ATUIOMOI 改 ロウきゅーぶ!編   作:ウッチー39号

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第三十二話 暴走??

練習試合も残り五分。点差は40対2でD組の圧勝ペース。

しかしここで戸嶋と和久井のマッチアップの変更

 

 

「(なんでこのタイミングでマッチアップの変更?まぁ残り時間は少ないし、みんなの目も覚めたみたいだし。このまま流すか)」

隆志もこのタイミングのマッチアップの変更に疑問を持ったがたいして気にしなかった

 

 

 

「(おそらく隆志の狙いはオレたちの偵察と実戦で他の奴らがどこまでやれるかの確認だろう。さっきからこまめにメンバーを代えているしな。今出ているメンバーは最初と同じ。つまり当日のスタメンはこの五人だろう。そんなことは今はどうでもいいが。隆志、お前だけ手の内を見せないのはなしだぜ)みんなオールコートマンツーだ」

 

 

戸嶋が指示を出す

 

全員がピタリとはりつく

 

 

「さぁどうする隆志?パスコースはないぜ。お前の選択肢はオレとの一対一だけだ」

 

 

「一人で攻めても意味がない。バスケはチームスポーツだ。みんな走れ。マークを外すんだ」

 

 

みんな必死にマークを外そうとするが

流石にそこは県大会出場の男バス

簡単には振り切れない

 

 

「(しかたない)」

 

 

 

隆志が右から左へクロスオーバーをしかける

しかし、戸嶋がついてくる

更にクロスオーバーで切り返し戸嶋を抜き去りそのままレイアップを決める

「(オールでつくならオレが戸嶋を抜けば問題ない)」

 

 

男バスが戸嶋の息のあったパスワークで得点を重ねれば、隆志が戸嶋を抜き得点する

 

 

男バスが珍しくシュートを外し、隆志がリバウンド取り、ワンマン速攻をしかける

田中が隆志のコースを塞ぐ

隆志が横にボール送る

 

そこに安芸が走りこんでくる

 

 

隆志はこれを待っていた

他のマークマンが自分につくのを

 

 

だが、

「(届かないべ)」

安芸が追いつけずラインを割り、相手ボール

 

 

 

「(そんな普段の安芸なら追いつけていたのに)」

 

 

相手ボールからスタート

戸嶋から和久井への上を通そうとしたパス

 

 

「(させるか)」

隆志がジャンプし、ボールをカット

「(よし)」

隆志がその場でドリブルをつき

 

 

「みんなぁ落ち着け」

みんなを落ち着かせ流れを持ってこようとする

 

 

「お前が落ち着けバカが」

川原が叫ぶ

 

 

「何だと?(オレはみんなのために動いてるんだぞ)」

プツンッ

 

 

隆志の中で何かが切れた

 

 

隆志がトップスピードで一人つっこむ

 

今までは必ずパスコースを作るために動いていたが、今はゴールしか見えていない

クロスオーバーで戸嶋を抜き

ロールで深田を抜き

田中と田嶌がダブルチームに行くがバックステップで二人の体制をくずし、右から抜いた

 

 

和久井にもクロスオーバーをしかける

 

 

しかし

いとも簡単に和久井にスティールされる

平面のディフェンスが苦手な和久井に

 

冷静さを失った隆志からボールを奪うのは難しくなかった

 

 

「速攻」

和久井から前線の戸嶋へ

 

 

戸嶋のレイアップ

 

 

バシッ

 

 

後ろから懸命に走った隆志がブロック

そして再びワンマン速攻

 

 

四人がゴール下で待ち構えている

 

 

隆志がフリースローラインから跳ぶ

 

 

 

フリースローラインから跳んでリングまで届くのはNBA選手でも難しい

隆志が届くはずもなく失速し

シュートがリングに届くことなく

 

 

そして、試合も終わった

 

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