ATUIOMOI 改 ロウきゅーぶ!編   作:ウッチー39号

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原作では3Pはないですが、この作品ではあります。ご了承下さい


第三話 不思議な力

side 隆志

 

 

 

 

男バスボールからスタート

 

 

オレは1ー3ー1の一番後ろに立つ。

 

 

 

「ディフェンス。さあ、頑張って止めよう」

オレは大きな声を出す

 

 

 

ボールは竹中に渡った。

 

 

 

竹中が鋭いドライブで智花をかわす

 

 

 

「しまった」

 

 

 

竹中がそのままレイアップに行こうとする

 

 

 

オレがカバーに入って竹中のコースをふさぐ。

 

 

 

竹中はシュートにいくと見せかけて和久井にパスを出す。

 

 

 

「読み通り」

 

 

 

オレは右手でそのボールをカットした。

 

 

 

オレはそのままドリブルでゴールを目指す

「(久しぶりのドリブルだな。オレはCだからドリブルはあまり得意じゃないんだよな。どうかミスりませんように)」

 

 

「(あ!!)」

ドリブルでついたボールが隆志のつま先に当たる

 

しかし、どうやら審判は気がつかなかったようだ

 

 

竹中がオレに追い付こうと横を追っかけてくる。

 

 

 

「(竹中のやつむきになってるな。これはチャンス)」

 

 

「いかせるか」

オレがレイアップの動作に入ろうとする時に竹中がブロックに跳んだ。

 

 

 

オレも跳び、空中で体を竹中に預けながら、バンクショット(リングの壁を利用して放つシュート)を放つそしてボールはゴールに入った。

 

 

 

「カウント。青四番プッシング。ワンショト」

 

 

 

オレはバスカン(バスケットカウント)に成功した。

 

 

「ナイスシュート」

智花が誉めてくれた。

 

 

 

「(憧れの智花に誉められるのはとても嬉しい。嬉しいが)」

 

 

 

オレは智花を睨み付ける

「勝つ気がないならコートから出ていけ!!」

 

 

 

「え」

智花が固まってしまった

 

 

 

「おい、お前、もっかんになんてこ・・・」

 

 

 

「待って真帆」

紗季が真帆の口をふさぐ

 

 

 

「今、湊さんが竹中君に抜かれたのは仕方ない。湊さんはリバウンドからボール運び、シュートまで一人でやってたんだから。当然疲れで体が動かなくなって当たり前。でも、今の抜かれたのだって追おうと思ったら追い付けたんじゃないか?ただてさえ勝てるものがないのに気持ちでも負けるの?

湊さんは間違いなくこのチームのエースだ。この中で一番上手い。湊さんがシュートを決めないで誰がゴールを決めるの?皆が疲れてるからって自分に負担をかけるのはかってだけど、本当にみんなのことを思うならシュートを多く決めることだよ。パスを出す方もシュートを決めてくれたら疲れが吹っ飛ぶよ。それがエースなら尚更ね。みんなとこの居場所をまもるんでしょ」

 

 

 

「君、早くしたまえ」

 

 

「すみません」

 

 

 

バチン

智花が自分の頬を叩いていた。

 

 

 

「斎藤君ありがとう。私はこの場所を守る」

智花の目が輝いた

 

 

 

隆志がフリースローラインにたつ

 

 

 

「(フリースローは苦手だけど絶対決める)みんな、戻って休んで」

 

 

 

隆志はみんなを戻させた。少しでもみんなを休ませるために

 

 

「(決める)」

隆志は大きく深呼吸した。そして右手でボールを三回つき、縫い目に手をおいてシュートを放った

 

 

 

「ひっでぇフォーム」

竹中が言うのも無理はない。

 

 

 

隆志のフォームはお世辞にも綺麗とは言えない。

 

 

 

ポスッ

しかし、ボールはリングに吸い込まれるように入った。

 

 

 

隆志が一番後ろに立つ

「残り15秒。ディフェンス。ここ守ろう」

 

 

 

隆志が声を張り上げる

 

 

 

「みんな頑張ろう」

 

 

 

「湊さんディフェンス1ー3ー1だ。思いっきり煽って」

 

 

 

「うん」

ボールは竹中が持つ

 

 

 

「(湊のやつ。やっぱ疲れてるんだ。左ががら空きだぜ)」

 

 

 

竹中はいったん右にフェイクを入れて左へ抜きにいった。

 

 

 

「永塚さん、サイドステップで三歩左に」

 

 

 

「分かったわ」

 

 

 

「三沢さん五歩前」

 

 

 

「しかたないなぁ、了解」

 

 

 

「袴田さん、左斜め上に三歩前」

 

 

 

「おー分かった」

 

 

 

隆志が指示を出す

 

 

 

「何をやっても無駄だぜ。湊さえ抜ければ、ん?」

 

 

 

竹中が抜いた先には紗季が立っていた

 

 

 

「今だ。湊さん。上からかぶれ」

 

 

 

智花が竹中を覆うようにかぶった。

 

 

 

そう。智花はわざと抜かせたんだ。本当の狙いはダブルチーム

 

 

 

竹中は囲まれた。パスコースを探す

 

 

 

「(戸嶋)」

竹中が近くの戸嶋を見るが完全に真帆がパスコースをふさいでいる。

 

 

 

「(田嶌は?だめだひなたにコースをふさがれている)」

 

 

 

「(和久井は?アイツにふさがれているか。ん?深田がフリーだ。よし)」

 

 

竹中が深田にロングパスを送る

 

 

 

「これを待ってたんだ」

 

 

 

隆志はいつのまにか深田の近くまで来ていた。

 

 

 

隆志が空中でボールをつかみ、そのまま大きくパスをだした。

 

 

 

「(このパスはオレから君への挑戦状だ。湊さんこれに追い付いて見ろ)」

 

 

 

しかし、智花はこの挑戦状を難なくキャッチ。そのままレイアップにいくと思ったら何とスリーポイントラインで止まりスリーポイントシュートを放った。

 

 

 

 

 

 

 

隆志とは対照的な綺麗で無駄のないシュートフォーム。

 

 

 

スパン

 

 

 

ボールは綺麗にゴールに突き刺さった。

 

 

 

「(全く今のパスはレイアップに行かせるためのパスだったのに、難なくキャッチしてスリーポイント。敵わないな)ナイスシュート」

 

 

 

オレは右手をだす

 

 

 

「ありがとう」

 

 

 

パンッ

 

 

 

オレと智花はハイタッチしていた。

 

 

 

「湊さん。フロントコートまでのボール運びとゲームメイクはオレがやるから、シュートとディフェンス頑張って」

 

 

 

「うん」

 

 

 

「昴。どうしたんだよ?」

 

 

 

「みんな、智花のスリーポイントに目がいきがちだが、本当にすごいのは今のパスをカットした隆志だ。ドリブルもシュートも身体能力も素人とそんなに変わらないのに、あのボールを。まるでボールが隆志に吸い込まれるように、ボールが隆志を求めるように」

 

 

 

「昴。私はバスケのことはよくわからないけど、バスケって身体能力だけじゃないでしょ?私は隆志のバスケへの熱い想いがあのパスを捕らせたんだと思うよ」

 

 

 

「そうかもしれないな。味方で良かった」

 

 

 

「これが高校からバスケ部でキャプテンに成りさえはしたけど、プレイヤーとしては全く期待されてなかった状態からシックスマンまできた男の力か。やるやないか。おもろーなってきたで」

 

 

 

ここで第2Qが終わった

 

 

 

現在40ー24

女バス逆転なるか?

 

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