「さてと・・・次は何をするのかな?」
「何?私たち、まだ何かしなくちゃいけないのかしら?葵」
「いや、そうじゃないけど・・・だって、こんなにすごい事、出来ちゃうんだもん!楓と神童キャプテンと鬼道さん、やっぱりすごぉい!」
「ふふっ。ありがとう。でも、もう疲れたなぁ。それに、最近家事を京介にまかせっきりだったし・・・」
「そうかぁ・・・それは剣城が気の毒だよね」
「えぇ。それに、茜さんも桃ちゃんが風邪ひいちゃって大変だっていってたし、やっぱりしばらくは総帥の立場は形だけで、実際に行うのは部下たちになりそう」
「そっか、そっか・・・じゃあ、これからはお互い、家事を頑張ろうね」
「えぇ」
プロジェクトを成功させた楓、神童、鬼道はそれぞれの生活に戻りつつあった。
「楓!空野!」
ふと、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「神童さん!」
「キャプテン!」
「俺もいるんだけど・・・」
「霧野さん!お久しぶりです」
「なぜ、お2人はここに・・・?」
「たまたまだけど・・・」
「あぁ」
「そうですよね。あと、ちかちゃんは元気ですか?」
「ちかかぁ・・・いやぁ、最近、蘭愛(らあ)の世話に疲れたらしく、ぐったりだな。本当、空野と楓を不思議がってたな。『なんで、あんなにお2人は元気なのかぁ・・・?』って」
ちかちゃん・・・ちかちゃんとは、黒谷ちか。神童、霧野の2歳、葵、楓の1歳年下の女の子。雷門中サッカー部のマネージャーだった女の子で、今は蘭丸と結婚して、蘭愛という今年2歳になる娘をもうけた。霧野の話を聞く限り、どうやら蘭愛ちゃんはおてんばな女の子らしい。
「でも、元気で何よりだわ」
「うん!あ、先輩たちはこれから何か予定ありますか?」
「いや、俺はない」
「俺も」
「じゃあ、久々に、雷門中学校に行ってみませんか?今日は、私たちが卒業してからちょうど8年になりますし、先輩たちは9年になるんじゃないんですか?」
「そうなのか・・・なら、行ってみるか。なぁ、霧野」
「あぁ、そうだな」
そして、4人で雷門中学校に行くことになった。
「「「あっ・・・!」」」
「皆・・・!どうしたんだ・・・!?」
「「「神童キャプテン!!」」」
「「「葵!楓!霧野!」」」
雷門中学校についた4人は、驚いた。そこにいたのは、かつての雷門中サッカー部のメンバーだった。
「・・・皆も、同じことを考えていたんだな」
「そうですね!」
「天馬、調子に乗ってるんじゃねーよ」
「酷いよ、剣城ぃ~!だよね?信助?」
「そうだよぉ!剣城、天馬に謝ってよ!」
「なんでだよ!そう思うだろ?楓?」
「あっと・・・葵は・・・?」
「わ、私ぃ・・・!?神童キャプテンは?」
「俺は・・・霧野にあわせる!」
「神童っ!・・・じゃあ、俺は錦にあわせる」
「わしは、水鳥に合わせるぜよ」
「あたしにふるな!茜!助けろ!」
「ふふふ・・・私、そうだなぁ~・・・浜野君にしよっと♪」
「山菜・・・ちゅーか、楽しんでね?そう思うだろ、速水?」
「ぼっ、僕ですかっ!?知りませんよ・・・くっ、倉間君~!」
「俺は、知らない。一乃、青山、どうにかしろー」
「俺はもう知らない。狩屋、どうにかして」
「俺も、輝、どうにかして」
「俺は、輝にパス~」
「僕!?んん・・・天馬くん!」
「俺かぁ・・・ん~」
「・・・っていうか、これ、天馬のホローから始まったんじゃ・・・」
「うんうん」
「「「あ・・・」」
そうやって、10年ぶりに集まった皆で楽しんだのでした♪
そして、その翌日から、皆はそれぞれの日常に戻り、「幸せ」をかみしめながら1日1日を過ごしたのでした。
まるで「運命の赤い糸」が引き合うように、運命的にであった、雷門サッカー部。
この絆は、何年たっても切れることはないだろう。
「さぁ、皆さん!サッカーやろうぜ!!」