バトルスピリッツ アナザースターター   作:謙虚なハペロット

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読み感想を書く暇あれど作品を書く暇が全くとれない程忙殺され気付けば烈火魂が終わりダブルドライブが始まっており遅くなりました。
その上中身はどうしようもない出来となってしまっています。


Step.10 『称号ッてのはある意味強さの証』

「粗削りだけど強くて可愛い…♪ きゃー!素敵ですぅ〜♪」

「い、いや、そんな…」

 

 ちょっと大袈裟すぎる…。

しかし最後危うかったが、何とか紙一重で勝利を収めることができた。

 

「そ、それよりさ」

「はい?」

「名前教えてもらってもいいかな」

「名前ですかぁ? いいですよぉ♪

 姓は梔黄(くちなき) 名は詩乃(しの)

 黄色のカードバトラー梔黄 詩乃をよろしくお願いしまぁす♪」

 

 詩乃…。それが彼女の名前か。

可愛い姿と歯が浮くような媚びる喋り方が特徴のゆるふわ美少女。だがバトスピでは「強いやつに会いたい」という考え方は早苗に近く、他よりストイックな感じだと印象を受けた。

 

「バトルありがとうございましたぁ♪ あ、メアドと番号交換しましょ♪」

「え、あ、うん」

 

 今返事してしまったがこんな簡単に交換してしていいのか。「バトルすれば皆マジダチ」は本当なのか。

 

「はいオッケーでぇす♪ 今日はありがとうございましたぁ♪」

「こっちもありがとう」

「はぁい♪ではまた会いましょうねぇ♪ お互いに良いバトスピライフ&バトルを〜♪」

「お、おう…」

 

 再び帽子を被り店を後にした詩乃。

また会おうといってたけど、そうそう頻繁に会うのか?

 

 

「お待たせ、しました」

「お疲れ」

 

 詩乃が去りぼーっとしていたら理絵が帰ってきた。

頼まれた仕事内容は商品整理と明かせないもう一つらしい。まぁ深くは聞かないようにしよう。

星さんは理絵と店長さんに一言二言話したら裏口から出て行ったとのこと。

 

「大丈夫だった?」

「はい?」

「あの痴女に何かされなかった?」

「だ、大丈夫でしたよ。何もされませんでした」

 

 

 

  ※  ※  ※

 

 

 

 ——カードショップ満足場……から少し離れた裏路地。

 

「…………♪ ふふふふふっ!良い娘、見つけちゃいましたぁ〜♪」

 

「……随分御機嫌ね」

 

「盗み見ですかぁ? 良い趣味ですねぇ。“骸姫(むくろひめ)”さん…♪」

 

「…ふん」

 

「凛々さん。まだまだ強くなりそうでこれから愉しみねぇ♪」

 

「負けたくせに」

 

「正直舐めてましたからねぇ。油断が過ぎたのは素直に反省です。次はどうしましょうか♪」

 

「好きにすれば。興味無い」

 

「なら私が貰ってもいいですよねぇ」

 

「貰ってどうする気」

 

「知れた事♪ 強くなるんですよ〜♪」

 

「………」

 

「お互い強くなって、勝って負かして、芽吹いた自信と希望を……。 あの娘なら、雑魚と違って軽ぅくバネにしそうですし♪」

 

「……いくら“幼なじみ”でもあんたのソレには本当に付き合ってられないわ。精々足元掬われないように…。それじゃ」

 

「そのお言葉、そっくりお返ししますねぇ♪ ではまた〜♪」

 

 

 

  †  †  †

 

 

———理絵の用事を済ませお店を後にし、現在駅前。時刻は既に夕方に差し掛かっている。

 

「………」

「……あの」

「ん?」

「何か、ありましたか?」

「あ〜…。うん、まぁ。理絵が仕事してる間に変わった人と対戦申し込まれてさ」

「変、な?」

「変というか、やけにぶりっ子してたというか…」

 

 その件の人物、詩乃のこと。対戦を申し込まれたこと。強い相手を求めていること。

実際対戦した私が言えることじゃないけど、改めて口にしてみると変わってるって実感した。

 

「…えっと」

「はっきり言っていいよ」

「あ、いえそんな! じ、上級者の方達って、皆さん個性的で、素敵ですから!」

 

 理絵の心から精一杯のフォロー。

無理しなくてもいいのに。これを聞いたバトラーはしっかりしなよ?…って私も誰に向かって言ってんだか。

 

「…どう言っていいか分からないんだけど、強くなるってどういうことなのかな」

「………難しい、ですね」

 

 個人的にこういうのに強さの定義とかを付けるのって無意味な感じがする。

だけど、早苗にも詩乃にも強くなるって約束をした手前、どう目指したらいいものか迷う。

 

「デッキを強くしてしっかり回せるようになれば強くなったって言える?」

「それはちょっと、違うような…?」

 

 …なんかのスポーツみたいに心技体が揃えば〜とかなんか?

それはある意味精神論にたどり着くけど、違うような。こう、明確に「こういうのが強い人」みたいなのが欲しいところ。

 

「あの紫のより強そうな人……。理絵の師匠さんとか、早苗の従姉妹さんとか?」

「たぶん。……あっ、なら…」

「ん?」

「“これ”、一緒に観ませんか?」

 

 理絵がチラシの様な物をバッグから取り出し、おそるおそるこちらに差し出してきた。

何だろうと手に取り見てみると…。

 

「『バトルスピリッツ 春期称号大会』?」

「“称号戦”っていう大会なんですけど、会場に行けなくても、中継で、観られるんです」

「へぇ。大会ってことは強い人も集まるんでしょ」

「はい。…明確に、何をもって強い、とは、何とも言えないです。でも、これを観れば、少しは分かるかも、知れません」

「なるほど」

 

 称号戦か…。早苗が名乗ってるようなやつを獲得するための大会らしいから、それだけ腕自慢が集まる訳だ。何かしらきっかけみたいのが掴めれば、紫使いに対抗…勝てる確率が上がるかも知れない。

……そういえば早苗からこの話が無かったけど、出るんだろうか。

 

 

 ———数日後、噂の称号戦…の、放送日。

我が家に深緒、羽月、早苗、理絵を誘い皆で様子を観戦することになった。……が。

 

「お招きいただきありがとうございますぅ〜♪」

「うん。まぁ、観るなら詩乃の意見も欲しいしね」

「りんりん、その方はどちらさまで?」

「りんりん言うな。この前話した人だよ。梔黄 詩乃さん」

「どうも〜♪」

 

 皆に連絡を入れているところ、本人から連絡があり、観戦しないかとの申し出があった。目的は同じだから調度いいと誘った次第だ。とりあえず手短に紹介…という程付き合いは長くないが、これから付き合うだろうから初対面のうちに親睦をと。

 

「………」

「あぁん♪ “蒼雷”…じゃなくてぇ、今は“叢空”さんでしたっけ?そんな怖い顔しないでくださいよぉ♪」

「………」

「喧嘩は無しにしてよ」

「ごめんなさいね凛々さぁん♪」

 

 そう言ってじゃれついて来る詩乃さん。それを見て更に顔をしかめる早苗。

…頼むから喧嘩しないでよ?

 

「…藍河さん、後でバトルしますぅ?」

「いいわ。その申し出受けて立つ」

 

「理絵ちゃん。あれが噂の三角関係っていうやつだよ」

「は、はい」

「いやぁ沙夜姉さん、凛々はモテますなぁ」

「我が妹ながら将来が愉しみね♪」

 

 

 

 

『レディィースアーンズィエントルメェェーーン!!! 老若男女のバトラー諸君!今日はこの春期大会に集まってくれてありがとーー!!』

 

 画面から大音量で放たれる声と歓声。

ボリュームは普通なはずなのにめっちゃうるさい。

画面中央にマイクを持ち、アニメのキャラクターのような派手な衣装を身に纏っている女性がMCなんだろう。めちゃめちゃハイテンションだ。

 

『司会進行を勤めますのは皆様ご存知!わたくし、“MCモモ”でございまぁす!』

 

 MCの自己紹介に更に盛り上がる会場。

あの人そんな人気なのかな。

 

「最近取り立てられた人らしいわ。私が出た時にもいたみたいだし」

「へぇ」

 

『さてぇ、皆様方。お待ちかねの称号戦でございます! しかしその前にひとつ!エキシビションを催しておりますです!』

 

 テレビ越しに会場がざわついているのが分かる。

事前に知らされていなかったのか、それとも知っていてその前座に期待が高まりざわついているのか。

 

『っと、その前にいつもの方々をお呼びしましょう! バトスピ界のカリスマ、ジャスティス立花!マジカルスター咲!暗黒戦士ボンバー!』

 

 大歓声の中、会場内特設ステージの袖から現れたのはコスプレした三名の大人。赤い服と目立つサングラスをした男性を先頭に、大きな赤いリボン、肩のクマのぬいぐるみ、両袖にデカい爪らしきものを付けた女性。赤いアフロが特徴のやや太めの男性の三人が出てきた。

あれがカリスマ?とかいう人達なのだろうか。いやMCがカリスマだって言ってるんだからそうなんだろう。

 

『やぁ諸君!正義のカリスマ、ジャスティス立花だ!』

『はーいマジカルだよー』

『どうもボンバーですー』

 

 …凄まじく軽いというか緩い。

もっとこうノリノリでやるのかっ思ったけどそうでもないよう。

 

「毎回あんな感じですよぉ」

「ああ見えて、お三方とも、とても強いんですよ」

「…そうなんだ」

 

 教えてくれた詩乃さんと理絵には悪いんだけどとても強そうには見えない。

 

『ちなみにだが、ギャラクシーは別の仕事があるため今回出番無しだ!』

『いつものでーす』

『詳しくはバトスピ部日誌を見てね〜』

 

「…ギャラクシー?」

「ほい凛々。この人」

 

 深緒が携帯でそのギャラクシーって人の画像を見せてくれた。目に掛かるほどの金髪のカツラに黒いサングラス、銀と青を基調にした服をした男性。この人がギャラクシーなのか。

 

「偉い人なんだけど何かと不憫な方なの」

「立花さんから“金髪豚野郎”って罵られた時は笑いましたねぇ」

「あー、あんときは何も言わずに制限破ってミカファールとか使ったのが悪いよ」

 

 ……その人本当に偉いのか?

 

『さてぇカリスマ達の出演事情を聞いたところで本題と参ります!

今回称号戦の前のエキシビション!それは、応募により選出された称号を持たない三名と、称号持ち三名による特別バトルとなっておりまーす!』

 

 その催し物は、噂の称号持ちの人とバトルをするというものだった。

称号持ちは強いとのことらしい。たしかにそれは早苗と理絵との対戦で経験済みだ。

 

『話は到って簡単! 挑戦者は称号持ちに勝てば、チャンピオンシップのシード権と称号を進呈致しまーす!』

 

 歓声が上がる会場。

姉さんと羽月によれば、通常称号戦は勝ち抜いて最後の一人に贈られるもの。こういうのは、次にあるチャンピオンシップという大きな大会でのダークホース的なものとして組み込まれたとか。要は、称号持ちから勝ち星を取ったのだから、本大会でも期待できるだろうと。

 

『しかぁし!称号もシード権もそう容易いもんじゃあなぁい!!』

『そう!モモちゃんの言う通りだ! ただ一人のみに与えられる2つの権利を、易々と三人にも与えてしまっては、ここに集った称号獲得に挑むバトラー達が黙っていない!』

『そこで、マジカル達が選んだ三人の称号持ちが立ちはだかる訳なんだよ〜』

 

「まぁそうだよねぇ」

「でもこのエキシビションに選ばれるってくらいなんだから実力はあるんだよね」

「おそらく。どれ程のものか、凛々もしっかり見ておきなさい」

「うん」

 

『それでは挑戦者達に登場していただきましょう! 称号持ちに挑むのは、こぉの三人だぁー!!』

 

 MCとカリスマ達のいるステージの右袖からスモークが焚かれ、そこから男性が二人、女性が一人が現れた。観客席からは拍手と歓声、応援の声が聞こえる。

 

『そしてぇ、この三人のバトラーを迎え撃つ称号持ちは……この三人だぁっ!!』

 

 瞬間、会場の照明が落ち暗くなった。

ざわつく会場内。そこに3つのスポットライトがステージ側から見て反対側を照らし出す。

そこにいたのは、三人の女性。

その三人を確認した観客はさっきと違い大歓声と悲鳴に近い何かが聞こえてきた。

 

『会場のバトラー皆々様、放送をご覧のバトラー皆々様!! あれが!カリスマ達により選ばれた称号持ち!!

 “白銀(はくぎん)”、“熾天(してん)”、“神淵(しんえん)”の三名だぁーー!!』

 

 

「……これは誰か一人にでも勝てれば大金星のメンツね」

「白姉さん…!」

「えっ、どれ?」

「これ、この人、です!」

 

 いつになく理絵が興奮気味に称号持ちの一人を指差す。それは、三人の内真ん中の女性で腕を組み自信満々と言わんばかりの表情と何処かチャラそうな見た目をしていた。…え?マジでこの人が理絵の師匠なの?

 

『それではまず称号持ちの方々の自己紹介、お願いしまぁす!』

 

 疑わしい事実に頭を捻っていたら、こちらから見てその師匠さんの左の人。長い黒髪に眼鏡を掛け、まるで何処かの女優か何かかと思った。

 

『皆様。本日はこの大会に御来場、放送を観ていただきまことにありがとうございます』

 

 丁寧な挨拶とお辞儀になんて礼儀正しい人なんだと感心した。

 

「“祐依”さんも“白鐘(しろがね)”のお守りで大変ね。理絵ちゃん」

「あはは…」

「…え?早苗も知ってる人なの?」

「ええ勿論。何て言っても麗ちゃんのマジダチだもの」

 

『今回、称号エキシビション戦のお相手を勤めさせていただく黄ゼロの“熾天”こと、“緋立 祐依(ひだち ゆい)”です。

 そして、“神淵(しんえん)”こと“静鳴 雫(しずなき しずく)”』

 

 紹介された右の女性が少し照れながらお辞儀をする。

大人しそうというかあの人も称号持ってるんだ…。

 

『そして最後に……はい?』

 

 最後に璃恵の師匠さんの紹介というところに、その師匠さんが熾天さんの肩を叩き私に喋らせろみたいなことを言っている。

それを聞いた熾天さんが凄く嫌そうに顔をしかめている。えぇ?お前にマイク渡すの?みたいなのが見て取れた。……あ、渋々だが手渡したようだ。

 

『へへ〜♪テンキュ祐依ちャん♪ んんッ!』

 

 何を言うんだろうか。左の熾天さんが溜息ついた。

 

『イェーイ!シロちャーん!観てるー? 白お姉ちャんだヨー♪』

 

 いきなりこちらに向かって頭の悪そうなメッセージを理絵に送ってきた。しかもやりやがったよこいつみたいな表情で熾天さんが思い切り師匠さんの肩を(はた)いた。

 

「いつも通り。安心した?」

「はい。安心、しました」

「…称号持ってる人って皆変わってるの?」

「それは偏見……とも言い切れない、ような」

 

 早苗が珍しく歯切れの悪い返答。早苗も変わってるとは思うが、今知る限り理絵の師匠さんがぶっちぎりで変わってると思う。

 

『ニャはは〜♪冗談はここまでにしといてと…。さて!対戦する三人と称号戦に参加、観戦に来てくれた諸君!』

 

 さっきのチャラい雰囲気は何処へやら。一呼吸置いて引き締まった雰囲気で会場に呼び掛ける。

 

『ワタシがご存知、白ゼロこと“白銀”の“白鐘 璃恵(しろがね りえ)”だヨ〜♪ バトルを始める前にちョいお話しをネ。

 称号ッてのはある意味強さの証明。幾多のバトラーと鎬を削りあい、退け、ただ一人が掴める栄光だッたりするのサ。まァ何か別に自称しても何ら問題Nothingなンだけどネ♪ たァだァし!悪用はTaboo、厳禁だからネ!』

 

 悪用…か。身内は心配無いだろうけど、鼻に掛けてる奴らもいるんだ。ああいう事を伝えるってことは。

 

『ンなことは公式のお知らせに任せといてぇ!挑戦者たち!簡単にャ勝たせないから覚悟しとけヨ! ……ん?あ、マイク返せ?はい』

『…え〜、長々と申し訳ございません。雫さんからは特に無いそうなのでそちらにお返しします』

 

『なはは…。えーでは、改めてエキシビション戦を開始したいと思いまーす!!』

 

 ……まぁとにかく試合が始まるみたいだ。変な空気になってなかったのは師匠さんが元々ああいう人だからか? あんなんやったら普通は空気がおかしくなるはず。昔そんな人がいた。

 そんなことを考えていたらステージに挑戦者と称号持ちが集まり、いつの間にか特製っぽい対戦テーブルが用意されている。…対戦順はどうするんだろうか。

 

『さぁまず最初の対戦! 称号者側からはぁ〜……熾天の祐依さん!!』

 

 指名された熾天の人が一歩前に出て一礼をした。

 

「詩乃。あの人って何色使うの?」

「祐依さんは基本的に黄色と赤を使いますけどぉ、最近は紫も使うなんて聞きましたねぇ」

「へぇ。羽月と詩乃と同じなんだ」

 

 てことはかなーり厄介極まりないデッキの使い手なのかも知れない。称号を名乗るぐらいなんだから当たり前っぽいが、この二人であの厄介具合だ。それが上まで行くとどうなるか。

 

『そして相対する挑戦者は、過去称号戦、チャンピオンシップと幾多の公式戦でぶつかり合った自称生涯の好敵手! 榛堂 明日歌(しんどう あすか)さーん!』

 

 名前を呼ばれた挑戦者の紅一点。榛堂と言う長髪で金のエクステ、随分とパンキッシュが濃い服装をした女性。自信満々の笑みはただ一点、相対する熾天さんを見据えていた。自称ライバルを名乗るだけあって選ばれたのだから強いんだろうきっと。

 

『…っと。久しぶりだね熾天の祐依』

『いい加減その呼び方やめてもらえませんか? あとこの前前哨戦とか言ってカフェに乗り込んで来ましたよね』

『あれはあれさ。良い肩慣らし、良い息抜きになっただろ?』

『その息抜きで緊張から凡ミスやらかした人が言いますか』

 

 お互いが席に着き、ヘッドマイクを装着したときそんな会話が聞こえてきた。会話からして長い付き合いなのが分かる。

 

『さぁお互いデッキもシャッフルが完了!手元に4枚置いて準備万端!それでは皆様ご一緒にぃ!ゲーt』

『あーちョッと待ッた〜!! 報告ひとつ忘れてたワ!!』

 

 と、突然何か思い出したのか師匠さんがマイクで叫び出した。今まさにというところで止められたので全員がつんのめる形でざわつく。

 

『えッと、開発中の“バトルフィールド”の進展についてネ。前にワタシらが使ッてみせたあン時から進んで、ある問題を無視するならすぐにでもベータ稼動できるンだ』

 

「えマジで!?」

「あれが遂に使えるようになるんだ…」

「これは高まる! …しかしある問題とは?」

 

 深緒、羽月、早苗がそれぞれ言う中会場側もどよめきに包まれていた。…私は使うのは遠慮したいけど、その問題ってのは気になる。無視すれば〜って言うぐらいなんだから稼動初期なら気にしないでも良いんじゃ?

 

 

『実はネ…。黄色のベイベ達の挙動に全ッ然満足出来ないのサ!!』

 

 

「………ベ、何?」

「あ〜それは無視出来ない問題ですねぇ」

「下手したらバトスピの生命線に関わる重大事項ね!」

「え?そこまで?」

 

 詩乃と姉さんが納得するなか、会場側でもその問題に納得の声が聞こえてくる。

 

『だから稼動はもう少し待ッてほしい! ワタシ主導の元、完ッ璧にしてみせルからネ!! 全国全世界の紳士淑女諸君!待ち遠しくても、待てッ!!』

 

 謎の宣言の後大歓声が会場を包む。てか爆発した。そのベイベとやらが遅れている理由なら……で、結局ベイベって何だ。

 

「ベイベというのはこういうカードのことよ」

「ん? ……あっ」

 

 早苗から1枚のカードを渡される。渡されたのは《[超神星アイドル] ノア・フルール》という黄色のカード。

私も察しが良いのか大概を理解してしまった。

 

「ね?」

「ね?って詩乃…」

「つまりそういうことなんだよ凛々」

「そういうことなのか…」

 

『以上報告終了!次回報告をお楽しみに! 長くなったけど改めて祐依対明日歌! ゲート、オープン!!』

 

『「「「「 界 放 !! 」」」」』

 

 

『ああ、私の仕事がぁ〜!?』

 

 

 

 やっと始まったバトル。

ステージの大型モニターに場の様子が映されるみたいだから何がどうなっているか分からなくなる心配は無い。まぁ周囲に説明してくれる人がいるから大丈夫か。

そして、モニターの左半分光る。…どうやら先攻決めのやつらしく、先攻は挑戦者さんに決まったようだ。

 

<明日歌・先攻第一ターン>

『先攻は私だ! スタートステップ!』

(リザーブ4)

(手札4→5)

 

『メインステップ。まずはネクサス、魔女達の夜会《ワルプルギスの夜》を配置!』

(手札5→4)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ0→4)

 

『更にバーストをセットして、ターンエンドだ』

(手札4→3)

{明日歌バースト:なし→セット}

 

<祐依・後攻第二ターン>

『では後攻、行きます。スタートステップ』

(リザーブ4→5)

(手札4→5)

 

『メインステップ。…少々手札が悪いですね』

『…君の、君達の悪いは当てにならないから』

『では“詩魔法”ならぬ、“歌マジック”《キュート×キュート》を使用します』

(手札5→4)

(リザーブ5→0)

(トラッシュ0→5)

 

「っ! 未知のマジックだ!」

「黄色のだね。歌マジックって新しい種類?」

「イラストから見てぇ、詩姫用のでしょうか?」

「コスト5の黄色マジック…。それなりに強力なものでしょうね」

 

『それが噂の新カードかい』

『ええ。効果は、私の手札にある<詩姫(ディーバ)>スピリットカードを好きなだけ手元にオープンします。よって、私は“手札全て”の詩姫をお披露目します』

(手札4→0)

●オープン/手元に置いたカード

・《ローズ・ベリィ》

・《歌姫ロメーダ》

・《[闇夜の微風] セイナ・リューミン》

・《ディアナ・フルール》

 

『なぁんとー!オープンされたカードは全て新しい詩姫のカード! やはりやってくれるやってくれた我等が熾天プロデューサー! 黄色を使わせたら右に出る者は少ない名プロデューサー!』

 

「あれは誉められてんの?」

「最大の賛辞でしょうよ」

 

『更にオープンした枚数分ドローします』

『っ! 成程詩姫スピリット専用の《マジックブック》か』

『その通り。オープンしたのは4枚。よって4時枚ドロー』

(手札0→4)

 

『そしてこの歌マジックは、私の場に残り続けることができる特殊効果を持ちます』

『場に残る、とな?』

 

黄 マジック

《キュート×キュート》

コスト5 軽減黄2

【タイプ:歌】

メイン:

自分の手札にある系統:<詩姫>を持つスピリットカードを好きなだけオープンして手元に置くことで、オープンしたカード1枚につき、自分はデッキから1枚ドローする。

オープンしたスピリットカードは、ゲーム終了時まで、手札にあるときと同様に使用できる。

その後、このマジックカードを自分のフィールドに置くことができる。

 

黄 マジック

《マジックブック》

コスト5 軽減黄2

メイン:

自分の手札にあるマジックカードを好きなだけオープンして手元に置く。

このとき、自分はデッキから置いたマジックカード1枚につき1枚ドローする。

オープンしたマジックカードは、ゲーム終了時まで手札にあるときと同様に使用できる。

フラッシュ:

このターンの間、スピリット1体をBP+4000する。

 

『バーストをセットして、ターンエンド』

(手札4→3)

{祐依バースト:なし→セット}

 

『お互いスピリットを展開せず黄色らしい静かな立ち上がり。しかし熾天の祐依さんが4枚ドローを炸裂させ一歩リードか!?』

 

<明日歌・第三ターン>

『ふん。手札の差ぐらい些細なものさ。スタートステップ!』

(リザーブ0→1)

(手札3→4)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ1→5)

 

『メインステップ。《闇魔女サブリナ》をレベル1で召喚!』

(手札4→3)

(リザーブ5→2)

(トラッシュ0→2)

[闇魔女サブリナ コア1 レベル1 BP2000]

 

『ワルプルギスの夜をレベル2に上げ、アタックステップ!』

(リザーブ2→0)

[ワルプルギスの夜 コア0→2 レベル1→2]

 

『サブリナでアタック! ワルプルギスの夜レベル2の効果により、私の<導魔>スピリットは【聖命】を持つ!』

 

黄 スピリット

《闇魔女サブリナ》

コスト3 軽減黄3 <導魔>

<1> Lv1 BP2000

<2> Lv2 BP4000

<3> Lv3 BP5000

シンボル:黄

【効果記述無し】

 

黄 ネクサス

《ワルプルギスの夜》

コスト4 軽減黄2

<0> Lv1

<2> Lv2

シンボル:黄

Lv1・Lv2『相手のアタックステップ』

コアが1個の相手のスピリットのアタックでは、自分のライフは減らない。

Lv2

系統:<導魔>を持つ自分のスピリットすべてに

“【聖命】『このスピリットのアタック時』

このスピリットのアタックによって相手のライフを減らしたとき、ボイドからコア1個を自分のライフに置く”

を与える。

 

「<導魔>?」

「黄色の系統のひとつですよぉ。覇王編でちょびっとプッシュされたのが最後ですけど」

「クレオパトラスが悪さしたから、かなぁ天下?」

 

 詩乃と羽月が言うにはプッシュされたけどその系統を持つ主犯格辺りが悪さした、しかけたから打ち切られたとのこと。

黄色がやらかすのはいつもの事だが導魔サポ打ち切りは非常に残念だったみたい。

 

「<導魔>と<戯狩>は当時廃れていた【光芒】を推しての再登場だったのに、トリスタの【姫ヒドラ】とかいうのを生み出したばっかりに…」

「割を食うのはいつも黄色ですからねぇ。1ターンに1度の制限を付けないからこうなるのは確定的に明らかですぅ」

「………」

 

『アタックはライフで受けます』

(祐依ライフ5→4)

(リザーブ0→1)

 

『では【聖命】発揮!ボイドからコア1つをライフに置く!』

(明日歌ライフ5→6)

 

『ならライフ減少でバースト発動。《歌姫提督ミレファ》。レベル1でバースト召喚します』

{祐依バースト:セット→発動→召喚}

(リザーブ1→0)

[歌姫提督ミレファ コア1 レベル1 BP6000]

 

『ふむ。ターンエンドだ』

 

『先制パンチを入れたのは挑戦者の明日歌! ライフは4対6と2点の差が出来はしましたがこの程度はバトスピのチャメシ・インシデント! 詩姫vs導魔となった対決、これからどう動くのかー!』

 

<祐依・第四ターン>

『スタートステップ』

(リザーブ0→1)

(手札3→4)

(トラッシュ5→0)

(リザーブ1→6)

 

『メインステップ。まずバーストをセットして、ミレファ提督のレベルを2へ上げます』

(手札4→3)

{祐依バースト:なし→セット}

(リザーブ6→5)

[歌姫提督ミレファ コア1→2 レベル1→2 BP6000→8000]

 

『そしてミレファ提督、レベル2からの効果。私のバーストがセットされている間、私の<詩姫>スピリットを黄シンボル2つにします』

[歌姫提督ミレファ シンボル黄→黄黄]

 

『これで黄色のダブルシンボル。続けてネクサス、《バックステージ》を配置します』

(手札3→2)

(リザーブ5→3)

(トラッシュ0→2)

 

『バックステージも新しいカードか』

『効果はいずれ分かりますよ。では出番です。黄金乙女、手元の《ローズ・ベリィ》をレベル1でステージイン!』

(リザーブ3→1)

(トラッシュ2→3)

[ローズ・ベリィ コア1 レベル1 BP2000]

 

『出たー!新たな私服詩姫! 元ネタは……』

『そこまでです。すぐに分かります。このままアタックステップに入ります。そしてアタックの代わりにローズ・ベリィ、【オンステージ】!

私服ローズ・ベリィをデッキ下に戻し、手札または手元の<衣装>ローズ・ベリィをノーコストで召喚します。私は手札の《[アイドルクィーン] ローズ・ベリィ》を提示します。ここでネクサス《バックステージ》レベル1の効果発揮。このネクサスを疲労させることで、オンステージ元の私服スピリットをデッキ下に戻したものとして扱えます!』

(手札2→1)

[バックステージ 回復→疲労]

 

『成る程。舞台袖、舞台裏とはよく言ったものだ』

『更に私服ローズ・ベリィの効果発揮。オンステージによるドロー枚数を2枚追加します。よって3枚ドロー!』

(リザーブ1→0)

[[アイドルクィーン] ローズ・ベリィ コア1 レベル1 BP7000]

(手札1→4)

 

『何っ!?オンステージしただけで3枚ドローだと!?』

『驚くのは まだ 早い! 衣装ローズ・ベリィの召喚時効果発揮。ボイドからコア1つを衣装ローズ・ベリィに。更に【オンステージ】によって召喚されたため、コア2つ追加!よって3コアブースト!』

[[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ コア1→4 レベル1→3 BP7000→12000]

 

『3ドロー3コアブ、だと…!? こ、この効果、このコスト…。これはまさか…!』

『御明察。ローズ・ベリィの元ネタは《金殻皇ローゼンベルグ》!』

 

黄 スピリット

《ローズ・ベリィ》

コスト3 軽減黄2 <詩姫・私服>

<1> Lv1 BP2000

<2> Lv2 BP4000

<5> Lv3 BP8000

シンボル:黄

【チーム:アブソリューツ】

Lv1・Lv2・Lv3【オンステージ】『自分のアタックステップ』

このスピリットを、アタックするかわりにデッキの下に戻すことで、自分の手札/手元の系統:<衣装>を持つ「ローズ・ベリィ」1枚を、コストを支払わずに召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。

Lv1・Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

このスピリットの【オンステージ】でドローする枚数を+2枚する。

 

黄 スピリット

《[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ》

コスト8 軽減黄4 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP7000

<3> Lv2 BP10000

<4> Lv3 BP12000

シンボル:黄

【チーム:アブソリューツ】

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

ボイドからコア1個をこのスピリットに置く。

【オンステージ】で召喚されたとき、さらに、ボイドからコア2個をこのスピリットに置く。

Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

【アブソリューツ】を持つ自分のスピリット1体につき、相手のスピリット1体を疲労させる。

 

『更に私服ローズ・ベリィをもう一度オンステージ! 手札にある2枚目の《[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ》をノーコストでステージイン!』

(手札4→3)

[ローズ・ベリィ コア→譲渡 デッキ下へ]

[[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ(2) コア1 レベル1 BP7000]

(手札3→6)

 

『勿論これも3枚ドローし、召喚時効果で3コアブースト!』

[[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ(2) コア1→4 レベル1→3 BP7000→12000]

 

「1ステップで6枚ドローして6つコア増やすとかインチキ効果も大概にしてよ」

「う〜ん、これぐらいしないと今の環境に名を上げるなんて黄色じゃできないですからねぇ」

 

『す、凄まじいドロー&コアブースト!元の金殻皇を彷彿とさせる爆発力は凄まじいの一言! しかも歌姫提督ミレファの効果は常時発揮されているため、2体の衣装ローズ・ベリィもダブルシンボルになっているー!! 既にキル圏内だー!!』

 

[[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ(1) シンボル黄→黄黄]

[[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ(2) シンボル黄→黄黄]

 

『ワルプルギスの夜レベル1のダメージカット効果もクリア。仕留めますよ。衣装ローズ・ベリィ(1)でアタック!』

『ら、ライフで受ける!』

『衣装ローズ・ベリィはダブルシンボル!ライフ2ついただきますよ』

(明日歌ライフ6→4)

(リザーブ0→2)

 

「更にもう1体の衣装ローズ・ベリィ(1)でアタック!こちらもダブルシンボルです」

『それも受ける!』

(明日歌ライフ4→2)

(リザーブ2→4)

 

『ライフ減少によりバースト発動っ! 《絶甲氷盾》!! ボイドからコア1つをライフに置き、追加コストを支払いそちらのアタックステップを終了させる!!』

{明日歌バースト:セット→発動}

(明日歌ライフ2→3)

(リザーブ4→0)

(トラッシュ2→6)

 

『ターンエンド』

 

『熾天Pの強烈なカウンター! 1発殴られたら4倍にして丁寧にお返しする!左の頬を叩かれたら首を撥ねる勢いで相手の右頬をぶん殴っていくスタイル! 愛らしいアイドルの姿とは裏腹に殺意の塊だ!!』

 

<明日歌・第五ターン>

『ふ、ふふんっ。少々動揺はしたが精神的動揺は無いと思いたまえ! スタートステップ!』

(リザーブ0→1)

(手札3→4)

(トラッシュ6→0)

(リザーブ1→7)

 

『メインステップ! 《冥土の魔女ヘレン》をレベル1で召喚!』

(手札4→3)

(リザーブ7→3)

(トラッシュ0→3)

[冥土の魔女ヘレン コア1 レベル1 BP2000]

 

『召喚時効果により手札のマジック、《ミストバラッジ》と《サンダーウォール》を程度に公開し、公開した枚数分、つまり2枚ドローする!』

(手札3→1)

●オープンされたカード

・《ミストバラッジ》

・《サンダーウォール》

(手札1→3)

 

『更にネクサス、《朱に染まる薔薇園》を開園!』

(手札3→2)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ3→6)

 

『最後にバーストをセットし、アタックステップだ!』

(手札2→1)

{明日歌バースト:なし→セット}

 

『サブリナでアタック!』

『ライフで受けます』

(祐依ライフ4→3)

(リザーブ0→1)

 

『【聖命】発揮! 更に薔薇園の効果により1枚ドロー!』

(明日歌ライフ3→4)

(手札1→2)

 

『続けてヘレンでアタック!』

『フラッシュタイミング。歌マジック、《ヒーリングメロディ》を使用します』

(祐依手札6→5)

(リザーブ1→0)

(トラッシュ3→4)

 

『このバトル終了時にこちらのライフが2以下ならばアタックステップを強制終了させます』

『《サンダーウォール》互換か!だがそれを使ったところで私のアタックは終わる。歌マジックを残したいとみるね』

『長々とバトルする気はありませんからね』

『成程。ならばアタックは——』

『更にフラッシュタイミング!』

『っ!?』

『マジック、《ハードビート》を使用します! コストは衣装ローズ・ベリィ2体から!』

(手札5→4)

[[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ(1) コア4→2 レベル3→1]

[[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ(2) コア4→2 レベル3→1]

(トラッシュ4→8)

 

『衣装ローズ・ベリィ2体とミレファ提督の3体をデッキボトムへ戻します!』

[[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ(1) デッキ下へ]

[[アイドルクィーン]ローズ・ベリィ(2) デッキ下へ]

[歌姫提督ミレファ デッキ下へ]

(リザーブ0→6)

 

『そして戻した体数分デッキトップをオープン! その中に<詩姫>スピリットをスカウト…もとい、召喚時効果を発揮させずにノーコスト召喚します!』

●オープンされたカード

・《[もふもふひつじ]セフィ・アリエス》(詩姫・衣装)

・《双星の歌姫ライラ姉妹》(詩姫・衣装)

・《[幻の姫君]マイ・アスカ》(詩姫・衣装)

 

『よし』

『なっ、総入れ替え!?』

『セフィ・アリエス、ライラ姉妹、マイ・アスカ!ステージイン!』

(リザーブ6→1)

[[もふもふひつじ]セフィ・アリエス コア1 レベル1 BP3000]

[双星の歌姫ライラ姉妹 コア3 レベル2 BP4000]

[[幻の姫君]マイ・アスカ コア1 レベル1 BP6000]

 

黄 マジック

《ヒーリングメロディ》

コスト3 軽減黄2

【タイプ:歌】

フラッシュ:

このバトルが終了したとき、自分のライフのコアが2個以下なら、アタックステップを終了する。

その後、このマジックカードを自分のフィールドに置くことができる。

 

黄 マジック

《ハードビート》

コスト8 軽減黄4

フラッシュ:

系統:<詩姫>を持つ自分のスピリットを好きなだけデッキの下に戻すことで、戻したスピリット1体につき、自分のデッキを上から1枚オープンする。

その中の系統:<詩姫>を持つスピリットカードを、コストを支払わずに好きなだけ召喚する。

ただし、『このスピリットの召喚時』効果は発揮しない。

残ったカードは破棄する。

 

『そしてヘレンのアタックはライラ姉妹でブロックします』

『迎え撃つか!』

『ライラ姉妹のブロック時効果発揮。私の場の<詩姫>スピリットの数分、そちらのデッキを破棄!』

『き、黄色がデッキ破壊!?』

『こちらの詩姫は“4体”。よって4枚破棄!』

『馬鹿な!何処に4体目がいる!』

『ライラ姉妹の常時効果。自身の効果で体数を計算する際、ライラ姉妹は1体で2体分と数えます!』

●破棄されたカード

・《魔導双神ジェミナイズ》(スピリット)

・《ハンドリバース》(マジック)

・《ライトニングデリバリー》(マジック)

・《グリームホープ》(マジック)

 

『ああっ!私の主要マジックがあっ!?』

『…双子座?』

『忘れられてるかも知れないけどこの子も系統:<導魔>を持ってるんだ!』

『……破棄した中にマジックカードを確認。破棄したマジックカード1枚につき、私のライフを回復します。破棄されたのは3枚。よってボイドからコア3つライフに置きます』

(祐依ライフ3→6)

 

黄 スピリット

《双星の歌姫ライラ姉妹》

コスト2 軽減黄2 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP1000

<3> Lv2 BP4000

<4> Lv3 BP5000

シンボル:黄

Lv1・Lv2・Lv3

自分のスピリットの効果でスピリットの数を数えるとき、このスピリットをスピリット2体として数える。

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのブロック時』

相手のデッキを上から系統:<詩姫>を持つ自分のスピリットと同じ枚数破棄する。

この効果で破棄したマジックカード1枚につき、ボイドからコア1個を自分のライフに置く。

(Produce:阪口大助)

 

『ら、ライフ逆転! 熾天P、先程の状況を真逆にしました!』

 

「…やっぱ黄色ってえげつない」

 

 デッキを破壊しつつライフを回復して奇襲でスピリットの数を減らす。…あれが本当の黄色か。てか、まだ5ターン目なのに内容が濃すぎる気がする。

 

『ヘレンは返り討ちです』

『くっ…、破壊されるくらいならば…! フラッシュ!マジック《エレキトリック》!コストはワルプルギスから確保!』

(明日歌手札2→1)

[ワルプルギスの夜 コア2→0 レベル2→1]

(トラッシュ6→8)

 

『バトルしているヘレンを破壊! そして乗っているコア1つをライフに置く! そしてアタックステップ中にライフが増えたため1枚ドロー!』

[冥土の魔女ヘレン 破壊 コア1→ライフへ]

(明日歌ライフ4→5)

(手札1→2)

 

黄 マジック

《エレキトリック》

コスト3 軽減黄1

フラッシュ:

バトルしている自分のスピリット1体を破壊することで、そのスピリット上からコア1個を自分のライフに置く。

 

『…ターンエンドだ!』

 

<祐依・第六ターン>

『行きますか。スタートステップ』

(リザーブ1→2)

(手札4→5)

(トラッシュ8→0)

(リザーブ2→10)

 

『メインステップ。手元から《[闇夜の微風]セイナ・リューミン》をレベル2でステージイン!』

(リザーブ10→6)

(トラッシュ0→2)

[[闇夜の微風]セイナ・リューミン コア2 レベル2 BP5000]

 

『闇夜リューミンの召喚時効果。朱に染まる薔薇園を手札へバウンス』

[朱に染まる薔薇園 手札へ]

(明日歌手札2→3)

 

『続いて手元の《ディアナ・フルール》をレベル2でステージイン!』

(リザーブ6→3)

(トラッシュ2→3)

[ディアナ・フルール コア2 レベル2 BP6000]

 

『衣装セフィ、姫君マイをレベル2へランクアップ』

(リザーブ3→0)

[双星の歌姫ライラ姉妹 コア3→2 レベル2→1]

[[もふもふひつじ]セフィ・アリエス コア1→3 レベル1→2 BP6000]

[[幻の姫君]マイ・アスカ コア1→4 レベル1→3 BP6000→10000]

 

『アタックステップ。開始時にディアナ・フルール、レベル2からの効果発揮。私の場の歌マジック、《キュート×キュート》を破棄』

[キュート×キュート 破棄]

 

『これにより、私服ディアナをデッキ下に戻しオンステージ!

 黒の超神星、《[漆黒の女神]ディアナ・フルール》!

 レベル3にて、ステージイン!』

(手札5→4)

[双星の歌姫ライラ姉妹 コア2→1]

[[漆黒の女神]ディアナ・フルール コア3 レベル3 BP11000]

[ディアナ・フルール デッキ下へ]

→2)

 

黄 スピリット

《ディアナ・フルール》

コスト4 軽減黄3 <詩姫・私服>

<1> Lv1 BP4000

<2> Lv2 BP6000

<3> Lv3 BP7000

シンボル:黄

【チーム:トワイライトゴシック】

Lv1・Lv2・Lv3『お互いのアタックステップ』

アルティメットとバトルしている【トワイライトゴシック】を持つ自分のスピリットすべてをBP+10000する。

Lv2・Lv3『自分のアタックステップ開始時』

自分のフィールドにある【歌】を持つマジックカード1枚を破棄することで、自分の手札/手元の系統:<衣装>を持つ「ディアナ・フルール」1枚を、コストを支払わずに召喚し、このスピリットをデッキの下に戻す。

 

『さてお覚悟を』

『ふっ。こちらの手元のカードが見えてないのかい?』

『女神ディアナ、闇魔女サブリナに指定アタック!』

『何っ!?』

『女神ディアナレベル2からのアタック時効果による指定アタック。これはアルティメットに対しても有効です。何も無ければ破壊します』

『……いいだろう』

『そこでレベル1からの効果発揮。チーム【トワイライトゴシック】がBPを比べ勝ったとき、ライフ1点貫きます』

『か、貫通持ちか!?』

[闇魔女サブリナ 破壊]

(明日歌ライフ5→4)

(リザーブ0→1→2)

 

『更に衣装セフィ・アリエス、レベル2からの効果発揮。私のスピリットがBP比べに勝ったとき、<詩姫>スピリット1体を回復させます。女神ディアナを回復!』

[[漆黒の女神]ディアナ・フルール 疲労→回復]

 

黄 スピリット

《[もふもふひつじ]セフィ・アリエス》

コスト6 軽減黄3 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP3000

<3> Lv2 BP6000

<4> Lv3 BP7000

シンボル:黄

【チーム:プリティアニマルズ】

Lv1・Lv2・Lv3

【プリティアニマルズ】を持つ自分のスピリットすべてをBP+3000する。

Lv2・Lv3『自分のアタックステップ』

自分のスピリットがBPを比べ相手のスピリット/アルティメットだけを破壊したとき、系統:<詩姫>を持つ自分のスピリット1体を回復させる。

 

『この回復効果、名前からして元は牡羊座か!愛らしい見た目に反して厄介な…! だがスピリットの破壊によりバースト発動!《双光気弾》!デッキから2枚ドロー!追加コストは支払わずそのまま!』

{明日歌バースト:セット→発動}

(明日歌手札3→5)

 

『続いて姫君マイでアタック。こちらもダブルシンボルです』

『ライフ——』

『フラッシュタイミング!』

『っ!?』

『歌マジック《コスチュームチェンジ》を使用!』

(祐依手札4→3)

[[漆黒の女神]ディアナ・フルール コア3→1]

(トラッシュ3→5)

 

『私の合体スピリット1体を分離させますが、これは意味はありません。が、本命の効果はこっちです。<詩姫>スピリットに対して手札の黄ブレイヴ1枚をノーコストで直接合体するよう召喚します!』

『今度は詩姫用の《バーニングサン》に似たマジック!?』

『どうです? ただ愛でて楽しいだけではなくなった詩姫の実力は。姫君マイに《夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア》を直接合体!』

(祐依手札3→2)

 

夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア

  ↓ 直接合体

[幻の姫君]マイ・アスカ(合体)

[コスト:8+5=13]

[BP:10000+5000=15000]

[合体時:追加]

[シンボル:黄黄+黄=黄黄黄]

 

『これでトリプルシンボル』

『ちょ、ちょっと待ちたまえ祐依!?』

『待ちません。大人しくライフで受けてもらいましょうか』

『くう…! ライフだ!』

『闇黄剣の効果によりライフ1つ回復!』

(祐依ライフ6→7)

(明日歌ライフ4→1)

(リザーブ2→5)

 

「ライフ7つ…」

「うわぁ、遂に詩姫が環境入りか〜」

「…あのライフ、Uアークでも削り切る自信無い」

「あのライラ姉妹が厄介ね。マジックが出ずとも有力なカードを減らす役割があり、コスト2だから回収も容易という」

 

『ライフが絶望的なまでに大逆転!! 7対1!!』

 

『衣装セフィ・アリエスでアタック!』

『フラッシュタイミング!手元の《ミストバラッジ》を使用!セフィ・アリエスを対象とし、ダメージを受けない!』

(明日歌リザーブ5→3)

(トラッシュ8→10)

 

『更に《サンダーウォール》も使用!バトル終了時に私のライフが2以下ならばアタックステップを強制終了させる!』

(リザーブ3→0)

(トラッシュ10→13)

 

『しぶとい。…ではアタックステップを終了します』

『しぶといさ。君に勝つまではね』

『ならエンドステップに闇夜リューミン、レベル2からの効果発揮。私の場に歌マジックがあるならば、トラッシュにあるコア全てを場のスピリットに自由に振り分けます』

『詩姫が【烈神速】…だと…』

 

黄 スピリット

《[闇夜の微風(そよかぜ)]セイナ・リューミン》

コスト5 軽減黄3 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP4000

<2> Lv2 BP5000

<7> Lv3 BP10000

シンボル:黄

【チーム:トワイライトゴシック】

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

相手のネクサス1つを手札に戻す。

Lv2・Lv3『自分のエンドステップ』

【歌】を持つマジックカードが自分のフィールドにあるとき、自分のトラッシュのコアすべてを自分のスピリットに好きなように置く。

 

『トラッシュのコア2つをディアナに。残り3つを姫君マイに渡します。これによりディアナはレベル3、姫君マイは“レベル4”へランクアップします』

(祐依トラッシュ5→0)

[[漆黒の女神]ディアナ・フルール コア1→3 レベル1→3]

[[幻の姫君]マイ・アスカ(合体) コア3→6 レベル2→4 BP10000→15000+5000=20000]

 

『では、そちらのターンをどうぞ』

 

<明日歌・第七ターン>

『はん!その7つのライフを打ち砕けばいいだけの話! スタートステップ!』

(リザーブ0→1)

(手札5→6)

(トラッシュ13→0)

(リザーブ1→14)

 

『メインステップだ!』

 

 あの挑戦者の人、何であの夢も希望も無いような状況で不敵な表情を崩さないんだろう。

 

『まずは《ブーブラック》をレベル1で召喚!』

(手札6→5)

(リザーブ14→13)

[ブーブラック コア1 レベル1 BP1000]

 

『では、大博打と行こう!』

『っ!』

黒白(こくびゃく)三対の翼、冷厳なる天魔の龍!

 《堕天神龍ヴィーナ・ルシファー》! 降臨!!』

(手札5→4)

 

『堕天神龍は召喚の際、トラッシュにある黄シンボルも軽減に加えられる!よって1コスト、レベル3だ!』

(リザーブ13→7)

(トラッシュ0→1)

[堕天神龍ヴィーナ・ルシファー コア5 レベル3 BP10000]

 

『本当に博打に出るとは』

『更に再び《朱に染まる薔薇園》を開園!』

(手札4→3)

(リザーブ7→4)

(トラッシュ1→4)

 

『最後にブレイヴ、《神弓鳥ペリュトーン》を堕天神龍に直接合体!』

(手札3→2)

(リザーブ4→1)

(トラッシュ4→7)

神弓鳥ペリュトーン

  ↓ 直接合体

堕天神龍ヴィーナ・ルシファー(合体)

[コスト:6+5=11]

[BP:10000+4000=14000]

[合体時:追加、発揮可能]

[シンボル:黄+黄=黄黄]

 

『アタックステップ! 堕天神龍、合体アタック!!』

『っ…』

『神弓鳥の効果発揮!デッキトップ1枚をオープン!』

●オープンされたカード

・《ダブルハート》

 

『マジックカード! これによりフラッシュ効果をノーコストで使用!よって黄シンボルを追加!トリプルシンボル!!』

[堕天神龍ヴィーナ・ルシファー(合体) シンボル黄黄+黄=黄黄黄]

 

赤 マジック

《ダブルハート》

コスト8 軽減赤3

フラッシュ:

このターンの間、スピリット1体に、そのスピリットが持つシンボルと同じ色のシンボル1つを追加する。

 

 またトリプルシンボル…。黄色ってこんなぶん殴り合いをする色だったっけ? 可愛らしいカードが沢山あるイメージと厄介なのがあるイメージにカチコミのイメージが私の中に追加された。

 

『更に堕天神龍のレベル3合体アタック時効果、フラッシュタイミングに発揮! 手札のスピリットカード、《時空の魔女グランディース》を破棄し、デッキからマジックカードが確認できるまで破棄する!』

(手札2→1)

●デッキから破棄されたカード

・《皇帝龍カイゼルドラゴン》(スピリット)

・《タフネスリカバリー》(マジック)

 

『っ!』

『はははっ!運が良い!《タフネスリカバリー》のフラッシュ効果を発揮! BPを2千プラスし、合計BPが1万を越えたため堕天神龍を回復!』

[堕天神龍ヴィーナ・ルシファー(合体) BP14000+2000=16000 疲労→回復]

 

黄 スピリット

《堕天神龍ヴィーナ・ルシファー》

コスト6 軽減黄5 <神星・導魔>

<1> Lv1 BP4000

<2> Lv2 BP7000

<5> Lv3 BP10000

シンボル:黄

手札にあるこのスピリットカードは、自分のフィールドのシンボルに加え、自分のトラッシュにあるカードのシンボルでも召喚コストを軽減できる。

【合体時】Lv3:フラッシュ『このスピリットの合体アタック時』

自分の手札にあるスピリットカード1枚を破棄することで、自分のデッキを上からマジックカードが出るまで破棄し、そのマジックカードのフラッシュ効果をコストを支払わずに即時に発揮する。

 

黄 ブレイヴ

《神弓鳥ペリュトーン》

コスト5 軽減黄2白2 <想獣>

<1> Lv1 BP4000

<0> 合体 +4000

シンボル:黄

【合体条件:コスト5以上】

【合体時】『このスピリットの合体アタック時』

自分のデッキを上から1枚オープンできる。

そのカードがマジックカードのとき、そのカードのフラッシュ効果をコストを支払わずに即時に使用できる。

使用しない、または他のカードのときは手札に加える。

 

『っ…。ライフで受けます』

『堕天神龍はトリプルシンボル!ライフを3つ砕かせてもらう!』

(祐依ライフ7→4)

(リザーブ0→3)

 

『二度目の合体アタック! ペリュトーンの効果発揮!』

●オープンされたカード

・《バスターハンマー》(マジック)

 

『っ!?』

『ふはははっ!! いいぞいいぞ!【青緑】用にと挿しておいた甲斐があったというもの! 効果発揮!黄色を指定し、その色のネクサス全てを破壊する!』

[バックステージ 破壊]

[ワルプルギスの夜 破壊]

[朱に染まる薔薇園 破壊]

 

『そして破壊した数、つまり3枚ドロー!』

(手札1→4)

 

赤 マジック

《バスターハンマー》

コスト5 軽減赤2

フラッシュ:

色1色を指定する。指定した色のネクサスすべてを破壊する。

この効果で破壊したネクサス1つにつき、自分はデッキから1枚ドローする。

 

『続けて合体アタックのフラッシュ効果!手札の《導化姫トリックスター》を破棄し発揮!』

(手札4→3)

●破棄されたカード

・《闇魔女サブリナ(2)》(スピリット)

・《アマゾネス・ガール》(スピリット)

・《ワルプルギスの夜(2)》(ネクサス)

・《ブリキタイガー》(ブレイヴ)

・《タフネスリカバリー(2)》(マジック)

 

『マジックカード確認!効果発揮! 堕天神龍のBPを更にプラス2千!そして合計BPが1万を越えているため回復!』

[堕天神龍ヴィーナ・ルシファー(合体) BP16000+2000=18000 疲労→回復]

 

『さぁどうする熾天!!』

『……フラッシュタイミング! マジック《パワーダウン》! 堕天神龍のBPを3千ダウンさせ、1枚ドロー!』

(祐依手札2→1)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ0→2)

[堕天神龍ヴィーナ・ルシファー(合体) BP18000−3000=15000]

(祐依手札1→2)

 

『………あとひとつ』

『いいカードは引けたかい?』

『どうでしょうね』

『ならば私もフラッシュタイミング! マジック《フェアヴァイレ》!』

(明日歌手札3→2)

(トラッシュ7→8)

 

『ライラ姉妹を指定! 時よ止まれ!!』

『ちっ…、新手のスタンドか何かですか』

『ライラ姉妹はターン中ブロックできない! 今その姉妹に動かれては迷惑なのでね!』

 

黄 マジック

《フェアヴァイレ》

コスト3 軽減黄2

【バースト:相手の『このスピリット/ブレイヴの召喚時』発揮後】

バースト発動時に発揮した『このスピリット/ブレイヴの召喚時』効果を、自分のスピリットが発揮したものとして、同じ効果をもう1度だけ発揮できる。

その後コストを支払うことで、このカードのフラッシュ効果を発揮する。

フラッシュ:

相手のスピリット1体を指定する。このターンの間、指定されたスピリットはアタック/ブロックできない。

 

『……ライフで受けます!』

(祐依ライフ4→1)

(リザーブ1→4)

 

「熾天の人まずいじゃん」

「あと1点でも通ったら負けちゃう!」

「…祐依さん」

「黄色には飛び越えるマジックや動きを封じるマジックが多いですからぁ、何か来てもおしまいでしょうねぇ」

 

 

『三度目の合体アタック! 神弓鳥の効果発揮!』

●オープンされたカード

・《ウィングブーツ》(マジック)

 

『っ!?』

『決まりだ!! 堕天神龍を指定!これにより、堕天神龍のレベル以下のスピリットを飛び越える!!』

 

「うわぁ!詩乃さんが言うから出ちゃったよ!」

「あらぁ♪」

「…これは終わったかな」

 

「……ううん、凛々さん」

「終わるはずが無いわ」

 

 

『これで終わりだ熾天使! そちらでブロック可能なのはレベル2のセフィ・アリエス、セイナ・リューミンとディアナ! ブロックしたとしてもウィングブーツの効果を受けている堕天神龍は飛び越えられる!』

『…そうですね』

『君という燃え盛る天を飛び越え、今!天へ咲き誇る!!』

『………』

 

『さぁ!!その魂(ライフ)を差し出すがいい!!』

 

『——フラッシュタイミング』

 

『っ!? まだ抵抗するか!』

 

『堕ちるにはまだ早いんですよ。マジック《ライトニングデリバリー》!』

(祐依手札2→1)

(リザーブ4→3)

(トラッシュ2→3)

 

『デッキから1枚ドロー。そして【光芒】、【聖命】持ちのBPをプラス1千しますが、こちらは無意味です』

『ふっ、苦し紛れかい熾天の!』

『これが苦し紛れ?とんだロマンチストですね。これは“幸運を届けてもらった”んですよ』

『ははっ!私好みの答えだ!! だが!ルシファーの翼の前に、立ち塞がる者がいないじゃないか!』

 

『いるじゃないですか。ここに一人』

 

『何?』

 

『詩姫が堕天使に対し歌と剣を持って挑む。スケールの大きい話じゃないですか。…フラッシュタイミング!』

 

『っ!まさか!?』

 

『マジック、《エターナルディフェンス》!』

(祐依手札2→1)

(リザーブ3→0)

(トラッシュ3→6)

 

『姫君マイを指定!このターンの間、疲労状態でブロックできます! そして、現在マイのレベルは4。ウィングブーツの範囲を越えます!』

 

白 マジック

《エターナルディフェンス》

コスト3 軽減白3

フラッシュ:

自分のスピリット1体を指定する。

このターンの間、指定されたスピリットは疲労状態でブロックできる。

 

『天使と並び立つだと…!?』

『マイ・アスカの元は《幻羅星龍ガイ・アスラ》。堕ちた天使と同列に見てもらっては困ります』

 

黄 スピリット

《[幻の姫君]マイ・アスカ》

コスト8 軽減黄4 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP6000

<3> Lv2 BP10000

<4> Lv3 BP12000

<6> Lv4 BP15000

シンボル:黄黄

【チーム:トワイライトゴシック】

Lv1・Lv2・Lv3・Lv4『このスピリットのアタック時』

自分のフィールドにある【歌】を持つマジックカード1枚を破棄することで、このスピリットは回復する。

Lv3・Lv4『このスピリットのアタック時』

【歌】を持つマジックカードが自分のフィールドにある間、BPを比べ破壊した相手のスピリットのコアすべてはボイドに置かれる。

 

『っ……! アタック時フラッシュ! 手札の《魅惑の覇王クレオパトラス》を破棄し効果発揮!』

(明日歌手札2→1)

●破棄されたカード

・《金星神龍ヴィーナ・フェーザー》(スピリット)

・《夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア》(ブレイヴ)

・《明星きらめく花園》(ネクサス)

・《鳳凰竜フェニック・キャノン》(ブレイヴ)

・《ヘブンズパニッシュ》(マジック)

 

『マジックカード! お互いデッキトップを公開し、コストを比べる!』

 

「ここで博打!?」

「何と豪胆な。祐依さんのライバルを名乗るだけあるわ」

「これって分悪すぎるでしょ早苗」

「何言ってるの。あなただってその悪い賭けをしてるのよ?」

「………」

 

『トップは《ヒーリングメロディ(2)》。コスト3』

『こちらは《ドクトル・ファウスト》!コスト12だ!圧倒的勝利! マイ・アスカのBPを1万5千ダウンさせ、お互いオープンしたカードはデッキの一番下へ!』

[[幻の姫君]マイ・アスカ BP20000—15000=5000]

 

 詩姫のBPが堕天神龍を下回った。

熾天さんの残る手札はあと2枚…。

 

『神龍の威光に平伏せッ!!』

 

『フラッシュタイミング!!』

 

『っ!?』

 

『マジック、《キズナブレード》! 不足コストはリューミン、ライラ姉妹、衣装セフィから受け取ります!』

(祐依手札2→1)

[[闇夜の微風]セイナ・リューミン コア2→0 消滅]

[双星の歌姫ライラ姉妹 コア1→0 消滅]

[[もふもふひつじ]セフィ・アリエス コア3→1 レベル2→1]

(トラッシュ6→11)

 

『女神ディアナ・フルールを疲労させ、現在BPをマイ・アスカに加算! 加算する値は1万1千!』

[[漆黒の女神]ディアナ・フルール BP11000]

[[幻の姫君]マイ・アスカ BP5000+11000=16000]

 

Brave Attack!!

堕天神龍ヴィーナ・ルシファー+神弓鳥ペリュトーン

BP10000+4000+2000+2000=18000

  VS

Defense!!

[幻の姫君]マイ・アスカ+夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア

BP15000+5000−15000+10000+1000=16000

 

『ああ゛あ゛っっと足りない!!!タフネスリカバリー1枚分届かないぃッ!!! これは熾天の祐依、まさか敗れてしまうのかぁ!?』

 

『それはどうでしょう』

 

『ふぇ?』

 

『フラッシュタイミング!

 力を合わせ、共に歌を紡ぐ。これが“詩姫達の交響曲”!

 マジック、《ディーバシンフォニー》!!』

(祐依手札1→0)

[[もふもふひつじ]セフィ・アリエス コア1→0 消滅]

[[漆黒の女神]ディアナ・フルール コア3→1 レベル3→1]

(トラッシュ11→14)

 

『でぃ、ディーバシンフォニー!?』

『相手の合体スピリット全てを強制分離させます!』

『何だと!? …くっ、ペリュトーンは残さずに破棄する!』

[神弓鳥ペリュトーン トラッシュへ]

 

『そして分離効果発揮後、堕天神龍とブーブラックのBPを7千ダウン! これでBPが0になったブーブラックを破壊!』

[堕天神龍ヴィーナ・ルシファー BP14000−7000=7000]

[ブーブラック BP1000−0 破壊]

(明日歌リザーブ0→1)

 

Brave Attack!!

堕天神龍ヴィーナ・ルシファー

BP10000+2000+2000−7000=7000 →Lose...

  VS

Defense!!

[幻の姫君]マイ・アスカ+夢幻の天剣トワイライト・ファンタジア

BP15000+5000−15000+11000=16000 →Counter!!

 

 

『ば、馬鹿な…そんな馬鹿な!?』

[堕天神龍ヴィーナ・ルシファー 破壊]

(明日歌リザーブ1→6)

 

「嘘…」

「守り、きりました…!」

 

 凄い…。あれが称号を持ってる人の力…。

 

『どんな絶望的な状況でも、ライフがあり、手札があり、自分が信じるスピリット、アルティメットがいるなら恐れることはありません。カードを信じて戦うのみって、受け売りですけどね』

『………ふう。ターンエンドだ』

 

『挑戦者明日歌による起死回生、乾坤一擲の攻撃を、熾天の祐依が紙一重!首の皮一枚!詩姫達の絆で最後のライフを守り抜いたぁぁーー!!!』

 

 

<祐依・第八ターン>

『では、これがラストターンです。熾天の…いえ、詩姫達のファイナルターン!』

(リザーブ0→1)

(手札0→1)

(トラッシュ14→0)

(リザーブ1→15)

 

『メインステップ。手元の《歌姫ロメーダ》をレベル2でステージイン!』

(リザーブ15→11)

(トラッシュ0→1)

[歌姫ロメーダ コア3 レベル2 BP4000]

 

『召喚時効果発揮。手札の<詩姫>スピリット、《歌姫カノン》を破棄して2枚ドローします』

(手札1→0→2)

 

黄 スピリット

《歌姫ロメーダ》

コスト3 軽減黄2 <詩姫・衣装>

<1> Lv1 BP2000

<3> Lv2 BP4000

<4> Lv3 BP5000

シンボル:黄

【チーム:レジェンドール】

Lv1・Lv2・Lv3

コスト3以下の自分のスピリットすべては、相手の効果で破壊されたとき、疲労状態でフィールドに残ることができる。

Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』

自分の手札にある系統:<詩姫>を持つスピリットカード1枚を破棄することで、自分はデッキから2枚ドローする。

この効果はターンに1回しか使えない。

 

『そしてフィナーレを飾るのは、この詩姫! ギター型ブレイヴ、《ゴールデンウィングV》を女神ディアナに渡します!』

(手札2→1)

(リザーブ11→9)

(トラッシュ1→3)

ゴールデンウィングV

  ↓ 直接合体

[漆黒の女神]ディアナ・フルール(合体)

[コスト:8+4=12]

[BP:11000300014000]

[合体時:追加]

[シンボル:黄黄+黄=黄黄黄]

 

黄 ブレイヴ

《ゴールデンウィング(ブイ)

コスト4 軽減黄2 <剣刃>

<1> Lv1 BP3000

<0> 合体 +3000

シンボル:黄

【合体条件:コスト4以上】

【合体時】『このスピリットの合体アタック時』

自分はデッキから1枚ドローし、BP6000以下の相手のスピリット/アルティメット1体を指定する。

このターンの間、指定されたスピリット/アルティメットはブロックできない。

 

『アタックステップ!』

 

『はぁ…。手札0、ライフも0。これで何連敗かな』

 

『いつでもとは言いませんが、お待ちしてますよ』

 

『勿論だとも!君に勝つまで、勝っても挑み続けよう!我が生涯のライバル!!』

 

『ディアナ・フルール、合体アタック! ディアナはトリプルシンボル!!』

(祐依手札1→2)

 

『来い、祐依!! ライフで受けてやる!!!』

 

 

(明日歌ライフ1→0)

 

 

 

〔winner!! 【熾天】緋立 祐依〕

 

 

 

 

 

『き…決まったああぁぁぁーーーッ!!!

 エキシビション戦第一試合目から極限のバトルを制したのは、熾天の緋立 祐依ぃぃぃーーーッッ!!!!』




無駄に長くなってしまいました…(辟易)
というわけで【交響曲詩姫】vs【導魔】でした。
誰だよ5世代くらい前の導魔をバトらせようって言ったヤツ!接待っぽくなっちゃったじゃないか!(すっとぼけ)
しかもお互い1ターンの行動が長いのも原因だったり…。でも導魔の復権を求みます。

ミス等ありましたら遠慮なくご指摘ください。


※余談
烈火魂はまぁ…最終バトルがカッコよかったです(小並感)
ダブルドライブは久々に激覇編と剣眼編が合わせたような面白さでこれから期待できますね。

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