D×Dで目指せ!超サイヤ人ゴッドSS!!   作:ヤギメイメイ

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10話

  「イッセー・・・さん」

 一誠達が居なくなった瞬間そのばに座り込むアーシア。俺からはアーシアの顔は見えないけど肩が震えてる事だけは分る。

  「ぐす、さぁマコトさんも早く逃げてくさい」

 涙を浮べながら笑うアーシア。

  「あぁ、そうするさ。アーシアと一緒に」

  「えっ?」

  「一誠とまた会うって約束しただろ?早速果たそうじゃないかその約束」

  「無茶ですよ!いくらマコトさんが強くてもあの人達から私を連れて逃げるなんて!」

  「アーシア今の場所好きか?」

  「・・・そ、それは勿論。ってそんなことどうでも良いでしょ!」

  「良くねぇよ、それに如何見たって好きそうには見えないし」

  「そ、そんなこと」

  「じゃあなんで泣いてるんだ?」

  「ッ、こ、これは・・・そっれにこれは神様の試練で」

 慌てて涙を拭うアーシア。

 「神様の試練とか良く分んないけどさ、俺はそんな事知りたいんじゃ無いんだよ。あのクソ神父が居るような場所に居る事をアーシアは望んでるのか?」

  「・・・仕方ないんです」

 そう自分に言い聞かせるように笑うアーシア、なんでこの子がこんな顔をするんだ?可笑しいだろ!

  「んじゃ良いや」

  「じゃ早く」

  「無理やり連れて行く」

  「えっ?な、何するんですか!?」

  「喋ると舌噛むぞ」

 アーシアをお姫様抱っこして、リビングの窓を割って外に飛び出す。部室に連れって行った後は一誠に任せよう。誘拐だけどな、何とかなるさ!

 俺が丁度隣の屋根に飛び乗った時、堕天使共が空で待ち伏せていた。想像してたほど数は多くないようだ。

  「ふん、逃げ遅れて悪魔でも居るかと思えばよもや人間とは」

 この集団のボス的な奴が、屋根に降りて来た。他のやつ等は光の矢を油断なく俺たちに向けている。アーシアが居るってのに殺気ビンビンだよ。本気で撃つ気か?

  「人間、その子は此方の所有物なのでな。帰してくれないか?」

 敵意は無いと言いたいのか、笑みを浮べながら此方に歩いて来る。顔は笑顔だが黒が笑ってねぇんだよ。人間だからって見下すんじゃねよ。

  「悪いけど今の所有権は俺にあるんで嫌です」

 瞬間堕天使全員の殺気が俺を襲う。光の矢も一段とでかくなった。

  「ヒッ」

  お姫様抱っこされているアーシアも感じたのか小さな悲鳴を上げ体を強張らせる。安心させるようにアーシアの体を優しく撫でる。

  「心配するなって」

 ここで笑顔も忘れない。笑顔で安心させるのも大事だモンね?

  「女の子にまで向けんなよ」

  「貴様が放せばすむ事だ」

 笑みを絶やさないままボスがより近づいてくる。俺とボスの距離が3メートルを切ろうかと言うところでボスが止まった。

  「渡す気は無いのかね?」

  「ない」

  「死ぬぞ?」

  「お前等がな」

  「「ギャハハハハ」」

 俺の言葉に周りの堕天使たちが笑う。笑い声の下種さ加減からこちらを相当馬鹿にしているようだ。

   「黙れ!」

 そんな堕天使達を一括するボス、さっきまでの笑顔は行ったのかこちらを睨みつけている。周りの堕天使達もボスの雰囲気に圧されて黙り込む。

  「人間、我々を甘く見てもらっては困る。確かにお前はすこしはやる様だが、この数の堕天使相手に女の子ひとり庇いながら勝てると?」

  「思ってますが?」

  「人間如きが!殺せ!」

 ボスの合図とともに放たれる光の矢、その矢の大きさを見るにアーシアまで殺しそうな威力が有りそうだ。

 (避けたら下の家に迷惑だよ)

 ここの住人は無関係なんだし、なるべく家に被害が出ないように戦わないといけない。

 (じゃあ空飛んだほうが良いな)

  「アーシアしっかり掴めれよ」

 アーシアを左手で抱え込み、右手で向ってくる早く来た矢を掴み、気を込めて空中の矢にぶつける。ぶっけられた矢は周りの矢を巻き込んで爆発した。

 他の矢も右手の気弾で壊していく。一つの矢を爆発させる事で周りの矢も壊せるから楽なもんだ

  「なっ!?」

 空中にいた堕天使達は一瞬驚き矢の雨が止んだ。 ボスは光の槍を俺に撃って来るが、それを交わして腹を蹴り飛ばす。

 ボスの体が空中に飛ばされる。

  「グッ」

 そのままの勢いで俺も飛び上がり、近くに居た一人の堕天使の腹を殴り気絶させる。

  「ッ!?は、早い!」

  「コロセェェ」

  「邪魔だ!」

 空中に上がってきた俺に光の矢を飛ばしてくるがそれを木の放出で吹き飛ばす。そして持っていた堕天使をもう一人に投げつける。

 投付けられた堕天使もその威力で気絶してしまい二人とも地面に落ちていく。

  「こ、こいつ人間かっ!?」

  「・・・見えなかった・・・だと」

  「リムラ様は!?」

 あのボス的な奴の名前リムラって言うのか。てかアイツ様呼びされてる所見ると本当に偉かったんだな。俺の勘も良く当てあるね!と噂のリムラが上から降ってきた。

  「リムラ様ッ!」

 部下の何人かが慌てて落ちて来たリムラをキャッチした。だがキャッチされたリムラは口から血を出して気を失っている。

  「さぁどうする?」

  「!?」

  「俺はこのまま続けても良いんだぜ?」

  「くっ、撤退だ!」

 堕天使達は気を失っているリムラ他数名を連れて夜の街に消えて行った。家の被害も無いし良くやった方だよな。

  「さて、アーシア。一誠たちがいる所へ出発・・・だ?」

  「あぅ~め、めが~」

 ふと左手に抱えてアーシアを見てみると目を回して此方も気絶していた。気を体に通してみると以上は無そうなので背中に背負って運ぶ。

  「なんて説明しよう・・・」

 夜風と戦闘で少し冷静になって考えると今俺がやろうとしてる事はかなり不味いんじゃ無いだろうか?

  「アーシアは今堕天使の人だろ?それを魔王の妹の所に連れて行くのはかなりまずい・・・いや!俺は人間だしタブン行けるでしょ!駄目だったら家において上げよう」

 アーシアが嫌で無ければだけどね?まぁ、男一誠が頑張って皆を説得してくれるでしょ。

 アイツはやる時はやる男だ。

 

 

 アーシアを背負って空を飛ぶこと数分廃校舎が見えてきた。

  「う~一体なにが~」

 ナイスタイミングで背中のアーシアが目を覚ましたようだ。中々タイミングがいい子じゃ無いか。

 アーシアと二人で何とかリアス先輩に許して貰おう!一人だけだったら絶対殺さされてたし・・・

  「アーシア目覚めたか?」

  「マコト・・さん?・・・って!?何してるんですか!?」

  「ちょっ!暴れるな!」

  「ッ!?そ・・・空飛んでる!?落ちるぅぅ~」

 背中の上で暴れたアーシアは、ここが空の上と気付いて俺の首にしがみ付いてきた!アーシアの綺麗な金髪ロングが顔に掛かっていい香りぃ~

 ってそんな事首絞まるぅ~。

  「グエェ~く、首が絞まる~」

 締め技には弱いの!首は弱いのぉぉぉ!!あ~意識が朦朧として来た・・・神様貴方の元へ戻ります。

  「え?し、確りして下さい!!落ちてる!マコトさん高度下がってます!」

  「それはいけない」

 下がり始めた高度を建て直しアーシアを話すために空中で一旦止まる。話し合いは大事だよね?

  「直ぐ生き返った!!」

  「僕は死なないです!リアス先輩が好きだから!!」

  「・・・神よ」

 なんでアーシアは頭を抱えているのでしょう?両手とも僕の体から話すなんて僕がしっかり支えないと落ちてしまうよ?

  「そんなことより此処は・・・?見たところ学校の様ですが・・・」

  「うん?ここは一誠の主であるリアス・グレモリーとその眷属がいる所さ!」

  「な・ナンダッッテ――!!どうして!」

  「だって一誠に会わすって行ったじゃん?一誠はリアス先輩の所じゃん?」

 一誠が悪魔だって知ってるのになにお今更驚くことがあるのか、

  「いや・・・私まだ了承してませんよ!?なんで「当たり前じゃん」みたいな顔でしてるんですか!」

  「・・・まもなく~目的地に到着です。お忘れ物の内容にお願いします~」

  「無視!?」

 正論には反論出来ないもんね。仕方ないね

  「まぁまぁ、心配しなくても見て直ぐ動向はしないよ」

  「そ、そうですか?」

 不安そうに此方を見つめるアーシア。やべぇよ、可愛すぎる!

  「もしもの時は一誠も守ってくれるさ!と言う事で、ただいまです!」

  「「「「「「!?」」」」」」

 なんだよ、すぐ帰って来いって言っといておかえりの一言もなしかよ、肉体は強くても心はガラスなのよ!寂しさで夜な夜な涙で枕を濡らすんだぞ!!

  「あ、相変らず気配を感じさせないわね」

  「どうして悪魔である僕達すら分らない速さで人間が動けるんだ?」

  「先輩・・・人間?」

 「屈強な男に・・・ふふふ」

 若干一名以外はどうやら行き成り現れた俺に驚いてるようだ。瞬間移動だもん驚くのもむりねぇさ。

  「お、おい真。お前が背負ってるの・・・って」

 一誠が目を大きく開きながら俺の背中を指差している。他の面々も背負ってるものに気付いたのか驚愕そして若干怒気を含んだ目を向けてきた。

 その気配を感じ取ったのか怯えるアーシア、そのアーシアの元にゆっくり歩いてくる一誠。背負っているアーシアを下ろすとアーシアも一誠の方に歩み寄っていく。

  「一誠さん・・・私」

  「アーシア。ありがと」

  「・・・へ?」

  「俺と真を逃そうとしてくれたろ?礼まだ言ってなかったし」

  「い、いえ。あれは私の本心ですので、お、お礼なんて」

 顔を赤くして下を向くアーシア、それを見て照れる一誠。

 なんで会って間もない一誠とアーシアの周りであんなラブラブオーラが出るんだ?可笑しいだろ!俺にも優しい女の子と仲良くしたいよ

  「マコト・・・ワケヲハナシテクレルワヨネ?」

  「返事は、はいかイエスです」

 なんで俺の周りの女性はこんなに怖いの?

  「何処かの馬鹿が、アーシアを指名したのさ」

 ここは一先ず一誠に責任を押し付けよう。一誠が約束しなかったら連れて来なかったもん!だから責任の一端は背負ってるはずだ!

  「はぁ!?いや!?それは!」

  「他人に押し付けないよ!」

  俺の作戦はリアス先輩によって阻止されてしまった。さすが部を占める長だけはあって、頭が良い

  「だって!道端にのびてたもん!」

  「家の中でしたの!?」

  「駄目でしょなんでも拾って来たら!!」

  「だって~一誠が~会いたいって言ってたもん!!」

  「それはもう聞きました」

 俺の必死な弁解は女子人二人に対して余りに無力だった。

  「それしてもどうします。堕天使側の人間を連れ込んだとバレたら事です」

 「・・・まぁ、マコトは人間だからいざっとなったらマコト一人に罪を押し付ければ最悪私達は助かるわ」

  「そうですね」

  「ごめんて。謝るから木場もリアス先輩も真剣に話すの止めてもらえますか?泣きそうなんですけど・・」

 心の友のはずの木場まで俺を見捨てるのか!!クソッタレ!影でコソコソ話してるように見せかけてその実俺に聞こえる音量で話してやがる。あくどい奴らだ

  「ごめんごめん、冗談だよ」

  「木場はね」

 ウィンクしながら言ってくるリアス先輩、明らかに楽しんでるよね?眷属に優しいグレモリーとはなんでしょう。

 そう言うのは朱乃さん一人でお腹一杯です

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