技術史な使い魔   作:ddds

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とりあえず前章は終了。
しっかし、書いた自分が言うのもなんだけどかなり酷いなぁ・・・
文章の下手さを隠す方法を考えるべきか・・・


前章 4

フィリップ邸襲撃の翌朝

 

 

「隊長、もとい司令官。尋問完了しました」

自分の立場は一応司令官。ペリーの位置にいる。

 

「どうせ大した情報もないだろう」

「ええ。ありません。」

「ハッキリ言うなおい・・・」

今後どうすればいいの考えてなかったが・・・

 

「当初の目的通りトリスタニアに向かうべきでは?」

「向かうにしても何時間かかる?」

「30分あれば」

「そんなに早く行けるかよ」

第三惑星でのトリスタニアの位置はブリュッセルと同じだ。

道なりで40km 馬でも2.3時間はかかる位置だ

 

「どうせアレ使うつもりだったんでしょう?」

「自動車だな」

 

初期的な内燃機関

エンジン

の技術は後に公開予定だったので

使用が許可されていた

 

船から降ろされた自動車の前まで行く

「でもモデルは・・・」

「三菱ジープ」

 

「あんた絶対見た目に対しての乗り心地で選んだだろ」

 

「当たり前だ。不整地なんて走りにくいことこの上ない

なら比較的新しくても見た目が古いやつのがいいだろ」

 

「どうせ特注なんだからどれも変わらねぇ」

部下からタメ口というのもダメな人間に見えるかもしれないが

もはや気にするレベルではない

 

「フィリップを拘束したまま荷台に載せとけ」

「道交法違反だ」

「気にするな」

 

こうしてハルケギニア初の自動車三台はトリスタニアに向けて走っていった・・・

 

 

 

 

 

時間と場所が飛んでトリスタニア城下の市場である

 

あの後国王と合って

フィリップの罪状を通報。結果アイツは処刑されることに・・・

 

領地は全て没収され、王国直轄地になるそうだが、「お詫び」ということで

アルトウェルペンとそこから海側の土地は日本の租借地となった。

トリスタニアに大使館と学校の建設の許可をもらう

以上だ。

 

途中で「先住魔法すら使えない下等民族」などと聞こえたが

 

自分に言わせてもらえば

『神に頼って堕落したゴミ民族』

『自分で道を切り開けない最低の連中』

『6000年かけて何の進歩もないバカ』

 

 

それはいいとして

アルトウェルペンのあたり土地が低すぎて水害でダメになるような土地しかないし・・・

どう使うかは本国で決めてもらうとして、自分は情報収集をしようと市場に来た。

というところで現在に至る

 

 

「さてと・・・まあ適当に見て回るか」

「他の人員やドロイドからの報告もかなりありますね」

今隣にいるのは特殊作戦群の本来の隊長だ。

自分はあくまで臨時でしかない

 

収集された情報はすべて自分のところに来る。

その内容は一応確認しているが

大した物はない

地図、貴族の配置、規模

それぞれの都市の規模、経済状況その他もろもろ

最低限必要な情報くらいだ

 

と思っていた時

電脳通信が入った ドロイドからだ

『司令官!醤油と味噌を発見しました!』

とりあえず想定外のものを発見したら

通報するよう伝えておいたが、

まさか調味料が引っかかるとは・・・

『何っ!?場所はどこだ』

『これです』

 

脳内にトリスタニアの地図とその場所が表示される

市場の一番端か・・・

 

『すぐ行く。そこで待機』

『了解』

電脳通信を終了し、

「聞いたな?」

「ええ・・・ですが醤油なんて何故あるんでしょう?」

「分からん。行くしかないだろう」

 

 

数分後 現地到着

やはり市場のはじっこ。人はあまりいない

ドロイドを見つけた

目の前には瓶に入った黒い液体、

それと自分のよく知っている茶色い物体が入った箱が大量にあった

 

「何かおかしいと思ったら人を呼んでたのか

どんな魔法を使ったのか興味あるが・・・

お客さんたち見かけない顔だね、どこから来たんだい」

 

やっぱりアジア系の顔は目立つのか?

 

「ああ・・・少し東の方からな」

「エルフ!?・・・じゃあねぇよな その耳だと」

「それより店主よ。このソースはどこで手に入れた?」

 

正確には味噌もだが、どう表現すべきかわからなかった

 

「こいつはかなり貴重でな、とある村でしか製造していないんだよ」

「で、その場所は?」

「お客さん。俺も商売人だ。言いたいこと、わかるだろ?」

 

店主は手の人差し指と親指で円を作った。

異世界でもマネーは変わらずですか・・・

 

「しゃあない。これでどうだ」

 

俺は金を延べ棒のまま出した。純金で100g

金貨は今のところ持ち合わせていない。

本国から持ってきたインゴットしかない

そして日本では金に大した価値はない。

かつて核融合炉で大量生産されるまでに至り、価値がガタ落ちしたことがある

 

「金貨じゃあないが・・・どうでもいいか」

 

金貨でなくとも金は効果を発揮するようだ

よくわからん通貨制度だから仕方ないが

 

「で、場所はどこなんだ」

「タルブ村さ、ガリア国境近くにある」

 

『すぐ出るぞ ジープを一台回せ』

『了解』

ジープのところに待機させていたドロイドに

電脳通信で指令を出し、車を出させる

 

他の二台には先行してゲルマニアのヴィンドボナに向かってもらう

どうせ自分が交渉しなくても別に問題ないだろうし、

最悪ドロイドにやらせても何ら問題ないからだ

第一遠いし

 

 

 

 

 

数十分後

俺は検問を破壊していた

手持ちのグレネードランチャーで。

 

「何やってるんですか!?」

隊長が言う

「知るかよ。関税とか知ったことではない

このテクノロジーの塊を鹵獲されるわけにはいかないのだ」

 

 

この後そこの領主には兵士のバラバラ死体が届いたそうな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見えてきましたな」

「ああ」

 

 

トリスタニアより車で16時間

テントで一夜を明かし、

次の日も午後に差し掛かった頃

 

ガリア国境近くの村、タルブが見えてきた

やはり舗装道路でないから遅いの何の

あとこの地図の精度のヒドさったら・・・

GPSなかったら遭難してるぞ

 

村の中心に教会があり、その周りに三角屋根の家が立っている

典型的なヨーロッパの村だ

その外側は畑・・・いや水田があるぞ?

麦畑よりは狭い領域だが水田が見える

「水田があるということは・・・」

「まさか・・・ねぇ」

 

 

 

村の一番外側、石畳の舗装が始まるあたりで車を降りて、

例のブツについて聞いてみることしようとしたが・・・

 

「誰もいませんね」

「ああ。誰もいないな」

と思って村の中心、井戸のほうへ歩いてみたが・・・

 

 

 

「おおお!?こ・・・これは!?」

後ろのほうから声がする

男・・・老人の声だが・・・

 

これは日本語?翻訳が作動していない

そう思いつつ後ろを振り返ると

 

 

 

白髪の爺さんがいた。

 

 

「あの・・・おじいさん少しい「これは君達のか!?」

「ええ・・・まあ」

今度は翻訳が作動した

どういうことだ

 

「ついにこの世界でも自動車が作れるようになったか・・・」

今度は翻訳が作動しない

わけわからん

「あの・・・お爺さん、日本人・・・ですか?」

「何!?日本だと!?お前らどこから来た!」

「日本国は東京市から」

 

 

少し時間が飛んで

老人宅

 

 

「そうか・・・日本は負けたか・・・」

彼の名前は佐々木武雄

大日本帝国海軍少尉、パイロットなんだそうだ

彼は南方から撤退する途中でこちらに飛ばされ、

不時着したのがこのタルブの村だったというわけ

 

で、その後終戦までの話をした所だ

「一応玉音放送はありますが・・・聞きますか?」

「ああ、頼む」

 

ポケットから携帯端末を出し、

それに衛星経由で落とした玉音放送の音声データを入れる

『朕深ク世界ノ大勢ト帝国ノ現トニ・・・』

 

豆知識なのだが、

天皇陛下が不特定多数にメッセージを自ら発信したことは皇紀数千年と言えど、

 

大東亜戦争終戦「玉音放送」

東日本大震災「震災に関する陛下のおことば」

第一移民船団出港「天皇陛下のおことば」

以上の三回のみである

 

 

「陛下・・・祖国に武器を帰さなきゃならんな・・・」

「そういえば偵察中に飛ばされたと聞きましたが、つまり航空機があると?」

「ああ・・・こっちだ 着いてきたまえ」

 

村の裏側にある丘のところに四角い穴、そこに扉がついている

戦時中はよく見られた光景だ

 

「こいつだ」

扉は開けられた

そこにあったのはありえない代物だった

 

「震電・・・?」

「そう、大日本帝国海軍局地戦闘機震電、その改二型だ」

九州飛行機によって試作された

B-29に対応するための局地戦闘機「震電」

それが自分の知っている震電、だが目の前にあるのは違う

 

プロペラが見られない。何らかの理由で離脱したのかと思ったが

『震電改二型』

彼はそう言った

 

「こいつは噴式、いわゆるジェット推進だ」

「俺の知っている震電は試作しかされていない。量産前に終戦したはずだ」

「何?」

 

震電が早期に量産されたら戦争はもう少し長くなるはずだ

 

 

 

どうも自分たちには微妙なズレがあるのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あのあと佐々木氏に戦争に至るまでの経緯と

戦歴を聞いた

 

ミッドウェーで負けているが、その直後震電が開発され、

南方から来たB-29がかなりの数落とされているそうだ

「どうやら我々はよく似ているけど別の世界から来たのかもしれませんね・・・」

「まあそれを今更知ったところで大した意味もなかろう」

「そうですね・・・」

 

 

その時、外から悲鳴がした

 

 

 

タルブ村襲撃

戦闘勢力

日本 2

所属不明 不明

 

戦闘形式 防衛戦闘(築城なし)

戦闘開始時刻 1530

 

 

 

「何だ!?」

慌てて外に出ると

 

「あれは・・・フネ?」

この世界の主要移動手段の一つ、空中船が村の外に止まっている

それなりのサイズ、戦列艦サイズだが砲門が見えない

 

「とりあえず行きましょう」

佐々木氏を放置して自分たちは全速力で村へ向かう

 

 

「おったまげた 陸上選手か何かか?」

 

 

 

 

 

 

「しまったな・・・SMGは車に置いたままだ」

「光学迷彩も使えませんしね」

普段着に光学迷彩を実装しているわけがない

手元にあるのは拳銃だけ

「火力支援を・・・無理だよな・・・」

ヘリコプターも飛ばせないし榴弾砲が設置してあったりしない

 

「というかあいつら何なんだ?」

 

 

 

村の全員を拘束し、男の首を締めていた 

尋問だろうか

「もう一度聞くぞ。異教徒はどこだ」

宗教関連の回し者?

なぜここに来たとバレたんだ

というか異端と思われるようなことしたか?

「知らな「動くな蛆虫共!」」

 

俺はいつの間にか

拳銃を連中に向けていた

 

 

「司令!?うかつに動かないほうが」

「俺たちが負けると思うか?」

「それもそうですね・・・では自分も」

『隊長』はそう言うと自分のと同じ拳銃を取り出す

 

 

「貴様らがそうか」

一番偉そうな奴が一番偉そうな口を聞く

「異端審問でもしにきたのか?

残念ながらそれは無理だ。お前は俺に勝てない」

「たかが銃でメイジに勝てると」

脳天をぶち抜いた

15mはあるが、電脳補正、そして5.7mm弾をのため気にするレベルでもない

ストッピングパワーは抜群だ

「貴様!?聖堂騎士隊にたてついて生きて帰れると思うなよ!?」

「上等だ かかってこいよゴミ」

次の瞬間

そいつは死んだ

 

「銃が連続で撃てるわけ」

そう言って杖を構えた奴が

俺に対して魔法で攻撃しようとする

 

別に避ける必要はない

軍用義体はそんなにヤワじゃない

 

 

俺の周りの気温が1200度

だが大したことはない

たかが表皮が焼けるだけだ

 

 

「お、おっmmまえなぜ生きkている」

 

 

「残念ながら俺、人間じゃあ無いんだよね」

表皮が焼けてズル剥け、機械の顔と体になっていた

まるで表面加工前のロボットみたいだ

 

 

「残念だったな お前らの時代は終わりだ」

全力で蹴り込む

 

もちろん気絶する。

「バ・・・バケモンだぁあああああ!!?」

「助けてくれえええ!!!!」

よく聞いたら住民もそう言っている

しまった。見られちまったか

まあスルーでいいだろう・・・が

 

「お前らに見られてしまった以上、生きて帰すわけには行かないな・・・」

隊長は何もしていない

どうも呆れているようだ

まあ・・・仕方ないかな

 

「一番苦痛があるように殺してやるよ」

「やめてくれ 殺さないでくれ」

「どこの所属だ」

「ロマリアの「そうか、死ね」

後でバラバラ死体をお届けするとしよう

 

後はフネの方だが・・・

既に離陸準備をしている

その前に死体をお届けしよう

 

目の前にある死体をバラバラにしてひとつづつフネに放り込む

悲鳴が聞こえてきたがどうでもよろしい

 

その後スタコラサッサと逃げていった

逃げ足だけは早いな・・・

 

 

でこれどうすんだ

「どうすりゃいいんだ?」

「どうするもこうするも・・・迎えが来るまで待つか、荷台にでも乗っててください」

 

 

そんな話をしていると佐々木氏が来た

「何があったんです?」

「簡潔に言うとロマリアのパラディンです」

「異端審問に来たのか・・・」

そういやこのツラでも驚かれないな

 

「その顔では外に居られないでしょう、うちに戻りましょう」

「そうだな、隊長、住民の開放は頼んだぞ」

「了解しました」

 

 

その後

震電をどうするかという話になり、

佐々木氏は

「あれは国、祖国の物です。国に返還しようと思います」

ただ、新東京市に来るかと聞くと

「自分にはもうここに家族が、孫もひ孫もいます。

もう戻ることはないでしょう」

 

 

 

 

 

 

その晩までに震電を分解して

夜にヘリコプターで輸送し、そのついでに帰ることになった

 

「そういえば、醤油の話聞いてなかった・・・」

「どうでもいいじゃないですか」

 

 

 

 

 

 

 

遭難?から数ヶ月たとうとしていたこの日

新東京市中に衝撃が走った

毎日のように新発見があったのだが

これはかなりとんでもない発見だった

 

 

「魔道具(マジックアイテム)の一部を推論に基づいて

とある作業を行ったところ、働きが全く別のものになった」

 

マジックアイテムを作動させるためには基本的に低圧、低電流の電気を流せばいいことは判明していた。

その電圧をアイテムから発せられている25に分別される電磁波と同じように変動させる

するとそのアイテムの働きが変わってくる。

 

他のアイテムと同じような電圧をかければ同じような動きをして、

そのあと発生する電磁波も同じになる

 

これは「電磁波の分類はプログラムである可能性」を示していた

それを更に解釈しなおすと

「魔法は科学の監視下で運用できる可能性がある」ということだ

 

だが、その正確な区別や解析などはまだまだで、

あくまで「基礎研究上の発見」でしかない

科学というのは実用化にかなり時間がかかる

 

だが相当遠くない未来、人類は魔法をすべて理解し、

運用する日が来るのかも・・・しれない

 

 

 

その数日後の話になるのだが

今度は地質調査のためのボーリングをしていて正体不明のものが発見された

 

結構な量の放射線と電磁波を放つその緑色の結晶体は現在解析中

 

ヨーロッパからの報告にあった「風石」である可能性も指摘されている

 

 

以上の事を前提に、集まってきた情報を元にした会議

ハルケギニアの未来を決めるであろう会議が大統領府で行われていた

「で、今後のヨーロッパもといハルゲキニア対策だが・・・」

一番分かりやすい位置に大統領。

その左右を政治家、その反対側に学者といった感じだ

 

「彼らは神を信じきっている。では我々が神として君臨してみるという話もあるのだが・・・」

「魔法を取り上げない限り魔法に頼り切る」

「その通り。」

 

この会議の基本的な方向は大方決まりつつあった

 

『彼らには自力で神への依存から脱却してもらう

その手助けしか我々には出来ない』

地球人類は自力で研究し、開発し、そして

神の存在を否定できるようになった

 

宗教というのは

人の力を超越した自然の力やそれをも超える未知の力

それに対する神秘的見方などを中心とする概念である

絶対的超越存在 『神』との関わりが基本となる

 

 

神の子を名乗る男が現れてから数千年

人類は未知・自然の力を自力で解析し、

ほぼすべての現象について理解できるようになった

そして絶対的超越である『神』がいないことが分かった。

 

もちろんその過程で『神』は全く手を貸してくれなかった

 

 

人類は自ら『神』を創造し

そして自ら『神』を殺したのだ

 

 

もうひとつ

宗教には人類にとって最大の恐怖である

「『死』からの逃避」の役割がある

 

善人は自殺しない限り死ねば天国に行ける

基本はこんな感じだ。

宗教は害悪ばかりではない。

道徳と治安をもたらした。

 

だがそれを悪用する連中もいた

『宗教を考え付いた人間はもっとも賢い商売人である』

とあるように、一部の連中は集金装置として宗教を利用した

 

利用される方も悪いのだが、

それには「死からの逃避」が関係してくる

人間はどうしようもないとき最終手段として

超越的な力や奇跡なんてものにすがろうとする。

 

いや、すがらなければ生きていけないのだ

 

そしてその後数十年後

 

 

 

人類は「永遠」を手に入れた

 

 

 

電脳化の恩恵の一つ

「脳が死んでもデータのまま生きることができる」

人類の究極の夢、不老不死を手に入れたのだ

 

だが殆どの人は100年から200年ほどで自ら死を選ぶ

理由は簡単。「疲れる」「飽きた」

その他様々な理由があるが、通常の人間の精神にはそれが限界らしい

 

通常でない人間しか200年以上生きることはない

その通常でない人間の殆どは学者、研究者、技術者などである

彼らの探究心は一生かけても終わらない

人類の最大の原動力「好奇心」

それを最大限利用できる人間だけが長く生きている

 

勿論この場にいる学者のほとんどが300歳を超えている

 

こうして、「死の恐怖」から解放された

地球人類には「神」など必要ない

日本では宗教は文化として残り、あとは精霊崇拝や神道ばかりが残っている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが彼ら、ハルケギニアは違う

神が実際に自分たちの前に現れ、力を授けた。

その力は強大で、今までとは全てが大きく変わった

その力を持つものは「貴族」となり

持たないものは「平民」となる

 

その力によって身分階級が出来上がり、

ひとつの国家で宗教がひとつにまとめられた

 

その力は宗教による結束力すらも与えた

 

だがそれは数千年経っても自立できない

魔法離れできないのだ

 

全く進歩しない社会と技術

全く変らない社会の実態

そして腐敗していく一方の貴族

 

神は良心でその力を与えたのだろうが、

それは彼らの進化の可能性をすべて奪うこととなった

進まない文明は滅びるのが関の山。

 

神はその力をさらに強力にすることも出来ず、

単に滅びの道を示しただけとなった

 

このままでは第三惑星の人類は滅びてしまう。

学者を含める日本の専門家の総意であった

 

 

 

「魔法に頼ったままでは滅びてしまう

だから我々が科学というもう一つの道を示す」

「そのためにはどうすればいいだろうか?」

 

「科学技術を自主的に研究させる必要があります。

科学技術が大幅に進歩するのはどういう時か、分かりますよね?」

「戦争・・・か」

「そうです。彼らに戦争をさせるのです

そしてそこで魔法の無力さを自覚させる必要があります」

「彼らにある程度の技術を渡すか

それとも我々が参戦するかだが・・・」

「どちらに転ぶかは今後の状況次第でしょうな」

「あまりしたくはないが・・・彼らのためと思ってするしか無いのか」

「目標は『神からの自立』です」

「まるで働けない子供みたいだな」

「全くもってその通りです」

 

 

こうして、ハルゲキニアに科学の優位性を示すための

戦争、そしてそのための準備が始まった

 

 

 

 

つづけ




とりあえずキリがいい感じで終わり。
続きは20年後の話になります。

さて、20年でハルケギニアはどう変わったんでしょうか・・・
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