バトルスピリッツ アナザースターター   作:謙虚なハペロット

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さて後半はバトルです。
しかしこう、展開が強引にしすぎた感が否めません…。


構築済みデッキ「ソウルデッキ【烈風忍者】」発売中!
更に7月25日に【烈火伝 第2章】も発売予定!


Step.01-b『諦めるもんか…!』

 準備を終え現在昨日のカードショップ。

まだ店内に早苗の姿は見えない。…気のせいかお客が昨日より多いような?

 

「さって凛々。最終調整としてバトルしとく?」

「…やろうか」

「お、凛々ちゃん乗り気」

「まぁ。それに…」

「それに?」

「2人とも…対戦してみたかったし」

「なんだこの凛々天使か」

「照れながら言うところがまた可愛い〜♪」

「…や、やっぱ止めとく!」

 

 か、からかうならもう対戦しないし!

 

「やややごめんごめん! ほらほら見てごらんリンリン、あたしのデッキだよ〜」

「だから!リンリンって言うな!」

 

 結局対戦はせず、デッキを見てもらい、最終的なアドバイスを貰うことになった。試運転もせずぶっつけ本番ってなかなか無謀だと私も思う。

 

「赤を使うなら、“攻撃は最大の防御”ってのを心掛けるといいかもよ」

「猪突猛進はさすがに無謀だけど、アタックした後の事も見据えて動くのもね。赤は白みたいに何でもかんでもできる訳じゃないから」

「…ただ攻撃しまくればいいだけじゃないんだ」

 

 

 

「待たせたわね!」

 

「きた!早苗さんきた!」

「メイン先輩きた!」

「「これでバトる!」」

「何なのそれ…」

 

「私に会いたいと呼ぶ凛々と友人のために私は【神速】を使って普通ならまだ付かない時間できょうきょ参戦することができた!」

 

 私は一言もあんたに会いたいなんて口した事は一切無い。

 

「神速って、私を足に使っただけだろうに…」

「だって!麗ちゃんがモタモタしてるからでしょ?!」

「ものは言いようだねまったく」

 

 早苗に続いて来たのはあの美人さん。どうやら早苗を車で送ってくれたよう。

…美人さん、前は普段着だったのに今日はレディスーツで髪型も決まっている。見た目何処かのホステスみたいな感じだ。

 

「やあ凛々君。昨日は早苗がすまなかったね。私から謝らせてほしい」

「い、いえ…、そんな…」

「言い方はキツいしヒステリー気味だけど、ストレートなだけで悪気は無いんだ」

 

 美人さんに謝られてしまった。

そんなウインクしながら謝られたら許すも何もない。

 

「ちょっと麗ちゃん!聞こえてるんだけど」

「聞こえるように言ったからねぇ。じゃあ私はお仕事行ってくるから、終わったら…」

「はいはい!連絡すればいいんでしょ!」

「うん。それじゃあ早苗をよろしく」

「…はい」

 

 そう言い残し颯爽と…こういうところは似てて従姉妹なんだなって思う。

 

「ほんと一言二言余計なんだから…」

 

 こっちは学校で見た時とオフの時っていうのか、そういうのが違う。

どっちでもハイテンションだけど、あの人と一緒の時は我が儘娘みたいになる。子供っぽくなるというか。…ファンクラブはそれを知っているのか?

 

「まあいいわ。さあ凛々!約束のバトルよ!」

「っ…」

「バトルの理由は…もうどうでもいいわ」

「……は?」

「ふふん♪」

 

 あの余裕、やっぱりムカつく。

負けてもいいなんて思わない。一発デカいのかまして焦る表情を引き出せたら私の勝ちだ。私がそうする。

 

「『叢空(そうくう)』の 藍河(あいかわ) 早苗!

 参ります!!」

 

 

    VS 藍河 早苗

     【???】

 

 

 お互いデッキを渡し混ぜる。シャッフルだっけ。そして返す。

…しかしソウクウって、何? 厨二病ってやつかな。

 

「早苗さん“称号持ち”だったの!?」

「…称号?」

「簡単に言うと、大会で優勝したときに貰える名誉だよ凛々ちゃん!」

「大会優勝…」

「………」

 

 マジで? …でも早苗は不服そうな顔をしてる。簡単に説明されてご立腹なのか?

 

「いいえ。称号は返しました」

「…返した?」

「その理由はバトルが終わったら話すわ。今はこちらに集中を」

「…うん」

 

 あの目、あね表情。この話題は早苗にとって汚点なのか。

 

 

<早苗・先攻第一ターン>

「先攻はこちら! 叢空の第一ターン!スタートステップ!」

(リザーブ4)

 

「ドローステップ!」

(手札4→5)

 

 さっきの事は後回しにして、こいつ山札1枚引くのにどうしてこう格好付けるのか。最初の4枚も1回で綺麗に4枚引けるとか曲芸の域だ。

私なんか1枚1枚取ってるのに…。

 

「それあたしらもできるよ?」

「え」

「はいっ」

「ほら」

「………」

 

 深緒と羽月も自分達のデッキで同じように1回で綺麗に4枚の手札にした。……なんか腹立つ。

 

「慣れれば凛々できるようになるわ。メインステップ!

 まずはネクサス《三つ首竜の海賊旗》を配置!」

(手札5→4)

(リザーブ4→1)

(トラッシュ0→3)

 

「おっ、青だ!」

 

 早苗がまず出してきたのは外枠が青のカード。

たしか、行動に色々制限を掛けたり何回も攻撃してくる色だったっけ。

 

「続けてバーストをセット!」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

「まずはこれでターンエンド!」

 

<凛々・後攻第二ターン>

「私の番。…スタートステップ」

(リザーブ4→5)

(手札4→5)

 

「メイン。……《大旗艦ドラグニック》を出す」

(手札5→4)

(リザーブ5→1)

(トラッシュ0→4)

 

「…これを伏せて、終わり」

(手札4→3)

{バースト:無し→セット}

 

<早苗・第三ターン>

「ふむ、まぁ良い手じゃないかしら。叢空の第三ターン、スタートステップ!」

(リザーブ1→2)

(手札3→4)

(トラッシュ3→0)

(リザーブ2→5)

 

「メインステップ。ネクサス、雷鳴棲まう海!《雷海域》を配置!」

(手札4→3)

(リザーブ5→3)

(トラッシュ0→2)

 

「ルビはもう振ってるけど、かみなりじゃないわ!いかずちよ!」

「雷…回避成功200回…七曜…うっ、頭が…!」

 

 深緒と早苗が何かやってるけどサッパリ理解できない。羽月が理解して笑ってるけど…。理解した方がいいのかな?

 

「更にマジック《ストロングドロー》を使用!」

(手札3→2)

(リザーブ3→2)

(トラッシュ2→3)

 

「3枚ドローし、2枚破棄! 破棄するのは《光灯る三叉灯台》と《海の主の大口》!」

(手札2→5→3)

 

「ふむ。続けて《生還者バディ》をレベル1で召喚!」

(手札3→2)

(リザーブ2→0)

(トラッシュ3→4)

[生還者バディ コア1 レベル1 BP2000]

 

「アタックステップ!」

「っ!」

「雷海域の効果!【招雷】を持つ私のスピリット全員のBPをプラス2千!」

[生還者バディ BP2000+2000=4000]

 

「バディでアタック!」

「通すよ!」

「そこは“ライフで受ける!”と言いなさいな!」

「ら、ライフで…受ける…」

(凛々ライフ5→4)

(リザーブ1→2)

 

 こ、このライフで受ける〜って少し恥ずかしい気がする…。

それより、私のネクサスがあるのにアタックしてきたのはどうしてだろう。早苗のネクサスでBPが上がっていても、私のラインを突破してない。

 

「早苗の攻撃で私のライフが減ったから、大旗艦ドラグニックの効果。BP5千以下のそのスピリットを…」

「いいえ。バディは破壊されない」

「は? …無敵バリアとか子供じみた言い訳?」

「バディレベル1からの効果よ。相手からの効果では破壊されないの」

 

 破壊されないってそれズルじゃないの…?

 

「……効果って」

「解りやすく言えば“間接的に”と言えばいいかしら。BPは直接的、効果は間接的」

「大体分かった。ならバーストを使う」

「ほう、なるほど」

「バーストは《テスタロッサ・ドラゴン》」

{凛々バースト:セット→発動→召喚}

(リザーブ2→0)

[テスタロッサ・ドラゴン コア2 レベル2 BP6000]

 

「出した時…召喚時効果だっけ。BPをプラス1万する」

[テスタロッサ・ドラゴン BP6000+10000=16000]

 

「なるほど。ターン中効果とはいえ“次に対して壁を立てた”ということね」

「…次?」

「バトル終了時、バディの【招雷 5/6】発揮!」

「っ!」

「バディを破壊し、私の手札にあるバディと同じ系統と指定されたコストのスピリットをノーコストで召喚する!」

 

 ノーコスト!? どうしてこう皆ノーコストばっかり使うのか。

 

「来たれ!コスト5《巨人銃士クリフォード》!

 レベル1で、コーリングサンダー!」

(早苗手札4→3)

[生還者バディ コア1→0 消滅]

[巨人銃士クリフォード コア1 レベル1 BP5000+2000=7000]

 

青 スピリット

生還者(サバイバー)バディ》

コスト3 軽減青2 <護将・闘神>

<1> Lv1 BP2000

<2> Lv2 BP3000

<4> Lv3 BP5000

シンボル:青

Lv1・Lv2・Lv3

このスピリットは、相手の効果で破壊されない。

Lv1・Lv2・Lv3【招雷:コスト5/6】『このスピリットのバトル時』

バトル終了時、このスピリットを破壊することで、自分の手札にあるこのスピリットと同じ系統を持つコスト5/6のスピリットカード1枚を、コストを支払わずに召喚する。

 

「スピリットが出てきた…」

「更にクリフォードでアタック!クリフォードも雷海域の効果でBPが上がっているからそちらのネクサスには引っ掛からないわよ!」

「っ…。こっちに1万6千のテスタロッサ・ドラゴンがいるの忘れてはいないよね」

「ええもちろん。【招雷】の弱点は発揮するまでに生き残ってなければならないこと」

 

 つまり返り討ちにするなりして仲間を呼び出される前に倒してしまえばいいってことでしょ。

 

「テスタロッサ・ドラゴンで防御。返り討ちだよ」

「ふむ。…しかし!私のもう1枚のネクサスを忘れてもらっては困る!」

「っ!?」

「三つ首竜の海賊旗、レベル1からの効果! 【招雷】を持つ私のスピリットがBP比べで負けても発揮することができる!」

「は…!?」

 

青 ネクサス

《三つ首竜の海賊旗》

コスト3 軽減青2

<0> Lv1

<1> Lv2

シンボル:青

Lv1・Lv2『お互いのアタックステップ』

BPを比べ【招雷】を持つ自分のスピリットが破壊されたとき、そのスピリットの【招雷】の効果を発揮できる。

Lv2『自分のアタックステップ』

【招雷】を持つ自分のスピリットがブロックされたとき、自分はデッキから1枚ドローできる。

この効果でドローしたとき、自分は手札1枚を破棄する。

 

「クリフォードの【招雷7/8】!

 呼び出されるのは、私の“右腕”!」

「っ!?」

 

「雷鳴纏いて現れよ!

 大いなる荒波の超闘士!コスト7!

 《戦輝神ゼルドナーグ》!

 レベル1で、招ぉぉ雷ぃぃ!!」

(手札3→2)

[巨人銃士クリフォード 破壊 コア1→0]

[戦輝神ゼルドナーグ コア1 レベル1 BP6000]

 

 力強く手札から叩き付けるように出したのは前1つのキラキラしたカードとはまた違った、私のアルティメット・アークと近い光り方をしたカード。

これが早苗の切り札…。

 

「出た!光の青のXレア!」

「早苗さん格好良い!」

「Xレア…」

「さあ、青き超闘士の勇姿を特とご覧あれ!」

 

 その自信満々に語るのは何なんだ。

自分から勝てる手段を置いていくなんて、どういう考えをしてるのか。…やっぱりこいつは理解できない。

 

「まだアタックステップは継続してるわ! ゼルドナーグで、アタック!」

「っ!」

「アタック時効果! 凛々のデッキの上から5枚破棄!」

「えっ!?」

「青の特技の1つ、“デッキ破壊”!」

「ご、5枚…」

 

 と、とにかく上から5枚トラッシュに置けばいいの?

 

「凛々、上から1枚ずつ表にしてトラッシュにカードを置くんだよ」

「わ、わかった…」

●破棄されたカード

・《リューマン・インフィニティ》

・《サンブレイカー》

・《紅炎竜ヒノコ》

・《火槍アルタイル》

・《鳥星鎧シソバード》

 

「っ!?」

「風鳥座のブレイヴ…」

 

 姉さんから貰ったカードが…!

それに1枚しかないサンブレイカーまで!?

 

「破棄したカードの中にマジックカードを確認! ゼルドナーグに青のシンボル1つ追加!」

[戦輝神ゼルドナーグ シンボル青+青=青青]

 

 カードを重ねてないのにシンボルが2つに…!?

 

「さぁ、受けろダブルシンボルを!!」

「…ライフで、受ける!」

(凛々ライフ4→2)

(リザーブ0→2)

 

「ターンエンド!」

 

 たった1ターンでライフが3ても無くなった…。

これが、早苗のデッキ…!

 

<凛々・第四ターン>

「…くっ」

(リザーブ2→3)

(手札3→4)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ3→7)

 

「…メイン。《リューマン・スカイハイ》を出す」

(手札4→3)

(リザーブ7→4)

(トラッシュ0→2)

[リューマン・スカイハイ コア1 レベル3 BP5000]

 

「このスカイハイが出たとき、こっちにあるこのカードが手札に戻る」

「ふむ。リューマン・スカイハイは<次代>アルティメット。そしてインフィニティの効果で手札に戻ると」

[リューマン・インフィニティ 手札に]

(手札3→4)

 

「次、《炎星斧エルナト》をスカイハイに直接重ね「直接合体(ダイレクトブレイヴ)よ!」…重ねる」

「ちょっと!」

(手札4→3)

(リザーブ4→3)

(トラッシュ2→3)

炎星斧エルナト

  ↓ 直接合体

リューマン・スカイハイ(合体)

[コスト:4+4=8]

[BP:5000+3000=8000]

[合体時:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「合体アルティメット…。いかな程か」

「エルナトを出した効果。捨てられた《紅炎竜ヒノコ》を手札に戻す」

(手札3→4)

 

「次、《リューマン・インフィニティ》を出す」

(手札4→3)

(リザーブ3→1)

(トラッシュ3→4)

[リューマン・インフィニティ コア1 レベル1 BP3000]

 

「えっと…、スカイハイにコアを移して…」

(リザーブ1→0)

[テスタロッサ・ドラゴン コア2→1 レベル2→1]

[リューマン・スカイハイ(合体) コア1→3 レベル3→4 BP5000→9000+3000=12000]

 

「…アタックステップ。インフィニティで攻「アタック!」…攻撃」

「ちょっと!」

「インフィニティの効果で1枚、スカイハイの効果で1枚引く」

(手札3→5)

 

「なるほど。インフィニティ自身の1ドロー効果にスカイハイの<リューマン>全体に1ドローを追加する効果が噛み合っているということね」

「さっさとライフで受けなよ」

「ライフで受けますとも!」

(早苗ライフ5→4)

(リザーブ0→1)

 

「ライフ減少によりバースト発動!

 《ディクタトールレギオン》!」

{早苗バースト:セット→発動}

 

「ボイドからコア2つを私のネクサス1つに置く! 置くのは雷海域!」

[雷海域 コア0→2 レベル1→2]

 

「追加コストは支払わずそのまま!」

 

 ただコアを増やしただけ…? まぁいいや。エルナトの効果があればあの海域を退けられるし。

 

「スカイハイで…」

「待った!」

「っ!」

「雷海域レベル2の効果! 凛々のアルティメットは、アタックしたければリザーブにあるコア2つをトラッシュに置かなければアタックはできない!」

「はっ!?」

 

 リザーブのコアって、空っぽだっての…!それじゃあスカイハイがアタックできないじゃん!

 

「……ターンエンド」

 

<早苗・第五ターン>

「叢空の第五ターン、スタートステップ!」

(リザーブ1→2)

(手札2→3)

(トラッシュ4→0)

(リザーブ2→6)

 

「メインステップ。…凛々」

 

「ん?」

 

「何故斜に構えて世界を見ているの?」

 

「…質問の意味が解らない」

 

 急に何だ。私の態度が気に入らないって言ってたけど、今の状況と何も関係は無いはずだ。

 

「そのデッキ、深緒さんと羽月さんらの知恵を貸してもらい組み上げたものでしょう。最終的な詰めとカードの決定は凛々が決めて」

 

「…そうだけど」

 

「ふむ。ならどうしてあのときつまらないような顔をしていたの」

「………」

 

「あの不良どもに食ってかかる度胸も、友達を守る勇気も、私に言われて逃げずに立ち向かうしたたかさもあるというのに」

 

「………」

 

「楽しくないの? 深緒や羽月達と一緒にいて」

 

「あんたが2人を呼び捨てにすんな! 楽しくない訳なんて無い!」

 

「なら捻くれてないで、2人の近くに行けばいい!」

 

「だから、あんたに何が解るっての!」

 

「解らないわね! ぶーたれてるだけで話そうともしないお子ちゃまの考えなんて!」

 

「おこ…!? 言わせておけば…!」

 

「怒るってことは自覚有りね!」

 

「うるっさい自己中我が儘厨二病!」

 

「なっ!? 厨二病はまだしも自己中に我が儘ですって!?」

 

「ふん!怒るってことは自覚有りってことなんでしょ?!」

 

「減らず口を…!」

 

 

「あの2人何で喧嘩してんの?」

「さあ? …早苗さんが昔の自分見てるみたいだからとか?」

「あ〜ありそう。でも何か姉妹喧嘩に見えなくもないね」

「あ、たしかに♪」

「うんうん。…てか早くバトル再開しないかなぁ」

 

 

 ああもう埒が明かない!

どうやったらこいつの口を閉じることができる!

 

「大体、私に言われて腹が立ったのなら殴るなり蹴るなりすればよかったんじゃないの?! 腕に自信はあるんでしょ!」

「誰とも知らないやつをすぐさま殴るほど子供じゃない!」

「だからわざわざこちらの土俵に?」

「そうしないと泣かせちゃうからさ」

「ああそう! ならここに立ったことで泣かせてやるわ!」

「言ってろ!」

「そして!」

「っ!?」

 

「バトルスピリッツが面白いものだっていうのを、叩き込んであげるわ」

 

「………」

 

「このターンで決める!

 “裏黄道十二宮、天秤の魂が一つ!”

 《天秤星鎧ブレイヴリブラ》!

 戦輝神ゼルドナーグへ、直接合体!!」

(手札3→2)

(リザーブ6→4)

(トラッシュ0→2)

天秤星鎧ブレイヴリブラ

  ↓ 直接合体

戦輝神ゼルドナーグ(合体)

[コスト:7+5=12]

[BP:6000+5000=11000]

[合体時:追加]

[シンボル:追加無し]

 

「おおっ!早苗さん裏天秤座まで仕込んでたんだ!」

「驚くのはまだ早い! 召喚時効果により、トラッシュ、または手札のネクサス1枚をノーコストで配置する!」

「っ!?」

「私はトラッシュの《光灯る三叉灯台》を選択しノーコスト、レベル2で配置!」

(リザーブ4→2)

[光灯る三叉灯台 コア2 レベル2]

 

「更に三叉灯台の配置時効果!……は、手札にブレイヴカードが無いから発揮しない!」

 

 何度も何度もノーコストって、それだけやってるならこのコアを使う意味あるのか解らないじゃん!

 

「ではアタックステップ!

ここで三叉灯台レベル2の効果発揮! 私の<闘神>スピリット全員のレベルを最大にします!」

「なっ…!?」

[戦輝神ゼルドナーグ(合体) レベル1→3 BP6000→12000+5000=17000]

 

青 ネクサス

《光灯る三叉灯台(さんさとうだい)

コスト6 軽減青3

<0> Lv1

<2> Lv2

シンボル:青

Lv1・Lv2『このネクサスの配置時』

自分の手札にあるブレイヴカード1枚をコストを支払わずに召喚できる。

ただし、『このブレイヴの召喚時』効果は発揮されない。

Lv2『自分のアタックステップ』

系統:<闘神>を持つ自分のスピリットすべてを、そのスピリットが持つ最高Lvとして扱う。

 

「ゼルドナーグ、合体アタック!!」

「来た…!」

「まずゼルドナーグのアタック時効果により5枚破棄!」

「また5枚…」

「更に!」

「っ!?」

「ゼルドナーグレベル2からの効果、【強化(チャージ)】! デッキ破棄枚数を更に1枚増やす!よって6枚破棄!」

「6枚!?」

●破棄されたカード

・《リューマン・リベリオン》(スピリット)

・《ドラゴニックウォール》(マジック)

・《炎星斧エルナト(2)》(ブレイヴ)

・《リューマン・インフィニティ(2)》(スピリット)

・《剣輝龍皇シャイニング・リューマン》(アルティメット)

・《リューマン・インフィニティ(3)》(スピリット)

 

「剣輝龍皇が…!」

「ふふっ!マジックカード確認!青シンボル1つ追加!」

[戦輝神ゼルドナーグ(合体) シンボル青+青=青青]

 

「デッキが少なくなってきた…」

「まだまだ!裏天秤座の合体アタック時効果も発揮! デッキから1枚、【1強化《ワン・チャージ》】によって2枚破棄!」

「まだ棄てさせる気!?」

●破棄されたカード

・《太陽神剣ソルキャリバー》(ブレイヴ)

・《リューマン・スカイハイ(2)》(アルティメット)

 

「破棄した中にアルティメットカード確認!戦輝神ゼルドナーグは回復する!」

[戦輝神ゼルドナーグ(合体) 疲労→回復]

 

青 スピリット(光)

戦輝神(せんきしん)ゼルドナーグ》

コスト7 軽減青3 <闘神>

<1> Lv1 BP6000

<2> Lv2 BP8000

<5> Lv3 BP12000

シンボル:青

Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』

相手のデッキを上から5枚破棄し、マジックカードが破棄されたとき、このスピリットに青のシンボル1つを追加する。

Lv2・Lv3【強化】

自分の「相手へのデッキ破棄効果」の枚数を+1枚する。

Lv3『このスピリットのアタック時』

このスピリットが相手へのデッキ破棄効果を発揮したとき、相手の効果で1枚も破棄できなければ、ターンに3回まで、このスピリットは回復できる。

 

青 ブレイヴ

《天秤星鎧ブレイヴリブラ》

コスト5 軽減青3 <造兵・光導>

<1> Lv1 BP5000

<0> 合体 +5000

シンボル:なし

Lv1『このブレイヴの召喚時』

自分の手札/トラッシュにあるネクサスカード1枚を、コストを支払わずに配置できる。

【合体条件:コスト5以上】

【合体時】『このスピリットの合体アタック時』

相手のデッキを上から1枚破棄する。

この効果で相手のトラッシュにスピリットカード/アルティメットカードが1枚以上置かれたとき、このスピリットは回復する。

 

「ダブルシンボルとデッキ破壊に追撃の回復効果でダメージはさらに加速する!」

「っ…!」

 

 まだだ、まだ諦めるもんか…!

 

「スカイハイで守る! こっちも効果でデッキ破棄してやる!」

「Uトリガーね。…コスト5、スピリット《星海の海賊ペルセース》!」

「当たり! スカイハイのBPを━━」

 

「トリガーカウンター!」

 

「っ!?」

 

「カウンターマジック、《スワロウテイル》!」

(手札2→1)

(リザーブ2→1)

(トラッシュ2→3)

 

「トリガーカウンターは相手のUトリガーがヒットしたときに割り込んで使える効果!」

 

 割り込み!? そんなルールあったの!?

 

「ヒットしたのは青のカード。よって効果使用制限を満たした! このターン中、スカイハイの効果は全て発揮されない!」

「なっ!?」

 

青 マジック

《スワロウテイル》

コスト3 軽減青2

【トリガーカウンター】

手札にあるこのマジックカードは、相手のUトリガーがヒットしたとき、ヒット効果発揮前に次の効果を使用できる。

■ヒットしたカードが青のカードなら、このターンの間、相手のアルティメット1体の効果は発揮しない。

メイン:

自分はデッキから2枚ドローする。その後、自分は手札1枚を破棄する。

 

「効果が発揮されないって…」

「つまりトリガーも無効!」

「っ!」

 

 …太刀打ちできなくなった。あと5千足りない…!

 

「悔しがっているところ悪いけど、フラッシュタイミングをもらうわ!」

「っ、まだ…」

「マジック《ランダムボム》! ゼルドナーグに青シンボル2つ、海賊旗、雷海域、三叉灯台合わせて5つにより5軽減!」

(手札1→0)

(リザーブ1→0)

[雷海域 コア2→0 レベル2→1]

(トラッシュ3→6)

 

「凛々の手札を1枚、確認させてもらうわ。ああ、裏のままでいいから」

「………」

「このマジックの効果は、確認したカードのコスト以下のスピリット、アルティメット1体を破壊するの」

 

青 マジック

《ランダムボム》

コスト8 軽減青6

フラッシュ:

自分は、相手の手札1枚の内容を見て、そのコスト以下の相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。

 

「私が狙うのはテスタロッサ・ドラゴンを破壊できるコスト」

 

「………」

 

「そしてそれを凛々は引いている」

 

「っ…」

 

 早苗の手が伸び、私の手札1枚を掴む。

 それをゆっくりと引き抜いた。

 

「…ほら、《アルティメット・アーク》を引いてるじゃない」

「っ…!」

●確認したカード

・《アルティメット・アーク》(コスト7)

 

「Uアークのコストは7!よってコスト7以下のスピリット、テスタロッサ・ドラゴンを破壊!」

[テスタロッサ・ドラゴン コスト6 破壊]

(凛々リザーブ0→1)

 

「改めて、スカイハイとバトル!」

 

Brave Attack!!

戦輝神ゼルドナーグ+天秤星鎧ブレイヴリブラ

BP12000+5000=17000 →win!!

   vs

Brave Defense!!

リューマン・スカイハイ+炎星斧エルナト

BP9000+3000=12000 →Lose...

 

「スカイハイ…!」

「打ち砕け!!」

[リューマン・スカイハイ 破壊]

[炎星斧エルナト 残留 コア3 レベル1 BP3000]

 

「くっ…」

「2度目の合体アタック!次は先に裏天秤座の効果で2枚破棄!」

●破棄されたカード

・《リューマン・リベリオン(2)》(スピリット)

・《フェイタルドロー》(マジック)

 

「スピリットカード確認。回復!」

[戦輝神ゼルドナーグ(合体) 疲労→回復]

 

「更に6枚破棄!」

●破棄されたカード

・《火槍アルタイル(2)》(ブレイヴ)

・《テスタロッサ・ドラゴン(2)》(スピリット)

・《アルティメット・ドラコレックス》(アルティメット)

・《大旗艦ドラグニック(2)》(ネクサス)

・《アルティメット・シュリケラプトル》(アルティメット)

・《ネオ・ダブルドロー》(マジック)

 

「マジックカード確認!青シンボル追加!」

[戦輝神ゼルドナーグ(合体) シンボル青+青=青青]

 

「……くそっ」

 

「悔しいけど、やはり凛々には光るものがあるわ。麗ちゃんが言った通りに」

 

「…何、勝者の余裕?」

 

「褒めてるのよ。…もしここで決められなかったら、負けていたのは私だった」

 

「………」

 

「悔しいと感じるなら、私を殴りたいって思う反骨の心があるのなら、深緒と羽月、色々な人と戦い、強くなりなさい」

 

「強く…」

 

「それまで待っていてあげるわ」

 

「……いつかその余裕、必ず泣かす」

 

「それは楽しみ。…ゼルドナーグはダブルシンボル!」

 

「……負けた…!」

 

(凛々ライフ2→0)

 

 

〔winner!! 藍河 早苗〕

 

 

 

「……はぁ…。こんなやつに負けたか…」

「こんなやつは余計よ。それより凛々」

「…何?」

「これで私とあなたは“マジダチ”よ!!」

「嫌」

「えっ」

「嫌」

「…マジダ」

「嫌」

「………」




今回の相手は謎(モロバレ)の麗人の従姉妹
vs藍河 早苗の青でした。
ぬわぁんデッキ破壊疲れたもーん!

ミス等ありましたら気軽にご指摘ください。


※余談
早苗のデッキはとある人のお下がりで、自分なりに組み替えてつかっています。
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