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ではどうぞ!
《前回のラブライブ!》デンッ!
テレテッテッテッテッテー
希「バンガード学園になんとか勝利し、ついに決勝に駒を進めたμ'sに立ちはだかるのはA-RISE!
A-RISEの提案で決勝の舞台を変え、一週間の時間を手にしたウチらは、何としても優勝を勝ち取るために合宿を始めるで!
ガンプラ合宿…レディ・ゴー♪」
#10 決勝までは何時間?
8人「合宿ぅ!?」
にこ「そうよ…合宿!」
驚く8人をよそに、にこは嬉々として続ける。
にこ「A-RISEのダブルオー、フリーダム、トールギスについて詳しく説明できるのは、3年生と花陽だけよね?」
穂乃果「え…」
海未「確かに…敵のことは知っておいて損はないでしょう…」
にこ「根本的にガンダムの知識量が足らないのよ、あんたたちは。
だから編成にも3年を入れざるを得なかったの」
ことり「そうかもしれないね…」
にこ「だから学びましょ!
学んだ上で決勝の編成を決定、純粋な腕だけじゃなく連携も考えてガンプラを強化、改造する…
そしたらあとは練習あるのみよ!」
凛「こうなったらにこちゃんは止まらないにゃ…」
真姫「…もしかして、うち、来るつもり…?」
翌日。
真姫の家の前に集まるμ'sの姿があった。
真姫「やっぱりね…」
ため息をつく真姫。
花陽「学校はあるし…結局真姫ちゃんの家になっちゃったね」
にこ「システムはあるしなんの問題もないわよ。
さ、まずは敵の3機について教えるわよ!」
対照的に意気揚々と話を進めるにこ。
絵里「OZ-00MS、トールギス。
恵令奈さんが乗ってる唯一のガンダムタイプじゃないMSね」
ガンダムWのトールギスの映像を流しつつ絵里が説明する。
絵里「武装にはビームサーベルなどのオーソドックスなものから、準決勝で狙撃を見せたドーバーガンまで、多様な戦況に対応できるものを持っているわ。」
穂乃果「あのモヒカンが飛ぶのかな…!?」
絵里「ふふっ、モヒカンは飛ばないわよ、特徴的ではあるけどね。
中でも注意しなければいけないのは、背中に背負うような形で装着されているスーパーバーニア。
作中ではパイロットのゼクスが''殺人的な加速''と言い表すほどピーキーながら爆発的な加速力を内包しているわ。
パイロットがGを受けないガンプラバトルでは、操縦技術さえあれば恐ろしいほどの強みになる」
海未「…分かりやすく、私たちにわかる例えはありませんか?」
海未の疑問に一考し、しばらくして口を開いた絵里は言った。
絵里「平地で変形した凛のガイアと競争したら楽に向こうが勝つでしょうね」
凛「にゃ…!?」
花陽「トールギスは高性能過ぎたゆえに使われなかったと言われるMS…
侮ったら貴方、死にますよ!
遊びでやってるんじゃないんです!」
不意にいきり立った花陽を見て凛が困惑する。
凛「かよちんが…壊れたにゃ…」
にこ「ガノタってのはこういうもんなの。
絵里、続けて」
絵里「え、ええ…
対抗策としてはこちらもスピードで対抗…と言いたいところだけど、重装甲での防御固め戦法もアリだと思うわ。
例えばだけど…真姫のルージュなんかは改造しやすいんじゃないかしら」
真姫「ヴェェエ!?私!?」
絵里「あくまで提案にすぎないし、それは後で話し合いましょ。
じゃあ希、次頼むわ」
トールギスの説明を終えた絵里が疲れた様子で席につくと、交代で希が席を立ち、前に出た。
希「はーい♪
うちが説明するのは、ZGMF-X10A フリーダムガンダムや!」
映像がガンダムSEEDのものに切り替わり、アークエンジェルの艦橋に迫ったジンの銃を撃ち落とすフリーダムが映された。
ことり「かっこいい~…!」
希「このフリーダムガンダムはな、細身なフォルムの中にいっぱい武器を仕込んどるんや。
一番威力が大きいのは、準決勝でも使っとったバラエーナ・プラズマ収束ビーム砲やんな。」
赤と白の特徴的なカラーリングのビームを発射するフリーダムが画面に映された。
希「そしてもうひとつ…
使っとらんかったけどウチらが懸念してるのがこれやん。」
バラエーナにクスィフィアス、ビームライフルに至るまでの武装を全展開し、敵軍に向けて一斉射撃を行うフリーダムの映像が流れる。
花陽「ハイマット・フルバースト…!
背中のウイングを展開、高空機動戦モードになったフリーダムが全火器を展開して敵軍を一掃する、作中でも絶大な威力を誇った攻撃です!」
また不意に花陽が興奮ぎみに言う。
真姫「花陽…あんたキャラ変わってるわよ」
花陽「何言ってるの真姫ちゃん!ガンダム好きならみんなこうだよ!
俺がガンダムだ…!だよ!」
凛「…凛、このかよちんは苦手にゃ…」
苦笑いしたメンバーたちを尻目に、希が続けた。
希「花陽ちゃんの説明の通り、フルバーストは食らったら大ダメージは免れない。
注意やね。」
海未「できたらこちらも対抗策を…」
焦る海未を諌めながら、希は続けた。
希「わかっとるって海未ちゃん。
もし発射されるのがビームだけなら、えりちのアカツキのヤタノカガミでもええんやけど…
レールガンは防げんから、避けの技術が必要になるんや。
一歩下がって戦うのもアリやんな。
または…前に出れば撃つ隙を与えずに済む。
ウチの意見に過ぎないけど、にこっちのユにこーンが一番両方できると思うで!」
急に名前を出されたにこがたじろぎ、急いで取り繕う。
にこ「あったり前でしょぉ!
にこにお任せ♪って感じ?」
しばしの沈黙が場を包んだのは言うまでもない。
凛「…やっぱりちょっと寒くないかにゃ?」
花陽「にこちゃん…ガンダムの台詞を使えないなんて貴女はまだ…未熟!」
にこ「うっさいわねぇ!!
ハナベル・ガトーは黙ってなさいよ!!」
花陽「さすがにこちゃん♪
つっこみは完璧だね!」
にこ「''は''ってなによ''は''って!!!
ったく、ようやく私の出番ね」
呆れ気味に席を立ったにこが希と交代して、映像をガンダムOOのものに切り替える。
にこ「GN-0000 ダブルオーガンダム。
この前の試合でも見たでしょうけど、GNドライヴ2つの接続、ツインドライヴシステムにより高い出力を誇るわ。
1回戦で戦ったヴァーチェもGNドライヴの搭載機だけど、別物と言っても過言ではない性能差よ。」
穂乃果「あれ?
でも止まってる…?」
映像を見ていた穂乃果が、システムダウンして海に落下するダブルオーを見て言う。
にこ「本編で作られたダブルオーは、実はギリギリまで使える状態ではなかったの。
GNドライヴを2つ、1機の機体に搭載する…
それは予想以上に難しい作業だったの」
ことり「あ、この前の!」
トランザムでドライヴの同調率を安定ラインまで引き上げて出撃するダブルオーのシーンが流れる。
にこ「こんな風に序盤は、トランザムを利用しないと動きすらしないことがあった…
さっきの行動停止もそれが原因ね。
でも、これを見て」
切り替わった映像に、ダブルオーとオーライザーが合体するシーンが映し出された。
海未「これは…合体…?」
にこ「ドライヴの安定に確実性を持たせるために、開発中だった支援機のGNR-010 オーライザーにその機能を付加することで、ダブルオーの真の力を発揮させることに成功したの。」
花陽「完璧なる姿となったダブルオーガンダムは、''ダブルオーライザー''と呼称され、既に高水準だった性能を限界まで引き上げることに成功しました…
劇中では『ガンダムを越えたガンダム』とすら呼ばれていたんです!
目覚めてくれダブルオー…ここにはOガンダムとエクシアと…俺がいる!」
凛「かよちん…帰ってくるにゃぁ…」
相変わらずのテンションの花陽に凛は珍しく疲れぎみだ。
にこ「準決勝で見せたトランザムも、ダブルオーライザーになることで比にならない出力を発揮するわ。
…懸念すべきは、相手がライザーを装着してくること」
全員が口を閉ざす。
しばらくすると、一人一人が口々に呟き始めた。
海未「ダブルオーガンダムの状態で、私たちが黙ってしまうほど強かったのに…」
ことり「更に強くなるなんて…」
真姫「…あれを越える方法…」
凛「どうすればいいにゃ…」
花陽「…人間だけが、神をもつ」
花陽の一言で、場が一瞬静まる。
海未「花陽…?」
花陽「可能性という名の、内なる神を…
ね、にこちゃん」
にこ「ええ…にこのユにこーンは可能性の獣…
負けるつもりで行ったら負けるわ!その為にここまで来たのかしら!?」
声を大にして叫ぶにこ。
絵里「まさか、それならもう今頃こんなところにいないわよ
ね?希」
希「えりちの言う通りや♪
ウチらは負けるために戦ってきたんやない!」
穂乃果「…そうだね。
うん…そうだよ!」
穂乃果が言い聞かせるかのように呟く。
穂乃果「だって、可能性感じたんだ」
海未「…そうだ、進め」
ことり「後悔したくない、目の前に」
全員『僕らの道がある…!!』
にこ「よーっし!相手の性能がわかったら次は編成よーっ!!」
決意も新たに9人は、今度は円卓に座って会議を始めた。
にこ「まず各員のガンプラとこなせる立場の確認からよ!
前衛向きなのは穂乃果のゴッドガンダム、海未のグフカスタム、凛のガイアってとこかしら。
後衛向きなのはことりのバスターと花陽のガナーザクウォーリア。
両方こなせそうなのは3年のユにこーン、アカツキ、キュベレイMk-Ⅱ、そして真姫のルージュね」
絵里「敵の個々の能力の高さがわかった以上、こっちはチームワークでのカバーが必至…
各所から1人ずつの選定としたいわね」
希「みんなに意見聞いてみよか?」
穂乃果「はいはい!!意見あります!!」
意気揚々と手をあげた穂乃果がそのまま喋り始めた。
穂乃果「さっき名前の上がった真姫ちゃんとにこちゃんがどう思ってるのか知りたいなって!」
海未「確かにそうですね、聞いておいて損はないでしょう」
穂乃果の意見に海未も賛成の様子だ。
花陽「真姫ちゃん!にこちゃん!どうなの!?」
真姫「ヴェェェ!?
…ま、まあ私はやってもいいけど…
まだまだ、バトルには自信ないし…」
ことり「にこちゃんは?」
にこ「私ももちろんやる気はあるわよ。
ただ…真姫と立場が被るわ」
花陽「その事なんだけど…
これでなんとかならないかな?」
花陽が取り出したのは、HGCE ストライクルージュには付属していないはずのオオトリバックパックだった。
凛「悔しいけど真姫ちゃん、1年生じゃ一番操縦上手いから…
頑張ってかよちんと作ってみたにゃ」
真姫「花陽…凛…。」
希「にこっちも、はいっ」
にこ「な、なによこれ…!」
続いて希も、バズーカと白いタンクが目立つ武器を取り出す。
希「ユニコーンのフルアーマー装備やん。
大丈夫、にこっちのユにこーンには無改造で取り付けられるようにしてあるで!」
絵里「さすがに骨のおれる作業だったわ…
クオリティは申し分ないはずよ」
希「にこっち、気張り!」
にこ「あ、あんたたち…!
真姫!」
真姫「ええ!やるしかないわ!
やってやるわよ!」
自信のなさげだった二人は 、絵里と希に、そして花陽と凛に背中を押され、にこと真姫は出場を決意する。
絵里「作った甲斐があるわね…」
凛「かよちんに教えてもらいながらやったけど、難しかったにゃ…」
両方とも大会に備え、自分達のガンプラも整備し、バトルの練習もした上に作ったとは思えないクオリティの出来映えだった。
ことり「となると最後の一人は…」
海未「やはり…」
二人の言葉を皮切りに、全員が一人を見つめた。
穂乃果「えっ、わ、私!?」
たじろぐ穂乃果の目を見つめ、海未が言う。
海未「穂乃果。あなたは確かに強いとは言えないでしょう。
操縦は真姫の方が上手いでしょうし、ガンプラの製作技術なんてただ組める程度のものです。
でも…あなたは言葉では言い表せない可能性を見せてくれる」
ことり「ガンプラに出会えたのも、スクールアイドルに出会えたのも、穂乃果ちゃんのおかげだったよね。
なら、このまま私たちを導いて!
…はい、これ。
私たちの未熟な技術じゃ、こんなものしか作れなかったけど。」
ことりが手渡したのは、ゴッドガンダムのサイドアーマーに装備できるよう改造されたVガンダムの扇形ビームサーベルだった。
海未「私とことりで、作ってみました。
展開すると右のものは紫、桃色、水色」
ことり「左のは赤、黄色、黄緑のビーム光が展開されるようになってるの。」
穂乃果「それって…!」
感づいた穂乃果の言葉を遮るように、希が口を開いた。
希「あれぇ?えりち~。
もう一個作ったのどこやっけぇ?」
続いて花陽も。
花陽「あれぇ…?
入れてきたよね…?」
程なくして、二人が取り出したのは、それぞれ青、白に塗装が施されたゴッドガンダムの腕甲だった。
希「μ'sが揃わないなんて…寂しいやん?」
花陽「実は一番気を付けて作業したんだよ?
ふふっ」
海未とことりが目に涙を浮かべる。
海未「…私たちは心だけ連れていって貰えればと思っていましたが…」
ことり「お見通しだったって訳だね…!!」
渡され、取り付けられたパーツで、穂乃果のゴッドガンダムにμ's9人の思いが乗せられた。
穂乃果「…よぉーーーーーーーしっ!!!!!!」
穂乃果が気合いをいれて言う。
穂乃果「みんなの思い…伝わった!!
私のゴッドガンダム…私の手に、みんなの思いが乗せられてるってわかった!
やろう!真姫ちゃん!にこちゃんも!」
真姫「…決まりね」
にこ「メンバーは決まったし…練習あるのみよ!」
にこだけが泣きそうな顔をしていたのは秘密だ。
そして1週間があっという間に過ぎ去った。
9人はUTX学園の下に集まっていた。
花陽「ついに決勝です…!」
凛「凛も緊張するにゃ…!
海未「…本当に、決勝まで来れたのですね。」
ことり「未だに信じられないね…!」
絵里「頑張るのよ、3人とも!」
希「ウチらも気持ちは一緒やで!」
真姫「二人とも、心の準備は?」
にこ「やることはやってきたわ。
あとは怖じ気付いたらダメ。」
穂乃果「楽しもう!みんなで!」
ツバサ「…来たわね」
エレベーターが開き、UTXの屋上にμ'sとA-RISEが集う。
恵令奈「…ついにか。
μ's、よろしく頼む」
真姫「ええ。こちらこそ」
あんじゅ「私たち、楽しみにしてたのよ。
タツヤお兄様もね」
にこ「お兄様って…
め、メイジンのことぉ!?」
あんじゅ「実際はいとこだけどね…
ふふっ」
ツバサ「高坂穂乃果さん…
この決勝にたどり着くまでの時間を、どう感じたかしら?」
穂乃果「…楽しかったよ。
あっという間だった…。
μ'sの9人、みんなで来れたから」
ふっと穂乃果が笑顔をこぼす。
応じるかのようにツバサもふっと笑った。
ツバサ「お互い、悔いのない勝負をしましょう。
勝っても負けても、決勝なんだから」
穂乃果「…うんっ!」
予告通り、メイジンもいない屋上ステージは静まり返っていた。
UTXの下から聞こえる歓声も、今は遥か遠くから響いているように感じる。
3人と3人が、ステージを挟んで向かい合った。
Beginning plavsky particul dispersal…
メイジン「サイは投げられた…
勝利の女神はどちらに微笑むかな」
UTXの教室でLIVE映像を眺めるメイジンが呟いた。
Please set your GUNPLA…
恵令奈「統堂恵令奈、トールギスウォーズ」
真姫「西木野真姫!オオトリストライクルージュ!」
あんじゅ「優木あんじゅ、フリーダムガンダムショック」
にこ「矢澤にこ!フルアーマーユ【にこ】ーンガンダム!」
ツバサ「綺羅ツバサ、ダブルオーガンダムライズ」
穂乃果「高坂穂乃果!ゴッドガンダム!!」
6人『出ます!!!!!』
次回
#11 勝と負の狭間で
に、続く…!
いかがでしたでしょうか!
物語もついに佳境…果たして決勝の勝敗は!?
できるだけ早く仕上げたいと思っております!
では!