なかなか話が進まなくてすみません。
自分の中では考えは固まっているのですが、文字におこすとそこまで辿り着くのに時間がかかりそうです・・・。
あと、補足でそれぞれのプロデューサーの年齢ですが、榊が28歳で剣崎と菱上が3つ下の25歳です。愛原は26歳っとこんな感じです。
取り立てて重要でもありませんが、一応書き記しておきます。
では投下します。
「それは…どういう?」
「いやさ…さっきまでここに大牙がいて、話してたんだ。」
「ああ。」
「でね?何だかね、話してると昔の大牙じゃないような気がしてきてさ。自分をもの凄く卑下するようなことばかり言うもんだからね。」
「ん?昔から彼は自分の事を過小評価気味だとは思うが?」
「そうなんだけどさ。なんかこう、自分に期待していないっていうかさ…あきらめてるような雰囲気出てて。それでさ…そしたら自分でもよくわからないけど昂ぶっちゃって…。彼に八つ当たりして…。」
「珍しいこともあるもんだな。」
「最悪だよね。自分で勝手に大牙に期待を押し付けて、背中追い続けてたなんて言ってさ。勝手に幻滅して…。」
「…。」
「でさ、やっぱり怒られちゃった。勝手に後ろに回るなってオレはお前の横におったんやから、そんな寂しいこと言うなってさ。」
「ふっ…。実に大牙らしいじゃないか。」
「そっ。結局さ、大牙は何も変わってなかったんだってこと。はぁ、本当ただの八つ当たりだよねぇ。」
「なるほどな。でもそれが大牙の本当の狙いだったんじゃないか?」
「え?」
「君は大牙に最初に出会った時、何か思うことはあっても口には出さなかっただろ?」
「うん…。確かに思うところはあったけどさ…。」
「だろうな。その気持ちはわかるし、自分だって思うところはあるからな。だからこそ刀二、君の心の中の悲しみや寂しさを吐き出させる為にあえて、幻滅させるようなことをしたと思うぞ?」
「そっか…。いやぁ、やられたなぁ。」
「ふふ、まぁよかったんじゃないか?結局、大牙は昔のままだったんだからな。」
「あ、うん、そう…だね。」
「まぁ、昔のままでいてくれるなら自分にとっては好都合だ。自分は”昔のままではない”からな。近々自分も大牙に接触しようと思う。その時には橋渡し役をお願いしたい。」
「それは、別にいいけど。蓮三さっ!」
「ありがとう。あぁ、心配するな。君とは違って彼に対して思うところはあったとしても、絶対に自分は激昂したりなんかしないさ。」
「いや、そうじゃなくて…。」
「ではなんだ?」
「ううん、ただちょっと…心配で。」
「ん?はは、君なんかと一緒にしないでくれ。自分はただビジネスの話をしに行くだけだ、承諾するならそれでよし。そうでなければ…もはやこだわり続ける理由なんて無い。大牙が”旧友”だとしてもな。」
「…蓮三!」
「要件は以上だ。ではな。」
「ちょっとまっ…」
剣崎が最後まで言い切る前に菱上は電話を切った、切ってしまった。
「結局、伝えられなかったか…。まぁ今の蓮三ならその方が良かったかな、どうせ言っても信じないだろうし。」
剣崎はあることを伝えられなかった、伝えることができなかった。
そのことが菱上を唯一本当の意味で変えられることができると信じていた。
いや、もとに戻ってもらうといったほうが正しい。
菱上は変わった、変わってしまった。
菱上蓮三、名実ともにアイドル業界を代表するプロデューサーだ。
その分析力・計算という才能を入社当初からいかんなく発揮し、1年足らずでプロデューサー界のエースと呼ばれるほどになった。
剣崎も才能はあったが、実力的にCoPと肩を並べられるようになったのは最近で、ようやくアイドル業界きってのエースプロデューサーと呼ばれるようになっていた。
「蓮三はすごいよ…ホントにすごいし、変わったと思う…。だけど…。」
本当に菱上は変わったのだろうか、変わってしまったのだろうか。
そんな思いを剣崎は抱いていた。
「だけど…。菱上は変わったって言うけど、変わったのは大牙の方なんだよ…!」
榊も同様に変わった、いや変わろうとしている。
その変化をまだ菱上は知らない…。
書いてて思うのですが、アイドルはどこやねん、っと。
自分で書いててすいません。
本編に入ってからは、アイドルばっか出てくる予定なんですが。
先述したとおり、時間がかかります・・・。
読んでいただいている奇特な読者の方々、いましばらくお待ちください。