徐々にこの作品を見てくださる人が増えて嬉しいです!!
少し時間が空きましたが、どうぞ!!
~時は流れて昼休み~
...あの後、授業は滞りなく進んだ。休み時間中も特に何も無かった。
『何を言っているのですか、休み時間中に何も無かったのは、イリア様がチャイムが鳴ると同時に教室を出て、誰もいないところへ行き、独り瞑想をしていたからじゃないですか』
...何か言い訳をする気すら起きない。ともかく、昼休みになったので食堂に向かっている。...こういうところに来るのは初めてだから少しワクワクしているのは否定出来ない。
...そういう訳で食堂に向かって歩いているが、さっきから周りの視線を一人占め(この場合、二人占めか?)している。
...理由は周りの人達の表情から察するに、
俺とクーが手を繋いでいるのが原因だと思う。
...多分こうなったのは休み時間中クーをほったらかしにしていたのが原因なんだが...クーはこんな積極的な子じゃなく、もっとおしとやかでいい子だったはずなんだが、全く誰のせいで...束姉しかいないな。...よし今日の束姉のご飯は野菜炒めだけにしてやろう。勿論嫌いな野菜をふんだんに使って。
その時、どこかの兎は、
「ハッ今誰かから理不尽な嫌がらせを宣言された気がするよ!?」
とか言ってたそうな。この夜最愛の彼氏と娘(仮)から無理矢理ご飯を食べさせられてる兎がいたとかいなかったとか。それはまた別の話。
...という訳で食堂にやってきた。食堂に来ても視線が集まること変わりは無かったが、ご飯に集中しているのか先程よりは多くない。...そんなことよりも今直面している大きな問題がある。それは...
「...なあクー」
「何でしょう?兄様?」
「...これどうやって使うんだ?」
「さあ?」
...目の前にそびえ立つ機械の使い方が分からないことだ。(食堂の券売機)...前の人が使っていたのを見ていたから、ボタンを押せば紙が出てきて、それを食堂のおばさんに渡せばご飯が貰えることはわかった。...だが、
「...お金って何だ?」
『モノやサービスと交換することのできるものです。紙幣や硬貨等の形態があります。』
「...ああ、あれか。」
...そういえば、家を出る時に束姉から「遠慮せずに使って!!」と言われて渡されてたのを忘れてた。...俺はポケットに入っていた『それ』を取り出し紙幣挿入口に差し込む。...が入らない。
「兄様、それはおそらく一枚ずつ入れるんですよ。」
「...なるほど、ありがとうクー」
「いえいえ、礼にも及びません。」
「あっ、ローローとクロロンだ~」
...不意に呼ばれ、振り返ってみると袖がだぼだぼの服を着た少女とその後ろに伊達眼鏡をかけたちょっと暗そうな少女がいた。...名前は確か、
「...布仏本音と更識簪か」
「おお~、知ってたんだね~、説明する手間が省けたよ~」「!?...知ってたの?」
...布仏は随分と間延びした喋り方をするやつだな。...更識の方は何処かシンパシーを感じる...更識をじっと見つめていると、クーに腕を抓られた。...痛くはないが少しくすぐったい。
「兄様、何他の女に手を出そうとしてるんですか」コソッ
「...何処まで曲解したらそんな結論になる」コソッ
「それで~、二人は何をしてたの~?」
...こいつはマイペースなやつだな。...確か暗部の従者だったか。...こんなのが暗部に所属してるのか、手元に置いていた方が下手に泳がせるよりはいいな。
「...昼飯を買おうと」
「わたしお邪魔だったかな~」
「...そんなことはない、ちょっとこれの使い方が分からなかっただけだ」
「ふ~ん、じゃあ早く買って一緒に食べよ~?かんちゃんもいいよね~?」
「...うん」
「...俺は構わない、クーは?」
「私も別に構いません。」
「じゃあ先に席とってるね~」
...布仏はそういうと危なげに食事ののったお盆を持って空いている席に向かっていった。...更識はそのあとを「...本音、危ない」といいながら歩いていった。
...主従関係逆転してるだろ。俺とクーは『洋食セットA』を買って布仏達が待っているテーブルへと歩いていった。
...因みにその間、ずっと手を繋いでいたのは言うまでもない
今回は二人の世間の常識知らない感を伝えたかったんです。
イリア達四人(?)まともな常識を持っているは天照だけです。
常識度
天照>>>束>>>>(越えられない壁)>>>>クロエ>>>イリア
実際こんな感じですかね