同窓会が、終わって、楓と京介が家に帰ってからの話・・・
「京介?起きている?」
「あ、あぁ」
「入っても・・・いい?」
「あぁ」
そして、子供たちが寝た、剣城家で、2人の若き男女が、話し始めた。
「・・・まずは、帰ってきてから初めて2人きりだから・・・おかえりなさい」
「あぁ・・・ごめんな」
「いいえ・・・って言いたいけれど、やっぱり、辛かったわ。特に、みかの顔を、見ることができなかったのは、辛かった・・・」
「楓・・・」
「あ、でも、今はもう大丈夫よ。私も、強くなると、決めたのだから・・・」
「やっぱり、お前は強いな。あと楓、いつの間に山吹財閥を、継いだんだ?」
「あぁ、あれはね、あなたがいなくなってからすぐに、お母様から、継がないか?といわれてね」
「そうだったんだな。これからは、俺にも手伝わせろよな?」
「もちろん、そうするつもりだった。・・・お仕置きね」
「キツっ」
「大丈夫よ、手加減するから」
「あぁ、頼むぜ。それにしても、皆、変わってねえよな」
「京介が言えることかしら?あなたの方が、変わりすぎ」
「しょうがなかったんだよ。だって、バレないためには、これ位しねぇと・・・」
「まぁ、バレバレだったけど」
「それを言うな」
真夜中の、とあるアパートの一室で、若き男女、2人が、数年ぶりに、同じ場所で一緒に笑った瞬間だった。
しばらく一緒に笑ったあと、今度は、今のサッカー部について、話し始めた。
「そう言えば、今日もいってたけど、まだ監督たち、やってんだろ?」
「えぇ。そう言えば・・・」
「ん?」
「化身使いの、コーチがほしいって・・・」
「俺に、やれと?」
「罪滅ぼしよ」
「楓・・・酷くねぇか・・・」
「でも、やれば?」
「あぁ・・・そうだな。今度、監督のとこにいくぜ」
「そうして。円堂さん、お兄さん、豪炎寺さんには、お世話になったし」
「じゃあ、今度、天馬、キャプテン、錦先輩といくぜ」
「そう言えば、皆さん、化身使いだったわね」
「あぁ・・・って、おまえも化身使いじゃねえかよ!楓も、一緒にいくんだからな!あと、西園も・・・だな」
「じゃあ、後で、連絡しておくわ。あ、もうこんな時間・・・もう、寝よう」
「そうだな。じゃあ、おやすみ」
「おやすみなさい」
そして、若い男女の2人は、幸せな気持ちで、眠りについた。