二代目天照&問題児が箱庭にやってきましたよ!   作:寝不足九尾

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砂糖吐いたお(´・ω・`)

皆様、約半月ぶりでございます!
今宵も寝不足な作者ですΣ( ̄ロ ̄lll)

今回は9000文字オーバーという少々多めな内容ですが楽しんで頂ければ幸いです(*´ω`*)

そして野郎共‥‥黒ウサギとのイチャ回じゃあぁぁっっ!!

ふっ‥‥ブラックコーヒーはあるかい?

あ、第一回番外編アンケートを実施しておりますのでどしどし御参加の方よろしくお願いいたします♪




第22話 襲撃と露天風呂ですよ!?

 

前回のあらすじ!

にょたな十六夜と明かされた黒幕×二

 

 

 

 

 

飛鳥サイド・舞台区画の出展会場_______

 

 

 

店員「まいどあり!」

 

飛鳥「どうも♪」

 

 

レティシア達と別れた飛鳥が黄色い精霊を捕獲した頃には辺りは夕焼けに包まれていた、精霊は逃げ疲れて飛鳥の肩で伸びている。

 

 

精霊「ふ~‥‥‥ほへ~‥‥‥‥」

 

飛鳥「別に貴女を取って食べようとは思ってないの、ただ旅の道連れが欲しかっただけ‥‥‥‥はいコレ。友達の証よ」

 

精霊「くんくん‥‥おかし!」

 

 

精霊は焼菓子の甘い匂いを嗅ぐと飛び付きサクサクと食べ初めた‥‥‥‥因みに焼菓子は十六夜のへそくりで買った、精霊って皆甘いものが好きなのかしら?と思いつつ飛鳥は精霊に話しかけた。

 

 

飛鳥「それじゃ、仲良くなった所で自己紹介ね‥‥‥‥私は久遠飛鳥よ。」

 

精霊「‥‥‥‥あすかー?」

 

飛鳥「んー、ちょっと伸ばし過ぎね。」

 

精霊「‥‥‥‥あすかっ?」

 

飛鳥「もう少しよ、頑張って。」

 

精霊「‥‥‥‥あすか?」

 

飛鳥「そう、その発音で元気良く。」

 

精霊「‥‥‥‥あすか!」

 

飛鳥「ふふっ♪ありがとう」

 

 

そんな会話をしている内に出展会場の奥まで歩いて来てしまったようだ、大小様々なステンドグラスに風変わりなランタンやキャンドルグラス、天井にまで飾られた色々なコミュニティの作品達がロウソクの灯りに照らされてさながら光りのトンネルのようだ。

 

 

飛鳥「綺麗ね‥‥細工の綺麗な銀の燭台に蒼いペンデュラムと奏さん‥‥‥‥えっ、奏さん!!?」

 

 

何度見ても神様モードの奏にそっくりな銅像が飾られていた、‥‥‥‥無駄にクオリティが高い上に胸があるのは気のせいだと思いたい。

 

 

飛鳥「製作『奏ちゃんファンクラブ高天原組&箱庭奏ちゃんファンクラブ合作』、作品名『我等のアイドル★奏様』‥‥‥‥‥‥‥‥」

 

 

ワタシハ、ナニモ、ミナカッタ‥‥‥‥‥‥

 

何か近くの「成長したな弟子よ‥‥‥‥良い奏様のオパーイだ!!」「グスッ‥‥ありがとうございます師匠!!」って会話も聞かなかった断じて。

 

無心になり更に奥に進み大広間に出て来ると巨大な赤い人形が展示されていた。

 

 

飛鳥「作品名『ディーン』‥‥‥‥」

 

精霊「あすか、らってんふぇんがー!!」

 

 

精霊に言われて見てみると製作コミュニティーの欄に『ラッテンフェンガー』と書いてあった。

 

 

飛鳥「まさか、これを貴方達が造ったの!?」

 

精霊「えっへん!」

 

飛鳥「凄いのね‥‥‥‥『ラッテンフェンガー』のコミュニティーは」

 

 

褒められたのがよっぽど嬉しかったのか精霊は『ラッテンフェンガー』を連呼しながら飛鳥の頭上を飛びはねる、その様子を楽しそうに見守っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???『見つけた‥‥‥‥‥‥あぁようやく見つけた、憎き熾天使の落し子と鬱陶しい群体精霊の末端を‥‥‥‥!!』

 

 

 

スコル「あすか!!」

 

ハティ「お嬢!!」

 

 

展示会場に飾られたロウソクの火は全て掻き消され辺りを暗闇が包む、飛鳥は出てきたスコルとハティと共にギフトカードを構え怨みの籠った声の主に問い掛ける。

 

 

飛鳥「誰!?『姿を現しなさい!!』」

 

 

洞窟に反響する飛鳥の声に答えるかのように暗闇の奥に幾つもの紅い光りが灯る、ガチャガチャという音と共に現れたのは飛鳥が一度目にしたことのある物だった。

 

 

飛鳥「これは‥‥‥‥ペルセウスの人形?」

 

 

暗闇から出てきたのは奏のギフトゲームで大量に湧いて出た人形だった、場所が場所のため大型なのは居ないようだが今回もかなりの量が飛鳥の目の前に現れた。

 

 

人形「キシャアァァァァッッッッ!!」

 

 

細身の人形が一体飛鳥に向かって襲い掛かる‥‥‥‥‥‥が、

 

 

スコル&ハティ『ガルルルルルァッッ!!!』

 

 

バキバキィッッ!!

 

人形は二匹の神狼により一瞬で粉微塵に成り果てた

 

 

???『‥‥‥‥!?』

 

飛鳥「貴方が誰か知らないけど、此処からは私達のワンサイドゲームよ!!」

 

 

その言葉と同時に飛鳥の背後から凄まじい突風が吹き荒れた、飛鳥は後ろを確認すると不敵に笑う。

 

 

飛鳥「遅かったじゃないレティシア?‥‥‥‥大きくなった?」

 

レティシア「すまんな、避難誘導をしていたがこれは本来の姿だ‥‥‥‥数は?」

 

飛鳥「四百と少しよ‥‥‥‥いや三百ね、あの子達が先にやってるわ。」

 

レティシア「流石は神狼だn『キシャアァァァァ!!』うるさい」

 

 

話している最中に襲ってきた人形を影の恩恵でサイコロステーキにしたレティシア、因みに話している最中にも次々とやってくるが大抵が影の餌食になるか飛鳥のフェザー○ァンネル擬きに塵も残さず焼き払われていた。

 

 

レティシア「術者は何処にいる!?姿を見せろ!この様な場での強襲だ、相応の覚悟があっての事だろう。コミュニティの名を晒し口上を述べよ!!」

 

 

 

殺意はレティシアに向けられた

 

 

 

レティシアの死角‥‥‥‥視認すらも困難な遠く離れた暗闇の中で一瞬光った気がした、殺意は完全に消されていたが為に反応が一瞬遅れてしまった。

 

 

飛鳥「っ!?レティシア!!」

 

レティシア「!?」

 

 

その一瞬光った場所の空間が揺らぎ、音すらも置き去りにする速度で『紅い光』が放たれた。

 

『あれはヤバイ』‥‥‥‥今までに無く飛鳥の本能が警報をガンガン鳴らす、現時点で出せる己の能力の中から高威力の物を瞬時に判断し右手に極光の槍を灯し投げ放つ。

 

放つは《天撃》、『盤上の世界(ディスボード)』十六種族第六位『天翼種(フリューゲル)』の攻撃魔法‥‥‥‥‥‥咄嗟の攻撃の為に威力は四分の一以下ではあるが巨大なクレーターを軽く作る位には強力で『力を入れすぎた』と本気で思った。

更にレティシアも即座に影の障壁を作り出した、しかし‥‥‥‥

 

 

バギィッッッッ!!!

 

 

飛鳥&レティシア「っっっ!!?」

 

 

『紅い光』は拮抗したものの《天撃》と影の障壁を破壊して突き進む、この間約二秒‥‥‥‥『天使化』していれば飛鳥はレティシアを助ける事が出来たかも知れない。

今から『天使化』してからも遅すぎるしレティシアも身体が追い付かない、レティシアは死を覚悟した。

 

 

 

 

 

 

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数十分後・奏サイド_______

 

 

 

 

ダダダダダッッッッ‥‥‥‥!!

 

 

奏達は飛鳥とレティシアが襲撃されたとリリと耀から通信用ギフトで聞きサウザンドアイズ旧支店へ向かっていた、‥‥‥‥‥‥ジンを抱えて屋根上を跳び跳ねながら。

 

 

黒ウサギ「速すぎるのですよ奏様!?葉月さんが追い付いてないのです!」

 

葉月「待って奏‥‥‥‥っ!スカート短いっ!?」

 

ジン「うぷっ‥‥‥‥気持ち悪い‥‥‥‥‥‥」

 

黒ウサギ「我慢して下さいジン坊っちゃん!?ゲロっちゃ駄目ですよ!?」

 

 

片や悪酔い、片やスカートが捲れるのを恐れてスピードが出せない‥‥‥‥更に言うなれば派手に移動してるためギャラリーの目線が葉月達に集まっているので少しでも油断すれば絶対不可視領域が晒される危険もあり更にスピードが落ちるという悪循環&プチカオス。

‥‥‥‥更に言うならジンの土砂物もギャラリーにかかりかねない

 

 

女性の羞恥心を埋め込みやがった元凶(奏)を顔を真っ赤にしながら涙目で睨む葉月にも場のプチカオスにも気付かず奏は思考の海に潜っていた。

 

 

奏「(何故飛鳥とレティシアが襲撃された?本来この流れは原作通りだが今の飛鳥なら傀儡ネズミなんかに遅れは取らないし、問題無いなら『ネズミが襲ってきたけど殲滅してやったわ』って軽く事後報告位で済むはずだから連絡する必要も無いはず。

だけど連絡が来たって事は確実にイレギュラーが現れたって事になる、一ヶ月前のペルセウスにしても俺のやった魔王(笑)戦は本来は無かった物の上に第三者の気配丸出しだった事を考えると今回も関わってきた可能性は否定出来ない。

『魔剣・ダーインスレイヴ』に『謎の外道魔像似人形』‥‥‥‥あと『アルゴールの擬人化?』と『世界の隙間の気配』、此処まで出来るのは一個人じゃある程度の全知全能な創造者以外不可能と考えたらそこそこ大きい組織が関わってると考えて良いな。)」

 

黒ウサギ「奏様、サウザンドアイズ旧支店が見えてきました!」

 

奏「‥‥‥‥ん?あぁ、ありがとう黒ウサギ!」

 

 

サウザンドアイズ旧支店は北区画を一望出来る小高い丘の上にあった‥‥‥‥、まぁこんな所に建てればお客さん来ないよね。

 

旧支店の前に降り立ちお構い無しに戸を開け放ち中に入る、横を猛スピードで蒼い顔のジン君がトイレに走って行ったけど気にしない。

 

 

奏「飛鳥!!レティシア!!」ガラッ

 

飛鳥「か‥‥奏さん!?」

 

レティシア「主神殿!?」

 

奏「大丈夫!?怪我は?もし怪我なんてしてたら襲撃者しらみ潰しに探して塵も残さないから‥‥‥‥」

 

飛鳥「恐いわよ!?大丈夫‥‥‥それよりも奏さん、か‥‥顔が近いわ‥‥‥‥」///////

 

奏「‥‥‥‥あ、あぁごめん。」

 

 

この時奏は飛鳥の手を包む様に両手で握り急接近していた‥‥何故か黒ウサギと耀ちゃん、レティシアとフードを被った少女から黒いオーラが出ていたが。

‥‥‥‥‥‥って

 

 

奏「飛鳥、レティシア、この子は‥‥‥‥?」

 

飛鳥「この子は私達を助けてくれた‥‥‥‥」

 

 

飛鳥が紹介しようとすると座っていたフードの少女が徐に立ち上がり

 

 

 

 

 

だきっ

 

 

奏「‥‥‥‥‥‥え?」

 

???「やっと‥‥会えた‥‥‥‥っ!」

 

 

抱き付いてきた‥‥‥‥‥‥えっ?えっ!?

 

 

奏「えっと‥‥ゴメン、どちら様?」

 

???「‥‥っそうですよね!久しぶりじゃわかりませんよねっ!」

 

 

ばっ‥‥と離れた女の子がフードを取ると黒狐の獣っ娘だった、黒髪セミロングで赤い目、緋色のパーカーに黒いミニスカートとブーツを履いていた。

 

 

伽凛「お久しぶりです兄様‥‥‥‥!妹の『伽凛(かりん)』ですっ!!」

 

 

 

 

 

‥‥‥‥‥

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

 

 

全員『はあぁぁぁぁっっ!?』

 

 

奏「いやいやいや!?ちょっと待って!?」

 

伽凛「も~!何ですか!?実の妹が目の前に居るのが信じられないんですか!?」

 

奏「違うよ!?『弟が妹になった』のが信じられないんだけど!?」

 

伽凛「‥‥‥‥‥‥え?いやいや、私は産まれた時から女!?それに兄様が更に可愛くなってるのも信じられないんだけど!?」

 

奏「そんな訳無いしこんな姿になったのは不可抗力だ!?一緒にお風呂入ったのも何回もあったし!?そもそも『兄ちゃん』呼びだったし!?」

 

伽凛「私だって何回もお風呂一緒に入ったし最初から『兄様』呼びだったし!?兄様がダンプカーにひかれたって聞いた時は‥‥‥‥」

 

奏「‥‥‥‥ちょっと待って、ダンプカー?乗用車じゃなくて?」

 

伽凛「間違いないですよ?運転手自首してきましたし。」

 

奏「‥‥‥‥‥‥誰に呼ばれた?」

 

伽凛「初代天照様‥‥‥‥あ」

 

奏「まさか‥‥‥‥」

 

 

 

合点がいった‥‥‥あの駄神‥‥‥‥‥‥‥‥

 

 

 

奏&伽凛『並行時空の妹と弟間違えやがったあぁぁぁぁっっ!??』

 

 

何て‥‥とんでもない間違いをしてくれたんだ‥‥‥‥!!

 

 

奏「‥‥‥‥でも、血の繋がった家族に変わりは無い。」

 

伽凛「兄様‥‥‥‥」

 

奏「フフフ‥‥‥‥だけどあの駄神は絶対埋める」

 

 

その頃駄神‥‥もとい初代天照は激しい悪寒に襲われたとか。

 

 

 

 

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数十分前、回想・飛鳥サイド_____

 

 

 

レティシアが死を覚悟した‥‥‥‥その時

 

 

 

 

???「『プロテクション・パワード』!!」

 

《Protection Powered》

 

 

飛鳥&レティシア『!!?』

 

 

突如目の前に踊り出た人影がピンク色に光る魔法陣で『紅い光』を受け止めた、人影‥‥フードを被った少女は杖から薬莢らしき物を排出しながら多少後ろへ押されたが数秒にも満たない時間を防ぐと『紅い光』は徐々に光りを失う。

 

やがて発光が収まりその場に転がり落ちたのは『真っ赤な槍』だった、無力化した槍を自身のギフトカードに納めると槍が飛んできた方向へ赤色の石が特徴的な機械の杖を変形させながら向ける。

 

 

《Buster Mode(バスター・モード)》

 

???「さぁ‥‥‥‥まだやる?偽物クー・フーリンさん?」

 

 

そう少女が告げると気配はスゥ‥‥‥‥と溶けるように無くなり、その場に残るのは静寂のみとなった‥‥‥‥。

 

 

 

 

 

 

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伽凛「‥‥‥‥という訳なんです。」

 

奏「並行時空の妹はリリ狩るマジ狩るな魔王少女でした」

 

伽凛「ちょっと!?」

 

瑠璃「失礼します‥‥‥‥」

 

 

やだぁおっかないよこの子‥‥‥‥、経緯を聞いていると瑠璃さんが部屋に入ってきた。

 

 

瑠璃「湯処の準備が出来ました、話し合いは入浴した後に如何ですか?」

 

白夜叉「ふむ‥‥そうじゃの、おんしらも入って今日の疲れを取るがよい。」

 

黒ウサギ「yes♪サウザンドアイズの露天風呂は治癒の恩恵が入ってるので、怪我は無いかも知れませんが飛鳥さん達は特に入った方が宜しいかと。」

 

飛鳥「それは良いのだけど‥‥‥‥」

 

 

飛鳥は葉月を‥‥‥‥、詳しく言うなら女性陣は耀にもがれそうになった胸を涙目で擦っている葉月を見ていた。

 

 

奏「あっ大丈夫だよ?今の状態なら男としての性欲も湧かないし、女湯の記憶とかは男に戻ったら自然消滅するから。」

 

葉月「何それ恐い!?」

 

奏「大丈夫大丈夫♪今のうちに女の子ライフを満喫しなさいな、そして俺の気持ちを味わうが良いわフハハハハ‥‥‥‥」

 

葉月「絶対後半が本音だよね!?」

 

 

葉月が怯えているが些細な問題だろう‥‥‥‥実際はエロ関係の記憶に鍵を掛けて男の間は思い出せず、女になったら記憶が戻るという仕組みになっている。

 

そんな話の後に風呂の出入口前まで来たのは良いけれど‥‥‥‥

 

 

飛鳥「何をしてるの奏さん、早く行きましょう?」

 

レティシア「うむ、主神殿も此方だろう?」

 

伽凛「ほ~ら、姉様も一緒に行きましょうよ♪」

 

奏「違うって、俺は男だよ!?それに姉様ってハッキリ言ったよな伽凛!?」

 

葉月「ほらほら、奏も一緒に入ろうよ?」ニヤニヤグイグイ

 

奏「いやいや!?絶対に女湯には入らないから!?(このやろう、絶対さっきの仕返しだ‥‥‥‥!)」

 

瑠璃「あ、大丈夫ですよ?」

 

 

天井からスルスル垂れてきた一本のロープ、それを瑠璃さんが引くと男湯入口と女湯入口の間に『奏湯』と書かれた入口がゴゴゴゴゴ‥‥という音と共に現れた‥‥‥‥それを見た安堵する奏と瑠璃以外の全員は思った。

 

『あっ‥‥奏って性別なんだ』と‥‥‥‥‥‥

 

 

その後は特にもめる事もなく入口に入る‥‥‥‥前に黒ウサギが部屋に戻ろうとしていた。

 

 

レティシア「どうした黒ウサギ?」

 

黒ウサギ「あっ‥‥えぇと、少し忘れ物を‥‥‥‥。」

 

レティシア「そうか、早く来るんだぞ?」

 

黒ウサギ「い‥‥yes、わかったのですよ。」

 

 

黒ウサギの吃りに少し違和感を感じたレティシアだが何も疑わず女湯に入って行った、黒ウサギはうさ耳で全員が脱衣場から温泉へ入ったのを確認すると顔を赤く染め上げドキドキしながら『奏湯』へと入って行った‥‥‥‥。

 

 

因みに男湯にはジンとフェンリル兄弟、フェンリルの体を洗う為に奏の分身が入って行った。

 

 

 

 

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奏「おぉぉぉ‥‥‥‥‥‥っ!!」

 

 

奏は露天風呂に感激していた、それはもう猛烈に。

 

均等に並べられた石と湯船に流れ落ちる湯、立ち上る湯気と露天ならではの外気のヒンヤリ感。

 

温泉独特の香り、そして奥にはなんと檜の大木をくりぬいたお風呂や壺湯etc.‥‥‥‥!

 

あ‥‥因みに温泉の香りは「硫黄香」ではなく「硫化水素臭」なんだとか、硫黄は無臭らしい。

 

元日本人の血が露天を求めるのか‥‥‥‥あれ?人間の血って残ってるのかな?、ともかく愛用のバンスクリップで髪をまとめ上げて体を速効且つ丁寧に洗う。

 

泡を完璧に落とした奏は喜々として一番大きい露天風呂に体を沈ませた。

 

 

ザブッ‥‥‥‥

 

奏「あぁ‥‥幸せ‥‥‥‥♪」

 

 

この体を包む熱めの温もりが堪らない‥‥‥‥♪そう言えば瑠璃さんが冷えた日本酒を用意したって言ってたね。

 

さっきまでは夢中で気付かなかったけどよくドラマにあるような湯に浮かべるタイプの日本酒セットが置いてある、神になってからは生前まで嫌だった酒の香りが堪らなく好きになった‥‥‥‥恐らく体が求めてるんだろうね。

 

お湯で蕩けた奏は日本酒セットを手元に寄せて‥‥‥‥おっ生貯蔵だ♪漆塗りされた上物の器に半分まで注ぎ入れた酒を一口‥‥‥‥‥‥。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒ウサギ「し‥‥失礼します‥‥‥‥」//////

 

奏「ぶふぅぅぅっっっ!??」

 

 

なっなななななななっっ!?

 

 

奏「にゃっにゃんで黒うしゃぎがっっ!??」////////

 

黒ウサギ「おっ落ち着いて下さい!」//////

 

 

落ち着けるか!?とは言えなかった、奏は顔を真っ赤にして口をパクパクしながら頭はパニックになっていた。

 

髪を白くした黒ウサギはタオル一枚だ‥‥‥‥しかも薄いの、暗くなりかけのすみれ色の空と黒ウサギが露天の照明に照らされて凄まじく色っぽく綺麗だった。

 

 

奏「何で黒ウサギが此方にいるの!?」

 

黒ウサギ「か‥‥奏様の使徒として御背中を流そうかと‥‥‥‥」//////

 

奏「いくら使徒でもやらなくて良いんだよ!?」

 

黒ウサギ「そ‥‥それでもやらせて頂けませんか‥‥‥‥?」ウルウル

 

 

うぐっ‥‥と言葉が詰まる、黒ウサギが涙目で御願いしてきては断れない訳で‥‥‥‥。

 

 

奏「‥‥‥‥体は洗ったから頭お願いして良い?」

 

黒ウサギ「は‥‥はいっ!」

 

 

 

まぁ‥‥‥‥頭の話は割愛するよ、普通に洗って貰っただけだし。

 

 

‥‥‥‥‥‥‥‥でだよ、何で‥‥‥‥

 

 

奏「何で一緒に壺湯に入ってるんだろ‥‥‥‥?」

 

 

皆さんは壺湯をご存知だろうか?焼き物‥‥‥‥所謂陶器等の生産が盛んな地域に見られ、デカい壺にお湯を貯めて入るお風呂である、昔は一般家庭にもあったらしく弁慶風呂に近い。

 

大きさは大人が両手を拡げ縁に捕まれば半径は埋まる一人用のお風呂‥‥‥‥勿論タオル着用だがそこに二人で背中合わせに入ってます。

 

何故だ‥‥‥‥何故こうなった?

 

 

黒ウサギ「あの‥‥‥‥奏様」

 

奏「な‥‥なに?」

 

黒ウサギ「奏様と会ってから夢を見るのです‥‥‥‥奏様もステラさんもスコルさんやハティさん達が居なくて、十六夜さんと耀さんと飛鳥さんの三人しか箱庭に来ていない世界の夢を‥‥‥‥。」

 

奏「‥‥‥‥」

 

黒ウサギ「悪夢でした、レティシア様もノーネームに戻って来なくて耀さんは異形の姿になって‥‥‥‥最後はよく覚えて無いのですが巨大な黒い影にやられて皆様が血塗れで地面に倒れていました。」

 

 

間違いない‥‥‥‥、バットエンドの世界の夢だ。

 

 

黒ウサギ「最後は曖昧なのですが余りにもハッキリした夢なのです、いずれ夢みたいになってしまうのでは無いかって‥‥‥‥。」

 

奏「そんな世界には絶対させないよ」

 

黒ウサギ「きゃっ‥‥‥‥」

 

 

俺は黒ウサギの頭をグリグリと撫で回す、その最に「うなっ‥‥‥‥うきゅ‥‥‥‥」とか聞こえてくるがお構い無く強く撫でくり回す。

 

 

奏「先ずは夢の内容じゃなくて目の前の問題からでしょ?」

 

黒ウサギ「それはそうですが‥‥‥‥」

 

奏「使徒『黒ウサギ』っ!!」

 

黒ウサギ「ひゃいっ!?」

 

 

黒ウサギは大声でびっくりして裏返った声を出してしまう。

 

 

奏「目の前に居るのは誰だ!」

 

黒ウサギ「に‥‥二代目・天照大御神様です!」

 

奏「現実に起こった悪夢はあるか!?」

 

黒ウサギ「ありません!!」

 

奏「お前は主と同士を信じられないか!?」

 

黒ウサギ「そんな事は断じてありませんっ!!」

 

奏「だ・か・らっ!」

 

 

奏はビシッと黒ウサギに人差し指を向ける

 

 

奏「そんな『悪夢』は温かい『未来』で照らしてやるよ、任せて!」

 

 

ニシシと笑う奏は今までで一番男子っぽく魅力的で、その笑顔を見た黒ウサギは暫し見とれてしまった。

 

 

黒ウサギ「奏様‥‥‥‥」

 

むにゅう‥‥‥‥っ!

 

 

奏「なっ!?黒ウサギ!?」//////

 

 

黒ウサギが前から抱きついてきた!?中々に力も強く胸がタオル越しに形を盛大に歪めている‥‥!

 

 

黒ウサギ「ありがとうございます‥‥少し元気が出ました」

 

奏「うん‥‥わかったからゴメン、ちょっと離れて‥‥‥‥?」//////

 

黒ウサギ「も‥‥もう少しこのままで」////////

 

奏「ま‥‥マジですか?」//////

 

黒ウサギ「や‥‥やっぱり冗談なのです」/////////

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥‥‥‥あれ?今何時ごろだっけ?

 

 

奏「黒ウサギ、時間って‥‥‥‥」

 

黒ウサギ「はっ!?そうでした!皆さん今頃集まっているのですよ!?」

 

 

黒ウサギは慌てて湯船から出ようとするが忘れてはいけない、此処は壺湯だ‥‥‥‥勿論段差はある。

 

 

ズルッ!!

 

 

黒ウサギ「え?‥‥キャアッ!?」

 

奏「っ!危ない黒ウサギ!?」

 

 

ドスンッッ!!

 

 

 

伽凛「兄様~?何時まで入っ‥‥て‥‥‥‥」ガラガラッ

 

 

奏湯に入ってきた伽凛は見てしまった‥‥‥‥黒ウサギに馬乗りになっている奏と、はだけて顔を羞恥に染めながらも満更じゃない白髪黒ウサギを‥‥‥‥。

 

 

黒ウサギ「ん‥‥奏様‥‥‥‥」////////

 

奏「えぇと‥‥‥‥これは‥‥‥‥‥‥」ダラダラ

 

伽凛「あんたらは‥‥‥‥」

 

《Buster Mode(バスター・モード)》

 

伽凛「何を‥‥やってるかーっっ!!?」

 

《Divine Buster(ディバイン・バスター)》

 

 

 

その後に語り継がれる伝説がある、

『火龍産マレシ時、桃色ノ柱、顕現サレン』と‥‥‥‥

 

 

 

 

因みに少し前の女湯サイドでは‥‥‥‥

 

 

 

葉月「あの‥‥‥‥皆さん?何をしてるの?」ダラダラ

 

レティシア「フフフ‥‥是非とも女子になった主殿と交友を深めようかと思ってな?」ガシッ

 

 

葉月は大人モードのレティシアに後ろから羽交い締めにされていた、女子になった葉月は十六夜の時よりも何㎝か縮んでいるため両足は地面に付いていない。

 

そしてこの場に居る女性陣の視線は葉月のメロンに注がれる‥‥‥‥約一名眼からハイライトが消えている、恐い、凄く恐い、超恐い。

 

 

白夜叉「ふほほほ‥‥‥‥中々に良いものを持ってるでないか♪」ワキワキ

 

ステラ「イザヨイおっきい~!」

 

耀「‥‥‥‥‥‥‥‥」ワキワキ

 

飛鳥「何で女子になったらこんなに‥‥‥‥」ジロジロ

 

伽凛「く‥‥黒ウサギもだけど何を食べればこうなるの‥‥‥‥?」ゴクリンコ

 

葉月「ちょ‥‥ちょっと?一旦落ち着いて此方に来るのは止めよ‥‥ワキワキしないで凄く恐いんだけど!?やっ‥‥やぁっ‥‥‥‥!?」

 

 

そんな呼び掛けも虚しく葉月は揉みくちゃにされ、夜空に悲鳴が響いたとかいないとか‥‥‥‥そこは皆さんの想像にお任せしましょう。

 

 

 

 





何だろう、この作者のやりきった感は‥‥。

そして哀れな葉月ちゃんに敬礼(*・ω・)ゞ
ご馳走様‥‥良いターゲットになってくれたよ

そして気になる『赤い槍』やリリ狩るマジ狩るな恩恵の詳細とアンケート結果は次回のお楽しみにしてて下さいな♪

今回も読んで下さり感謝の極み!だが作者の夜は長い‥‥(泣)

ではではこれにて(^o^)/~~
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