side伸二
隆志達が勝ったか。アイツは本当にすごいやつだな。中学生に勝つなんて。次はオレの番だ竹中達男バスがいる。やってやる
sideout
隆志と智花が帰って来る
割れんばかりの拍手がかえってくる
「隆志」「智花」
女バスメンバーとE組メンバーが集まる
みんなでわいわいやっている
「隆志、湊」
「よくやったな。次はオレたちの番だ、絶対お前達と勝負するからな」
「うん。頑張ってね竹中君」
「油断してると足元すくわれるぜ」
「ああ。任せろ。油断なんてしないさ」
「隆志、この前はお前に抜かれまくったからな。今度はオレがやり返させてもらうぜ」
「ああ。オレも負けない戸嶋」
竹中も戸嶋もコンディションは抜群のようだ
「オレたちもいってくるぜ。オレのスピードをみとけよ」
「光、伸二頑張れよ」
隆志が手を差し出す
バチッ
音が鳴り響く
Cブロックの試合が始まる
いきなり竹中&戸嶋コンビ対光&伸二コンビの試合となった
「先攻はお前達にやるよ」
戸嶋が提案する
「お前川原じゃないか。髪を丸めてたから気づかなかったぜ。今さら何しに来たんだ?」
伸二は隆志達に自分の過去を話した次の日に何と坊主にしてきたのだ。クラス一のおしゃれ男と呼ばれていた伸二が
「バスケをやりに来た。あの時のオレとは違う。先攻はありがたくもらう」
「さぁ見せてやれ伸二。自慢の髪を丸めてまで真剣に取り組んだお前の新しいバスケを。光、お前の磨きをかけたスピードを」
「隆志君はどっちが勝つと思う?」
「実力は圧倒的に竹中達だけどね。さてどうなるかな?」
「隆志っちなんでどうなるかなの?夏陽達の方が上手いんだったら夏陽達が勝つんじゃないの?」
不思議そうに真帆が尋ねてくる
「勝負の世界は何が起こるか分からないからね。その日の体調でも変わるし、少しの油断でも変わるからね。勝負には流れがある。流れをつかんだ方が勝つ確率が上がる」
「良く分からないよ隆志っち~話が難しすぎるよ」
「おー隆志大人~」
「何となくだけど少し分かったわ」
「紗季ちゃんすごい私は分らなかったよ智花ちゃんは?」
「私も何となくだけど、隆志君そんなこと考えながらやってたの?」
「まぁ理屈を並べただけだけでそこまでは考えてないけどね。ようは最後まで絶対にあきらめないってことさ」
「それなら分かる」
「ヒナも」
「私も」
「そろそろ始まるよ」
ボールは川原が保持
マッチアップは伸二に竹中、光に戸嶋
「来い」
竹中が気合いを入れる
「光」
ビッ
光にボールを出すと同時に光の方に走りだす
「戸嶋スクリーンだ」
竹中も戸嶋も予想外のことに反応が遅れる
「よっしゃー」
光が叫びともに川原の逆のほうへ一気にスピードをあげる
戸嶋が抜かれる
「任せろ」
竹中がカバーに入る
「遅い」
竹中がカバーに入る前にレイアップを決める
1-0
「竹、切り替えていこうぜ」
「おう」
攻守交替で戸嶋がボールを保持
「竹」
竹中がボールを受け取る
伸二が構える
「(まだまだ隙だらけだが前見たド下手な川原とは違う。隆志めどういう鍛え方したんだよ。まぁ抜けないことはないから関係ないんだけどさ)」
竹中がトリプルスレットに入る
その瞬間
バシッ
川原が狙いすましたかのようにスティールした。
「何だと」
竹中が驚く
竹中の動きは決して悪くなかった。今のは伸二が上手かったのだ
再び攻守交代
ボールを伸二が保持
先ほどと同じように光にパスを出しスクリーンをかける
ボールを持った光
先ほどのようにスピードにのる光。今度は伸二を上手く使い戸嶋を抜く。しかし今度は竹中が真正面に入る。
このまま行けば光のファールになってしまう
「伸二」
光が伸二にパスを出す
伸二も光の出しやすい位置を取る
ビッ
間髪入れずに伸二からのリターンパス
竹中をかわしたところでパスを受けレイアップ
これが決まり
2-0
「なあなあもっかん。川原のやつは何やってるんだ」
「あれはスクリーンっていって自分の体で壁を作って相手の動きをとめるものなの」
「ふ~んスクリームね」
「スクリーンよ真帆。智、あれはファールにならないの?」
「スクリーンをかける側スクリーナーは動かなければ大丈夫だよ」
「おー試合再開」
再び攻守交代
ボールは戸嶋が保持
光は竹中よりに立つ
「なめるな」
シュッ
戸嶋がシュート
しかし
ガンッ
ボールはリングに嫌われる
「くそっ」
悔しがる戸嶋
攻守交代
伸二がボールを保持
光にパスを出す
「何度もやらせるか」
戸嶋へのパスコースを消しにかかる
しかしフェイク
伸二はドライブへ
しかし
「よめてるぜ」
竹中がスティールする
「さっきのお返しだ」
「伸二どんまい」
「わりぃ光」
攻守交代
戸嶋から竹中へ
「認めるぜお前らのこと。でも、勝つのはオレたちだ」
伸二がスティールを狙う
「タイミングはもうつかんだぜ」
竹中が肘で手をはらう
竹中がドライブで伸二を抜き去る
「いかせない」
光がカバーに入るが華麗にロールでかわす
そしてジャンプシュート
スパッ
1-2
「よしっ(決まったが何か攻めづらいな)」
「レベルが違う」
光が今のプレーにレベルの差を感じていた
「あきらめるのか光?」
「まさか、オレにだってここまで練習してきた意地がある。みせてやるぜオレの意地」
「オレたちのだろっ」
「伸二。そうだな」
そこからは竹中達が県大会出場の力を見せる
圧倒的にレベルが違った
しかし、伸二達はあきらめなかった
最後まで意地を見せた
4-2とリーチをかけられた
竹中がドライブで抜くが伸二が後ろからバックチップで弾く
それを戸嶋が拾ってドライブをしかける
「(外に)」
外側に抜かせた
そこからシュート伸二も光もブロックにいくが届かない
シュートは決まり負けが決まる
だが、二人は最後まで意地を見せた
抜かせる時は外側へ、シュートには必ずチェックを入れる
『やりづらい』
二人は最後までこれを貫いた
「川原、お前いい動きするようになったな」
竹中が声をかける
「負けちゃったけどな」
「光山もこの前よりも早くなってたぜ」
「おう。サンキュ」
Cブロックは竹中&戸嶋コンビに決まった
「光、伸二お疲れ」
E組メンバーが集まる
「隆志、オレたちの分も頑張ってくれ」
「ああ。伸二任せろ」
Dブロックは紗季&真帆コンビが予選を突破した
「やった紗季、真帆」
「おーやった」
「二人ともすごい」
智花達も大喜びだ
「ちっ、相手に恵まれたな」
「まぁそういうなよ竹中(どうしてそんなに嫌そうなんだろ)」
Eブロックは何と力也&淳也コンビが予選を突破した
Fブロックは男二人
竹中の解説によると西小の荒川と岩田というらしい
二人とも身長は低いがスピードのあるコンビだった
Gブロックは女二人
竹中の解説によると竹葉小の智原と林というらしい
外から高確率のシュートを二人とも持っている
Hブロックは男女のペア
竹中の解説によると大城小の男女の双子村田
双子の阿吽の呼吸で抜群のコンビネーションを持っている
「(しかし、オレに、和樹、力也、淳也。こんなに本戦に残るとはな。やはり成果はでてきてるんだろうな)」
「隆志君。とうとう本戦だね」
「うん湊さん勝ちにいこう」
二人で拳を合わせる
本戦開始!!