ラブライブ!×ガンダムビルドファイターズ   作:ませな

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ラ!×ガンダムBF第3話、今回はバトル中心となっております!
お楽しみいただけたら幸いです!


#3『急襲!?』

《前回のラブライブ!》デンッ!

テレテッテッテッテッテー

穂乃果「初めてのバトルで興奮する私たち。

そんなとき知らない相手が乱入してきた!

必死に戦った私たちを認めてくれた相手はなんと希ちゃんと絵里ちゃんだった!!」

 

 

#3 「急襲!?」

 

 

穂乃果たちが希たちと戦った次の日。

 

 

穂乃果「よーし学校終わり!練習だぁ~!!!」

 

ことり「屋上行かなきゃね!」

 

海未「二人とも待ってください!

着替えがまだですよ!!」

 

ガンプラと出会い、バトルを始めたとはいえ、穂乃果たちのなかでμ'sの優先順位が変わるなんてことは全くなく、放課後は屋上でれん練習するといういつも通りの…

 

 

ダッダッダッダッ

 

 

いつも通りの…

 

 

 

 

ダッダッダッダッダッ

 

 

 

 

いつも通りの…

 

 

 

 

 

ガチャッ

バタンッ!

 

 

 

3人「!?」

 

部室で着替えていた3人の目の前に現れたのは、にこ、凛、花陽の3人であった。

 

 

穂乃果「にこちゃんに凛ちゃん、花陽ちゃんまで…

走ってくるなんてやる気満々だね!」

 

にこ「ええ…」

 

凛「やる気…」

 

花陽「満々…です!」

 

 

3人はそれぞれガンプラを手に持っていた。

 

海未「3人とも、それは…ガンプラですか!?」

 

にこ「そうよ…

穂乃果!海未!ことり!

あんたたちに勝負を申し込むわ!!」

 

ことり「で、でも練習があるんだよ…?

終わってからにしようよ…!」

 

凛「これを見るにゃ!!」

 

 

凛は1枚の紙を3人に見せた。

 

穂乃果「降水確率…80%!?

でも降水確率なんて確率だよ!!」

 

部屋のカーテンに駆け寄った穂乃果は、カーテンを開けて絶句した。

さっきまでは曇りで、雲間から日光も差していたのに…

空は黒い雲で覆われ、しとしとと雨が降っている。

 

凛「凛はもうバカじゃないにゃ!

雨の屋上で踊ったりしないにゃ~♪」

 

穂乃果「凛ちゃんめぇ…!!

海未ちゃん、ことりちゃん」

 

海未「穂乃果?」

 

ことり「穂乃果ちゃん??」

 

穂乃果「バトル、しよう!

雨じゃ練習できないし!」

 

海未「しかし…」

 

ことり「いいんじゃないかな!

雨なら仕方ないよ!」

 

 

花陽「…決まり、ですね!」

 

 

 

 

 

 

ー数十分後ー

 

穂乃果「…あれ?

ここ真姫ちゃんの家だよね?」

 

海未「そうですね…

表札にも西木野とありましたし…」

 

ことり「なんで真姫ちゃんの家に…?」

 

ピーンポーン

 

にこが迷わずインターホンを押すと、程なくして真姫が出た。

 

真姫「またきたのね?

鍵は開いてるわよ」

 

にこ「ありがと」

 

それだけ言葉を交わすと、にこ、凛、花陽は無言のまま進んでいく。

 

穂乃果たちは意味もわからずついていくと、真姫の家の一室のドアににこが手をかけた。

 

花陽「入ってください!」

 

花陽に促され、穂乃果たちが入室するとそこにはなんと…

 

穂乃果「バトルシステム!?

どうして真姫ちゃんの家に!?」

 

にこ「真姫のお父さん、数年前までは名の知れたガンプラビルダーだったんだそうよ。

その時の名残ってわけ」

 

花陽「真姫ちゃんはガンプラに全く興味ないんですけどね…」

 

 

海未「なるほど…

納得がいきました」

 

凛「話はこれくらいにして~」

 

ことり「始めようか!」

 

 

 

 

 

穂乃果たち3人は希たちとのバトル後にGPベースを購入したので、正式な戦いとしてはこれが初陣となる。

 

対してにこりんぱなの3人は、ガンプラの経験はそれなりにありそうだった。

 

海未「3人はどんなガンプラを使うんですか?」

 

凛「凛はこれにゃ!

ガイアガンダム~!!」

 

凛のガイアは粗削りではあったが、綺麗なオレンジに塗装されていた。

といっても3人は原色を知らないため気づかない。

 

ことり「花陽ちゃんは?」

 

花陽「私は…これです。」

 

花陽が取り出したのは、綺麗な素組みをされたガナーザクウォーリアであった。

 

海未「私のグフカスタムと似てますね」

 

にこ「ハァ!?なーにいってんのよ!

グフカスタムは白兵戦用の装備ばっかでしょ!

ガナザクは射撃系の機体だし、まずシリーズが違うわ!

グフカスタムは08小隊、ガナザクはSeed Destinyでしょうが!!」

 

ことり「…にこちゃん?

何いってるの…?」

 

穂乃果「しーど…ですちにー…ってなに?」

 

にこは呆れ顔をしている。

 

凛「にこちゃんはガンダム本編も大好きなんだよ!」

 

凛のフォローで海未だけは察する。

 

海未「なるほど、設定に沿った機体の差を今の一瞬で…

ガンプラを知るならアニメをみることもまた重要なのですね!」

 

にこ「ふん!海未しかわかってないじゃない!

 

私の機体はこれよ!」

 

にこが取り出したのは、ユニコーンガンダムであった。

 

にこ「どぉよ?私のユ【にこ】ーンガンダムは!」

 

 

一同「…」

 

あまりのくだらなさに穂乃果たちだけでなく凛と花陽まで黙ってしまう。

 

にこ「なーによその態度はぁ!」

 

凛「ほらやっぱ寒いにゃ…

言わんこっちゃないにゃ…」

 

にこ「うっさいわねぇ!!

バトルでわからせてあげるわ!!」

 

にこが乱暴にスイッチを押すと、システムが起動する。

 

 

Beginning plavsky particul dispersal…

 

 

穂乃果「頑張ろう、海未ちゃん!

ことりちゃん!」

 

海未「ええ!」

 

ことり「援護は任せて!」

 

 

Field・3

forest

 

 

にこ「森ステージ…

 

私はとりあえず中距離を意識して立ち回るわ!花陽は下がって援護、凛はMA形態で敵を撹乱して!」

 

凛・花陽「了解!」

 

手慣れた様子で二人に指示を出すにこ。

 

対する穂乃果たちも、海未の作戦に耳を傾ける。

 

海未「私たちはあちらの機体を知らない以上、迂闊に動けません。

しかし穂乃果のゴッドガンダムも私のグフカスタムも、走行のスピードは早い部類に入ると思われます」

 

穂乃果「二人で走ってって先手必勝!ってわけだね!」

 

海未「それでは花陽のザクの巨大なランチャーの餌食になるとみて間違いありません…

 

よって私たち二人は中距離まで接近、こちらで牽制をしながら相手を誘導します」

 

ことり「…わかった!

あとは私が隠れておいて、来たところを撃てば!」

 

海未「そういうことです。

恐らく向こうも花陽を下げる編成…

作戦が崩れてしまったら合図しますので、その場合はことりも援護を頼みます!」

 

ことり「わかった!

二人とも頑張って!」

 

穂乃果「任せなさいっ!」

 

海未「行きますよ!穂乃果!」

 

穂乃果「うんっ!」

 

 

幸いなことに辺りには屈んだMSが身を隠せるサイズの岩も多く、ことりはその一つに身を隠す。

 

穂乃果たちが駆け出すと、センサーが敵機接近のアラートを鳴らす。

 

海未「敵接近、凛です!」

 

穂乃果「了解!」

 

 

立ち止まった二人は辺りを見渡すが、MSのシルエットは見当たらない。

 

穂乃果「いない…?」

 

 

凛「…甘いにゃ!」

 

突如として木々が揺れたかと思うと、MA形態に変形したガイアが穂乃果のゴッドガンダムを襲う。

 

海未「穂乃果!!」

 

穂乃果「!!」

 

咄嗟に両手をかざし、ガードの体勢を取る穂乃果。

 

凛「ガードなんてこうだにゃ!!!」

 

飛び込んできたガイアがくるりと回転したかと思うと、両足で思い切りゴッドガンダムの両手を蹴飛ばす。

 

踏ん張りきれなかったゴッドガンダムが後ろに吹き飛び、ガイアが着地すると地面を蹴って海未のグフカスタムに向かって飛び出す。

 

海未「穂乃果!大丈夫ですか!

しかし今はこちらが先決…!」

 

翼部のビームサーベルを発振したガイアが正面から来る。

このことから海未が次の動きを予測するのは容易かった。

 

海未「…こうですっ!」

 

グフカスタムが地面を蹴ってジャンプすると、スピードに乗ったガイアはその下を通りすぎる。

 

空中でガイアに狙いを定めた海未は、着地の瞬間を狙いアンカーを射出する。

 

ガキンッ、と金属音が鳴り響き、凛のガイアの片足がアンカーで拘束される。

 

凛「にゃ!?」

 

腰に差したヒートサーベルを引き抜き、アンカーを巻き取りながら駆け寄るグフカスタム。

 

凛「そんな安直な手は食わないにゃ!」

 

ガイアが体勢を立て直し、再びビームサーベルを発振させる。

 

海未「…甘い!」

 

するとグフカスタムが急に立ち止まり、最大まで巻き取られたアンカーがピンと張る。

 

海未「ふんっ!!」

 

グフが力一杯腕を左に振ると、ガイアは体勢を崩して成す術なく森に投げ込まれた。

 

 

海未「穂乃果!立てますか!?」

 

穂乃果「うん、大丈夫!」

 

海未「あとは手はず通りです!下がりましょう!」

 

穂乃果「わかった!」

 

 

にこ「なーにいってんのよ。

私がここを通すと思う?」

 

穂乃果「…にこちゃんっ…」

 

にこ「あんたらの作戦は大体わかったわよ。

引っ掛かってあげてもいいわ。

…にこを倒せたらね!!」

 

 

にこが叫んだ途端、ユニコーンの体の各部に亀裂が走り、赤い光が放出され始める。

 

足から順に、亀裂が展開していき、顔まで開くと、アンテナがV字に別れ、ユニコーン''ガンダム''が姿を現す。

 

にこ「これがにこのユにこーンの真の姿…デストロイモードよ!」

 

海未「…勝てるのでしょうか…」

 

穂乃果「……だって

可能性、感じたんだ」

 

海未「穂乃果…?」

 

穂乃果「そうだ、進め!」

 

海未「ふふふ、穂乃果らしいですね。

 

後悔したくない、目の前に」

 

穂乃果「僕らの道がある!!

 

行くよ!海未ちゃん!」

 

海未「はい!

 

…私は凛の相手を、隙をみて援護はします!」

 

穂乃果「あ、忘れてた!

頼んだよっ!!」

 

海未「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃。

 

ことり「穂乃果ちゃんたち大丈夫かな…

 

まだ合図もないし大丈夫なんだろうけど…」

 

一人待機することり。

それは花陽も一緒だった。

 

花陽「うぅ…

二人とも大丈夫かなぁ…

いくらなんでも心配だよぉ…」

 

そして二人は決断した。

自分たちも動こうと。

 

ことり「…恐らく前衛を張ってる二人は射程の長い装備を持ってないはず…

ならバスターの連結射撃で狙い撃てるよね!」

 

花陽「前に出すぎないように…4人に近づきます!」

 

 

 

 

 

 

場所は戻って、バトル真っ最中の4人。

 

海未「凛!貴方の相手は私です!」

 

凛「にゃっ!負けられないにゃ!!」

 

MS形態に戻ったガイアが、ビームサーベルを引き抜きグフカスタムに迫る。

 

海未「単調な剣筋…見切った!」

 

屈んだ体勢からヒートサーベルを横に振りかぶると、ガイアの右手が二の腕の辺りから切り落とされる。

 

凛「にゃっ…!?」

 

海未「ここまでです!」

 

右手に持ったヒートサーベルを逆手持ちすると、グフカスタムは勢いよくガイアの胸にヒートサーベルを突き刺した。

 

凛「にゃ…

凛の負けだにゃあ…」

 

海未「詰めが甘いですね…」

 

 

凛を倒した海未を、一息つく暇もなく穂乃果の声が包んだ。

 

 

穂乃果「うわぁぁっ!!」

 

海未「穂乃果っ!?」

 

にこ「フンッ!口ほどにもないわねぇ!」

 

 

穂乃果「えへへ…にこちゃん口だけじゃなくて本当に強いや…」

 

にこ「ようやくわかったのね!

全く…」

 

海未「穂乃果、私も援護を!」

 

穂乃果「ううん、海未ちゃん。

私、一人で戦うよ。

 

自分の力でにこちゃんに勝ちたいって、そう思ったから!」

 

言い終わった穂乃果は、スロットルをSPに合わせて叫ぶ。

 

穂乃果「スーパーモォォォォド!!」

 

 

穂乃果が叫ぶと、ゴッドガンダムの身体がみるみる金色に包まれていく。

 

にこ「へぇ…隠し玉って訳ね!」

 

ビームトンファーを振りかざして突っ込んでくるユニコーン。

 

しかしゴッドガンダムはジャンプで右にずれると、ユニコーンに蹴りを入れた。

 

穂乃果「本番はここからだよっ!」

 

にこ「やるじゃないの…

受けてたつわ!」

 

 

その瞬間だった。

 

にこと穂乃果の横を、巨大なビームが焼き払った。

 

 

海未「んなっ…!?」

 

海未のグフカスタムは右手を被弾し、面食らったように立ち尽くしている。

 

花陽「当たった!もう一撃…!」

 

にこ「花陽あんた…前に出たらダメよ!」

 

花陽「でも…いくらにこちゃんでも2対1じゃキツいと思って…」

 

にこ「うぐっ…

 

え、援護頼むわよ!」

 

花陽「う、うん!」

 

海未は残った左手のガトリング・シールドを花陽に向けると、ことりに合図を送る。

 

海未「ことり!前へ!」

 

ことり「了解!」

 

返事があった次の瞬間、今度はユニコーンをビームが襲った。

 

にこ「何!?」

 

バックパックに被弾したユニコーンが、ビームの方向をビームマグナムで狙撃する。

 

にこ「…分が悪いわね、花陽!

並んで弾幕を張るわ!」

 

花陽「了解です!」

 

ユニコーンはガナーザクウォーリアの隣に立つと、3人の方へマグナムとバズーカを乱射する。

ガナーザクウォーリアも負けじと火線を走らせ、辺りを爆煙が包む。

 

 

花陽「…やった…の?」

 

にこ「まだよ。

敵機反応が生きてるわ」

 

穂乃果「…くねつ!」

 

花陽「えっ…!」

 

にこ「花陽っ!!」

 

 

穂乃果「ゴッドフィンガアアアアアアア!!!!」

 

 

 

 

ガキィン

 

 

 

 

花陽「そんな…にこちゃ…なんで…」

 

にこ「バカね。

メンバーを守るのがリーダーの仕事でしょうが。」

 

穂乃果の放ったゴッドフィンガーは、花陽を庇ったにこに命中、ユニコーンは戦闘不能になった。

 

 

花陽「私が油断したばかりに…にこちゃんが…」

 

 

花陽は自分のせいだと戦意を失い、結果として戦闘は終了した。

 

 

BATTLE END

 

 

 

 

 

 

花陽「にこちゃん…ごめんね。

私のせいで…」

 

にこ「花陽のせいじゃないわよ。

むしろ援護にきてくれて助かったわ!」

 

凛「凛だったらずっと待ってることしかできないにゃ!」

 

花陽「でもっ…」

 

にこ「この話は終わりよ!

 

んで穂乃果、あんたたちの勝ち!」

 

穂乃果「なんだか不完全燃焼だなあ…」

 

 

希「終わったみたいやね」

 

絵里「どうだった?初めての3vs3のバトルは」

 

海未「希に絵里…どうしてここへ?」

 

いつきたのかは分からないが、希と絵里もバトルを観戦していたらしい。

 

希「穂乃果ちゃんたちがガンプラ始める前から、ウチらは真姫ちゃんちでバトルしとったんよ」

 

絵里「今日は雨だし部室にもいないってなったらここかなって思ってね。」

 

ことり「そうだったんだ!」

 

絵里「ここまできたら真姫もガンプラのこと知りたがるんじゃないかしら?」

 

希「…さーて、どうやろなぁ?真姫ちゃん♪」

 

真姫「ヴェェ!?

…なんでいるってわかったのよ!」

 

ドアの外で盗み聞きをしていた真姫が姿を見せる。

 

希「カードがウチにそう告げるんや♪」

 

にこ「この際あんたも始めなさいよ!ガンプラ!」

 

 

真姫「わ…私は…」

 

絵里「もう興味ないなんて言えないわよね?」

 

意地悪な笑みを浮かべる絵里。

 

真姫「あぁーもう!やるわよ!!やるーー!!!」

 

 

こうしてμ's9人全員の、別の戦いが幕を開けた。

 

 

 

 

 

 

「へぇ…スクールアイドルだけじゃなくてこっちでもいいライバルになりそうね。」

 

「まだ素組みのガンプラを作ったにすぎないわよ?」

 

「彼女たちの底力は、舐めてかかったらいけないわよ。」

 

 

 

 

 

 

次回「#4 紅の真姫」

 

に続く!

 




今回はいかがでしたでしょうか!
いくつかフラグも散りばめてあるので、後々の展開にご期待下さい!
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