IS ~世界を変えんとす者~   作:slove

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予定より二週間遅れてすみませんでした!!


リアルの方がかなり忙しくてですね...


言い訳は要りませんね、はいすみません...


次は長くても二週間以内には投稿する予定です


遅れないよう頑張ります


9話

 

 

...あれから簪は数分してから起きた。...いつのまにかベッドで寝ていることに驚いたようだったが、俺の顔を見て何処か納得したような表情を浮かべた。

...出会って、数時間しか経っていないやつの非常識を受け止めれるとは...

 

 

『イリア様の身体能力しかり、母上同様の頭脳しかり、ほんとに非常識ばっかりですよね』

 

 

...お前にはあんまり言われたくないけどな...因みにこいつの言う母上とは束姉のことである。

 

 

『母上はともかくイリア様と一心同体の私でさえ調べることの出来ない体って一体どういうことでしょう?』

 

 

...俺に聞くな...せめて記憶さえ戻れば分かるんだろうがな...大分話が逸れてしまった、簪の件を終わらせてしまうとするか。

 

 

「...簪、先ずは何から聞きたい?」

「...聞きたいことは二つ、先ずは、なんでさっき私を副代表に選んだの?」

 

 

...まあ、これは想定内の質問だな。いくら食堂で一度一緒に食事をしたとしても、俺と簪の関係はそれ以上でもそれ以下でもない、そんな奴にクラスの副代表を任されるのに疑問を持つのは至極当然のことだ。

 

 

「...理由はただ一つだ」

「...何?(また、どうせ『更識楯無』の妹だからとか言われるんだろうな)」

「...簪が日本の国家代表になり得る実力を持っていると考えたからだ」

「...えっ」

 

 

...絶句してるな、大方、『更識楯無』の妹だからとか言われるとでも思っていたのだろう

 

 

「...嘘、どうせ更識楯無の妹だからとか思ってるんでしょ」

 

 

...ほんとに思ってたのか、簪の周りの奴らがどれだけ簪を見ていなかったのかがよく分かるな

 

 

「...」ピクッ

(あ、兄様の眉が下がりました、今日はちょっと荒れますね~)

(あ、あれ~、おかしいな~、冷房なんてつけてないのに急に部屋が寒くなったよ~)

「...どうせ私なんて更識楯無の付属品でしかない、誰にも必要とされず、ついてくる評価は『更識楯無の妹』だけ」

「か、かんちゃん...」

 

 

...だいぶ、心がまいってるな

 

 

「...いつだってそれは変わらなかった!!テストで100点を取ってもそう!!中学で3年間ずっと一位を取ってもそう!!日本の代表候補生になってもそう!!誰もが口を揃えて『更識楯無の妹だから当たり前』」

「...」

「...そして挙げ句の果てには専用機開発の取りやめ...何なの!!私にはその程度の価値しか無かったとでも言いたいの!?ポッと出の男性操縦者という欲に目を眩ませて私のことはほっぽりだすの!?」

「...」スッ

「に、兄様?何を?」

「...クー」

「...分かりましたよ、後で埋め合わせお願いしますね」

「...分かった」

 

 

...俺は簪の後ろに回り、後ろから簪を抱きしめる

 

 

「え?な、何を?」

「...簪はよく『頑張った』よ」

「っ!?」ビクッ

 

 

...『頑張った』の一言に反応して簪の体が震える

 

 

「...お前はよく一人で『頑張った』、十分過ぎるくらい『頑張った』よ」

「わ...私...頑張れたのかなあ」

「...ああ、よく『頑張った』な簪」ナデナデ

 

 

...後ろから抱きしめたまま、簪の頭を撫でる、拒絶することなく、されるがままになっている...クーからの抗議の視線が痛いが気づいてないフリをする

 

 

「...わ...私はただこんなふうに誰かに認めてほしかった、わ...私頑張れたよね?」

「...ああ」ナデナデ

「やっと...やっと認めて貰えた...う...うわぁぁぁぁぁぁん!!」

「...疲れただろう、今はゆっくり休め」ナデナデ

「ひっく...うん」

 

 

...そういうと簪は俺の体に手を回してきた...何故に?

 

 

「ふふっ、イリアの体暖かいね...すーすー」

「...おいおい」

「むっ」

 

 

...よっぽど疲れていたのだろう、俺の体に手を回すとすぐに寝てしまった...いや、クーこれは俺じゃないだろ

...とりあえず寝てしまった簪をベッドに横たわらせる...なかなか手を離してくれなかったが、何とか抜け出した

...が、次は本音に服の裾をつかまれた

 

 

「...ローロー、かんちゃんのことありがとう」

「...いや、今日のはただの気まぐれだ、おそらく次はない」

 

 

...本来の目的は違うがな

 

 

「ううん、それでもありがとう」

 

 

...そういって本音は目尻に涙を浮かべながら微笑んだ、こいつも多少なりとも負い目を感じているのかもしれない

 

 

「...じゃあ、後はよろしく」

「うん、ローローもクロロンもまた明日~」

「...」ジーッ

 

 

...クーは殆ど話さなかった、流石に警戒しすぎだとは思うがな...自分で言っててなんか不安になるな...大丈夫だよな?

...腕にクーをくっつけたまま、部屋をあとにする

 

 

「...クー先にラボに帰っててくれ」

「え、どうしたんですか?また、新しい女でも落としに行くんですか?」

「...俺が女たらしみたいな言い方やめろ」

 

 

...夢を達成するためには必然的に接触が必要なんだよ

 

 

『あながち間違いではないですね。私が確認した中では...えーと...2...』

 

 

...やめろ、それ以上はダメだ...結構大変なんだよ、女性から思われるってのは

 

 

『そういえば、更識簪の質問ってどうなったんですか?』

 

 

...もう一つの方は、見てもらえば分かるだろ、誰かさん達(・・・・・・)の意地の張り合いに巻き込まれそうな気がするし

 

 

「...とりあえずクーは何も聞かずに先に帰っててくれ」

「む~、分かりましたよ、今日は一緒に寝てもらいますからね」

「...ああ、いいぞ」

 

 

...クーはちょっと不満げな顔をしながら帰って行った...そろそろ行くとするか『生徒会室』に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方そのころ、一年四組の教室では

 

 

「あら~、ローステイン君とクロニクルさんはもう帰っちゃいましたか~、寮の鍵どうしましょうか~...明日でいいですね~」

 

 

彼女は少し面倒臭がりなのだ




ちょっと変な感じになりましたが、こんな感じでヒロインは落ちていきます


世間ではチョロインと呼ばれる部類ですね


それでもよければお付き合い下さい
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