでおくれ!!!せっかく帰ってきてくれたのに。あたしを置いてかないで!!!」

キャサリンはジャックに泣きついた。

「金は全部おいていくから、一生遊んで暮らせるよ・・・」

「そういうことじゃないんだよ。金で買えないものだってあるんだよ!」

「そうだ、俺の決意だって金では買えないさ!!!」

そうやってジャックは家を出て行った。

「よし、シガンシナに戻るぞ。」

「もうですか?」

「早いほうがいい船に置いてかれたら俺は死刑だ。」

そうして馬車はシガンシナに向かって走り出した。

ジャックは心の底で(すまない母さんと申し訳なく思った・・・・・)

「マーク作戦準備だ。ジャックが動き出したぞ。」

「完了いつでもいいぞ、ジャックごとき俺たちが処刑してやるよ。あいつは憲兵団入団からもう憲兵じゃなかったからな。」

 

ケインとマークは馬車を立体起動で追った。

ケインとマークはトロスト区からマリアに出る時の馬車にいっきにたたみかけキュイ―――――ンと音を立て馬車に入った。

 

すると中には誰もいなかった。

「クソっ、はめられた!」

「まさかあいつらまで裏切るとは、早くシガンシナに行こう。」

トロスト区では駐屯兵団ですら腹のさぐりあいだった。

漁師の恰好をした憲兵や肉売りをした元調査兵などが情報戦を繰り広げていた。

 

ジャックは馬車に乗るふりをして実家の茂みに隠れた。

その際私服の駐屯兵から駐屯兵の服を渡された。

四人の護衛の駐屯兵は解散させ、シガンシナに帰らせた。

ジャックはひとり駐屯兵姿で路地を歩いた。

トロスト区はジャックにとって庭のようなものだった。

しかし八年のブランクがあり多少町は変わっていた。

(たしかここがトロストのいちばん東の壁だな)俺はここならばれないと思い、壁を登る五年ぶりの立体起動をした。

その瞬間!!!

 

すると南からビュー――――と音が聞こえ、立体起動装置を壊されそうになった。

ジャックは壁沿いに立体起動しながら逃げた。

「お前逃げてばっかだなーー」

あおってくるマーク。

だがジャックは立体起動に慣れるため、北に立体機動で逃げた。

 

「お前のそのバラのジャケット中途半端なお前にぴったりだぜ。」

ケインもあおる。

だが俺は一時間逃げ続けトロスト区北でサイードを発見した。

「ここまでか、」

故郷で死ぬのも悪くないな。

ジャックはサイードとの決戦に覚悟した。

 

「じゃあね、多分姉さんかえってくるよ。」

「元気でね、幸せになってね。」

ニーナはすぐにハンナ村を出て南東のシガンシナを目指した。

するとすぐに北から二人の駐屯兵が銃撃してきた。

ニーナは銃撃かつ任務に失敗した自分を狙っていることからすぐに駐屯兵の服を着た中央憲兵だと気づいた。

 

ニーナは巨大樹の森の中に入り、まこうとした。

銃弾をよけつつ死にもの狂いで森に入ったが、立体機動で追ってきた。

ニーナ(クソッ、仕方ない。)

ニーナは即後ろに向き立体機動で迎撃した。

しかし彼女の目に映ったのは駐屯兵の服を着たナディアとクロエだった。

だがためらわず二人を斬りかかった。

グインーーーーーーーーーとなる装置。

しかしニーナは腹部を斬られていた。

何であんたたちがと思いつつ腹を抑えるニーナ。

 

「あんた強くなったけどそれでもあたいには勝てないね。」

「だってあんた汚い親父に暴力振るわれたことないもんね。」

「きれいな体のままいかしてやるよ。ジャックはあたいがもらうからね。」

クロエがとどめにさしにかかった時、一人の駐屯兵がクロエを切り裂いた。

ギュインンンーーーーと音を立てて。

 

駐屯兵班長「全員内地兵ならぶっ殺すよ。」

「なんで・・・」

ニーナは腹が痛くてあまり話せない。

駐屯兵班長「ニーナ行きな。私はリナ。駐屯兵でも精鋭の中の精鋭だよ。そしてクロルバ区統括支部長兼班長さ。十年ぶりだね。ずっとこの森でハンナを守ってきたんだよ。あんたがこの森の近くを通った時すぐ分かったよ。白髪に顔があたしに似て綺麗だったからね。私は母親ゆずりのブロンドだけど。」

ニーナの姉は笑いながら言った。

 

そしてニーナをアリスが立体機動で介抱しながら馬に乗せ南東に去った。

「チッ、アリス裏切りやがったな。」

「あんたよくもうちの妹を斬ってくれたね。」

「そっちこそ、クロエをあの世に送ってただで済むと思うなよ。婆ーーー!!!」

ナディアが大声で言った。

 

「あたしもあんたの船に乗せてもらうからね。」

「分かった・・・・・」

気が遠くなるニーナ。

しかしアリスは冷静だった。

 

アリスはすぐに待機してた馬車にニーナを入れて治療した。

アリスは医者の娘であったため応急処置は出来るのである。

「サイードは大丈夫?」

か細い声で言った。

「あの東洋人ならあんたの白馬の王様に加勢しに行ったよ。」

ナディアとリナの格闘が激しかった。

グイ―――――ン、カキン!!キュイン、カキン!!

 

「あんたら駐屯兵は楽してていいよ。汚い親父に抱かれなくてすむんだから。」

「なんで拒否しなかったんだい?」

「命令だからだよ。」

そしてまた真っ向勝負で剣を交えた。

キュイーーーーーーーン、キンッ、

「あんたが殺したクロエの好きだった男はずっとあんたの妹に独占されてたよ。あたいも好きだったけどね。クロエからジャックの話を聞くうちにだんだん私も好きになってったよ。」

 

「ジャックって奴はモテるんだね。じゃあジャックって奴がニーナを幸せにしてくれるんだね。安心したよ。」

「そんなことさせねえよ!!あんたら姉妹まとめてあの世に送ってやるよ。んであたいがジャックと幸せに生きるんだよ。」

「その口調だとジャックにはまだ抱かれてないようだね。」

ナディアは挑発に乗り、怒りに任せ斬りにいった。

ビュ―――――――ン、ズバッ。

ナディアは斬られた、そして最後に思った。

(一度でいいからいい男にだかれたかったよ)

ナディアは枝から真っ逆さまに落ちて行った。

「甘い事言ってんじゃないよ・・・・・」

 

リナの回想に・・・・・

 

「あんたが決めたなら駐屯兵団に入りなさい。」

私は二才の妹と母を残しマリア北西支部の訓練兵団に入団そして十年後・・・

 

「結婚してエレナさんを守ろう。妹が訓練兵になったんだろ。」

「私も結婚したいけど母さんは多分一人でいたいんだよ。」

「よく君が話してた近くの森で住もう。ハンナを二人で守るんだ!」

「それならいいよ!異動願いだそう。」

「君は七年間憲兵の仕事をした。俺の貴族屋敷にくるために。でも君との結婚を反対された。だから二人で駐屯兵になってのんびり暮らそう。今度は俺がお前を癒してやるよ。もう無理すんな。駆け落ちだな」

ライドは笑顔で言った。

 

それから三年後に憲兵がやってきた。

私は一生忘れないだろう。

「私になにかようですか?」

面倒くさそうに言った。

「いえ、ライドに話がありまして来たんです。」

「スコールさん!!!あのときはありがとうございました。巨人がいるなんて思いもしなくて。」

「その件で君に憲兵中央会議所に召集がかかった。」

「そうですか・・・」スコール「ちょっとライド借りますね、一週間すれば戻りますから。」

 

そして彼は二度と戻らなかった。

私は真相を知るため一か月後会議所に行った。

「憲兵にもどりたいんですが、」

「ゾーンさんにはその権限がないようです。」

「なんで!!!一回憲兵になればまた復職できるんじゃないんですか?」

「これ以上苦情を言えばあなたを拘束することになります。」

私はライドを取り戻すため死ぬ気で働いた。

調査兵の人員が足りないときは進んで壁外調査にも行った。

そして二年後クロルバ区統括支部長になった。

私は思った。

ちょうどニーナは私がライドと同じ部屋に寝た年齢くらいかニーナには幸せになってほしいな。

・・・・・リナの回想終了

 

トロスト区北で俺は覚悟した。

 

「サイードいいぞ!殺せーー。」

「ジャック様も終わりだな。」

サイードが真っ向から向かってきた。

そして俺の横を立体機動した。

 

俺(走馬灯がしたが、死ななかった。そして走馬灯の中で自分の答えが分かった。)

 

ケインとマークはサイードが裏切らないと完全に油断したため、サイードに空中で二人は捕まれ、立体機動装置を手でつぶされ、三人は落ちていった。

 

俺はサイードの行動が良くわからなかったが命はとられないと思いサイードを助けた。

「お前は逃げろ。俺の立体機動装置が落下で壊れた。だから無傷ですんだ。」

「なに言ってんだよ。お前も一緒に逃げるんだよ。」

俺は身長190cmの体重100キロのサイードを担ぎ、きつかったがとりあえず街中を立体機動で逃げた。

 

サイードの回想・・・憲兵一年目のラウンジで

 

「つい五年前は医者の卵だったのに今や殺し屋だよ・・・」

「そうなのか!!!俺も親父が医者でな、継ぐのがいやで兵になったんだ。」

「あたしゃなりたかったんだけど両親が殺されたんだ。」

「そうか・・・すまないな。じゃあ結婚して俺の父さんの後継ぐか!!!」

「そんな励ましいいよ。あたしにゃ合わんよ・・・」

「女子班はみんなジャック好きだけどお前は違うんだな。」

サイードは笑いながら言った。

「あたしゃ、苦手なんだよ。なんでジャックが一人も殺してないのに憲兵から追い出されないか不思議でたまらないよ。強力なコネがあんのかね。」

「あいつはたしかに普通の漁師だが、俺たちとはなにか違う。別に東洋人だからとかじゃなく、あいつはとてつもないものを持ってる。あいつが真の憲兵いや王の右腕にふさわしいかもしれない。」

「じゃあ、憲兵団いや王政は一人も殺さない一人の兵士相手におびえてるのかい?」

「ああ、あいつがいった貴族屋敷はあいつが行ったことによって地位が変わるらしい。不思議な話だろ?」

「なんでそんな事知ってんだい?」

「実際調べたらそうだった。傲慢な貴族は衰退し、謙虚な真の貴族は繁栄した。だからもしあいつが殺されるとき俺はあいつを助ける、この人類があいつを敵にしても、俺は味方になる!あいつには命をかける価値がある!!」

アリス「だからジャックはもてるのかい。」

「かもな」

 

サイードの回想終了・・・

 

「サイード、ガスがなくなった。あいつらはどうやら内地人から装置を借りたらしい。もうすぐそこまで来ている!」

ジャックがサイードに必死に路地裏で話しかける。

 

「あせるな。やつらは刃を持ってるのか?」

「いや持ってない。」

「おそらく拳銃で殺す気だ。お前拳銃持ってるか?」

「ああ、だが殺さないぞ?」

「お前はいい、俺が殺すから。」

「おれら男四人、憲兵のなかでもあんな仲良かったのにな・・・」

パンー、パンーと銃声がした。

その瞬間人々は建物に隠れたり、路地裏に逃げたりした。

 

サイードは酒樽に俺を引きずりこんだ。

「なあ、逃げよう。今ならいける。」

「だめだ、ここで決着をつける。」

「なぜだ、なぜそこまでして人を殺す!医者もどきだろ?」

「じゃあお前はなぜ魚が殺せて人を殺さない?」

「それは人間同士の殺し合いは不毛だからだ。憎しみは憎しみを生む、だから人だけは絶対殺さない。」

パンパン、パパン、こちらに向けて撃ってきた。

 

「お前は訓練時代ローゼ一番の狙撃大会に優勝したらしいな。」

「ああ、そうだ。」

「お前は優勝した当時こう言ったらしいな。僕は命の大切さが優勝に導いたんだと思ってます。と。」

「たしかに言った。」

「じゃあ二人の手を撃て、それでいいな。」

 

「分かった、じゃあ当てたら逃げよう!」

「酒樽にいるのは分かってるんだ。出てこい。」

「サイード、ジャックを引き渡せば三人の手柄だ。」

(お前らジャックの良い所なんにも分かってないな。残念だよ。五年間いたのに・・・)

サイードは彼らを引き付けるためジャックの二本の剣を持ち突撃した。

 

「サイード!別に殺す許可は出てない、生け捕りにすればいいんだ!」

「そうだ!ジャックは生け捕りだ!本当は誰も傷つけたくない!君を殺す命令は出ていない!」

「うおおおおおおおおおお!!ジャック今だ!!!」

だがサイードの体が大きくて死角になり二人の手を狙えなかった。

ジャックはニーナを撃つ時以上に考えた。

そしてパン、パン、と銃声が鳴り、ジャックは正確にはずした。

 

俺はケインとマークを撃つ時、今日二回目の走馬灯がした。

 

憲兵三年目ユトピア処刑所・・・・・

 

ガイルは俺を十発殴った。

「なぜ殺さない三年目の新米野郎。お前腰抜けか。」

「なぜここまでして俺に殺させようとするんですか。」

「それは憲兵みんなが通る道だからだよ。普通は正義ぶってるやつでも一か月以内に罪人を殺すぞ。」

「俺は殺しません。例えどんだけそいつが極悪非道でも。」

「こいつは30人以上の女性を暴行したクズだがやれないのか。」

「憎しみを生むだけでなにもかわりません。」

「俺はクズが嫌いだ。だが腰抜けもきらいだ。」

そう言って罪人の右足を撃った。

処刑の時170cmの棒に手と足を括り付けられ、目隠しされる。

そして、声が出ないように長さ30cmの棒をくわえさせられ、殺される。

「んーーーーー」

そして左足を撃った。

「んんんんーーー」

「俺は重罪人をこうやって送ってきた。何回も近くでやると聞こえるんだよ。「ん」しか言ってないけど、ころしてくれーってな。」

次に急所を外して腹部を撃った。

「んんー」

「今のは早くーだな、はっはっは。」

ガイルは笑いながら言った。

「ガイルさんなにがあったんですか?俺話聞きますから!!!」

するとガイルはもう一丁出して重罪人の心臓に四発全部打撃ちこんだ。

 

俺には血がかかり、全身の半分が赤く染まった。

ガイルは弾の入ってない銃で俺の眉間に銃口を当てながら言った。

 

「話してやるよ。俺とお前だけの秘密な。俺は四才の時父を殺され、母が暴行された。男三人にな、俺の母は再婚した純潔の東洋人で父は俺を捨てた母さんを恨むことなく忘れろと言った。俺は四才の時しばられて、目の前で十二時間暴行された義理の母を見てた。最後母は殺された。それでも男三人は暴行した。そして俺はなんとか縄をほどき、暴行に夢中な三人から逃げ近くの茂みに隠れた。すると男三人は逃げた。家に火を付けてな。二人の遺体の身元は見分けがつかないくらい損傷が激しかったらしい。俺は生みの親に引き取られた。俺は実の母と思えないぐらい冷たかった。毎晩違う男が来た。たまにいや週の半分はしらない男に殴られた。俺は人類で多くの人に一番殴られた。巨人のおかげで平和になったなんてそんなの俺には理解できなかった。そして理解するため家を飛出し訓練兵になった。俺は人の殺し方と巨人の殺し方を覚えた。憲兵になり俺が初めて銃殺する時、義理の母がむくわれたと思った。俺は壁外で巨人も倒した、憲兵だったがな。そして25歳の時俺は義理の母を殺したやつを処刑台で見た。いつもは新米に銃殺させたが、そいつだけは俺がじっくり殺した。200発くらい殴ったあと木の棒をはずした、そしたらそいつは殺してくれと言った、だがもう200発殴った、そいつの悲鳴を聞くたびに俺は義理の母が天国で喜んでると思ってた。そして両手両足に二発合計八発二丁全弾を撃ちこんだ。気を失ってても俺は殴った。死んでも殴った。母と同じようにしたことをした。三日間それをやってるのをたまに見たスコールはやめさせようと俺を止めにかかった。そして思わずスコールを殴ってしまった。」

 

「・・・」

「納得いったか?」

とても悲しそうな新米担当憲兵の顔を初めて見た。

「あなたは後悔している。結局俺の言った通りじゃないですか。一緒に治しましょう!!」

「なんだと?」

見たこともないような怖い顔をした、そして何度も俺の眉間めがけ拳銃でカラ撃ちしてた。

「俺は人を殺したことないですけど・・・あなたなら戻れますよ。」

「お前が初めてだ、俺に向き合ったの。」

パンと銃声が鳴った。

そして鳴った時俺は目をつぶってて開けた瞬間ガイルが倒れていた。

「ガイルさん!!!」

「最後にお前にあの世に送ってもらえるなんて神のいたずらだな。」

ガイルは微笑みながら死んだ。

 

俺の背中にはクロエが拳銃を持って涙を流して立っていた。

・・・ジャックの長い走馬灯終了

 

俺はケインとマークの心臓を正確に撃ちぬいた。

俺はすぐケインとマークに近づいた。

「お前に撃たれて光栄だったよ。ありが・・・」

ケインは笑いながら死んだ。

「サイードお前じゃなくてよかったな・・」

マークも安心したように死んだ。

俺は表情ひとつ変えずにいた、だが心はグシャグシャで初めてニーナに泣きつきたかった。

「悪い俺が・・・・・」

半泣き声で俺に謝ろうとした。

「お前のせいじゃない、そして誰のせいでもない運命のせいだ。行こうサイード、シガンシナに待ってる人がいる。」

 

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