今回でμ'sがついに全員出揃います!
それではどうぞ!
《前回のラブライブ!》デンッ!
テレテッテッテッテッテー
海未「にこ、凛、花陽の3人につれられて真姫の家に行くと、なんとそこにあったのはバトルシステム!
お互いに取り出したガンプラでバトルすることになり、私たちは初めて3vs3の真剣な戦いの空気を体感、もっともっと精進していかなければと痛感しました…!
そして、真姫が…?」
#4 紅の真姫
真姫の家でバトルが行われた次の日。
真姫は秋葉原で待ち合わせをしていた。
真姫「…そろそろかしらね」
一人駅前で待っていると、少し経ってやって来たのは希、絵里、にこの3年生だった。
なぜこのようなあまり見ない4人組になったかというと、ガンプラの経験が深い希、絵里の二人と、ガンダムについて詳しいにこが真姫のガンプラ選びに選出されたからだ。
希「ごめんな真姫ちゃん、授業が長引いたんよ~…」
真姫「気にしないでいいわ。早くいきましょ!」
にこ「あーら、やけに乗り気じゃないの、やっぱ今まで天の邪鬼だったのねぇ」
にこが小馬鹿にするような口調で真姫をおちょくる。
真姫「べ、別にそんなんじゃないわよ!」
顔を赤らめて取り繕う真姫をにこはにやつきながら見つめる。
絵里「こぉらにこ、あんまり真姫をいじめないの。」
にこ「にこは別にいじめてるつもりなんかないけどぉ~?」
真姫「…もう!先いくから!」
希「あっ!真姫ちゃん待ってぇ~!」
しかし怒っても帰ろうとはしない真姫を見て3人はすこし安心したのだった。
ーエドバシカメラ 6Fー
にこ「さ、ついたわよ~。
相変わらずいい空気が漂ってるわ!」
希「にこっち、オタク全開やね…」
にこ「うっさいわねぇ!!
この空気、この肌触りこそガンプラ売場なのよ!」
相変わらずのテンションで売場に向かうにこと希を、真姫は数歩下がって見ていた。
真姫「…ガンプラって、こんなに熱くなれるものなのかしら。」
絵里「なれるわよ。」
不意に口を挟んだのは絵里だった。
真姫「エリー…
貴方がそう言うのならあながち間違いでもなさそうだけど…」
絵里「スクールアイドルとして歌って踊るのもすごく楽しいし、大切なことだと思うわ。
でもね、ガンプラは…
ガンプラは、それとは違った熱さがある。
臨場感、緊迫感、ピンチにチャンス…
自分が戦場に立って戦うからこそわかる、楽しさもね」
真姫「ふふ、エリーがそこまで言うなら信じてみてもいいかもしれないわね。」
こうして4人はガンプラ売場へ到着したのだった。
真姫「ガンプラって…こんなに種類があるの?
お父さんのを見たことあるからすこしは知ってる気でいたけど…」
HGにMG、RGにPG…並んだガンプラを見つめて真姫が呆気に取られたようにつぶやく。
にこ「この中の全部がバトルで使えるわけじゃないわ、使えるのは1/144サイズのHGシリーズだけよ。
まあ基本的に、MGやPGで出ているのはHGにもあるけど」
真姫「えいちじー…とか、えむじー…ってなんのことなのよ?」
希「おっと、説明不足やったなぁ。
にこっちはせっかちやから」
にこ「なによ!すこし知ってるって言うから…!」
にこの反論を制すように希が口を開く。
希「HGやMGゆーんは、大雑把に言えばガンプラの大きさやな。
バトルで使えるHG、ハイグレードのガンプラは1/144の大きさ。
バトルでは使えないけどサイズが1/100でHGより大きく、ディテール、ギミックが詰まっとるんがMG、マスターグレードってゆーんよ」
絵里が付け足すように話し始める。
絵里「RG、リアルグレードっていうシリーズは特殊な内部フレームを使用して可動域やディテールを1/144のサイズに詰め込んだ最新のシリーズね。
左側に機体の顔が大きく描かれたパッケージが目印よ。
そしてPG…パーフェクトグレードっていうのは」
にこ「PGはガンプラの完成形…サイズもさることながら、完成度は他とは段違いの出来上がりになるわ。
ただ、その大きいサイズに詰め込まれるパーツは100を超える…ビルダーの腕と根気も試されるキットよ」
我慢できなくなったにこが熱弁し終わる頃には、真姫の頭はパンク寸前になっていた。
真姫「まだ…ガンプラの種類の話しかしてないのよね…」
希「そーや♪」
絵里「これ以上話すと真姫も疲れちゃいそうね…ガンプラ選びに移りましょうか」
にこ「また今度、ゆっくりにこが教えてあげるわ!」
かくしてようやく、真姫のガンプラ選びがスタートしたのだった。
真姫「私…なににしたらいいかわからないんだけど…
教えてもらえないかしら?」
希「それじゃあ、ウチらがとりあえず1機ずつおすすめの機体を紹介するってのはどーや?」
絵里「いいかもしれないわね。
真姫、しばらく待ってて!」
にこ「あ、あんたたち待ちなさいよ!!」
真姫「…待つしかないわね」
ー10分後ー
希「みんな来たみたいやんな!」
絵里「そうね。それじゃあにこからどうぞ?」
にこ「えぇ!?
し、しょうがないわねぇ…」
にこが持ってきたのは、HG SEEDのジャスティスガンダムだった。
にこ「ZGMF-X09A ジャスティス。
機動戦士ガンダムSEEDの最終局面で活躍した機体よ。
二振り装備したラケルタビームサーベル、肩に装備されたビームブーメラン、ルプスビームライフルで各距離の戦闘に対応、背中に背負ったファトゥム-00-はフォルティスビーム砲を初めとした火器の使用の他に、上に乗っての移動や単独での撹乱、攻撃にも役立つ用途の広い装備ね」
真姫「…また暗号みたいなカタカナばかりだけど、要するにバランスがいいのね。」
にこ「まあ簡単に言えばそうね。
カラーリングもあんたに合ってるんじゃない?」
真姫「確かに…」
にこ「じゃ、私からは以上!
次は絵里ね」
絵里「私はこれよ!」
絵里が持ってきたのはHGUC ガーベラ・テトラだった。
絵里「正直ジャスティスのあとじゃ押しが弱いかもしれないけど…
この機体はビームと実弾両方のマシンガンに加えてビームサーベルも装備しているの。
さらに高出力のバーニアを背部に装備しているわ」
真姫「なるほどね…
武器のバリエーションは少し減るけど、扱いやすそうなイメージだわ」
絵里「伝わったようで嬉しいわ。
じゃあ次、希!」
希「まーってましたぁ!
ウチが自信をもっておすすめするのはこれや!!」
希がふんっと力をいれると、棚から巨大な箱が姿を現した。
希「HGUC ネオ・ジオング。
通常のMSより大きいシナンジュをすっぽり包んじゃうその大きさと圧倒的火力、素敵やとおもわん?」
絵里「希…」
にこ「あんたねぇ…バカじゃないの!?」
希「えへへ…嘘や♪
ウチがおすすめするのはネオ・ジオングの中身!
MSN-06S シナンジュやん!」
ネオ・ジオングを棚に戻し、別の棚からシナンジュを取り出す希。
希「シナンジュも武器がいっぱいあるんよ。ビームサーベルにビームアックス、ビームライフルにバズーカもあるんや!」
真姫「さすがにあのばかでかいのは無理だと思ったけど…
確かにカッコいいわね。」
希「どーや、真姫ちゃん。
決まった~?」
絵里「この3機で無理強いはしないけど…参考になれば嬉しいわ」
にこ「ま、にこのジャスティスが有力じゃないの~?
ガンダムだしっ!」
真姫「…3人ともありがとう。
でも…私、これといってピンと来るのがなかったわ。」
絵里「そう…
じゃあ日を改めましょうか、遅くなっちゃいそうだし」
希「そーやねぇ。
ゆっくり決めたらええんや♪」
にこ「決めるまで付き合ってあげるわ!」
真姫「ごめんね…協力してくれたのに。」
申し訳なさそうにする真姫を3人はなだめ、帰路についた。
しかし…
真姫「!?」
真姫は程無くして足を止めた。
にこ「どーしたのよ?真姫」
真姫「…この機体って、なにかしら」
真姫の視線の先にあったのは、真姫の鮮やかな赤髪を彷彿とさせるカラーリングの機体…
HGCE ストライクルージュだった。
希「ストライクルージュかぁ…
確かに真姫ちゃんっぽいカラーリングやし、初心者にも組みやすいキットやんな?えりち」
絵里「そうね…比較的新しいキットだから無改造でも可動は申し分ないし」
真姫「…私これにするわ。
ストライクルージュ。」
にこ「自分が気に入ったならそれが一番よ。
ね?二人とも?」
希「そやね!」
絵里「その通りね。」
そして真姫はそのままストライクルージュを購入したのだった。
にこ「今日はもういい時間だし解散かしらね」
希「そやね、明日はμ'sの練習もあるし」
真姫「…だけど」
絵里「ん?どうしたの真姫?」
真姫「私…組みたいんだけど
!」
真姫のまさかの発言に場は一瞬静寂に包まれる。
にこ「…なーによ!最初からそう言いなさいよ!」
希「にこっち…家は大丈夫なん?」
にこ「今日はママがいるから大丈夫よ!
絵里はどう?」
絵里「家には連絡するわ…
さ、真姫、やりましょ!」
真姫「…みんな、ありがとう」
希「かしこまっちゃって、真姫ちゃんらしくないなぁ。」
真姫「私だってお礼くらいちゃんと言うわよ!」
こうして、真姫のガンプラ初挑戦が始まった。
と、思われたのだが。
希「真姫ちゃん…組むの早ない?」
絵里「まるでプラモ知ってたかのように組んでくわね…
PCなんてほぼ確認してないし」
にこ「もう上半身できてるじゃない…しかも綺麗に」
小一時間ほど経ったとき、既にそこには完成したストライクルージュが立っていた。
にこ「ちょっとあんた…なんでこんなに早く組めるの!
?
しかも綺麗に…」
真姫「…お父さんと一緒に、作ってたのよ。
昔…小学校のころ」
絵里「道理で…
びっくりしたわ…」
希「海未ちゃんの製作技術も目を見張るものがあったけど…真姫ちゃんは叩き上げのスキルってわけやね」
真姫「とはいっても塗装とかは全く知らないわ。
道具も触ったことないしね」
想像以上に早く組み上がったので、まだ閉店まで時間がある…
それを何気なく確認した希は真姫に提案する。
希「じゃあ真姫ちゃん…バトル、しよか♪」
真姫「言うと思ったわ…やりましょ!」
想像以上に乗り気の真姫が意外だった3人は笑いながらも、準備を始める。
真姫「笑わないで!!」
また顔を赤らめて怒る真姫を横目に、準備は完了した。
絵里「今日は時間がないし、私とにこは観戦するわ。」
にこ「希のキュベレイは強いわよ…
少なくとも私のユにこーンよりは」
希「まあまあ、機体の性能の差が戦況を分かつ絶対条件じゃないって誰かがゆーとったやん?
真姫ちゃんのルージュもなかなかの出来やし」
真姫「時間ないんでしょ…
始めましょ!」
絵里「あら、さっきまでの態度はどこいったのかしらね」
希「えりち、そんくらいにしとき。
さー真姫ちゃん、容赦せんよ!」
Beginning plavsky particul dispersal…
希「東條希!キュベレイMk-Ⅱ!」
真姫「西木野真姫!ストライクルージュ!」
二人「出ます!」
field・2 space
希「オーソドックスな宇宙ステージ…小惑星帯って感じやね」
真姫「…ぼーっとしてると当たるわよ!!」
小惑星をエールストライカーのバーニアを吹かして避けながら近づき、ビームライフルを撃つ真姫のルージュ。
希はそれを余裕綽々と避けながら、相手の弾道を読むかのように切り込む。
希「キュベレイにできるのはオールレンジ攻撃だけじゃないで!」
掌からビームサーベルを発振したキュベレイがサーベルを振り上げると、真姫はエールストライカーのバーニアの向きを変え、思い切り吹かした。
勢いのついたルージュが、オーバーヘッドキックのような体勢で一回転すると、キュベレイの腕は蹴りあげられていた。
希「…!?
…ごめんな真姫ちゃん、ウチ真姫ちゃんのことなめとったかもしれんわ」
真姫「たまたまよ…思い付いたからやってみたらうまくいっただけ」
確かにたまたまかもしれないが、普通はこんな戦法思い付くことすらないだろう。
希は少し焦っていた。
希(今ので右手は動かなくなっとるな…
左手を守ってファンネルで…!)
希「いけ!ファンネルっ!!
」
希の声に呼応するように、キュベレイの両翼から多数のファンネルが射出され、真姫のルージュを囲う。
真姫「…これがファンネルってやつね」
希「ウチも思ったより余裕なくってな。
全力でいくで!」
ファンネルが一斉にルージュに向けてビームを放つ。
ビームは確かに命中した。
希「…当たりはしたみたいやけど、とどめを刺せたかどうか…」
真姫「…もらった!!」
希「!?」
囲まれたルージュはビームサーベルを抜いてエールストライカーをパージ、致命傷を免れビームの格子を抜け出していた。
希「…まだや!」
咄嗟にキュベレイが残った左手のビームサーベルを発振し、ルージュの左手を切り裂く。
真姫「っ…!」
ビームサーベルを失ったルージュは一瞬たじろぐ。
希「…そこ!」
キュベレイが手をかざし、再びファンネルに指示を出すと、ルージュにファンネルが向かってゆく。
真姫「武器…これだけ…!」
ストライクルージュの右側のサイドアーマーが開き、中からナイフのような短剣、アーマーシュナイダーが取り出されると、真姫はそれを前に突きだし目の前のキュベレイに向かって突進した。
コンマ数秒の差であろうか。
希のキュベレイのファンネルが真姫のルージュを焼いた。
希「…ふう。」
真姫「…さすがに勝てないわね。」
BATTLE END
にこ「ちょっと真姫…あんたプラモ作れてバトルも強いなんてどういうことよ!」
絵里「穂乃果たちも強かったけど…
単独の力なら圧倒的じゃないかしら…」
希「真姫ちゃん…
初めてやないやろ?
戦っててわかったで?」
真姫「そりゃ作ってたらバトルもしたことはあったわ…
お父さんとしかやったことなかったから、通用するなんて思わなかったけどね。」
真姫の発言に、絵里とにこが絶句する。
希だけはニヤリと笑った。
希「前々からおもっとったけど…
いや、今はええな。
明日、みんなに話そうや、えりち、にこっち」
我に帰った二人が応答する。
絵里「え、ええ、そうね。
話すだけ話してみましょう」
にこ「こんなもん見せられたら可能性も感じるわよ…
真姫、あんた…あの動き、どこで習ったのよ?」
真姫「言ったでしょ?私はお父さんとしかガンプラしたことないわ。」
にこ「…なに?真姫のお父さんはシャアなの?」
絵里「そんなわけはないでしょ!」
本気トーンで呟いたにこに絵里がつっこむ。
希「…''紅の流星''。
西木野真姫…」
真姫「なによその呼び方!恥ずかしいからやめなさいよ!!」
希「ええやん、貶してるわけやないし~♪」
こうしてμ's9人がついにガンプラを手にし、それぞれの戦いを駆け抜けてゆく。
そして次回、その道は重なって…?
次回 #5 9人での新たな一歩
に、続く!!
読んでいただきありがとうございました!
真姫がルージュを選んだ理由…それも後々明らかにしていきたいと考えています!
今後もよろしくお願いします!