今年もよろしくお願いします
結局更新に一ヶ月かかってますね...面目ない
それはさておき前話の最後に少しだけ台詞を付け足していますのでみてない方がいましたらその台詞を見てから今話をお読み下さい
お手数おかけしますがどうぞよろしくお願いします
...一夏がこちらのピットに戻ってきて、称賛(山田、織斑両教諭)と非難(箒)の言葉を浴びせられた後、一夏がオルコットから伝言を預かったと聞いたので聞いてみると、簡潔に言えば、俺と戦ってみたいとのことだった。
「...さてどうしようか」
「やっても構わんがアリーナの使用時間はもうほとんど残ってない。オルコットの補給時間を考えると試合時間は3分だな。」
「...なんだ3分もくれるのか、それなら余裕だな」
「「「え!?」」」
「ふんっ、お前ならそういうと思っていた。だからお前が使っていいのは剣一本だ。」
「...ハンデとしてはちょうどいいな」
「「「いやいやいや」」」
...そこの三人はいったい何が不服なのだろうか、まさか素手で戦えとでも言いたいのだろうか...いくら何でもそれは無理だ
「確かにローステイン君の専用機である『天照』のスペックは『ブルーティアーズ』よりは上ですが、相手は代表候補生です。スペックだけではどうにもなりません。」
「...なんだそういうことか」
...経験が足りないとでも言いたいのだろうが、『another strats』での経験を含め、遥かに俺の方が上回っている、むしろ剣一本のハンデじゃ足りないくらいだ...そうだ、少し猶予を与えてみるか
「...剣一本なら残りの拡張領域(バススロット)を速度に全振りしておくか」
「それってどれくらい速くなるんだ?」
「...そうだな...最大だと亜光速くらいだな」
「速いなっ!!」
...流石にトップスピードを出すことは無いだろうが、どうせならしっかりと印象付けることも必要だな...格の違いをな、それとソル、拡張領域を剣一本残して残りはスラスター本数を出来るだけ増やしておいてくれ
『はい、わかりました!!剣はどっちにします?』
...そうだな、攻撃力はいらないから「隼」でいこうか
『わかりました!!微調整は私がしておくので後はのんびりしててください!!』
「...準備も終わったことだし先に出て待っておくか」
「おう!!頑張れよ!!」
「...頑張らなくても勝てるから応援はいらない」
「...そんなに自信があるのか?」
「...逆に聞くがお前はこの一週間何を見てきたんだ」
...散々教えてやったのにこいつは何を言っているんだ...自信が無かったら教えはしないだろう、普通は
「...この試合でお前が追いかけるべき背中の一端を見せてやる」
「...そんなの千冬ね...イタッ!!織斑先生のを散々見てきた」
「...いずれ分かる」
...俺は一夏にそう伝えるとピットから飛び降りた
いって~マジで千冬姉の出席簿強すぎだろ、あんまり叩かれすぎたらますます馬鹿になっちゃうぜ...自分で言ってて悲しいけどな
「そういえば、ちふ...織斑先生はあいつの実力を知ってるようでしたが戦ったことがあるんですか?」
「......」
俺がその質問をすると千冬姉の肩が少し揺れた(?)ような気がした。...まさかな、千冬姉に限ってそんなことは無いだろう。でも、この反応からすると...
「もしかしてイリアと戦ったことがあってしかも負けてる...なんて訳無いですよね」
「その通りだ」
「っ!?そんな!?」
「私はあいつに負けた、それが事実だ」
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ、千冬姉が負けるなんてそんなの有り得ない!!
「まあ、非公式ではあるがな...それに私とて人間だ、負けることくらいはある」
「それでも!!」
「いい加減にしろ、そろそろ模擬戦が始まる。後はもう本人に聞くんだな」
もし千冬姉の言ってることが本当ならイリアは俺より早くISに乗れることが分かっていたはず...なのにどうして俺より後に発表されたのだろう、考えても仕方が無い。それにあいつは『追いかけるべき背中の一端』と言っていた、つまりはそういうことなのだろう。とにかく終わったら聞いてみるしかない
...俺がアリーナに下りてから約5分反対側のピットからオルコットが飛び出してきた
「急なお願いを聞いてくださってありがとうございますわ」
「...随分と丸くなったな、[一夏に]惚れたか?」
「な、何を言ってますの!?」
「...まあいい、ルールを確認しておこう今から3分間で残SEが多い方が勝ちだ...勿論0にした場合も勝ちだ」
「ええ分かっていますわ」
『イリア様!!調整が終わりました!!』
「...準備は整った、早速始めよう」
...その言葉と共に天照が展開される...天照はオルコットの纏っているブルーティアーズに比べると非固定武装が無く(互いにビットを除く)、肌の露出部分も少ないので全身装甲のように見える...そのまま宙に浮き、オルコットと対峙する
「あら、それが貴方のISですか」
「...アリーナの使用時間も限られている、無駄話はせずに早く始めるぞ」
「言われ無くともそのつもりですわ!!」
「...時間が無いとは言ったが俺は開始から2分間攻撃はしない」
「っ!?舐めてるんですの!?」
「...一方的だと面白くないだろ」
「言ってくれますわね...」
...まあ、事実だしな...それに一瞬だと俺の実力が分からないまま終わっても意味が無いからな
「ハンデを付けたことを後悔させてあげますわ!!」
...その言葉とともにオルコットの相方の代名詞であるブルーティアーズ(以下BTビット)が射出される、が中々レーザーを打ってこない
「くっ...」
「...どうした?そのまま2分過ごすか?」
「ご冗談を!!」
...それぞれのBTビットから苦し紛れにレーザーが放たれるがどれも死角を突いたものですらなく、避けるのは容易い...きっと周りからはレーザーが俺の体を透けていってるように見えたのではないだろうか...少なくともオルコットにはそう見えたようで顔が驚愕の色に染まっていた
「なぜ当たりませんの!?」
...こんな例えは使いたくないのだが、仮にここが戦場だとするともしもこういう不測の事態に陥った場合、コンピュータが操作しているのであればすぐに対処して何事もなく戦闘を行えるのであろうが、人間だと感情、例えば焦り、憤り、不安など、が邪魔をして思うように体が動かなくなることが多々ある
...現在のオルコットもそういう状態にあるようだ...先程は死角が見えていないだけで射撃自体は正確だったのだが今はライフルからの射撃はまだいいものの、ビットからの射撃はかなりぶれている...そろそろ終わりにするか
「...そろそろ時間だ」
「っ!?」
...亜光速とまではいかないが目視出来ない程度の速さでオルコットに近づき、すれ違いざまに数発同じところを『隼』で切りつけSEを0にする
【ブルーティアーズSEエンプティ
勝者イリア・ローステイン】
ということでイリア対せっしーでした
イリアが強いとこを見せたかっただけです
...と、とりあえず次は前にも言っていたイリアと虚の出会いを書きます
番外編扱いなので見たく無ければ無視していただいても構いません
出来れば見てほしいですけどね
それでは!!
※※一応作中に出ている剣について※※
『隼』
イメージはドラクエでお馴染みのはやぶさの剣
素早く攻撃することができかつ攻撃力も兼ね備えている優れもの
束さん印付き