デスゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。 作:修羅場フラグ
こんにちは、修羅場フラグです
俺ガイルのゲームが出るらしいですね
買わないと(使命感)
2022年 12月 2日 第一層 トールバーナ
四十五人。
それが、トールバーナの噴水広場に集ったプレイヤーの総数だった。
俺の予想よりはいくぶんか多かった、と言える人数だろう。このSAOでは一パーティーで最大六人(組んだことないから知らんが)、それを八つまで束ねて、計四十八人の
でもよかった、ボス戦で流石にぼっちプレイはキツイからな...知らんけど。
×××
第一層攻略会議の場所は、小さな闘技場みたいなところで行われた。俺はそこの一番上の、一番端っこに腰を掛ける。
週二休制度を徹底している俺は、普段ならこの時間、ダンジョンに潜っている時間で(確か現実では今日は金曜日だったはず)、ここにいることはまずあり得ない、どころか町に戻らないため、攻略会議の存在すらしることはない。だが、今回の攻略会議の日にちと時間を親切にもメールしてくれたArgoという人物はここにはいるのだろうか、そんなことを思っていると、ステージの中心に青髪のいかにもリア充なイケメンが立っていた。
もしかしたら、彼がArgoだろうか...
もし、そうであるなら聴きたいことがある。俺のプライバシー保護とか秘密保護とか。
「今日は、俺の呼びかけに応じてくれてありがとう!知ってる人もいると思うけど、改めて自己紹介しとくな!俺はディアベル、職業は気持ち的にはナイトやってます!」
ステージに近い連中は、どっと湧き、口笛や拍手なんやをしている。
「今日、オレたちのパーティーが、あの塔の最上階へ続く階段を発見した。つまり、明日か明後日には、ついに辿り着くってことだ。第一層の.....ボス部屋に!」
あいつはArgoじゃないのか...
もうどうでもいいや
ほら、早くして、そんな煽りどうでもいいから
「一カ月。ここまで、一カ月もかかったけ....それでもオレたちは、示さなきゃならない。ボスを倒し、第二層に到達して、このデスゲームそのものをいつかきっとクリアできるんだってことを、はじまりの街で待ってるみんなに伝えなきゃいけない。それが、今この場所にいるオレたちトッププレイヤーの義務なんだ!そうだろ!みんな!」
俺は別にどうでもいいんだが、彼の言っていることは確かな熱がこもっていて、ここにいるプレイヤーの士気が目に見えて上がっているのがわかる。彼の様なリーダーがいるのは、これからの攻略にもとてもプラスになるだろうしな。煽りも、使い方にやっては役に立つんだな。八幡学習!
「それじゃあ、早速だけど、これから実際の攻略作戦会議を始めたいと思う!何はともあれ、レイドの形を作らないと役割分担もできないからね。みんな、 まずは仲間や近くにいる人と、パーティーを組んでみてくれ!」
×××
うん、俺が馬鹿だった。確かにね?ちょっと期待してましたよ。誰かが声を掛けてくれるって、でもね...
俺の目の前では瞬く間にパーティーが出来上がっていく。
やばいやばいやばい
あれ?今日の会議って、俺以外に二人余ってたはずなのだが...ん?
もしかして俺の存在に気付いてない?やだここ圏外?隠蔽スキル使ってないわよ、八幡。
ホントに現実は非情なり!だぜ...
俺以外に余ったはずの二人の方を見ると、二人の内のなんか黒い方がこっちに歩み寄って来た。そして俺の横に座り、微笑を含ませながら、口を開いた。
「さっきまで、まるで気付かなかったよ。そんな端っこにいたら、よく聴こえないだろ?よかったら、俺たち...って言っても、二人なんだけど...一緒にパーティー入らないか?」
ホントに気付かなかったのは、俺が端っこにいたからなんですよね?ホントですよね?八幡信ずるよ?
「あ、あぁ パーティーに入るつっても、もうそこしか余ってないだろ」
少年は、少し安堵したかの様に軽く息を吐き、返答する。
「確かにそうだな。短い間だけどよろしく。俺はKirito。普通にそのまま呼んでくれ」
ピコンと俺のメニューウインドにパーティーの承諾コマンドが出現する。反射的に拒否コマンドを押しそうになったが、気を取り直してしっかり承諾コマンドを押した。このデスゲームが始まって以来初めてのパーティーは、少しだけ俺の心を踊ろかした。
視線だけを動かし、右上を見るとパーティーの証である、HPゲージの下に二人の名前とHPゲージが表示されていた。
俺のHPゲージの下に、Kiritoと...ん?もう一人のパーティーメンバーはAsunaっていうのか。
俺は立ち上がり、一週間ぶりのプレイヤーとの会話を続ける。
「俺はHachimanだ。適当に呼んでくれ、こっちこそ短い間だが、よろしく」
「あぁ、よろしくハチマン」
×××
軽く挨拶を済ませた後、元いた場所に戻っていくキリトにチョロチョロと着いていき、もう一人のパーティーメンバーの元へ向かった。
キリトがAsunaに声を掛け、俺の紹介をする。その間、一瞬だけこのAsunaとかいうやつと目があった。
もしかして、こいつ.......一週間前くらいにどっかのクエスト内で会った、あのレイピア使いじゃないのか?
「ーーーーほら、ハチマン、黙ってないでなんか言ったらどうなんだ?」
キリトは言いながら、右手で俺の腰を軽く叩いて、俺の挨拶を急かしてくる。
「うす」
俺は軽く会釈して挨拶すると、そいつは不機嫌そうに下を向いた。赤いマント、そしてフードをしているせいで、顔はしっかり見ることは出来ないが、今の仕草で確信した。こいつはあの時出会った彼女だということを。
俺はそれだけ確認すると、キリトから一人分くらい空けたところに腰を掛けた。
最初は、俺しか覚えていないと思っていたが、彼女の方も俺のことを覚えていたらしく、なんとなく俺たちを取り巻く雰囲気は重かった。ただ、なんのことかサッパリ分からないキリトは、この重苦しい空気にこれからのことを考えて、少し困った様子なのがよくわかった。
すまんな、キリト
でもな、ただでさえ人と関わらない俺に、女の子とパーティーを組ませる事が間違っているんだ。
我慢してくれ。
てか、てめぇもなんか言ったらどうだAsuna
×××
なんやかんや色々あったらしい第一層ボス攻略会議が終わり(なんか途中でモヤットボールみたいなやつが、βテスターについてブーブー言っていたみたいだが、生憎その時俺の意識は完全シャットダウンしていたから、ほとんど聴いていない)、明日か明後日に行われる初めてのボス戦に向けて、広場に群がるプレイヤーを見ると、格段にパーティー全体の士気は上っている様だった。
そんな光景を遠くから、少しの間だけ傍観した後、俺は圏外へ向かった。
それはそうと今日って金曜日だよな....明日と明後日って............. はぁ........
次からボス戦です
まだまだヒロインは募集しているので、出来れば是非ご意見ください
文句、意見待ってます