今日は金曜日。いつも通り隆志と智花が朝練している
シュッ
ポスッ
シュッ
ポスッ
シュッ
ガン
「ドンマイ湊さん」
「あと少しなのに」
シュッ
ポスッ
!!!!!
「湊さんもう一回打って」
隆志がボールを渡す
「うん」
シュッ
ポスっ
「やっぱり」
「え?」
「湊さんのフリースローは普通のシュートと一緒なんだ」
「普通のシュートと一緒じゃだめなの?」
「ダメってことはないけど、フリースローと普通のシュートの違いが分かる?」
「誰にも邪魔されないってこと」
「正解。だからもっと一球一球ゆとりを持っていいのさ。湊さん少し打ち急ぎすぎてるよ」
隆志がフリースローラインに立つ
「これはオレや一般選手の例だけどまず右手で三回ドリブルをつきリズムを作る」
ダムダム
「大事なのは次だよ。手をボールの三本線にそえる。湊さんにはこれがないんだ。これは意外と大事だったりするよ」
「そうだったんだ」
「そして打つ」
シュッ
ポスッ
「すごい隆志君」
「たまたまだよ」
隆志は智花にパスする
「やってみて」
「うん」
シュッ
ポスッ
「!!打ちやすいししっくりくるよ」
「良かった」
「ありがとう隆志君」
「はやく気づいてあげられなくてごめんね」
「いいの。今日こそ成功させてみせる」
「頑張れ」
「うん。じゃあ学校で」
その後、隆志はグラウンドへ
クラスのみんなも朝から手伝いに来てくれるようになったこともあり今日の朝には完成しそうだ
「男子達、後はタイヤでグラウンド整備して完成や。さぁ走った走った」
三十分後グラウンドは完成した
「やった」
みんな喜んでいる
「みんなでエンジン組まない?」
「いいね」
全員でエンジンを作る
緑が指揮をとる
「せーの」
「「「「「「「完成」」」」」」」
みんなの声が響き渡る
ここに今、バスケットコートが完成した
そして、となりにドッジボールコートも出来た
「隆志何か言ってよ」
緑が言う
「オレ?」
「隆志がキャプテンでしょ」
「隆志しかいないべ」
「ああ」
「隆志。隆志。隆志。隆志。」
みんなで隆志コール
「まずはみんなありがとう。みんなが手伝ってくれたおかげでこんなにはやくグラウンドが完成した」
「気にしないで」
「クラスメートでしょ」
等など温かい言葉がおくられる
「(みんな)オレはこのクラスに入れて良かったと思う。このクラスは最高だ。みんなで勝ちに行こう」
「もう一回エンジン組もうよ」
緑が仕切る
「E組優勝するぞ」
「「「オーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」」あうんど」
みんなで仲良く登校した
教室に行くと川原がいた
「川原君熱は大丈夫なの?」
みんな心配していた
川原だけ一度も顔を出さなかった
「大丈夫大丈夫。ありがとう」
川原は口が上手いためクラスの人気者である
川原が放課後熱があると言ってグラウンド作りに顔を出さなかったがそれは仮病だ
「よう。隆志。やっとグラウンドが出来たらしいな。放課後練習しにいこうぜ。グラウンドが出来たみたいだし行ってやるよ」
隆志にしか聞こえない声で言う
「オレ上手いからな。グラウンド作りに参加したって意味ないしな」
「一週間後だ」
「は?」
「一週間後にグラウンドに来い。クラスの男子みんながお前を抜けるようになる」
「おもしろい。やってみろよ」
隆志が教室を出ていく
「隆志君」
「湊さんどうしたの?」
「フリースロー五〇本決めたよ。昴さんがコーチしてくれるって」
「良かったね。おめでとう」
「うん。ありがとう。隆志君のおかげだよ」
「湊さんが頑張ったからだよ」
「隆志君、球技大会負けないからね」
「オレだって負けない。お互い頑張ろう!!」