ネタバレにならない程度には更新してみようかな
7/27 21:39
ここってタイトルつけなくても投下できるのね・・・
日本では次々に魔法に関する研究が蓄積されていた
喜望峰経由で輸送・回収されてきたマジックアイテムの解析が始まっていたのだ
新東京市 魔法省研究所
学者らしき人物とその助手らしき人物が画面を見ながら会話していた
「やはり魔法に関連するものからは規則的な電磁波が出ているようですね・・・何なんでしょうか」
「数学者曰く26種類に分類することができる。つまり・・・」
「25とか26ってなると・・・アルファベットですね。」
「その可能性も否定できん。とりあえず直観コンピュータの結果待ちだ」
直観コンピュータ
あらゆる情報を解析、そしてそれに規則性や何か不審な点を発見するとすぐに報告、
場合によっては理論を組み上げるコンピュータ。
研究向けなので一般には出回らない
「魔法使いの遺伝子サンプルも集まりつつあるな」
「まだまだ足りませんけどね」
モロッコ北部より回収された魔法使いの遺伝子データは40ほどあるが、
魔法に関連する遺伝子を見出すには数万の遺伝子データが必要になる
「さっき送られてきたデータなんですが・・・」
「うおっなんじゃこれっ」
ガリア王とその息子の外観身体データだった
「この髪の色は・・・・地なのか?」
「報告によればそうらしいです」
その後、始祖の血を引くものは髪の色がおかしくなる可能性が高い
という仮説すらたってしまうのだった
「やはり近くで見ると大きいですな」
「うちでもかなり大きいほうの船ですよ」
もちろん嘘である。
本当は全長20キロにもなる宇宙船があるのだが
そんなことは勿論いえない。
「巡洋艦扶桑へようこそ。国王陛下。」
「うむ。少し見せてもらうぞ」
国王のほうは堂々としているが、
一番怪しいのは『上の息子』のほうだ
周りをきょろきょろ見てまるで子供みたい
「あの・・・父上・・・」
「ああ、そうだったな。鈴木殿、少し艦内を見せてもらえないかね?」
「ええ。ではこちらへ」
そういって前方回転砲座の前に来た
「これがこの船の主砲、8インチライフル砲です。」
「戦列艦に比べて砲が少ないですね」
今まで黙っていた『上の息子』もといジョセフが言った・・・
「戦列艦では横に対しての攻撃力はそこそこですが、
射角が狭く、また今までの砲に比べ長距離飛ぶようになったので、
いかに長距離から正確に敵を叩くかが重要になってきます」
「つまりこれが配備されれば今までの戦列艦はお役御免と?」
父親と弟は聞き流しているが兄はすぐに質問を詰めてくる
「その通りです。うちでは既に戦列艦はなくなっております」
戦列艦どころか反物質機関を積んだ軌道戦闘艦が主力だがな
そこへ父親が入ってきた。国防で重要な情報になるからだろうか
「既存の戦列艦でこれに勝ち目はないということですかな?」
「ええ。模擬戦で負けたことはないですね」
「ちなみにこれは飛びますかね?金属で作るとなると重くて飛びそうにない」
「飛ぶ・・?どういうことですかね?」
情報としては空飛ぶ船の話は聞いていたが現物を見たことはない。
「japonでは船は空を飛ばないんですか」
「空飛ぶ機械はありますが船とは歩と遠いですね
「風石なる石がありましてな。それを利用して空を飛ぶのですよ」
風石・・・ねぇ
とりあえず報告しておくか
「それよりも」
兄は相変わらず子供のようだ
「この主砲を撃ってもらえませんか」
「いいでしょう。でも何を撃つんです?」
兄は顔をニヤケさせながら・・・かはしらないが外洋の方を指して
「あれです」
見ると赤い旗が立った木造船が浮いている。
距離は3キロほどだろうか
「いつの間にあんなものを!」
父親が怒り気味に言う
「行く途中で手配しておいた」
「こういう時だけ手際がいいんだから・・・」
父親は呆れたような顔をして
「申し訳ないですが鈴木殿、あれを撃ってもらえますか」
「分かりました。砲撃準備!」
そう言うと船員のドロイドが砲のところに来て準備を開始する
「砲の中を確認!」
砲の底蓋を開ける
「異物なし」
「弾を装填!」
後方から弾を二人がかりでもってきて
「装填確認」
「炸薬を装填!」
後ろから一人が長い筒を持ってきた
「炸薬確認」
「底蓋閉鎖!」
「閉鎖確認」
「目標 方位220 無人船」
「撃ちますので下がってください。」
「そんなに威力があるのか?」
「ええ、あと鼓膜が破れるかもしれないので耳を塞いでください」
「撃て」
轟音と共に駐退機が後退
1秒ほどして水柱ができた
「命中」
「これはすごい・・・この距離で当てるとは」
正直言えばこれで凄いと言えるならやっぱり・・・
地球にはとある場所から15分以内にどこでも砲撃するシステムすら存在したのだ
しかもそれは数百年以上前のこと
「この砲は売ってもらえますかね?」
やはり国防に使うのか?
「製造法は教えられませんが、現品ならかまいませんよ」
製造法を教えたところで理解できるわけ無いだろうけど
数カ月後に20程送ったのだが
そのうち3つがジョセフの玩具になったという・・・・
俺は大西洋に浮かんでいた。
修正 船団は大西洋を北上していた
あの後、砲の取引の話をした後、
本命の交易と首都での大使館の設置、その付属となる学校の設置を提案したら
「断る理由などない。喜んで受けよう」
とのことだ
結局次の日には大使と建設要員などを置いて出港したが。
ガリアに輸出する物は当面砲弾と嗜好品になりそうだ
そう夜の大西洋・・・元北海を見ながら考えていた
「なんだアレは」
物見が何か見つけたようだ
「どうした?」
「方位12 上空に巨大なアンノウン 距離は・・・・30万」
「水平線の向こうじゃないか。どういうことだ」
私は船の前方を見た
が、見えない。真っ暗だ。
赤外線なら巨大な何かが存在しているのはわかる
「例のフライングブリテンでしょうか?」
艦長が隣に来て言う。
「だろうな。でもなぜ飛んでいるんだ?」
「本国の学者は原因不明、特定周波数の電磁波を感知しているそうですが」
「それだけでは説明にならんな」
「我々にはどうでもいいことですがね。」
「全くだ。本国の連中にはこれ以上ない研究材料なんだろうが・・・」
あいにく自分は学者ではない。自分の任務を遂行するのみ
物見がまた何か見つけたようで
「方位255 電磁波にノイズを確認」
この惑星では地中から特定の周波数の電磁波が出ている。
フライングブリテンほどではないがかなり強力なものだ
それはパターンがあり、変わることはあまりないのだが・・・
「何?」
進行方向右側を見た次の瞬間
「方位同じく 大きな熱エネルギー反応を確認」
「熱源は探知できるか?」
「熱源は不明、何かが燃えているようですが燃焼物が分かりません」
「おかしいな・・・行って見るか 艦長、ジェットパックの準備を」
「分かりました」
本当はなるべく使わないよう言われているのだが、どうせ夜間だからいいか
現地上空に到着してとんでもない光景を見てしまった
焼死体焼死体焼死体焼死体焼死体焼死体
焼死体焼死体焼死体焼死体焼死体焼死体焼死体
焼死体焼死体焼死体焼死体焼死体焼死体焼死体焼死体
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
町が燃えていた
そして死体・・・いや
人が生きたまま燃えていた
生身の人間の焼ける・・・非常に臭い・・・
耐え切れず、すべての感覚器官を切る
一つの火だるまが動いたと思えば、それは人形で、
数秒もしないうちに目の前で死んでいった
「人がゴミのようだ・・・・」
まだ町は燃えているが生命らしき物体なし。
単なる虐殺だ。
だが戦時でもないのになぜ?
「賊か何かの襲撃・・・にしては皆殺しはおかしいな」
女に手を出す程度は常識なのだが・・・
金品の略奪をする暇もなく引いているようだ
何があった
ふと町の外を見ると人がいた。
子供を背負って歩いている
「そこで何をしているんだ」
空から降りてきたので驚いたのだろうか・・・
子供が泣き出した
「いや・・・これは・・・」
「とりあえず話を聞かせてもらおうか」
船団にボートを要求して来るまでの間に話を聞くことにする
その間に子供は寝てしまったようだ
その男の話では
やはり賊に襲撃され、そのまま火を放たれ
その中で生き残っていた子供と脱出したと・・・
「嘘だな」
地球には嘘発見器も存在していた。
が、軍事以外での使用は禁止されている。
電脳にも実装可能だが、オンラインで使用するとすぐに公安からウイルスを送り込まれる
そうでなくても無駄な負荷が電脳にかかるのだ
「なっ!」
「君は顔に出やすいのかもしれないな。君は・・・村の人間ではないだろう?」
「なぜ・・・」
何故かと言われれば
『君から電磁波が発生していて、それは魔法使いに共通する事項だからだ』
魔法使いがこんな辺境にいる確立は低い、というところだが
・・・・言っても信じてくれないだろう
とりあえずは無視しておく
「君はメイジ・・・そうだろう?」
「ええ・・・ここを焼いたのは・・・自分です」
「そうか・・・」
男は改めて経緯を話し始めた
彼は魔法研究所実験小隊の小隊長だそうで、
命令により疫病の他地域へ蔓延を防ぐ為という名目でこの村を焼いたそうだが
疫病の痕跡がないことを部下から指摘され、
実態は異教徒虐殺であったことを悟ったらしい
命令違反をして生き残っていた子供を背負って町を出た
ということらしいのだ
「異教徒狩りねぇ・・・これだから坊主は隔離しておかないと死人が出るんだよ」
「あなたは始祖ブリミルを信じないのですか」
どうしてそこに至る・・・
「始祖だかなんだか知らないけど干渉して来ない存在など空気も同然だね。
それで儲けようとするゴミは民衆に殺されちまったよ」
本来機密であるはずの情報を喋ってしまった
まあこの世界で信じられる奴はそういないだろう・・・
「あなた方の国は宗教は存在しないんですね・・・」
ガリアから早々にウワサが広まったのか
それとも顔つきから判断したのか知らないが
異国の人間とバレてしまった
「それどころか神を信じられなくなるような力すら持っちまってな、
それを手に入れるのに神は手を貸してくれなかった。
もう神なんてバカのすがる場所でしかなくなったよ。
ここみたいに魔法も与えてくれなかった」
ついペラペラ喋っちまった
後で擬似記憶に書きかえておくかな・・・
「魔法が・・・ないんですか?」
・・・そういえばどうせジェットパックも見られているし
もうこうなればどうにでもなればいいや
「ああ。神も誰も手を貸さなかった。だけど今となっては空の向こう、
太陽よりも果てしなく遠いところまでいけるようになった。
神に頼ると堕落するんだろうね・・・」
「うらやましい限りです・・・
あの・・・頼みがあるんですが」
「何かね?」
「私を・・・連れて行ってもらえませんか?」
なんて事を言い出すんだこいつ・・・
「もうここまで言ってしまった以上そうするしかないけど・・・
その子はどうするの?」
「この子も一緒に。どうせ行く場所もありませんし、もうあんな仕事は二度としたくない」
「いいけども君には色々やってもらうことがあるからな」
本国で連中の実験体とかな
「分かりました。私の出来ることなら何でもやりましょう。」
こうしてこのコルベールというメイジは
ハルケギニアより行方不明となるのであった
数日後、
コルベールは喜望峰経由で日本に向かった。
連れていた子供は精神医療のためケープタウンで治療中である。
更に数日後
ダングルテールから更に大西洋を北上
トリステインの海の唯一大型船が接岸できる港町
アントウェルペンに向かっていた
陸の港は多いようだが海側の港はあまりないようである。
この港は海に面しておらず、スヘルデ川を少し上ったところにある
地球ではベルギー最大の港湾都市で、石油備蓄基地も存在していた
が、もちろん第三惑星ではそんなものあるわけがない
今回もすぐに何か飛んできたりするかと思っていたが
案外スルーされていた
川を20kmほど溯って見えてきた港町
あまり発展していないようだが
やっぱり野次馬が集まっている
どうやって知ったんだろう・・・
「なんか砲を向けてるぞ連中」
「・・・やりあう気なんでしょうか?」
隣の艦長が返答する
その次の瞬間
艦よりそこまで遠くない所に水柱ができた
「撃って来やがったぞあのバカ共」
「下関戦争を彷彿とさせますね」
「こっちが勝つのも決まってるがな」
「方位240 砲撃用意!」
「待て!市民を巻き込んでしまう」
「ではどうしましょうか」
「どうせあんな丸砲弾なぞ当たっても痛くも痒くもない。そうだろうお前ら」
「まあ・・・体の交換なんていくらでもできますし第一当たっても無傷でしょうし・・・」
最近では軍用の高性能義体には携行無反動砲程度は防御できるほどの性能があった。
ただしHEATはカンベンな
丸砲弾なんて防御どころか受け取って投げて敵が被害を被るだろう
「ではどうしましょうか?」
「とりあえず引き上げて今夜のうちに特殊作戦群を陸に上げて情報を集めさせて
攻撃を指示したやつを捕獲するか
抵抗すれば抹殺だな」
「相変わらずエゲつないですねぇ」
「所属不明だからと砲撃する奴が悪い。
そしてそいつは我々の今後の動きに非常に邪魔になるだろう」
「早めに排除しておくんですね。分かります」
「とりあえず俺も揚陸準備しておくか」
「揚陸はどうやってするんです?」
「郊外からゴムボートでいいだろう。どうせ夜間な上、熱光学迷彩は当然つけるだろうし」
「了解。手配しておきます」
「頼んだぞ」
こうして
後の歴史書に「アントウェルペン事件」と言われる
第三惑星初の近代戦闘が行われるのでした・・・
んー マツオバショウ
今更見なおしてみると相当投げやりに暴走気味に書いていたことが手に取らなくても分かる・・・
まあ、読んでもらえるならなんでもいいですが。