「着いたで、ここや」
そこはとても広い空き地だった。バスケットリングもちゃんとあるし、学校からそんなに遠くない
だが、
草がぼうぼうに生えてとてもじゃないが使えない
「これじゃ練習出来ないべ」
「そうだな」
「マリカどうするんだ?」
「決まってるやろ。みんなで練習グラウンドを作るんや」
「ちょっと待てマリカこれを整備するのには相当時間がかかるぞ。それにこのリング大人用じゃないか」
「隆志、心配あらへんよ。このリモコンで高さを調整出来るから。それにそろそろ」
「おーいマリカ手伝いに来たよ」
緑と恵を筆頭にE組の川原を除く全員が来ていた
「志保、手伝いにきてくれたのか?」
力也が顔を赤くしている
「うん。力也に私も協力したいと思って」
「志保」
「おーい、そこのバカップル。緑たちのこと忘れてないか」
「瀬川君、力也って彼女いたんだね」
「あの二人小4の頃からずっとつきあってるべ。リア充は爆発しろだべ」
「(最近の小学生は進んでるな)」
「話をもどすよ。緑達はマリカから男子達がグラウンドを作るって聞いたから協力しにきたの」
「いいの?」
「ウチらだって男子には頑張ってもらいたいと思ってるんだから。それにここならウチらのドッジボールの練習も出来るしね」
「私達みんなE組でしょ」
「みずくさいよ男子達」
「6年間同じ時間を過ごしてきた仲間でしょ」
「私らはドッジボールでV3達成。男子は初優勝でしょ」
「そうよそうよ」
「あたりまえじゃない」
「みんなで頑張ろう」
「困ったときはお互い様」
「それがクラスメートでしょ」
「ウチらのチームワークはナンバーワンでしょ」
「それじゃみんなで作るぞ~~~~~~~~~~~」
緑が指揮をとる
「「「「「おーーーーーーーー」」」」」
「カマはここにあるで~。使う時気をつけてな」
どこから準備したのかマリカが人数分のカマを用意してた
「それから男子達はこれつけてやるんやで」
マリカが大きなタイヤを7人分持ってきていた
「何でそんなもんをつけるだべか?」
「草むしりかて立派なトレーニングや」
「そうはいわれてもな~」
「それでバスケが上手くなんの?」
「筋トレになりそうだしパワーがつきそうだからオレはやる」
「相変わらず力也はパワーバカだな~」
「みんな、騙されたと思ってやってみて絶対に効果があるから」
「隆志がいうんなら間違いないべ」
「だな」
「よーしやるか」
そして2時間草むしりをして今日は終わった。
「みんなお疲れ。明日も頑張ろうね。来れない人は無理しなくていいで~」
みんなが帰った後
「隆志。ウチらはもう少し残ってやるで~」
「そうだな」
「ありがとなマリカ」
「何が?」
「オレ、このクラスに入ってよかったよ。みんな最高だな」
「そうやね。ウチもそう思う。バスケで優勝させたいな」
「頑張らなきゃな」
「アンタが勝利のカギをにぎってるってことを忘れたらあかんで」
「ああ」
隆志も分かっているのだ。このチームを生かすも殺すも隆志にかかっていると
隆志は彼らを勝たせてあげたいと強くおもった