剣城が帰って来て、1週間・・・
剣城が帰ってきたことを記念して、10年前、雷門中学校サッカー部だった人たちで、同窓会を開くことになった。
場所は、雷門中サッカー部の部室である、サッカー塔。
皆がその日を、心待ちにしていた。
そして、同窓会当日。
最初に同窓会に来たのは、準備をするために来た、葵と楓と茜だった。
「久しぶり!元気だったぁ~っ?」
「えぇ。茜さんは?」
「うん。元気だった」
「葵は、天馬とうまくいってるの?」
「うん♪健大も優も元気だよ。楓や、茜さんは、剣城くんや、キャプテンとどう?」
「私は、拓人君と、うまくいってる。桃も元気。あと、奏(かなで)も元気」
「奏・・・?桃ちゃんは知ってるけど、奏って・・・?」
「そういえば、奏君・・・前会ったとき、熱が出て、家で休んでたんですよね。だから、私も、この前キャプテンに会ったとき、知ったんです。確か、4歳・・・でしたっけ?」
「うん。楓ちゃんは?」
「私は、一言で言うと、幸せ・・・かな」
「そっか・・・よかった!」
「うん、よかった♪」
「幸せ・・・か」
その時、後ろから声が聞こえた。3人が振り返ると、そこには、いつの間にかサッカー部員だった人たちが、勢揃いしていた。サッカー部員以外にも、円堂や鬼道や豪炎寺をはじめとする、20年前のサッカー部員も、数人来ていた。
「「「皆さん、ようこそ、雷門中サッカー部同窓会へ」」」
「わりぃな、遅れちゃってよ」
「大丈夫、水鳥ちゃん・・・こんにちわ、響(きょう)くん」
「こんにちわ、茜さん」
「わぁ・・・この子が響くん?水鳥さん?」
「あぁ。あたしたちの子供だよ。茜と神童のところとおんなじ4歳だよ」
「そういえば、水鳥さんも、錦先輩と・・・でしたよね?娘さんもいましたよね?」
「あぁ。今日は連れてきてねぇけど、龍奈(りゅうな)って言って、今1歳だよ」
「じゃあ、優と同い年・・・ですね!」
「・・・俺たちの、存在を忘れてるんじゃないか?」
「「「「あ・・・すいません・・・」」」」
そして、男性陣も加えて、再び話しだした。
「そういえば、円堂監督、その方たちは・・・?」
「ん・・・?あ、こいつらは、右から、俺、円堂守、鬼道有人、豪炎寺修也、一之瀬一哉、宇都宮虎丸、円堂夏未、鬼道冬花、豪炎寺春奈、一之瀬秋、宇都宮夕香って言うんだ。多分、知ってる人も、多いんじゃないか?」
「あの、イナズマジャパンのメンバーや、そのほかの国の代表もいるじゃないですか!」
「すごい・・・」
「でも、私たちマネージャーは、そんなに知られてないよね」
「そんなことないですよ?私たちは、知ってます。マネージャーの鏡です」
「そうです!」
「そうそう」
「あぁ!」
「そう言ってくれると、嬉しいわね」
「うん」
「俺らを忘れるなー」
「「「「スイマセン・・・」」」」
「そういえば、円堂監督たちは、今でも、サッカー部の監督や、コーチをしているんですよね?」
「あぁ。あ、でも、鬼道は、帝国の総帥もしているよな?あと、鬼道財閥の総帥も・・・?」
「あぁ」
「鬼道コーチ、すごいです。俺も、見習います」
「そういえば、神童は神童財閥の総帥だったな」
「はい。あ、あと、楓は山吹財閥の総帥・・・だったか?若き、女性総帥として、有名だ」
「そうなんですか?・・・そうです!鬼道財閥と、神童財閥、山吹財閥が手を組んで、何かしましょうよ?」
「それはいい考えだな!」
「あぁ。今度やろう」
「はい。・・・あ、サッカーの話をしましょう」
「「あ・・・」」
ふと周りを見ると、暇そうな顔をした、部員たちがいた。
そして、同窓会は真夜中まで続いた。