放課後・・・・屋上
「用って何なの?」
「来たか、斎藤」
「うん」
「お前は転校生だから知らないだろうが、3ヶ月後に球技大会があるんだ」
「球技大会?」
「ああ。サッカーやバレーにバスケがある」
「そうなんだ(話が見えないな球技大会のことだったら別に放課後じゃなくてもいいはずなのに)」
「オレたちのクラスは毎年バスケに出ているんだ」
「そうなんだ、それで今年も?」
「ああ。だが、毎年オレたちのクラスは一回戦で負けてしまってな。いくらオレが強くてもあいつらが足を引っ張ってるからな。クラス替えがないから戦力UPは期待できないないしな。だが、斎藤はそこそこやるようだしな」
「ありがとう(この自信はどこからくるのかな?こいつはもう呼び捨てでいいな)」
「でも、お前のシュートフォーム汚いな」
「ははは(君のカエルが跳ぶみたいなシュートも人のこといえないけどね)」
「それよりも、オレが驚いたのはあいつ等がお前の指示で別人のようになったことだ」
「あれはオレの力じゃないよ。もともとみんなに力があったんだよ。オレはちょっと手をかしただけだよ」
「じゃああいつ等はお前に任せた、本番までにはマシにしとけよ」
「川原を追い抜くくらいになるかもよ」
「ありえないこといってんじゃねえよ。じゃあ後は任せた。当日のキャプテンもな。エースはオレに任せとけ」
「(実際、最高で1週間、最低でも2週間で抜けるな)」
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一方マリカは
「お願いマリマリ。隆志っちがウチらのバスケ部に入るように協力して」
「ウチに言われてもな~決めるのは隆志なんやし」
「何かいい方法はないかしらね」
「ひなも隆志とまたバスケやりたい」
「私もCについていろいろ教えてほしい」
「でも、無理に誘うのは隆志君に悪いんじゃ」
「そんな弱気じゃダメだぞもっかん。強気でいかなきゃ」
「それや」
「「「「???」」」」
「隆志は押しには滅法弱いんや」
「よっしゃー。みんな、今日は私の家で作戦会議だ」
「「「「おー」」」」
「何であんたが仕切るのよ・・・・分かったわよ」
「ほな、ウチはこれで」
マリカは教室に戻って行った
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隆志が教室に戻ると川原以外の男子が待っていた
「待ってたべ、隆志」
「どうしたの?みんなで集まって?」
「みんなで話してたんだべが隆志ならオイラたちを強くしてくれるんじゃないだべか?」
「強く?球技大会のこと?」
「知ってるなら話が早い。オレたちは毎年一回戦で負けて、一勝もしたことがないんだ。オレたちはオレたちなりに練習しているんだけどな。やっぱり経験者には勝てなくてな。でも、今年が最後なんだ。今年こそ勝ちたいんだ」
桐原が拳を握りしめている
「悔しかったんだね。分かるよ桐原君」
「桐原君なんて呼ぶなよ力也でいいぜオレも隆志って呼ぶからよ」
「分かった力也」
「それならオレは光(みつ)ってよんでくれ」
「分かったよ光」
「オレと光は今日、隆志達と試合して他のみんなの動きが変わっていくことが分かった。隆志がみんなの力を引き出したんだ」
「だからお願いだオレたちを強くしてくれ」
「「オレも」」
みんな次々と隆志に頭を下げてくる
「みんな頭をあげてよ。分かった。オレの出来る限りのことをさせてもらう」
「ありがとう。オレはどうすればいいんだ」
「オレは」
「オレは
「僕は」
「オイラは」
「ちょっとみんな落ち着いてね。それじゃあ今日見てて気づいたことを言うね。まず、瀬川君」
「だべ」
「瀬川君はポジショニングがいいんだ。だからパスが出しやすいんだ」
「分かったべ」
「次に浜崎君。浜崎君は視野がすごく広いんだ。それにパスセンスがある」
「そうなんだ。自分じゃ分からなかったな」
「次に古田君。古田君は一瞬の動きがすごく速い」
「オレが?」
「次に山下君」
「ほいほい~」
「山下君はシュート打点が高いんだ」
「シュート打点?」
「つまり、ブロックされずらいんだ」
「それで今日シュートがいっぱい入ったのか」
「次に力也」
「おう」
「力也にはパワーがある。バスケにおいてパワーは大切だからね」
「おう。パワーなら自信があるぜ」
「次に光」
「待ってました」
「光は足が早い」
「まぁ50mは7秒で走るからな」
「みんな自分の武器を持っているんだ。それを磨いていけば強くなる。後はみんなで練習できればいいんだけど」
「それならウチに任せとき」
「マリカ」
「ウチがいい場所しっとんねん」
「今からいくで~」
「「「おー」」」
「今日は遅いかr・・・・ってみんな早いって」
「隆志~はよ来いや」
「おいおい。まぁいいか。すぐ行く」