ラブライブ!×ガンダムビルドファイターズ   作:ませな

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ラ!×ガンダムBF、2話目です。
8話までは早めに投稿していきます。


#2『初めてのバトル』

《前回のラブライブ!》デンッ!

テレテッテッテッテッテー

穂乃果「ひょんなことからガンプラに興味を持った私たち。

なにがなんだかわからないままに始めたら、そこには無限に広がる夢のバトルシステムが広がっていて…??」

 

 

#2 初めてのバトル

 

 

3人『出ます!!』

 

 

Field・1

ground

 

 

穂乃果達がフィールドに入って最初に目に飛び込んできたのは、まるでその場に存在しているかのようなリアルな荒野の風景だった。

 

 

穂乃果「すごいよこれ!!本物みたい!!」

 

ことり「空も木も、砂まで…まるでその場所に来たみたい!」

 

海未「2人とも浮かれないでください!

練習しますよ!」

 

 

海未が声をかけると、店員が口を開いた。

 

店員「皆さんの両手近くにに黄色い球体が浮かんでいますよね?

それでガンプラを操縦します!」

 

3人が各々目を向けると、確かにバスケットボールより少し大きいくらいの球体が浮かんでいる。

 

 

穂乃果「んしょっと…」

 

球体に手をのせた穂乃果が右手を前に動かすと、ゴッドガンダムがおぼつかない動きで歩き始めた。

 

穂乃果「歩いた!」

 

店員「その調子です!

両方の球体の動きでガンプラそのものを動かす、これは全ての機体に通ずることです。

自作したガンプラも、動けないようでは宝の持ち腐れですからね」

 

ことり「わぁ!私のも動いたよ!」

 

海未「私のも問題ないようです…

さすが私のグフカスタム!」

 

 

 

意外なことに3人とも吸収が早く、しばらく経つと全員が走れるまでになっていた。

 

 

穂乃果「フッフッフ…

私を捕まえてみろぉ!!」

 

ことり「穂乃果ちゃん早いよぉ~…」

 

海未「負けません!!」

 

 

こんな調子で操作に慣れてくると、店員は次の説明を始めた。

 

店員「両手を捻るとそれぞれの武器などが表示されます。

今のままでは持っているだけの状態なので、実際選択して使ってみましょう!」

 

 

海未「やはりグフカスタムはヒート・サーベルという剣とガトリング・シールドが主な装備のようですね…」

 

ことり「バスターガンダムは2種類銃を背負ってるみたい、合体させて1本にもできるんだ!」

 

穂乃果「…」

 

 

海未とことりは順当に習得したが、穂乃果は黙ったままだ。

 

ことり「穂乃果ちゃん?

どうしたの?」

 

穂乃果「…私のがない!!」

 

海未「ない…?」

 

穂乃果「私のゴッドガンダム…ビームサーベル1種類しかないよ!!」

 

どうやら穂乃果は自分の装備が少ないことに怒っているらしい。

 

すると店員がまた口を開いた。

 

店員「逆の手も確認してみるといいですよ!」

 

 

穂乃果「逆…あっ!」

 

展開されたスロットルには格闘やゴッドシャドウに加え、SPと書かれた武装もあった。

 

穂乃果「あったけど…このSPってやつなんだろ?」

 

海未「私のにはないみたいです…」

 

ことり「わたしのもないや…」

 

店員「その装備については後程説明しますよ。

 

では実践といきましょう!

 

 

店員がバトルシステムを操作すると、CPU専用MS「モック」が数体現れ、走る、ホバーで移動する、飛び回るなどの方法で動きまわり始めた。

 

店員「これはモックと言って、コンピューターが操作するMSです。

今は攻撃してこない設定なので、思い思いに戦ってみてください!」

 

3人「はい!」

 

 

 

 

上空を飛ぶモックをバスターのライフルで狙うことり。

ことり「…思ったより当たらない…

こっちなら!」

 

通常のビームライフルでは命中させるのが難しいと悟ったことりは、すぐさまスロットルを展開し実弾ライフルに散弾を装備、広い範囲を一挙に撃つことで撃墜に成功する。

 

ことり「やった!」

 

初の撃破に年相応の笑顔を見せるが、初戦とは思えない 手捌きであったのは誰の目にも確かだった。

 

 

 

 

海未「…そこですっ!」

 

次の瞬間、グフカスタムのモノアイがぎらりと光ったと思うと、目の前にいたモックは左右真っ二つに切られていた。

 

間髪いれずに中距離に見えた次のモックを、今度はガトリング・シールドで撃破する。

 

海未「…まだ少し動きに無駄がありますね。

鍛練あるのみです。」

 

海未は弓道で鍛えた揺るがない集中力を活かして、敵を連続で撃破した。

 

 

穂乃果「…えいっ!」

 

ゴッドガンダムの得意分野、格闘で殴りかかる穂乃果。

しかし思うようにヒットせず、空振りが続く。

 

穂乃果「当たらない…

そうだ!」

 

穂乃果はスロットルを開くと、ビームサーベルを選択して腰から2本取り出した。

 

穂乃果「…これなら!!」

 

するとどうだろう、まるでダンスするかのような足取りで次々モックを撃破していく。

 

海未「穂乃果…!?」

 

ことり「穂乃果ちゃん…すごい!」

 

穂乃果「日々の練習のお陰だよ!

これで最後だぁ!!!」

 

最後のモックをX字に切り裂くと、新たにモックが現れる。

 

 

店員「次は敵が攻撃してきます!

注意して戦ってください!」

 

 

 

そう店員が言い終わった直後のことだった。

 

新たに現れたモックが一瞬で爆発四散し、燃え上がった炎の中にモックとは違うシルエットの機体が浮かび上がった。

 

 

穂乃果「なに!?穂乃果なにもしてないよ!?」

 

海未「私だって動いてすらいません…!」

 

ことり「あの新しい機体の仕業なの…?」

 

 

炎の中で光る紅い双眸。

体の各部に丸みを帯びた特徴的なフォルム。

周辺にぴたりと纏うファンネル。

 

 

店員「皆さん…乱入者です。

 

設定から外していた筈なのに…

 

ともかくあの機体はキュベレイMk-Ⅱ。ファンネルでのオールレンジ攻撃を得意とします。

幸いダメージレベルはC…あまりに早いですが、実戦です。」

 

炎が引いてきたフィールドで、漸く敵の姿が露になる。

 

妖しい、艶やかな紫を纏ったキュベレイが、右手をかざした瞬間、キュベレイの回りを浮遊していたファンネルが急速で穂乃果たちを襲った。

 

 

海未「…はぁっ!!」

 

居合斬りの要領で、海未の目の前に飛来したファンネルを斬り伏せる海未。

しかしファンネルはひとつではない。

グフカスタムの両足、膝関節ギリギリまで接近したファンネルが発射されると、海未のグフカスタムは成す術なく仰向けに倒れ込んだ。

 

海未「関節をっ…!?

…これでは動けない!!

 

あ!ことり!後ろです!!」

 

ことり「えっ!?」

 

海未の声にことりが気づいたときにはすでに遅く、バスターの肝である二本のランチャーに加え肘の関節もファンネルの集中放火を食らって溶けてしまう。

 

ことり「これじゃあ何もできないよ…!」

 

穂乃果「…私に任せて、海未ちゃん、ことりちゃん。」

 

 

海未「穂乃果!?」

 

ことり「穂乃果ちゃん…?」

 

 

穂乃果「私、自信なんてないけどさ…

やっぱりきっと、やらなきゃ後悔すると思うんだ。」

 

サーベルを納刀し、再び拳を握りしめたゴッドガンダムが、次第に金色の光を発してゆく。

 

 

穂乃果「私たち、まだガンプラ始めたばっかりだけど…

でもせっかくの初めての戦いだもん。

 

初めてのライブのときもそうだった。

あのとき…諦めないで歌ったから、今の私たちがあるって、私はそう思う。

 

だから私、戦うよ。」

 

海未「…そうですね。

穂乃果の判断はいつも…

後悔しないための選択でした。」

 

ことり「穂乃果ちゃんの言う通りだね。

…頑張って!穂乃果ちゃん!」

 

残された足でファンネルをひとつ蹴飛ばしたことり。

 

海未は倒れながらもガトリング・シールドでファンネルを数機撃破した。

 

海未「私たちにできるのはここまでです、頼みましたよ、穂乃果。」

 

ことり「行って、穂乃果ちゃん!」

 

 

穂乃果「ありがとう、二人とも!」

 

2人の声を受け、ゴッドガンダムの全身がついに金色の光に包まれる。

同時に背中のバインダーが開き、日輪のごとき光輪が生じたかと思うと、次の瞬間ゴッドガンダムはキュベレイに向かって駆け出していた。

 

穂乃果「いけっ!」

 

ゴッドガンダムが右手を勢いよく振りかざすと、拳の形をした衝撃波が発射された。

 

「…!?」

 

敵は一瞬たじろぎを見せたが難なくそれを避けて見せる。

 

穂乃果「まだっ!!」

 

敵のスピードを遥かに上回るスピードで穂乃果のゴッドガンダムがキュベレイに肉薄したかと思うと、ゴッドガンダムの右手がオレンジ色に輝いてゆく。

 

穂乃果「いけぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

右手が真っ直ぐキュベレイに伸びる。

あと少し…

 

届け…!!!

 

 

 

 

 

しかしそれは届かず、別角度からの攻撃を受けたゴッドガンダムは地面に投げ出された。

 

 

別の機体が邪魔をしたのだ。

 

穂乃果「…勝てるって、思ったのに…」

 

ファンネルかとも考えたが、地面から上を見上げた時に穂乃果は間違いだと気づく。

 

海未「新手だなんて…!」

 

ことり「あの1機でも勝てるかわからないのに…!」

 

 

新手の機体は、背中に翼のようなバックパックを装備し、目が青く輝くガンダムタイプであった。

なにより機体色は金色で、システム内の日光を浴びてきらびやかに光っている姿は敵ながらに美しさを感じさせる。

 

穂乃果「…勝てないの…?

もう動けないの…?」

 

 

 

 

 

 

「…今回は私たちの負けかしらね。」

 

「そやね。ふふ」

 

不意に3人の通信に敵の通信が聞こえた。

それも聞き覚えのある、知っている声が。

 

 

「穂乃果、海未、ことり。

貴方たちはよくやったわ…

初陣にも関わらずこっちが押されるなんてね。

私が出る気はなかったのだけど」

 

「ウチのキュベレイどーやった?

なかなか格好いい登場の仕方やと思ったんやけどなぁ…」

 

 

3人「…え?」

 

 

 

 

「気づくのが遅いわね、このアカツキに乗ってるのは私、絵里よ」

 

「こっちのキュベレイはウチ、東條希やで♪」

 

3人「うぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

希「____と、言うわけでな」

 

絵里「貴方たちがガンプラに興味を持ったって聞いて、急いで店員さんにお願いしたのよ?」

 

店員「お二人はよくうちの店に来てくれるんですよ。

こちらも常連さんの頼みは聞き入れたいですしね!」

 

海未「希と…」

 

ことり「絵里ちゃんが…」

 

 

穂乃果「ガンプラ好きだったなんて…!!」

 

驚きを隠せない3人に、希が付け足す。

 

希「ただ好きなわけやないで?

作って戦う…ビルドファイター、やな!」

 

絵里「3人とも、μ'sの練習の合間にガンプラもみっちり仕込んであげるから覚悟しなさいよ!」

 

海未「は、はい…」

 

ことり「はぁい…」

 

穂乃果「はい!!!」

 

 

 

 

こうして私たち5人の「ビルドファイター」を極める戦いは始まった。

 

 

 

 

「μ'sは9人…忘れたらダメ、ですよ」

 

「私たちも混ざればよかったにゃぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回「#3 強襲!?」

につづく!




今回はいかがでしたでしょうか!
どんな形にせよ感想を持っていただければ幸いです。
次回以降はバトル描写が増えていきます!
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