技術史な使い魔   作:ddds

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本編前のナニカです。
ノリと勢いで書いていたので見苦しいかもしれませんが・・・

プロローグに続き、
にじファンの物を無理やりつなげて長くしているので、
違和感などがあるかもしれません。


2012/7/26 6:32
そういえばまだ章のシステム入ってないんですね


前章 1

「見えてきたな」

 

東京より一ヶ月とちょっと

というより

喜望峰までは空輸だったので

 

喜望峰、もといケープタウンより3ヶ月

ずいぶんかかったものだ

これだから旧世代の船は・・・

飛行機なら一日とかからないだろうに・・・

 

ついに第一村人発見!

 

でなくて第一都市を発見

地球で言えばモロッコの南側

北アフリカの農業名可能な地帯の南端である

 

大型船が接岸する場所がないようなので

ボートを出して揚陸する

 

ボートの駆動機関はグローエンジン

いわゆるポンポン船である

 

 

 

陸地に近づくとすでに人でごったがえしていた

どうみても野次馬だ

 

やはり大型船、しかも鉄工船となると珍しいのだろうか

 

接岸してすぐに一人の老人から声をかけられる

だが日本語ではなかった。

当然の事なのだが

電脳の言語識別処理でフランス語、またはそれによく似た言語だと判明したので

全自動翻訳をフランス語に変更する

 

「すいません、もう一度言ってもらえませんか」

日本語と同じ感覚で言う。

だが口から出てくるのは日本語ではない言語だ

 

「あまり見かけん船と顔じゃが・・・おぬしらどこから来た?」

老人が言った言葉も日本語と同じように捉えられる

「我々ははるか東方、日本国より着ました」

「ほう。japonとな」

 

しまった

「nihon」や「nippon」ではなくフランス語では

「japon」だったのだ

くそう・・・誰だよ東にある黄金の国「ジーペンクオ」とかいった奴

 

自動翻訳の罠であるが、

面倒なのでこのまま話を続ける

 

「ええ、我々はこの陸地よりはるかに東 japonより来ました」

「それで、ここに何の用かの」

あまり警戒されていないようだ

なぜだかわからないがありがたい

「交易の相談とご挨拶に参りました」

とりあえず表面上の名目を上げておく

「その船に乗せられている積荷の中身は何かの」

「一応うちの特産で保存性が高い香辛料や茶などを載せておりますが・・・」

とりあえず最初なので妙なものは乗せていない

重要機密は人間の中に入っている

ここの人達がそんなことに気づくことはなかろう

地球では人間とロボットにほとんど差がないことで

色々問題が起きたことすらあるのだ

 

「申し遅れました。私、鈴木一郎と申します」

日本人の典型的な名前なのかは定かではないが

日本にはそれなりに人数がいる名前だ

ただしこれは偽名だが

ちなみに顔も偽造である

本来の顔を持っている義体は日本においてきた

あくまで私の役割はスパイなので

変装は当然する

 

スパイ活動はしやすくなったが

お陰で犯罪者が捕まらなかったり

ゴースト解析システムなるものすら誕生した

人の頭の中を覗くのはやめていただきたいものだ

「ススキ・イチローとな 変わった名前じゃのう

まあ立ち話もなんだからうちで話をしよう」

 

 

 

ということで老人宅へ

どうもこの町の長老であるらしく、

応接室も存在していた

 

その間に電脳通信で他のアンドロイドにも調査活動をしておくように言っておく

 

「で、もう一度聞くがこんな辺境に何の用かの」

「ご挨拶と交易の相談に・・・」

「つまりどういうことじゃ?」

「我々の国はここはら非常に遠く、船で半年もかかってしまいます

なのでここで補給を行いたいと思っています」

「それは今回限りかね?」

「いえ、今後も定期的に船が中継地点として訪れることとなります」

「それはいい。この辺境が栄えるにはそれぐらいしか道はなかろう」

貿易拠点として栄えた場所といえば

シンガポールがある

それしかない国だが、それでも立派に先進国だ

 

「それで、大型船が接岸できる港の建設の許可と労働者の雇用の許可を頂きたく存じます」

「よかろう。食料を作ること以外とくにやることもないんじゃ。存分に使ってやってくれ」

「ありがとうございます」

 

後にこの町は数十万まで人口が大きくなる

最大クラスの貿易拠点になるのはまた別の話だ

 

「で、積荷のことじゃが・・・」

「商談成立の祝いなので無料で構いませんよ」

「それはありがたい。この町は本当に偏狭なのでな、嗜好品の類など入ってこないのじゃ」

「つまり中央から切り離されていると?」

「左様。」

 

老人はこの地域に関するいろいろな話をしてくれた

自分たちは『ハルケギニア』の南部に位置する『ガリア』なる国から逃げてきたものとその末裔だと

よってここに国家はなく都市が幾つか存在するだけなそうな

ガリアへの船もないわけではないが一ヶ月に数回のみ

 

場合によっては来ない月もあるそうだ

「知っているかもしれんが、ここより南は砂漠でのう

これ以上人口が増えると食料が足りなくなる可能性もある」

「それについては心配ないです。自分たちが責任をもって運んできましょう」

西暦1900年以降において遠方から食料を運ぶのは常識となった

これにより食糧不足など発生することは「金がない国以外」ありえなかった

鮮度が重要なものは冷蔵技術が出てくるまで難しかったのだが。

 

「あと、この地域の歴史を教えてもらえるとありがたいのですが・・・」

「ワシはよく知らんのでの。教会へ行きなされ。」

宗教と関わるのは御免だったが、情報収集に必要なので行くしかなかった

 

 

というわけで街の中心部にある教会へ

そこには50代手前くらいの神父か牧師らしき男がいた

「ようこそアガディールの教会へ。

朝から騒がしかったのはあなた方の船だったようですね。」

アジア系の顔が珍しいのだろうか。すぐに見抜かれた。

この町の名前アガディールは地球のモロッコに存在するリゾート地である

「ええと、長老から歴史を知りたいなら教会へ行けと言われて着たのですが・・・」

「そうでしたか。では・・・」

男は本を取り出し、説明を始める

 

 

「そもそもこの土地、ハルケギニアには先住魔法というものが存在していました」

驚愕した。脳の温度が40度を超えつつある。電脳のオーバーヒートだ

理解できなかったのだ。

この星の存在も理解できなかったが

それをはるかに超える事態が発生していた

 

「魔法!?魔法が存在するんですか?」

私は諜報員として致命的なミスを犯した

感情を出すなど裏が見られてしまう可能性があるのだ

 

 

「あなた方の土地には先住魔法もないんですね・・・不思議なこともあるものですね」

 

 

不思議に思うのはこっちだ

魔法だ?科学で世界のほぼすべてのことは説明できるはずだ

魔法なんで17世紀まであった迷信の一つ

それこそファンタジーの世界にしか存在しない代物だ

エネルギーが無いところから発生するはずがないのだ

世界の法則をねじ曲げることなどできるはずがない

そんな迷信ですら古代の化石と化したものが存在している?

わけがわからないよ

 

科学と魔法の類を同時に存在させていたフィクションもあったのだが、

それは最初から理論が崩壊していた

超能力だ?笑わせんな。

 

あとはもう魔法少女の類だがもうあれは子供と大きいお友達以外相手にしないし

アニメ文化の転換点として有名な「魔法少女まどか☆マギカ」は

理不尽さでバランスをとっていた

 

とにかく拒絶反応しか起きなかった

 

「じゃあどうやって亜人を駆除していたのですか?非常に興味があります」

 

亜人。

 

日本付近でも確認されていた霊長類の派生型とも言える人間に近い「何か」

知能が低いものしかいないが、

それこそ人間の知的障害者みたいにパワーだけは無駄にある

 

学者たちが「これは人間を襲う傾向にあるようだが、ヨーロッパの連中はどうやって駆除していたのだろう」

ということを言っていた

まさか魔法があるとは思わんかったわ

 

「我々には古くから伝わる言い伝えがありまして、その領域内には亜人が入ってこれないんですよ」

とりあえず言い訳をした

自分の精一杯だった

 

第三惑星上の日本に例えれば新東京外環壁といったところか

 

「そういうのもあるんですね・・・ああ。話がそれてしまいました。」

そういって男は話を続ける

 

その男から聞いた情報はとてつもないものだった

 

始祖ブリミルなる人間が火.水.土.風からなる4系統の魔法を伝え、

その息子と弟子がハルケギニアに4つの国を作った

その国々は魔法を使って栄え、

6000年間特に大きい戦争もなくそのまま継続している

先の先住魔法は「自然の力を利用する」のに対し四系統魔法は

「自然の力をねじ曲げる」という理由で

先住魔法を使う人達と4系統魔法を使う人達は仲が悪いらしい

その中で顕著なのが中東周辺の砂漠に住むエルフ達で、

聖戦なるものを数千年の間繰り返していたらしい

 

社会制度についても聞いた

社会制度は所謂封建制であるが、

身分がはっきり分かれているといっても過言ではない。

 

王族、貴族、平民の順だ

貴族と王族は魔法が使えるらしく、

逆に平民は使えない。

どうも魔法の使える使えないは遺伝が影響しているようだ

 

遺伝子サンプルを持ち帰って解析する必要があるかもしれない

 

国家の傾向も典型的な封建制国家だ。

貴族が領地を持ち、運営し、税金の一部を王族に献上する

貴族の領地での権限は強く、高い税金をかけているところもあれば

そうでないところも存在したり、

その広さもまちまち

貴族にとって領地と家系で順序が決まるようで、

平民のような生活を送っている貴族もいるそうだ

 

やはり基本的な文化は後進国だったようだ

『貴様らがいる場所は我々が数千年前に通過した場所だ!』

魔法は才能と遺伝で決まるということで少し安心した

 

いくら固体火力が高かろうと現代戦においては大した価値はない

これは一次大戦の塹壕戦の頃からの話だ

 

魔法使いは大した脅威にならないと判断した。

 

「あなた方は魔法が使えないようなので、あちらに行ったら『下等民族』などと言われるでしょうね」

 

それは構わん。

下だと思ってくれれば圧倒したときの効果が大きい

 

だが未知の技術体系は大いなる脅威だ

早く解析を急がないと・・・・

 

この情報はリアルタイムで日本に送られる。

日本では今何が起きているのか

予想がつくようなつかないような

 

 

 

こうして、ここに日本の対魔法戦略が始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本国の会議室は騒然としていた

 

 

 

諜報派遣の黒船船団が回収した情報に

誰も理解が追いつかなかったのだ

 

 

「魔法・・・だと?」

「そんなバカな。物理法則は書き換わってないぞ!?」

 

学者は口々に言う

 

 

鈴木一郎(偽)が教会で話を聞いてから一時間後

会議室で録音された音声データが再生された直後である

 

近頃驚きっぱなしだったので

さして驚かなくなっていた学者達ですら

この有様だ

 

学者は何も言うことが出来なかった

数千年前に「迷信」で終わったつくり話が実在している

理解できなかったし信用しようがなかった

 

だが地球によく似た・・・どころかほぼそのままの星がある時点でおかしいのだ

 

ある一人の学者が言った

「だがこれで今までの幾つかの未知の現象は説明できる」

「亜人のことだな。」

 

それは誰もが理解していた。

だが他にも未知の現象は存在していた。

魔法があるならそれに関連することなのだろうが、誰も説明できなかった。

今の時点では。

 

大統領と書かれた席の男は言う

「だが未知の現象や未知の技術系である以上、解析や研究は不可欠

ここに『魔法省』の設立を宣言します」

 

学者の眼の奥が光り始めた

地球では研究する内容があまりなくなりつつあったが、

ここには未知の現象がいくつも存在する

 

わからないなら解明する必要がある 

理屈にする必要がある

それが科学なのだ

 

彼らは研究意欲に燃えていた

わからないことを見つけるとすぐ飛びつく

それが科学者なのだ

 

そうして未知の技術体系「魔法」を研究する省庁、「魔法省」が設立された

生物や地質は国土地理院や環境局があったので別として、

人間が扱う「魔法」に関する研究が始まった日である

そしてこの日。早速ある論文が学会に上がった

 

未知の現象である電磁波に規則性を発見したというものだ

詳細は未だ研究中であるが、魔法に関連している可能性は高いと主張する。

その規則性というものは

デジタル電波のように正確に分類可能で、それは25種類程度の分類にできるという。

 

これは後に日本にとって大きな成果となるのだが

現状で詳細は研究中である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モロッコ(仮)南部アガディールに揚陸した3日後

俺(鈴木一郎(偽))は町の宿屋で寝ていた

宿屋といっても4つしか部屋がない小規模なもので

農家の副業といったところか

日本的に言えば(本来の意味での)民宿が正しいだろう

 

船に戻っても良かったのだが

もう少しこの地域の生活レベルや経済状況などを見ておきたかった

 

このアガディールの経済状況はかなり緊迫している

というか物々交換レベルなので

あまり経済に意味はないのだが

 

まず通貨に関してだが

未だに金貨や銀貨、銅貨が流通しており、

金本位制にすら到達していないようだ

まあ辺境だからこそかも知れんが。

 

金貨1で100銀貨または10000銅貨

銀貨1で銅貨100という

なんともわかりやすい通貨制度だ

だが正直自分から言わせれば「馬鹿じゃねぇの」としか言い用がない

 

金と銀の法定比価が100倍だとか笑わせるわ

流通量の差が100倍もあるわけがないし、

それこそ個人で鋳造が認められているなら

すぐにそれは崩れるはずだ

 

金山がひとつ見つかっただけで崩壊しそうだな

 

つーかよくこんな通貨制度導入できたよな

謎だらけだぜ。

 

 

とにかく流通量調査をして、それを利用して経済破壊も起こせるかもしれない。

カードの枚数は多いほうがいい。

 

また工業は予想通りだが手工業程度のようだ

 

農業に関してだが、腐葉土などの自然肥料くらいしかない

食糧生産量に対する消費量はかなり緊迫しており、

早めにリン鉱山を見つけて化学肥料を作る必要があるかもな

 

今教えることができる処置は糞尿を用いた肥料くらいだな

 

 

漁業は現代も昔もあまり変わらないし、

外洋漁業がないくらいだ

 

ちなみにこの町には魔法使いは居ない。

なんせ辺境なもんで。

 

とりあえず腹がへったので外へ出てみる

 

 

市場には今朝上がったらしい魚が売られていた

見たことある魚もかなりある。

鯖とアジ、鯛を見つけたので

地金3gで購入

売ってたおっさんは小躍りしてた。そんなに大金なのだろうか

そういえば地球では天然物の魚って食ったことなかったな・・・

 

 

ということで

宿屋の調理場を借りて刺身にすることにした

都合よく醤油は持参していた

 

仕事の都合上、一人暮らしも長いので料理は得意だ。

結婚するような年齢かもしれないが、日本では

「遺伝子欠損の防止」という名目で一夫多妻制および一婦多夫制になっている

あくまで可能であるだけなのでしない人も勿論いるが、

国から補助金が出る上、役割分担で子育てができると楽だという理由で

日本の婚姻の3割は重婚である

もちろん離婚件数も増えたし喧嘩も絶えないのだろうが

 

まあそれはいいとして

 

 

宿の人は「あの・・・生で食べるんですか?お腹壊しますよ?」

と言っていたが

「うちの国では生で食べるんですよ」

というと

「そうなんですか・・・?」

 

 

で、現状は一緒に食べている状況である

「生で食べるのは抵抗がありましたけど、調理した魚よりおいしいですね。」

「海が近いところだから出来る芸当さ。その日のうちに揚がったものでないと腹壊すから注意してくれよ。」

「うちの両親にも食べさせたかったなぁ・・・」

「そういえば君一人でやっているようだけど・・・」

 

話を聞けば

数ヶ月前、親が南の砂漠へ行ったきり戻ってこないという

こんな可愛い子を放置してどこ行きやがるんだそいつ

 

が、性欲は持て余さない。任務に支障が出るので性欲の抑制くらいはできないといけないのだ。

 

何か理由があって置いていったんだろうが深く聞くこともなかった

 

 

 

数カ月後に訪れた時には寿司屋になっていたのはまた別の話

 

 

 

 

 

今日の仕事は

港の工事の手配である

土木技術師、もといドロイドを数人置いていくが一応確認して上に報告しなければならない

かかった費用も勿論政府持ちなのだ

 

「ずいぶん集まりましたね」

技術師のドロイドが言う

「そりゃあ普通に畑耕したりするよりもはるかに割がいいからな」

 

町で労働者の募集をかけたら300人近く集まった

この町の総人口は数千人も居ないだろうから

かなりの数だ

普通なら面接をして振り分けるのだろうが、

今は急いで作らねばならん

食料輸送船が来るまでには完成させなければならない

 

それまでは黒船船団の缶詰を解放する

本当は30秒で完成するレーションもあるのだが、

それですらオーバーテクノロジーなのでとりあえず初歩として缶詰である

自分たちは飽きたどころか拒否反応を起こす缶詰であるが

この町の人間には好評だ。

 

 

工事が始まったのを見届けたら町の外の農園地帯をもう一度確認しに行く

水が少ないのでコメは作れそうにない。

 

他の産業をしようにもやはりどれも適していない。

近代化したら陶磁器工場でも立てるしか無いのか

 

あと期待できるのは石油くらいかなぁ・・・

 

地球ではサハラ砂漠は既に緑化されていたが、

ここにはそれだけの資金力も資材も技術もない

かなり後で食糧不足が顕著にならないとできないなこりゃ

採算に合わん

 

昼飯時なのでレーションをその場で展開

食う。

数十秒で冷えた水と暖かい食べ物ができるのはありがたい

 

遠く乾燥地帯の山々を見ながら将来どんなことになるのか想像していた

 

石油コンビナートができるのか、

それとも永遠にさばくなのか・・・

まあ知った事ではないが

 

今夜出港して北へ向かうので早々に街に戻るとする

 

日本で魔法とやらの解析は継続中らしいが

自分たちが魔法使いに接触しないとどうにもならない

早めにヨーロッパへ渡るとしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

アガディールを出発してから2日

日本から連絡が入った

 

どうも大統領のおふざけか何かは知らないが

俺は法務省の公安調査庁(PSIA)に所属しているのだが、

 

対ハルケギニア工作専門機関をつくるのだそうだ

(National INtelligence of JApan)日本国家情報局 略してNINJAだそうだ

で、俺はそこに転属されたわけ。

 

 

主な業務はハルケギニアを含める日本国外においての日本国に関する情報を出さないようにすること

国外においての情報収集、および工作

となっている

 

NINJAはネタとして長年存在していたが、まさか採用される日が来るとは思わんかったわ

完全にノリでやってるだろ

 

よって俺の役職は日本国家情報局ハルケギニア情報工作部隊隊長となるわけだ

ずいぶん長くなるなおい

 

二日目よりモロッコ北部へ2隻を向かわせ

14隻でガリアを目指す

 

スペインが存在しない分、ジブラルタル海峡が非常に広いのだ

ここを六分儀もGPSもなしで渡るのは至難の業だろう

この船にはGPSはついていないが、ドロイドの全てに搭載されている。

 

アガディールで地図を入手したが、

ひどいものだった

衛星を使って作った地図と比べると精度とかいうレベルじゃない

 

よくガリアから渡ってこれたものだ

 

 

 

そしてアガディールから4日目

ついにユーラシア大陸が見えてきた

 

やはりピレネー山脈より南側が水没しているらしく、

海からすぐ山になり、そこにリアス式海岸が広がっている

 

ピレネー山脈を右に見る位置から見える港町

地球においてはビアリッツと呼ばれる町

だが放置。スルーする。

 

目指すはガリアの首都と見られている

地球ではパリと呼ばれた

フランスの首都である

 

都市の配置なども同じようだ。

偶然だと思うが、地政学的に言えば必然なんだそうだ

 

早々に揚陸して陸路で目指すのもいいのだが、早めに他の国にも行きたいし、

車が使えないことは非常に困るのだ

一応解禁技術には入っているのだが、

サスペンションがないと乗り心地が壊滅的なのでやめておくことにする。

 

 

よってセーヌ川河口付近まで行ってそこから小型船で遡上するという算段だ

 

 

 

と思っていたが

「方位250 正体不明の飛行体を発見!数2!」

物見のドロイドが言う

「距離は」

「約4キロです」

よくそもまあそんな距離で見れるもんだ・・・

だが・・・航空機の類はないはずだから別の何かか?

例の空飛ぶ船か?

 

「対空火器を準備!攻撃してきても許可あるまで発砲はするな!」

「了解!」

 

詳細を把握するために物見にもう一度聞く

「敵飛行体の速度は?」

「どちらも170です」

船や航空機においても時速キロメートルを使っている

「予想外に早いな。」

「接敵まで5分!」

 

自分も望遠鏡を持って陸の方を見る

電脳の効果もあって

通常の光学式でも120倍くらいにはなる

「あれは・・・鳥か?人が載ってるように見えるが」

「どちらかというとドラゴン・・・では?」

「もう驚かないが空想上の生物だぞ・・・」

 

だが近づいてくるにつれその形がはっきりしてきた

間違いない。ドラゴンだ。

もはや驚きはしないが

あれを飼い慣らして利用するということもできるんだな・・・

 

「どうします?アレ。」

「攻撃するわけにもいくまい」

 

 

 

 

 

近づいてきた2匹のドラゴンが船と並走し始め、

そのドラゴンに乗っていた男が

「貴様らここで何をしている!所属と目的を言え!」

やはり国境警備か何かだったか

というかよく目前に新世代の装備と機関を備えた艦艇14隻を目前にして平然としていられるものだ

それともそれを理解していないのか?

 

「我々は遙か東の地、日本よりやってきた。」

「japonなどという国は聞いたことない やはり貴様ら海賊か何かだろう」

だめだこいつ 未知の領域を知ろうとしねぇ

「我々は砂漠のさらに東から来た。ガリア王に合うために首都へ向かっている」

「ますます信用できん。貴様らエルフの回し者だろう」

 

めんどうだから撃ち殺そうかなこいつ・・・

「こらやめておけ 相手の戦力も未知数なのに」

もう一人の男がこちらに聞こえないように言う

が、聞こえているのはやはり電脳の力だろう

 

「現在国王陛下はボルドーに来ている。最寄りの港まで誘導するので付いて来てくれ」

「了解した。そちらの指示に従おう。」

 

こうしてボルドー付近の港町アルカションへ接岸することとなったが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国境警備隊かなにかは知らんがそいつらに誘導されて2時間

 

港町アルカションに近づくと

既に野次馬でごった返していた

 

120m級の鉄工船

最大射程8km回転砲座駐退機つきの12インチ主砲を前後4門

その他の砲が複数存在する

しかも帆船ではなく蒸気機関で煙突が存在する

 

彼らから見ればオーバーテクノロジーの巡洋艦

それが14隻

 

そりゃあ見たくもなると思う

 

まあ見たところで動作原理は理解出来ないだろうが

 

なぜここに来るか知られたのかは分からなかったが

 

大型船が接岸できる場所が今回も無かったのでボートで揚陸

 

陸について護岸の上に昇ると

青い髪の男

「よく来られたお客人。私がガリア王ルイ3世だ」

突然なので驚いた

いや、驚いたのはありえない髪の色にだ

「国王陛下直々に出迎えとは光栄です」

 

どういう国なんだよここ・・・

髪染めるのが流行ってるのか?

 

「ここに来た目的を聞きたいところだが・・・その前にあの船を見せてくれないか」

「ええ・・・構いませんが・・・」

なんと物好きな人だ

得体のしれない人間に直接会いに来たと思ったら

未知の技術の塊を見せてくれって?

どうかしてるよ

「陛下!危険です」

家臣らしき人物が言う

「心配ない。ジョゼフ、シャルル。付いて来なさい」

国王の後ろには彼の息子らしき人物が二人

二十代くらいだろうか

なんともまあ王族3人で見物とは・・・

 

まったく理解できん

「陛下!我々もお伴します!」

「私がいらんと言っているのだ」

その後その男は一言も喋らなかった

 

もう一度思う

この国は大丈夫なのか?

 

 

 

 

「なぜ我々を信用するんです?」

戻りのボートで聞いた

「君らからは魔力が感じられない。君らに私を殺すことはできないと思ったまでさ」

残念だったな。俺はその気になればてめぇの脳天に電流流して停止させることもできるんだ

全身義体でないとできないがね

 

「でもそれでも普通 得体のしれない船に乗り込むなんてしないんじゃあないですかね?」

「一番の理由は・・・」

国王は後ろを向きかけて小声で言った

「上の息子があれを見たそうにしていてね。ボルドーの行政庁でその話を聞いた時から顔が明らかにいつもと違うんだ」

 

「そんなもんですかね?」

 

「上の方は魔法が使えなくてね。いつも部屋で引きこもりがちなんだ。

部屋で一人でチェスや魔法人形で戦争ごっこをしていたり・・・

今の息子の顔はまるで新しいおもちゃをもらった子供みたいに見えるよ」

ああ・・・こんな奴にcivlizationやらせたら飯も食わずにやるんだろうな・・・

だがいつかやらせてみたくもある。

最強の戦略人格データ 通称「スパ帝」に勝てるコンピュータですらここ1000年存在していない

もしかしたら・・・ね

 

「そういえば君の名前を聞いてなかったね」

確かに言ってなかった

「私は日本国より来ました鈴木一郎です」

 

「japon...君たちの国の名前かね?」

「ええ。遙か東の島国です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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