「あれ、ここどこだ?」
気付いたらよく分からない空間にいた。なんで俺こんな所に居るんだ?
「お、どうやら気付いたようじゃな」
「え?」
これまた気がつくとおじいさんが目の前に居た、え~と、俺の周り、というより此処って何も無いよな?このおじいさんどうやって俺の前に気付かれずに来たんだ?
「ふむ、どうやらまだ完全に起きてない様じゃの。む~~はっ!どうじゃスッキリしたろ?」
「お?おおお?あんただれ!?此処どこ!?」
なんだ、さっきまでふわふわしてたのに今は最高にハイだ!!・・・いや、ハイではないな。若干まだ変な感じだし。
「なんか、急に面倒な奴になったのう・・・まぁ、そんな事よりお主自分の名前分るか?」
目の前のおじいさんは、酷くめんどくさそうな顔で言ってきた。自分の名前ぐらい分かるし!
「え~と、・・・“真 純”です!」
苗字と名前合せて二文字!分かりやすいいい名前!ちょっとだけ時間がかかったのは内緒。
「ふん、一瞬危うかったが、まあいいじゃろ」
ばれてたか、このおじいさん中々凄い人物なような気がするようなしないような
「わし神だからな」
「え、御爺さん、髪なんですか?そ、そんなこと言うもんじゃ無いですよ?」
自分の事を髪だなんて、幾ら年老いてこの先短いとは言え。幾らなんでも髪はどうよ。卑屈すぎて逆に卑屈じゃないよね
「違うわい!神!GODのほう!」
あぁ、そっちの神ね。いや~、そうかそうか。・・・・な、なん「リアクションはいらん」
「心が読まれた!?」
「わし、神だもん」
「また!?」
「今のは口に出ておったぞ」
ふむ、普通ならこんな話無視するのだが、こんな状況だ。信用した方が良いと思いたい、良いのだろうか?実は之は全て夢の世界で本当は○トリックスみたいな感じなのかもしれない?いや、それならそれで凄くね?
「いい感じに混乱しておるところ悪いが、お主の状況を説明するぞ」
「え、あ、はい、お願いします」
「まぁ、簡単に説明するとお主は死んだ。んで、おぬしの好きな孫悟空みたいに強くなる体的なものとか含めて 色々やるからなんか好きな世界に行け。的なかんじ」
「・・・・?」
「ふむ、まぁ理解はあとから勝手にすればいい。とりあえず、む~~はっ!ほれ凄い体じゃ」
「お?」
な、なんだか体が急に逞しくなってる!!それに体の中になんか凄い力を感じる!!
「な、なんじゃこりゃー!!!」
「お主の今の強さは大サービスで孫悟空がナメック星に到着した時の強さじゃ」
ふむ、という事は俺は将来スーパーにもなれるし、ゴッドにもなれるのか?そして青くも!?・・・やべ、すっげぇ嬉しい!かめはめ波とか打てるのか!?これは一刻も早く強くならないとな!
でもなんでここまでするんだ?俺が死んだのはなんとなく思い出したけど、だからって何でこんな事してくれるんだ?もしかして死んだやつ一人一人にしてるのか!
「一人一人とか誰がやるかめんどくさい。お主のは気紛れじゃ、お主だってたまに蟲とか助けるじゃろ?それと同じ」
「なるほど、その気紛れに選ばれるなんて俺ついてる!気紛れでもう三つお願いできます?」
「願い事次第」
「え~と、ここで修行しても良いですかそれと俺の師匠になって下さい!」
俺的には、最低でもゴット位の強さが欲しいし、ここならどれだけ壊しても問題ないもんね。
「そんな事せんでも、お主の望む強さにしてやるわい、めんどくさい」
「いや、それじゃ駄目なんです、俺の憧れの人は修行して何時だって限界を超えて来たんです。だから俺もズルはこの肉体と環境だけで十分。あとは修行で何としないと。」
この時点でもう十分過ぎる位なんだ、此処からは自分で伸ばさないと意味ないよね。
「ふ~ん、なるほどそしてわしにお主を鍛えろと?」
「はい、俺修行とか気のコントロールとか色々分からないんで神様に教えて貰おうかと・・・駄目ですか?」
我ながら図々しいとは、思うけどきっとこの人の元なら俺はもっと強くなれるはず!今は頭下げてるだけだけど土下座の方が良いか?すかる?
「わしは、力加減が下手だぞ?」
「・・・死なない程度にお願いします」
折角生き返った?のに死んだら悲しすぎるし・・・
「はぁ~まぁええじゃろ。とりあえずお主が満足するまで付きやってやるわい」
「まっマジですか!?本当に!」
「ええい!本当じゃから離れろ!邪魔じゃ!」
「あ、すみません」
余りの嬉しさにキスする位まで顔を寄せてしまった。まぁ、反省はしないけど!
「それでもう一つは?」
「それは、ここから出る時にお願いします」
「叶えて貰う前提か・・・まぁ、いいわい」
「じゃ、早速修行お願いします!」
「ふっ!はっ!だりぁぁぁぁ!!」
「遅い!もっと早く動かんか!」
白い空間に人影が飛び回っている、二人の戦いは音を置き去りにした人外同士の戦いだ。
真 純の攻撃は一秒間に数百と放たれる拳と蹴、当たれば一溜まりも無いのは攻撃が外れるたびに起こる衝撃で分る。純の攻撃は一つの攻撃で町が滅んでも可笑しくない物だった。だがそれを老人はいなし、受け止める。黒髪が人外ならばこの老人はそれ以上に化け物だった。
「飛べ!」
「ぐはぁぁぁぁぁ!!!」
カウンターで放たれた老人の裏拳は純の顔にクリンヒットし、純は上空から地面に叩き付けられた。
だが直ぐに立ち上がり腰を低く、両手は何かを包み込むようにし、腰の位置まで下げる。そして両手の中に集まる青い光。その光はだんだん大きくなりまるで太陽のように光り輝いている。
「か・め・は・め・」
「む」
老人はそれを受け止めようと両手を突き出す。
「受けられるもんならやってみろ。波ぁぁぁぁぁ!!!」
両手を前に出し放たれる光線は、ただ純粋な力の固まり、人間の持つ可能性の極致。その名は「かめはめ波」。
その攻撃を老人は手で迎え撃った。止められた瞬間に生じる凄まじい衝撃が老人の体に襲い掛かる。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
だが進まない。老人の周りは並みの生物ならそれだけで消滅しそうな力が渦巻き。それ以上光線は、前に進めない。
「こんなもの!こうしてくれるわい、はあぁああああ!!!はぁ!」
両手に力を込めると、光線を真上に放り投げた。上に進路を無理やり変えられた光線は、老人のはるか上空まで上り爆発した。
威力は、もう解説するのが馬鹿馬鹿しくなるのでやめる。
「はぁ~なんて言うか神様は強くて当然だけどなんで人間がそれとやりあえるのかしら。たしかモデルは“孫悟空”とか言う漫画のキャラでしょ。まじ化け物ね」
あ!そう言えば、自己紹介まだでしたね。私、天使のミカと言います。よろしく!これでも神様のお世話をする凄い天使なんですよ。私!でも最近はあの“真 純”の世話を主にやってます!初めは、「何で人間のお世話なんてしないといけないのよ!」とか思いましたけど、まぁ、今はそこそこ楽しんでやってます。
え、どうしてバトルの解説なんてしてるかって?暇なんです。察してください!
「初めは全然だったのに今ではそこそこ互角に戦えるようになるもんね~」
なんて言うかよくりますねぇ~。あ!そろそろ止めないと食事の時間だ!
「いい加減勝ち譲れよ!神様!」
「うるさい!勝ちを譲られて嬉しいか!この馬鹿!!!」
拳と拳がぶつかり合う、生じた力が衝撃波となって吹き荒れる。ぶつかり合いは徐々に俺が押され始める。
くっ、ここで修行して随分経つけどこの神様強すぎだろ!今の俺だってゴット位の強さは有るんだぞ!それなのにこの神様は全然余裕そうだ!
「おーい、ご飯の時間ですよ~」
「マジか!?今行く!!!」
「は、ちょ!?イでっ!」
俺が急に居なくなったから、バランスを崩した神様が床に頭ぶつけた様だ。なんで頭ぶつけたんだ?すげぇ変な体勢に成ったのか?仕方ないね
「ミカ~、今日はなにぃ~?」
今は食事の方が大事だし
「何でお前途中で力抜くんだよ!危ないだろ!」
「いや~、悪いね。腹が減ってたもんで。許して!」
「はぁ~、初めは礼儀正しかったのに~」
神様が疲れた顔を嘆いていた。そりゃ、ここでの修業期間も長いし少し位フレンドリーになってもバチは当たらないよね?その罰を与える人が目の前に居るけど。
「そう言えばお前何時までここに居るんだ?もう100年は此処に居るぞ?」
「なん・・・だと」
マジか、俺的にはまだ3年ぐらいの感覚だったのに、外の世界は100年も時間が進んでいるのか!?俺浦島太郎じゃん!お爺ちゃんじゃん!あれでも俺、死んでるからあんまり関係ないか!
「まぁ、此処の時間なんて有ってない様なもんだから幾ら居ても良いが」
「いや、もう行くよ。そろそろ外の世界も見たいし」
「え・・・もう行くんですか?」
「うん?まぁ、あとの修業は行く世界でやるかね」
本当はもう少し居たいけど、なんかずっと居るのもあれだしね?
「む・・・そう、ですけど」
「?」
「なんだ、ミカ。お前初めは嫌がってたのに寂しくなったのか?」
え!そうなのか!?そうだったら嬉しいな。ミカ、表には出してなかったけど始めの方凄く嫌そうだったもな。最近は、少しだけ仲良くなれたかもしれないと期待してするし
「す、少しだけですよ!」
「そんな否定しなくても・・・」
まぁ、少しでも寂しいと思ってくれるなら良いか。
「ふ~ん、そんな心配しなくても瞬間移動で来れるけどな」
「えっ!そうなんですか!?」
「いや、今のままじゃちょっと厳しいかも。な~んて」
外の世界とこの世界の関係はいまいち分んないけど、多分無理かな~目の前の神様位になればいけるか?でも、気を探知するからな~。この神様、気出てるのか?
「そこは頑張ってください!外の世界に行ったら絶対何とかして下さい!分りましたね!」
「は、はい!任せてください!です!」
ミカの思わぬ迫力に無意識に敬礼をする俺。流石神様付き天使、迫力が凄い!
「んじゃ、行く世界なんだが」
「唐突!?神様はなんかないの!?」
「あぁ?」
「寂しいとかお前との時間楽しかった。とか無いの?」
「ねぇよ」
流石の俺も之は悲しい。神様とは辛い時も苦しい時も初めて金髪になったときも一緒だったのに・・・
「別に直ぐ会えるだろ」
「確かに、てか俺が決めるんじゃないの!?」
俺が瞬間移動すればすぐ会えるんだった。テヘ。
「なんか面倒になったから決めといた」
「なん・・・だと」
楽しみにしてたのに!色々考えたのに!そんなのってないよ!
「お主の行く世界は、“ハイスクールD×D”な。その世界なんか神とか悪魔とか出てくからお前の修業にも良いだろ?」
俺が行こうと思ってた場所だ!小説読んでて楽しそうで強そうな奴が多いから行きたいと昨日の晩に考えた世界じゃないか!
「お主最後の願いは?」
「おお、神様ちゃんと覚えてるんだ」
俺なんて最後の願い忘れかけてたのに、流石神様!
「え~と、仙豆と修業する場所が欲しいの♪」
「気持ちわりぃ、死ねよ」
うん、流石に気持ち悪いと思ったよ・・・でも死ねは酷いよ!?もう死んでるし!
「まぁ、いいや。仙豆は一日に5粒生産な、あ!保存は大丈夫だから貯めろよ?修業する場所か・・・んじゃ、お前が決めた一定空間を修業に適した感じに出来る!で良いか」
おお!フワッと言っただけなのにすげぇ細かく決ってる!
「なんか神様優しすぎません~もしかしてやっぱり寂しかったり」
「あぁ?違うわい。まあ、何だかんだいって長い付き合いだし少しぐらいサービスしてやってもいいかと思っただけじゃ!」
「そうかそうか、神様も寂しいかぁ~見え張らずに素直に言えば良いのに~」
「殺るぞ?」
「本当にすいませんでしたぁ!!」
調子乗りすぎるのは、良くないよね。うん
「という事で行って来い」
「だから行き成りぃぃぃぃいいい!!?」
落とし穴とか一周回って新しくね?