デスゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。   作:修羅場フラグ

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こんにちは、修羅場フラグです

トラブルダークネスの先行上映観ました?

春菜ちゃん無双でしたね、ご馳走様です

感想やなんかで見て思ったんですが、サチって人気なんですね。

はやみんは僕も好きなんですけど...

取り敢えず、この物語の近いうちにはサチを出す予定なので...


3話 終焉への第一歩(前編)

二〇二二年 十二月 三日 午後一時五分頃

 

ついに俺たちは、第一層のボス部屋の扉の前にまで辿り着いた。初めてだらけのボス攻略で、ここまで来るのに誰一人として死者が出なかったことはとても大きいことに思える。そのおかげなのか、俺を含めた四十五人の連結(レイド)パーティー全体の士気は、ボス部屋の前だというのに下がるどころか、逆に上がっていた。

 

そしてもう一つ、パーティーメンバーであるAsunaの強さは前に一度観ていたから、だいたいは分かっていたのだが、この上をいくような戦いぶりをここに来るまでに散々見せてくれたキリト。このパーティーは3人だけだが、中々の先鋭どもが集まっていることが、俺にとっては嬉しい誤算で、この二人がいれば俺たちが担当することになった、ボスの取り巻きである《ルインコボルト・センチネル》に対して、幾分かは余裕が出来る可能性まで出てきた。

 

 

「.........ちょっといいか」

 

ふとキリトが口を開き、声を低めて俺たちに囁いた。

 

「今日の戦闘で俺たちが相手する取り巻きの弱点、わかってるか?」

 

すると、俺が返事する前にキリトを挟んで対角線上にいた少女が、フードの奥から鋭い視線を返しつつ頷いた。

 

「解ってる。貫けるのは喉元一点だけ、でしょ」

 

「そうだ。俺が奴らの長柄斧(ポールアックス)をソードスキルで跳ねあげさせるから、すかさず二人はスイッチd「そのことなんだが...」

 

いきなり言葉を遮られたキリトがビックリした様に俺の顔を見て、さっきまで視線を地面の方に向けていたAsunaが視線を上げて、俺を鋭く見つめてくる。

 

いきなりそんなに見るなよ、ビックリすんだろうが...

 

「その作戦、確かに一番安全で効率の良い方法なんだが...それくらいならお前ら二人で出来るだろ」

 

俺が二人に問うと、二人は顔を見合わせ、軽くアイコンタクトを取った後キリトが答える。

 

「あぁ、確かに可能だと思うけど...何が言いたいんだ?」

 

「お前らは二人でその作戦を実行しろ。その間に、俺が他のセンチネルを倒す。そっちのが完全に効率がいい」

 

「危険だわ」

 

唐突にAsunaが呆れたように俺に訴えかける。てっきりキリトがなんか言うと思ったが、少し意外でビックリしたぜ....

 

「いや、俺は一人でやる」

 

「どうしてだ」

 

キリトが困ったように問いてくる。どうしてかって?決まってんだろ

 

「一人の方がやりやすいし俺のパフォーマンスがそっちのがいいんだよ。お前ら二人もソロみたいだが、1対1の戦いなら俺のが上だ」

 

「何が言いたい」

 

キリトの声がは低くて鋭かった。だが俺はまったく動じない。言葉を続ける。

 

「要は.......お前らがいたら邪魔だってことだ」

 

「俺とお前らは戦い方も違うし、ここに来るまでにも言ったが、ステータス的に考えて、お世辞にも相性がいいとも言えないだろ」

 

「あんたねぇ!」

 

「やめろ!アスナ」

 

Asunaが怒った様に俺に突っかかって来るのをキリトが止める。

 

キリトは少し考えた後、俺の提案?に答える。

 

「確かに、ハチマンの言う通りかもしれない...」

 

「でも、絶対に...死ぬなよ....」

 

キリトが少しだけ声のボリュームを上げた。

場が一瞬、凍る。

 

「......あぁ、解ってる」

 

俺もまだ、死ぬ気はないしな

 

ふと、扉の方に視線を向けると、青髪の髪を揺らしながら今回の攻略のリーダーであるディアベルは俺たちの会話なんか知る由もなく、背中にボス部屋を背負いながら、最後の意思確認をする。

 

ディアベルの掛け声にここにいる四十数人のボルテージが一気に上昇していく。

 

遂に...デスゲームが始まって4週間余りの月日が経ったこの日、俺たちの最初の戦いが始まる。

 

×××

 

「ーーーーー行くぞ!」

 

俺たちののリーダーは短く一言だけ叫び、思い切り押し開けた。

 

広い。この部屋に入った瞬間、俺の脳内にこの言葉がよぎった。

 

先に、俺たち以外のやつらが部屋の中心部に駆けていき、俺たちはそれについて行く。

 

「グルルラアアアアアッ!」

 

この層のボスモンスターの、獣人の王、《インファング・ザ・コボルトロード》がこのだだっ広い部屋を揺らす様な勢いで叫び、俺たちのターゲットである取り巻きどもを引き連れて、突っ込んでくる。

 

さぁ、こいよmobども。俺がお前ら一体一体丁寧に片ずけてやるよ。

 

×××

 

まず、俺はセンチネル相手に投剣でヘイトを稼ぐ。この部屋は無駄に広いお陰で、コボルトロードから離れたところで戦うことが出来る。俺の愛剣《ディセクト・サーベル》は一応、細剣扱いにはなっているが、刀身は細剣より短く短剣より長く、剣幅は短剣の半分くらいで、通常の細剣より広い。

必然的にリーチは短くなるのだが、この武器の一番の利点は、短剣の様な扱いやすさと軽さで、細剣のソードスキルが発動出来ることだ。

 

でも、俺はこの剣を俺以外で使っている人を未だ見たことがない。考えてみれば、細剣は元から軽い分類に入り、しかもわざわざリーチが短い武器を選ぶのがおかしいことなのかもしれない。

 

まぁ、今はそんなことどうでもいい。無事にコボルトロードから離れたところにセンチネルを誘き寄せることに成功した。俺は愛剣を取り出したと同時に、センチネルが思いっきりこっちに飛び込み、無骨な斧を振り上げてくる。

 

そんな攻撃、俺みたいな後手必殺型には自ら攻撃を受けに行っているのと同じだ...!

 

「らァァ!!!」

 

振り下ろされた斧の刃部分にタイミングを合わせて、横から全力で剣で叩く。すると、センチネルは右に一瞬バランスを崩した。俺は弱点の喉元を狙わずに、敢えて武器を持つ手首に細剣スキル熟練度100で使えるようになる《アヴォーヴ》を放つ。

 

さすがにボスの側近ともなると、一撃で切れたりはしないか...

 

先ほど放った《アヴォーヴ》によって軽くスタン状態に陥っていたセンチネルが動きだし、また攻撃を再開し始める。

 

センチネルは、両手で斧を俺の首を狙う様に左から右へと、ソードスキル《スマッシュ》を放つ。完全にその攻撃を読んでいた俺は2mほど後ろに飛び、楽々回避する。空気を斬っただけになった斧は宙に浮き、センチネルはソードスキルのせいで、硬直状態に陥っている。その隙を見逃さず、ガラ空きの喉元に躊躇なく《リニアー》をぶち込み、あえなくセンチネルは空中に散った。

 

まずは一体、と...

 

別に手こずる相手ではないが、いかんせん集中力がいる。なんだかんだでしんどいな、これ。

 

確認ついでに、ボスの方を見るとディアベルの的確な指示のおかげか、快調にHPを削っていた。

 

このままなら問題なくいけるかもな...

他の階層のボスとは違って、これからの戦いにも影響してくるボス攻略だからな............頼むから、誰も死なずに終わってくれよ.....

 

 

 

 

 

 

 

 




次回でボス攻略は終わらせる予定です

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