ただ更新頻度は遅めです。
それでもよろしい方は見ていってください。
突然だが家にシロアリが出たらどうする?答えは簡単だ、駆除する以外道はない。
「だから家に取りついた悪霊も除霊するべきだと思うんだ」
「朝からいきなり何だい」
「どうしたら家に取りつき朝飯まで貪り食っている悪霊を何とかできるのかと思ってな」
居間には俺、霊夢、魔理沙、魅魔が朝食を取っていた。
「霊夢、お前巫女だろ。悪霊退散してくれ」
「嫌よめんどくさい。そんなことして私に何の得があるっていうの、幽霊どうし乳繰り合ってればいいじゃない」
なんてこという巫女だろう。仮にも家を建て直してやってるっていうのに。
「魔理沙、お前もこの師匠に何とか言ってやれ」
「んえ?なんか言ったか」
何でもない、期待した俺が間違いだった。だからちゃんと口の周りについているご飯粒をとれ。
「まあ落ち込むなよ。私はもうお前と霊夢をからかって生きていくことに決めたから」
「「かってに決めんな!」」
なんで勝手に生きがいにされなきゃならんのだ。だいたいあんた死んでるだろうが。
「じゃあ死にがいでいいよ」
「なんか余計に悪意が満ちてそうね」
霊夢の言うとおりだ。やはり早く除霊した方がいい。
「霊夢、お前にも害が出そうだぞ。早く除霊すべきだ」
「いや、私は神社が直ったら帰るし」
なんて薄情な奴だ。
「だいたいアーチャーは何が不満なんだい?私と契約すれば魔力も供給されるし気持ちよくもなれて一石二鳥じゃないかい」
黙れこの痴女め。俺の気持ちがわかってたまるか。毎朝毎朝起きたら裸の女が目の前にいる、確かに一見羨ましい状況だが足がないんだぞ、祟られそうで凄い怖い。
ちなみに何も起こってないからな、勝手にあれが服脱いでるだけだからな。俺は服脱げてなかったから何も起こってない。
「私が魔法で着せてるって選択肢は?」
「お前がそんな気が利くとは思えない」
不本意ながら俺をからかうことを生きがいにされた以上、お前なら嬉々として裸だった俺を見て楽しむ気がする。
「まあ要約すると、今度からは足を生やして潜り込めってことだね」
「全然違うからな!まず潜り込むこと前提がおかしい」
「なあ霊夢、二人は何のことを言ってんだ?」
「知らないわよ、幽霊どうし乳繰り合わせてればいいわ」
霊夢、なんで俺にそんなに冷たいんだ。
「あやややや、毎度おなじみ清く正しい射命丸文です。今日も皆さん元気そうですね」
「これのどこが元気に見える」
「あやぁ~確かに弱冠一名疲労困憊ですね。夜の作業のしすぎですか」
「殺すぞ」
何で全員すべての事柄をそっちに持っていく。そんなに俺をキレさせたいのか?
「あやや…じょ、冗談ですよ。冗談ですからその物騒な剣をしまってください」
「……それで、今日は何のようだ」
「はい、まずは新聞を」
「ん」
さて今日の話題は…博麗神社謎の倒壊を遂げる。妖怪たちの反逆か?
「ゴミか」
「失礼ですね、立派な記事ですよ…まあいいです、今日は依頼があってきたんですよ」
「依頼?いったいなんの」
天狗から依頼が来るなんて珍しい、というか初めてだ。閉鎖社会の天狗がする依頼ってなんだ?
「はい実はここだけの話天魔様が……」
なるほど、要約すると天魔が仕事アレルギーにかかり発狂して山から消えたと。
「まああの天魔らしいといったららしいな。で、それが?」
「あなたにも捜索を手伝ってほしいんですよ。たしかあなた春ごろに山に侵入して天魔様とやりあってましたよね。少しは天魔様と親しい関係なんじゃないですか?」
「まて、どうしてそのことを知っている」
「天狗の情報網を甘く見てもらっちゃ困ります」
どうやったらあの状況で戦闘してたかわかるんだ?辺りには誰もいなかったはずだぞ。
「まあいいよ、依頼はうける。で、見つけた場合どうすればいいんだ」
「感謝します。見つけたらこの筒の紐を上空に向かって引いてください。そしたら大天狗様がすぐその場所に急行しますのでしばらく天魔様を捕まえておいてください」
「わかった」
それだけ伝えると文は猛スピードで俺の家から飛び立った。
「さて、私たちは修行に行くよ魔理沙」
「はい魅魔様」
二人は空を飛び家を後にする。できればそのまま帰ってこないでほしい。
「霊夢はどうする?」
「ここにいるわ。ああそれと、天狗の依頼はいいけど神社もちゃんと直してよね」
人使い…いや英霊使いの荒い奴だ。…ああその前に。
「
朝恒例の投影もしておかないと。まったく勝手に契約するなといってるのに。
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「お待たせいたしました、ご注文の三色団子と緑茶です」
「きたきた。ありがとねお嬢ちゃん、何なら一緒に食べる?」
「い、いえ仕事中ですので」
そう言うと団子屋のお嬢ちゃんは店の中に戻ってしまった。残念、結構かわいい子だったのに。
アーチャーにまんまと逃げられてから月日がたち夏も終わろうとしている。あの後シルクに捕まってから本気で仕事部屋に軟禁された。確かに、こちらも悪かったと思ったから仕事はしていたさ。
でも…でもですよ!季節が変わるまで仕事をしたのに、まったく仕事量が減ってる気がしないんですよ。
「やっぱリフレッシュは必要だよね」
シルクはギャーギャー騒いでいたがそんなこと知らん。
有言実行、人間はいい言葉を作ったよね。確かに自分で言い出したことは必ず実行しないとね、私は以前自分の欲望に従うと言った。ならばその言葉に嘘はつけない、有言実行、私は自分の欲望に身を任せる!
いや違うんですよ、これは言い訳とかじゃなくて人間の生み出した言葉への称賛と天魔として身を挺してそれを実行しようとしたわけであって、決して仕事をサボる為の口実ではないんです。
「あの…お客様どうかいたしましたか?」
「…いいえ、なんでもないわ」
店員はそうですかと言うと、訝しげに私から離れていった。いかん、ここのところ無意識に言い訳をしてしまっているな、やっぱりこれはリフレッシュが必要だ。
今はしかめっ面のことは忘れる。今の私はただの美人の村人だ、それにせっかく頼んだんだ、お茶が冷める前に頂くとしよう。
「ハムハム…おお」
うん、思ってたより数段美味しい。ほんのりとした甘みが癖になるしお茶も数段美味しく感じる。店員さんが可愛かったから思わず入ったけど当たりだったこの店は、今度からシルクに買いにいかせよう。
「いらっしゃいま…アーチャーさんじゃないですか」
「ぶっ!?」
ゲホォ!ゲホォ!お茶が気管に入った。いやそれよりもだ、なんでアーチャーがここに…いやここにいることにおかしくはないか。幸い私には気付いてないみたいだけど。
「おはよう、今日も繁盛してるみたいだな」
「アーチャーさんのおかげですよ。アーチャーさんがお団子を美味しく作る方法を教えてくれたからここまで繁盛したんですよ」
「そうでもないだろ。料理は愛情というが、それは食べる相手への思いやる心が重要ということだ。いくら味が良くても、相手への配慮がなければ店もここまで繁盛しなかっただろうよ」
なるほど、ここの団子が妙に美味かったのはアーチャーが関わっていたのか。というかなんだあの子は、私には忙しいと断ったのにアーチャーとは楽しく会話してるじゃないか。なんか無性に腹が立ってきた。
「それじゃあ俺は用があるので失礼するよ」
「はい、またいらしてくださいね」
それだけ言うとアーチャーは店から出て行った。はて、いったい何しに来たのだろうか…よし追跡してみよう。
私は早々と会計を済ませてアーチャーの後を追った。