ラブライブ!×ガンダムビルドファイターズ   作:ませな

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全国大会本戦、1回戦が幕を開けます!
今回はバトル回となっております!

ではどうぞ!


2期#5『地を踏みしめる衝動』

《前回のラブライブ!》デンッ!

テレテッテッテッテッテー

 

凛「ついに幕を開けた全国大会!

本戦への出場権を賭けた試合、μ'sは海未ちゃん、絵里ちゃん、かよちんの3人で見事勝利!

 

本戦1回戦…いっくにゃぁー!!!」

 

 

 

 

 

 

2期#5 地を踏みしめる衝動

 

 

 

 

 

組み合わせ発表と本戦出場決定戦が終了し、μ'sは一息ついていた。

 

本戦は翌日からのスタートとなる。

 

 

 

 

花陽「ついに明日からは全国の本戦…

私たちは勝ち残れるんでしょうか…」

 

花陽が少し不安そうにしていると、凛が駆け寄ってきた。

 

凛「かーよちん♪大丈夫にゃ!

凛も真姫ちゃんもついてるにゃ!」

 

花陽「凛ちゃん…

 

そうだよね、みんなでガンプラも作ったし、きっと勝てるよね!」

 

凛「そうにゃーっ!!」

 

 

 

 

 

 

全国に向けたガンプラを、学年毎に作ったのには理由があった。

 

共に作り、改造する…

それによりメンバーの機体特性を知ることができる。

さらにそれを知ることにより、連携や作戦の幅が広くなるのだ。

 

そして、学年毎であれば一番気心の知れた仲。

試合でも100%の力が発揮できるとそれぞれが考えたのだった。

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

 

選抜された15チームにガンプラ学園を加え、今度は本戦のトーナメント抽選が行われるのであった。

 

 

 

 

 

 

ミライ「ここに立っている16チームの皆様、本戦出場おめでとうございます!

これより、本戦トーナメントの組み合わせ抽選を開始いたします!」

 

 

昨日に引き続き、再びミライがステージに立って組み合わせ抽選が始まった。

 

 

 

 

 

 

にこ「ほら、誰か行きなさいよ!」

 

にこはまた躊躇っている。

 

穂乃果「にこちゃん!」

 

穂乃果はにやっと笑って親指を立てる。

 

他のメンバーも同意見なのか、くすくす笑ったり、頷いたりしながらにこを見つめていた。

 

 

 

にこ「…わぁかったわよぉ!!!!!」

 

 

 

例によってにこが引くことになったのは言うまでもなかった。

 

 

 

 

 

 

 

真姫「やってくれたわね…」

 

希「さすがにこっちやんなぁ…」

 

凛「逆にすごいにゃ…」

 

ことり「責任重大だね…」

 

絵里「どうだこうだ言っても仕方ないのはわかってるけど…」

 

花陽「一番最初の試合って…」

 

 

にこ「うるさいわねぇ!!!!だぁからにこは譲るって言ったのよ!!!にこのせいじゃないし!!!」

 

 

さっきまでのメンバーの微笑ましい雰囲気は一瞬で逆転したのだった。

 

 

 

穂乃果「まあまあ、悪いことばっかりじゃないみたいよ?

ほら、見て?」

 

 

 

穂乃果はトーナメント表を指差しながら言った。

 

 

 

 

全8試合ある1回戦のうち、μ'sは言うまでもなく第1試合、聖鳳学園は第4試合、ガンプラ学園は第6試合、A-RISEは第8試合であった。

 

 

 

穂乃果「私たちとA-RISE…

勝ち残れば、戦うのは決勝でしょ?

それに準決勝には聖鳳学園もいる…。

これ以上にない、いい組み合わせだって穂乃果は思うな!」

 

穂乃果の先を見据えた意見に、メンバーは少し落ち着きを取り戻したようだった。

 

 

 

海未「穂乃果の言う通りです。

さあ、重要な1回戦ですよ!」

 

 

 

海未の掛け声で、メンバーたちは控え室へと戻ってそれぞれ作業を始めたのだった。

 

 

 

 

 

 

数時間後。

 

1回戦開始10分前のアナウンスが流れた。

 

 

 

1回戦のメンバーは1年生であった。

 

 

 

 

凛「かよちん、真姫ちゃん、頑張ろう!」

 

真姫「ええ、やってやりましょ!」

 

花陽「今回は私が指揮役だけど…

焦ってどうしようもなくなっちゃうかもしれない…

 

そうしたら…」

 

 

凛「かよちん!!」

 

 

自信なさげな花陽を、凛が一喝する。

 

 

凛「みんなで作ったガンプラも、みんなで立てた作戦もある…

 

大丈夫にゃ!!」

 

真姫「花陽、指揮頼むわよ!」

 

花陽「二人とも…

 

 

うん、頑張ろう!」

 

 

 

 

 

 

 

メイジン「只今より!ガンプラバトル全国大会、高校生以下の部の全国大会本戦を開始する!!!」

 

ワァァァァーーーーッ!!!!

 

 

メイジンの登場で一気に沸いた観衆が、会場の熱気を上げていく。

 

 

 

メイジン「では早速1回戦第1試合!

 

東京代表、音ノ木坂学園・μ's対!

神奈川代表、本牧学園・チームグレートKのバトルを開始する!!

 

 

選手はシステムへ!」

 

 

 

 

 

 

「っくっふふ…

初っぱなで俺に当たるたぁ不運だなぁ、スクールアイドルさんよぉ?」

 

不適な笑みを浮かべて歩いてくるのは、傘下のような男を二人引き連れ、すこし長めのウェーブのかかった髪を携えた男だった。

 

 

「この俺、カリマ・ケイ様の機体にかかりゃ…

お遊びのガンプラなんざぁ粉々にしてやるぜ!」

 

 

 

 

 

 

Beginning plavsky particul dispersal…

 

 

花陽「凛ちゃん、真姫ちゃん、くれぐれも焦らずに…

 

そして、諦めないで!」

 

凛「了解にゃ!」

 

真姫「あったり前でしょぉ!」

 

 

Please set your GUNPLA…

 

 

 

 

花陽「小泉花陽、ガンダムDX!」

 

凛「星空凛、ニャイアインパルスガンダム!」

 

真姫「西木野真姫、パーフェクトストライクルージュ!」

 

3人「出ます!」

 

 

カリマ「チーム・グレートK、出るぜぇ!」

 

 

BATTLE START

 

 

 

 

 

 

Field・10

city

 

 

 

真姫「街ステージね…

可もなく不可もなく、ってところかしら」

 

花陽「…ここは…

 

ホンコン・シティ…?」

 

凛「にゃ?」

 

花陽「ホンコン・シティは機動戦士Zガンダムに登場した街で…

この街では…!」

 

 

花陽が説明を始めた瞬間、地響きが3人を襲った。

 

 

真姫「な、なによ…!?

地震!?」

 

 

花陽「…おあつらえ向きのステージ、だったみたいですね…」

 

 

 

花陽がいち早く地響きの元、振動の伝わってきた方向を見やると、そこには3人の機体の倍ほどの大きさもあるガンダムが立っていた。

 

 

カリマ「こいつが俺の…!

フルバースト・サイコ・ガンダムだぁ!!!」

 

 

 

 

 

フルバースト・サイコ・ガンダム…

本編には登場せず、もしも…という設定でのみ存在する機体ではあるものの、強力な装備を備えたサイコ・ガンダムに、ハロ型のファンネルと大型のビームキャノンを携えたその姿は、その巨大な体躯も相まって、ガンプラに乗り込んでいるのにさらにこちらを上から見下ろす黒き巨人のようにも見える。

 

 

花陽「サイコ・ガンダム…

フルバーストに改造済みでカラーリングまで変更してあるとは…

 

敵は手練れみたい…!」

 

凛「かよちん、相変わらず意味わからないこと言うにゃ…」

 

ガンダムについてほぼ知らない凛は相変わらず頭の上に?マークを浮かべている。

 

 

 

 

カリマ「ぼさっとしてんじゃねぇ!!いけぇ!!!サイコ・ハロ・ファンネルぅ!!!!」

 

 

本来は緑色のカラーリングであるハロ・ファンネルが黒に赤い目の光るサイコ・ハロカラーに塗装されていた。

 

そして大量に射出されたファンネルが、3人を囲むように迫る。

 

 

 

凛「へっへへ~…

 

 

変形にゃぁ!」

 

凛がにやりと笑いながら変形操作を行うと、インパルスの下半身がバックパックと連動し変形、さながら上半身を後部に移動させたケンタウルスのような様相となった。

 

 

凛「ニャイアインパルス奥義!

凛タウルス!!」

 

 

 

 

 

当人は大いに真面目なのだが、インパルスの中途半端な見た目と重なりなんともいえない空気が会場に広がる。

 

 

 

凛「にゃぁぁぁぁーーーーーっ!!!!」

 

凛はそんなこと知るよしもなく、両手にヴァジュラビームサーベルを握り、ハロ・ファンネルを飛び回りながら次々と撃破していく。

 

 

カリマ「…!

思ったよりできるじゃぁねぇか!!

おもしれぇ、避けてみやがれ!」

 

カリマは焦りの欠片すら見せずに笑い、サイコ・ガンダムの両手を前に突きだした。

 

カリマ「バーストォ!!」

 

カリマが叫ぶと、サイコ・ガンダムの指先と胸から腰にかけて装備されているメガ粒子砲が凛を狙った。

 

 

凛「にゃっ!?」

 

気づいた凛が得意の反射神経で華麗に避けて見せる。

 

 

凛「甘いにゃっ!」

 

カリマ「…どっちがぁ!

 

フル・バーストォ!!!!」

 

カリマが再び叫ぶと、先程のメガ粒子砲に加え肩のキャノンが発射された。

 

凛「…!?

当たるっ…!?」

 

 

花陽「凛ちゃん!

下がって!」

 

凛「かよちん!?」

 

花陽「ツインサテライトキャノンっ!

撃ちますっ!!!!」

 

目には目を、とでも言うのだろうか。

先を見越してサテライトキャノンのチャージをしていた花陽がビームキャノンのビームとサテライトキャノンを拮抗させる。

 

花陽「真姫ちゃん!」

 

真姫「了解よ!」

 

ビームを迂回してサイコ・ガンダムの背後に回り込んだ真姫が、シュベルトゲベールを構えて突っ込む。

 

真姫「食らいなさい!」

 

バーニアを吹かして肉薄したルージュを、何かが狙撃した。

 

 

カリマ「サイコ・ハロ・ファンネルの物量を甘く見るなぁ!!」

 

 

狙撃の主は、三角に陣形を組んだサイコ・ハロ・ファンネルだった。

 

真姫「っ…!

予想外だったっ…!」

 

カリマ「残念だったなぁ!!食らいな!!」

 

追加でサイコ・ガンダムのバックパックから放出されたファンネルが、ルージュのバックパックを損傷させた。

 

 

片方のバーニアに被弾しルージュはバランスを失い、半分転げながら地面に落下する。

 

凛「真姫ちゃんっ!?」

 

凛が心配げに呼び掛ける。

 

真姫「バックパックがやられたけど…

機体はまだ大丈夫。

最後にこれだけでもっ…!」

 

黒煙を上げるバックパックに手を伸ばし、アグニを掴んだルージュが、前方に砲口を向けてチャージを開始する。

 

 

真姫「行きなさいっ!!」

 

チャージされたアグニから、サイコ・ガンダムのバックパックに向けてビームが放たれた。

 

 

そして、見事に命中したように見えた…のだが。

 

 

 

花陽「真姫ちゃん、サイコ・ガンダムにビームはっ…」

 

 

 

 

カリマ「ご名答!

こいつにゃぁIフィールドが搭載されてんだよぉ!!」

 

 

無傷のままのサイコ・ガンダムが、煙の引いた戦場に佇んでいた。

 

真姫「う…そ…

 

きゃぁっ!」

 

アグニに負担をかけた影響で、真姫のバックパックが爆発し、ルージュの手元にはシュベルトゲベールだけが残された。

 

 

花陽「出力がっ…!」

 

ビームキャノンと拮抗していた花陽のサテライトキャノンも、徐々に威力が弱まっていく。

 

 

カリマ「ケッ!

やれる奴らかと一瞬思ったが…

所詮はお遊び集団かぁ!」

 

 

凛「…今、なんか言ったかにゃ?」

 

カリマ「スクールアイドルだなんだいってるお前らなんざ敵じゃねぇっつったんだよ!

精々ここまでこれたことを思い出にでもしなぁ!!」

 

凛「…許さない…

 

そうやって凛たちを、μ'sをバカにするなんて…

 

許さないにゃぁ!!!!」

 

凛が感情を露にして、ビームサーベル両手にサイコ・ガンダムに突っ込んでいく。

 

真姫「凛!

何やってるのよ!!」

 

花陽「凛ちゃん!!」

 

 

カリマ「おめぇみたいなのが一番バカなんだよ!

わざわざやられにきてんのかぁ!?」

 

 

カリマは弱まったサテライトキャノンと拮抗していたビームキャノンを一旦止め、射線を凛に向ける。

 

 

 

凛「凛はバカだよ…

 

でも、μ'sのみんなを…

大切な仲間を、バカにするなんて許せない!

 

にゃぁぁあぁああああっ!!!!!!」

 

 

 

四肢で地面を蹴り、大地に踏み込んだ衝動を亀裂として残したインパルスが、正面に向けられたビームキャノンに向けてビームサーベルを逆手で突き刺した。

 

 

凛「これが凛の…μ'sの想いにゃ!!」

 

 

カリマ「チッ…!

スピードだけはありやがる…!」

 

長時間の使用でビームキャノンのチャージが遅れていたのも幸いし、フルバースト・サイコ・ガンダムの肩のキャノンが爆発する。

 

 

凛「真姫ちゃん!

動けるにゃ!?」

 

真姫「いけるわ!」

 

凛「それを!」

 

真姫「…!

わかったわ!」

 

 

ビームキャノンを突き刺し、そのままサイコ・ガンダムの肩を踏み越えた凛のガイアインパルスが、真姫のルージュに迫っていた。

 

真姫「…託したわよ、リーダー」

 

凛「…!

 

 

…わかったにゃ!」

 

 

ルージュからシュベルトゲベールを受け取り、片方にビームサーベルを連結させたガイアインパルスは、今度はサイコ・ガンダムの股下を潜りながら両膝を損傷させた。

 

 

カリマ「捉えきれねぇっ…!?

さっきとはまるでちげぇぞ!?」

 

 

 

凛「これでっ!!」

 

 

シュベルトゲベールを突きだし、凛が突っ込もうとした瞬間のことだった。

 

 

 

 

カリマ「フッ…!

 

それ以上動いてみろ!

こいつらが消えることになるぜ!!」

 

凛「にゃっ…!?」

 

 

 

サテライトキャノンで粒子を使い尽くし、膝立ちになっている凛のDXと、背部の損傷でまともな武装の残っていない真姫のルージュを、サイコ・ハロ・ファンネルが囲んでいた。

 

 

 

カリマ「お仲間が惜しいなら変形を解きなぁ!」

 

凛「卑怯にゃ…!!」

 

凛は渋々変形を解き、インパルスの姿に戻る。

 

花陽「凛ちゃん!私はいいから!」

 

真姫「凛!勝てるのよ!今なら!」

 

 

凛「それじゃダメにゃ!!!」

 

 

凛が力強く叫んだ。

 

 

凛「かよちんも、真姫ちゃんも…

一緒に勝たなきゃっ…!」

 

 

カリマ「おーおー、美しい友情だなぁ!

 

…消えちまえ!!」

 

 

 

サイコ・ハロ・ファンネルと、サイコ・ガンダム本体のメガ粒子砲が一斉に発射された。

 

 

 

 

花陽「凛ちゃん…!

真姫ちゃ―――」

 

凛「!

 

かよち―――――――」

 

真姫「花陽――――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

戦場を、爆発と黒煙が包み込んだ。

 

 

エネルギーをほぼ使いきり、膝から崩れたサイコ・ガンダムの目は、まだ光っていた。

 

 

 

 

カリマ「ハッハッハッハッハッハ!!!!!!

バカな連中だったぜ!

お陰で助かったがなぁ!!!」

 

 

真姫「…誰が!」

 

花陽「バカ…なんて…!」

 

 

 

カリマ「何っ!?」

 

 

真姫のルージュが両手にアーマーシュナイダーを持ち、ハロ・ファンネルを

串刺しにしていた。

 

花陽にDXは、倒れてはいるもののバックパックそのもの

を失っている。

 

 

 

凛「…っへっへーん、凛も撃てるもんね!」

 

カリマ「…なん…だって…!?」

 

 

 

片腕とガイアシルエットを失った凛のインパルスが、花陽のツインサテライトキャノンを背中に装備し、チャージを開始していた。

 

 

凛「かよちんの咄嗟の通信と作戦のお陰で…

凛たちの勝ちにゃ!!」

 

カリマ「くっ…!!!」

 

 

花陽「凛ちゃん!!!」

 

真姫「決めなさいよ!!」

 

 

凛「チャージ完了!

 

 

かよちん、真姫ちゃん!

いくよ…

 

 

ツインサテライトキャノンっ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

凛のインパルスの発射したサテライトキャノンは橙色に輝き、サイコ・ガンダムの膝から上を焼き払ったのだった。

 

 

 

 

 

BATTLE END

 

 

 

 

 

 

次回 2期#6

3本の角、9人の戦い

に、続く!




いかがでしたでしょうか!

大会が進むにつれて、物語は少しずつ終わりへと向かっていきます。
次回もよろしくお願いします!


では!
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