多忙だったためなかなか作業が進まず、更新が大幅に遅れてしまいました…
申し訳ないです…
徐々に以前のペースに戻していきたいと考えておりますので、気長にお待ちください。
ではどうぞ!
《前回のラブライブ!》デンッ!
テレテッテッテッテッテー
希「全国の高い壁を見て、自信を失ったウチ…
そんなウチに、大切なものを思い出させてくれたのは、えりちとザビーネさんやった!
μ'sみんなが、楽しむ心の大切さを再確認して、いざ、2回戦のスタートやん!」
2期#7 可能性を超えて
希たち3年生の試合が始まる少し前、μ'sの2回戦の相手であるグラナダ学園・チーム・フォンヴラウンが、選手の登録を変更したとの一報が、ガンプラ学園にもたらされた。
そしてその情報は、ガンプラ学園に、A-RISEに重ねがけに衝撃を与える結果となった。
キジマ「…ついに、出てくるのか」
アドウ「いいじゃねぇかぁ!
いずれ勝ち進めば戦うんだ、敵の出方ぁ見ても損はねぇよ」
シア「兄さんやアドウさんが一目おく留学生…
どんな腕だと言うの…?」
スリガ「君はガンプラ学園と戦うまで温存しておきたかったのだがな…
ルーカス・ネメシス」
監督であるスリガが、金髪を携えた青年に声をかける。
ルーカス「ガンプラ学園と聖鳳学園には元から注目していましたが…
μ'sやA-RISEといった、思わぬ強者の出現に、つい抑えられなくなってしまって」
ルーカスと呼ばれたその青年は、にっこり笑いながら言った。
ルーカス「大丈夫ですよ。
絶対に…負けませんから」
一変、真剣な顔で正面を見つめたルーカスの目線の先には、ガンプラがあった。
ルーカス「音ノ木坂学園…
μ's…」
ルーカスが立ち上がってガンプラを手に取ると、また笑みを溢す。
ルーカス「試合までに、作戦を考えないとね」
時間の差し迫った時計は、試合まで残り1時間を指していた。
メイジン「諸君!
それでは今から、ついに全国大会2回戦を開始するぞ!!」
ワァァアアアアーーーーーーーッ!!!!!
観客たちのボルテージは相変わらずである。
メイジン「まずは第1試合!
音ノ木坂学園・μ's対!
グラナダ学園・チーム・フォンヴラウンとの試合を開始する!!
選手はシステムへ!!」
希たち3人は、不敵に笑いながら入場していく。
希「ウチらにできることを…楽しく!」
絵里「そして全力で!」
にこ「諦めずに!!
…やるわよ!」
希「りょーかい♪」
絵里「ええ!」
対するグラナダ学園は、ルーカスに学生2人を加えた編成である。
ルーカス「アイバくん、トミタくん、作戦通りにお願いしますよ!」
アイバ「任せろよ!」
トミタ「やってやるぜ!」
Beginning plavsky particul dispersal…
Please set your GUNPLA…
希「東條希、バンシィ・ノルン!」
絵里「絢瀬絵里!フェネクス・シラヌイ!」
にこ「矢澤にこ!フルアーマーユにこーンガンダム!」
『出ます!!』
ルーカス「ルーカス・ネメシス、Ex-Sガンダム…」
アイバ「アイバ・タイキ!ガンダムシュピーゲル!」
トミタ「トミタ・ルイ!セラヴィーガンダム!」
ルーカス「チームフォン・ヴラウン、状況を開始する…!」
BATTLE START
Field・7
Space
フィールドに出て視界に広がったのは、青く輝く地球と、それに近づきつつある十字の小惑星だった。
にこ「アクシズ…!
こんなステージもあるのね…」
絵里「にこ、希、索敵を!」
希「やっとるで!
…にこっち、後ろ!」
にこ「なによっ!?」
遠方で青白いビームが光ったと思うと、何かに反射してビームが跳ね返り、角度を変えて進んできたビームがにこの背後を捉えていた。
にこ「っ…!」
からがら前に向き直り、シールドでIフィールドを展開したにこが、ビームの角度を変えていた'' 何か''を視認する。
にこ「リフレクター・ビット…!?
それもあんなに大量に!?」
ビームの軌道を考慮すると、通常より確実に多い量のビットを使用したことがわかった。
ルーカス「8機ありますよ…
僕の機体のビットはね!」
先ほどのビームの方向でバーニア光が煌めいたと思うと、その光が考えられないスピードで急速接近してくる。
希「…!」
みるみるうちに、という表現では足らないほどのスピードで、機体が接近する。
一瞬、掠めるように3人の近くを通り抜けたのは…
にこ「Ex-Sガンダム…!」
Z計画の結晶、Ex-Sガンダムだった。
ルーカス「僕のEx-S…
そこらのものと同じにしてもらっては困るっ!!」
通りすぎたEx-Sが踵を返し、超スピードでサーベルを抜きつつ吶喊をかける。
にこ「あのサーベル…ZZのものね!」
一方でμ'sは、振り抜かれたサーベルの大きさと形状から、にこが即座に判断しつつ3機が距離をとる。
ルーカス「…ご名答!」
にっと笑ったルーカスが、手近だった絵里に進路を向ける。
絵里「にこ!希!」
2人『了解!』
ルーカス「なんだっ!?」
寸分も焦る様子を見せず、まるで1機での斬り込みを想定していたかのような動きをしてみせるμ'sの3人に、ルーカスは驚きを隠せずにいた。
ルーカス「まだこちらのメンバーはわかりきっていないはずなのに…
よほど状況判断が巧いみたいだ!」
ルーカスが絵里のフェネクスに斬りかかりながら、リフレクタービットを展開し、背後からの攻撃を狙う。
絵里「甘いわよ!」
それを見逃さなかった絵里がシラヌイを展開し、背後からの射撃に即座に対応した。
ルーカス「さすがにできるっ…!
これならどうだ!」
勢いよく降り下ろされたビームサーベルを、今度は両腕のアームド・アーマーDEをかざして防御したフェネクスの機体から、青い光が発せられる。
ルーカス「…NT-Dか!」
絵里「その通りよ!」
アームド・アーマーから発せられたIフィールドとビームがぶつかり生じた光も相まって、金色の天使のようにも見える絵里のフェネクスが、その姿をガンダムに変えて行く。
ルーカス「…押されている…?」
にこ「こっちも忘れるんじゃないわよ!!」
ルーカス「!!
意識していなかったっ!!」
ルーカスの後ろに回り込んだにこのユにこーンが、フルアーマー装備を全展開してEx-Sに向けて発射する。
ルーカス「…想定より早いが、作戦を変えるしか無さそうだ…!」
バックパックに戻したビームサーベルを、体勢を傾けて前に向けると、ビームキャノンとなったサーベルの持ち手からビームが発射される。
ルーカス「アイバくん!トミタくん!
定位置から指示した行動に移ってください!」
2人「了解!」
ビームキャノンが着弾したユにこーンのミサイルが爆発し、爆発と煙が辺りを包む。
絵里「深手ではないかもだけど…損傷はさせられたかしら?」
にこ「微妙ね…無傷の可能性もあると見たほうがいいわ」
爆風から一歩引いて様子を見ていた3機を、他方向からのミサイルが襲った。
希「2人とも後ろ!」
バンシィのアームド・アーマーBSを瞬時に展開し、迫ったミサイルの撃墜を試みるが…
被弾したミサイルは爆発せず、辺りを煙に包んだ。
希「スモーク…!?」
絵里「…きゃぁっ!?」
にこ「絵里!?
どうしたの…うわぁっ!」
希「2人とも何があったん!?
…このスモーク、緑色の粒子を見るにGNミサイルによるもの…
通信も絶たれたってことやんね…」
視界いっぱいに広がる煙が、所々緑色に光る粒子が混じるのはそのせいだった。
希「この煙の中でも動ける敵さんがいる…
なら、誘い出せばこっちのもんや!」
希のバンシィがNT-Dを発動すると、バンシィの黄色い光ではなく、紫の光がバンシィの機体から生じる。
アイバ「…へっ、煙のなかでわざわざ光ってくれるとはな!」
絵里とにこを攻撃したのは、アイバの乗るシュピーゲルであった。
アイバ「そこだぁっ!!」
希「…来た!」
ガキィン…
腕を振り上げたシュピーゲルを、一手速く希のバンシィのアームド・アーマーVNが捉えていた。
アイバ「何っ…!?」
希「仕留めた…!」
止めを刺そうとした希の背後を、青白いビーム光が横切ったのを、希は見逃さなかった。
希「手が早いやんね…!」
咄嗟の出来事に気をとられた希の隙を突き、シュピーゲルが巧みにアームド・アーマーから抜け出してその姿を煙に巻く。
ルーカス「アイバくん!十分です!
一旦離脱を!」
アイバ「了解だ!」
ルーカスの指示に従って周辺の小惑星に身を隠したシュピーゲルと入れ替わるように、今度はスモークの飛来した方向から大質量のビームが依然煙に包まれた3機のいる宙域に向けて発射される。
ルーカス「トミタくん!そのまま牽制を!
リフレクタービットで狙い撃ちます!」
トミタ「任せろ!」
ビームの主は、トミタの操るセラヴィーガンダムだった。
肩に懸架した2本のGNバズーカが断続的に発射され続ける。
ルーカス「(押しきれる…!)」
そう感じたルーカスが、リフレクタービットを全展開してユニコーンを狙う。
しかしGN粒子の影響は互いに受けるものである。
ルーカスは決め手となる一撃を放てずにいた。
ルーカス「目で見えていても…照準は定まらないっ…!」
ようやく煙が引き始め、照準が絵里のフェネクスを捉えると、ルーカスがふっと不敵に笑ってリフレクタービットに向かってビーム・スマートガンを発射した。
ルーカス「まず1機…!」
にこ「絵里!希!」
絵里「ええ!」
希「行けるわ!」
絵里に向かって放たれたビームが、シラヌイのシールドによってかき消された瞬間、シラヌイのシールドを解いてEx-Sに突進するフェネクス。
ルーカス「…ふっ、策を捨てたか!」
絵里「それは…どうかしらね!」
シラヌイとアームド・アーマーDEの全ての砲口からビームを一斉射し、Ex-Sの目前に迫った絵里のフェネクスに、ルーカスのEx-Sは焦りもせずにビームを避け、応戦する。
ルーカス「考えなしに僕は倒せない!」
絵里「そんなことわかってるわ…
でもね…
チームは3人なの!」
アイバ「!?」
アイバのシュピーゲルが隠れた小惑星に向け、にこがビーム・マグナムを連射する。
アイバ「ちぃっ…!!」
やむを得ず姿を表したシュピーゲルを、希のバンシィのアームド・アーマーBSが狙う。
アイバ「2機を…俺一人ぶつけるだと…!?」
腹部に被弾し、重そうな動きをするシュピーゲルに、バンシィが迫った。
希「今度こそ…もらった!」
バンシィが振り上げたアームド・アーマーVNが、シュピーゲルを捉え、引き裂く。
アイバ「なんてこった…!
ここまで…かよ…!」
希「…1機、撃墜やん!」
機体を大きく抉られたシュピーゲルが爆発を起こし、警報と共にその宙域に散った。
ルーカス「アイバくん!
…これが狙いか!」
絵里「私たちが煙のなかにいる間、希がビームの方向などから咄嗟にそっちの位置を割り出したのよ!
それにシュピーゲルは近接機体、''セラヴィー''に比べてすぐに見つかったわ!」
ルーカス「あの距離で…機体すらも…!?」
ルーカスの異変を察したトミタが、援護射撃に向かおうとした瞬間のことだった。
トミタ「…ルーカス!」
ルーカス「トミタくん!
こちらへ!早く!」
トミタ「なんだって…
ぐぁっ!?」
ルーカス「トミタくん!!」
ルーカスがカメラを切り替えると、NT-Dを発動したユにこーンがセラヴィーを切り伏せていた。
絵里「これで、あとは貴方だけ…!」
今度は絵里が不敵に笑った。
ルーカス「これで状況は1対3…
しかし、絶望するには…
まだ早すぎる!」
SPのスロットルにカーソルを合わせ、発動した瞬間、Ex-Sの双眸が赤く輝いた。
にこ「!
不味いわ!絵里!そこにいては―――――」
ルーカス「そこにいては…
何です?」
にこ「嘘…でしょ…っ?」
セラヴィーを撃破したにこと希は、絵里とルーカスの戦闘が肉眼で確認できるかどうかの距離にいた。
正確に言えば、いたはずだった。
しかし現にEx-Sは、にこの目の前に佇んでいる。
ルーカス「もらったぁ!!」
両手でビームサーベルを取りだし、振り下ろしたEx-Sは、にこのユにこーンのシールドを物ともせずに押し切り、ユにこーンの両腕を切断して腹部を蹴り飛ばした。
吹き飛ばされたユにこーンが小惑星に激突し、そのまま力なく項垂れる。
にこ「単なるALICEシステムじゃない…
性能がバカみたいに上昇して…?」
通信でそれだけ言い残すと、にこのユにこーンとの通信が途切れた。
希「にこっち!?」
絵里「にこ!?」
焦りと驚きが、残された2人を包んだ。
ルーカス「…あと…二人っ…!!」
今度は変形して、戦場を駆け回りながらビームで2機を追い詰めていく。
絵里「希、アームド・アーマーBSは…?」
希「無理や…速すぎて捉えきれん…!」
絵里「…ここまで来たのに!」
ついに背中合わせになるまで追い込まれた二人が、ビームを放ちながら飛び回るEx-Sを視線で追い続ける。
ルーカス「ここで決めさせてもらう!!」
高ぶった感情を表すかのように、叫ぶように言い放つルーカス。
すると変形を解いて、MS形態に戻ったEx-Sが、リフレクタービットを全展開し、2人の周囲を囲った。
ルーカス「…食らえ!!」
超速でビーム・スマートガンをビットに向けて連射し、ビームの格子が形作られる。
一方で絵里のシラヌイと2人のアームド・アーマーDEをもってしても、防戦を強いられる希と絵里。
ルーカス「…終わらせよう」
先程までの強い言い方とは真逆に、落ち着いた声でルーカスが呟くと、最大出力までチャージされたビーム・スマートガンが2機に向けて放たれた。
希「…避けられへん…!」
絵里「希っ!」
立ち尽くす希の前に、絵里のフェネクスが立ちはだかった。
希「えりち…!?」
シラヌイのシールドとアームド・アーマーDEのIフィールドを展開し、なんとか堪えている。
絵里「私が残ったところで…私の装備じゃあのスピードは追いきれない。
それなら希、あなたに懸けてみてもいいかなってね」
希「そんな…
だからって!」
絵里「希!」
希の発言を遮って、絵里が言う。
絵里「また、忘れてたでしょ。
ガンプラバトルに大切なもの…」
希「…」
絵里「図星だったみたいね。
大丈夫よ、希。
貴女なら…任せられる。」
欠け始めたシールドから漏れるビームに、次第に絵里のフェネクスが崩れていく。
絵里「さあ、希。
私とにこの分まで…
楽しんで!」
希「…そやね!」
いつもの意地悪な笑顔を浮かべた希が、背中に装備していたアームド・アーマーDEを左手に移して構え、バーニアを最大出力で吹かしてルーカスに突撃する。
フェネクスの停止を確認したルーカスもまた、ビーム照射を中断してビームサーベルを抜き、バンシィに向けてバーニアを吹かした。
希「ウチの本気…
見せたるでぇ!」
ルーカス「動きが変わった…!」
ビームトンファーを右手で振り抜き、Ex-Sと拮抗するバンシィ。
その機体を包む光が、紫から緑へと変貌していく。
ルーカス「これは…
サイコフレームの共振現象…?
こんなギミック、ガンプラバトルで再現できるのか!?」
希「ギミックでも再現でもない…
これが、ウチとえりちとにこっちの、想いの形!
望みの…形!」
パワーで負けていなかったルーカスのEx-Sが初めて押し返され、ルーカスは距離を取ってスマートガンを構えた。
ルーカス「こんなことがあるのか…!
…μ's、魅せてくれるっ!」
汗だくの顔に笑顔を浮かべ、ルーカスはバンシィに再び砲口を向けた。
希「楽しむ…
なんでウチ、すぐに忘れてしまうんやろね…。
でも、今はすごく楽しい。
ありがとう…えりち。」
緑の光を発しながら佇むバンシィに、ビームスマートガンを向けるEx-S。
2機を、そして2人を、静寂が包んでいた。
ルーカス「…」
希「…」
花陽「制限時間あと1分だよ…!」
凛「希ちゃん…!」
真姫「時間切れになったら延長よね…」
ことり「戦えるのかな…」
海未「あの状態では…」
穂乃果「信じよう、みんな」
不安そうなメンバーをよそに、穂乃果だけは微笑んでLIVE映像を見つめていた。
試合の残り時間を知らせるタイマーが30秒を切った。
にこ「希!何してるのよ!」
絵里「希…!」
希「…これで!」
ルーカス「…すべてが決まる…!」
残り時間が10秒を切った瞬間、2機が同時に動いた。
ルーカスがありったけのエネルギーでスマートガンを連射する。
アームド・アーマーDEを構え突っ込んだバンシィが被弾し、アームド・アーマーDEを、BSを、そして左腕を破壊される。
ルーカス「あとは右腕を…!」
希「させへん!」
狙われた右腕を引き、頭部バルカンを放ちながらなおも突進するバンシィに、ルーカスの照準が容赦なく向けられた。
ルーカス「これで!!!!!」
カチッ
ルーカス「…残弾、ゼロ…か…!」
ビーム・スマートガンを構えたままのEx-Sを、希のバンシィのアームド・アーマーVNが掴んだ。
希「ウチの、μ'sの望んだもの…
ウチの右手で、掴めたよ…」
BATTLE END
次回 2期#8
めぐりあい、今
に、続く!
いかがでしたでしょうか?
次回はついに、あの組み合わせで試合が…?
いつになるかまだ未定ですが、気合いを入れて仕上げていきたいと思います!