運命   作:御沢

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天馬視点。


入部テスト

今日は、サッカー部入部テストが、放課後にある。俺は、わくわくしていた。ただ、それとは裏腹に、とても不安だった。もちろんテストの不安もある。でも、それ以上に、楓の事が不安だった。

 

 

きっと、楓は裏切らない。

 

 

そんなこと、分かっているのに、なぜか不安だった。1人で、誰にも話せない秘密を知ってしまったのだから・・・

ただ、もっと辛いのは、楓自身だ。剣城のように、公表したいが、出来ない。だから、俺にだけ話してくれた。それは、嬉しかったけど、俺も辛くなった。

 

 

ただ、そんなことも、時間がたてば、気にしないで済んだ。

 

 

そして、入部テストの時間が来た。入部テストを受けたのは、俺と信助と楓、フィフスセクターからのシードの、河原翔、他3名の、全部で7人。噂によると、剣城だけは、サッカー部のテストを受けないでサッカー部に入ったらしい。そんなやつに、負けてたまるか!だから、絶対に勝とうと決意した。

 

 

まぁ、そんなことよりも、サッカー部の先輩たちは、楓の存在に、心底驚いていた。

 

 

だって、普通は女子は、マネージャーとして活動するのが、一般的だからだ。だからか、あんまり他の人たちは存在感がなかった。そして、いよいよテストが始まった。よくよく見ると、遠くで剣城が、テスト風景を眺めている。だから、絶対に負けられない。

 

 

テストが始まった。

 

 

皆が一生懸命頑張っている中、なぜか、河原翔だけは動かなかった。

そして、

「やっぱ、オレ、やめます。じゃあ」

とだけ残して、コートから出て行った。残り6人。この6人が頑張らなくてはいけない。だが、圧倒的に強かったのは、楓だった。

神童キャプテンのボールを、軽々と奪い、鮮やかにゴール。他の先輩たちも、楓に抜かれてばっかりだった。もちろん俺も、死ぬ気で頑張った。

 

 

そして、運命の結果発表。

 

 

当然、楓は受かり、俺と信助も、受かることができたんだ!とっても嬉しかった。ただ、ここから、管理サッカーをしなくてはいけない・・・それだけが、辛かった。

 

 

そして、練習が始まった。

最初は、みんなやる気がなかったが、だんだんやる気がわいてきた。

やっぱり、キャプテンの出した化身の存在が大きかった。チームに化身使いが1人いるだけで、だんだん、ゆっくりだが、チームがまとまってきたのがわかった。

 

 

しかし、剣城だけは、なじんでいなかった。

 

 

そんな剣城に、むかっと来た楓が、剣城に勝負を挑んだ。

皆、認めたくはないが、剣城の勝利だと思った。だって、剣城は、化身使いだ。それに、第一、男と女だったら、男が勝に決まっている。だから、半分あきらめていた。

 

 

そして、剣城VS楓の試合が始まった。

 

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