二代目天照&問題児が箱庭にやってきましたよ! 作:寝不足九尾
龍賀さんに書いて頂きました!!
作者感激ですっ( TДT)
龍賀さんのメッセージで
「後前書きくらいに皆さんの思う奏ちゃんじゃないかと思いますが、これが私の限界でした!」とありましたがとんでもないです!自分の書かない奏ちゃんは新鮮です(`・ω・´)キリッ
「……ここは」
ふと気づけば俺はよく分からない……けれど懐かしいと感じる空間にいた。
「ふむ。まさか君と再び会うとはね……さすがの僕でも読めなかったぜ」
……あぁ。まぁまさか変哲もない教室に呼ばれるのは何千年ぶりだ?
「いやまぁ僕も好きで呼んだ訳でもないんだけどね?頼みごとを面倒ながら解決しようとしてるだけだぜ」
「では要件はなんだ?あまり時間がないんだが」
あの世界の物語はまだ終わってないんだが。
それに予想外な事があった所為で思考が纏まらんのだが?
「そんなに急かすなよ……たまにはのんびり会話しようと思わないのかい?」
「そんな余裕はない」
「ハァ……ほんと変わらないなぁ。だからこそ僕にとって君はある意味で特別な存在だと認識できたんだけどね」
「で、要件は何だ?クロスを敢えて招かずにいるのも関係しているのだろう?」
「話が速いようでなにより。まぁ単純に別世界のとある子に会ってもらうだけなんだけれどね」
別世界の存在?何故今だ。
もっとあとでもよかったのではないか?
まぁ別にかまわんが。
「まぁそこの文句はこの頼みを僕に頼んだ神様にでも言ってくれ。僕はあくまでメッセンジャーなんだからさ」
「……まぁいい。で?その会わせたい存在は?」
「……もうそろそろ来るんじゃないかな?」
嫌な予感しかしないんだが。
主によく転生物のSSとかである落とし穴的なもので落ちてくるとかじゃないよな?
「大正解。はなまるをあげよう……まぁ冗談だけどね」
それは落ちてくる方か?それともはなまるか?
「はなまる」
あぁじゃあ落ちてはくるのか。
――ぁああああああああああああ
ん?
――あの神様絶対に許さないからなぁあああああああ
「どうやら落ちてきたみたいだねぇ……じゃあ面倒なのは頼んだよ?」
「……その面倒事を俺に押し付ける癖を直せ。迷惑なんだが」
「押し付けるのは君だけだぜ?安心してくれよ安心院なだけに」
「……あとで久々に殺し合うか?今なら多分すぐに終わらせれそうだが?怒りで」
「球磨川君の言葉を借りるのもあれだけれど……じゃ!またあしたとか!」
そう言いながら消えたアイツを俺はため息を吐きながら見送る。
後で絶対に一発でいいから殴ると。
だがその前に落ちてきたあの子に接触しますかね。
◆
変態を粛清してたら変な所に出た。
あ、どうも御劔 奏です。
一応二代目天照大御神をやってます。
……誰に説明してるんだろ?
「おぉ君があのクソ神が言ってた御劔 奏君かぁ。女の子みたいな見た目してるとはね……ほんと彼みたいだぜ」
目の前に急に凄く失礼な女の人が現れた。
さっきまでまったく気配がなかった。
なんでだろ?
「何、ただ僕はどこにでもいるだけだぜ?あまり気にしすぎるとハゲるよ?」
「ハゲっ!?い、いやその前に貴女は誰ですか?」
「僕は
……胡散臭い笑みでそう言われても。
でも悪い人ではないのかな?
「で、安心院さんは何をしに?」
「まぁ有り体に言えば君を迎えに来たというべきかな。まぁ文句はクソ神にでも言っておいてよ」
「どこに連れて行こうと?」
「まぁ僕のお気に入りのところかな。是非会わせたいとか言ってたよ」
会わせたい人?
……変な人じゃなければいいや。
「まぁある意味で変人だけど変態ではないから安心するといいよ安心院なだけに」
いや、安心できないよね?できる理由ないよね?
「じゃ逝ってらっしゃい。文句は神様にでもどうぞ」
そう言われた瞬間下に穴が出来た。
……え?
「大丈夫。前みたいに武装を展開しないでも怪我はしないよう調整されてるから安心したまえ」
――安心院なだけに
その言葉を聞きながら俺は落ちていった。
「絶対にその神様殴ってやるからなぁあああああああああ!」
◆
「さて。これでいいのかな?」
「ありがとさん。まぁこれで目的は達成できそうだ」
「この僕をメッセンジャー兼運び屋としてこき使うなんて普通じゃ出来ないぜ?」
「そこは感謝してるよ……まぁあの2人を会わせたいと思ったのは急にだったからね。善は急げっていうじゃないか」
「それで?僕への報酬は何だい?安物だったら1京を超えるスキルで君を攻撃してしまいそうだよ」
……この人使うのミスだったかなぁ。
「まぁいいや。はい……龍斗の写真。これでいいでしょ?後スキルの開放と別次元へのある程度移動制限解除」
「ほぉ。これはこれは……ま、これで納得してやるとするか。いつでも龍斗に会いに行って良いわけだよね?」
「まぁほどほどにね」
なんせあまり貴女に動かれると物語が終わりそうだし。
それはあまり好ましくない。
「わかってるさ。で?彼らを会わせた理由は?」
「まぁ彼らが会えばどうなるか観察してみたいと思ったからですよ~」
「これはまた傲慢だね。僕でもそんな傲慢しないぜ?」
「人でも神でも傲慢なのに変わりはないだろうに……まぁそれでもまだマシなほうだろうさ」
でもあっちの子は確実に怒ってるよなぁ。
許してもらえないかなぁ。
「逆に君は許すのかい?」
許さないなぁ。
はぁ……龍斗からの理不尽な攻撃を受ける覚悟はしとくか。
多分2倍は最低でも覚悟しなきゃいけないけれど。
「それで済めばいいね?」
……安心院さん。逃げ道作ってくれない?
「聞こえない」
それ言っていいの今の君じゃないし君まだ死んでないからね!?
「じゃあね。骨は埋めてあげるよ」
せめて拾って!?
◆
「ふむ。まさかあんな登場させられるとは可哀想だと思えばいいのだろうか?」
「いや、まずは怒るべきだと思う」
だろうな。
「というよりここどこ?俺こんな所見た事ないんだけど」
今いる場所は空き教室だ。
まぁここは夢の中だとでも思えばいいだろう。
間違ってはない。
「というより貴方は?」
「……森 龍斗だ。一応観測者をやってるただの
「俺は御劔 奏。一応二代目天照大御神やってる一般神です」
「それは一般なのか?」
ただの人外だと答えた俺も俺だが。
というより二代目天照大御神……あぁ聞いたことあるな。
「確かこちらでもファンクラブというものが出来ていたな」
確かこっちの天照とかオーディンとか。
「……orz」
いや、ファンクラブ程度ならいいんじゃないか?
まぁ確かに容姿が女寄りな所為で出来たやつだから納得したくも理解したくもないのも理解できるが。
「そういう貴方はファンクラブとかないんですか?」
「……聞くな」
「アッハイ」
そんなものすでに壊した。
確か5000年ほど前か。
まさか変態の巣窟ができているとは思わなんだ。
「龍斗さん……」
「……あぁ」
なぜだろうか。
他人とは思えないのは。
……いや、まぁ容姿が女寄りなのは理解しているが、コイツは完全にキリトのあの時の格好そっくりだしなぁ。
あの時爆笑して悪かったなキリト。また会う機会があればソードスキルくらいなら喰らってやろう。
「こっちにはどれくらいいるんですか?」
「聞きたいか?」
「……聞かないと処理出来ないし」
「つい最近万を超えたな。一応俺が処理出来る範囲では処理してこれだ」
なんというかほっとけなかったというか。
見ず知らずの存在ではあったがあまりにも変態が多かったゆえに加減ができなかった。
「……ここにまで毒牙が」
「一応ある程度潰したんだがな?奴らはほんとGのように無限に沸いてきてだな」
1人消したと思えば100人増えてるような存在だからなアイツ等。
……つまりはこの子と潰しに行けばいいのか?
……ダメだ。喜ばれる未来しか見えん。
実際俺の時もそうだったし。
一体何が目的で会わせたんだか。
◆
目の前で悩ましげな顔をしている龍斗(呼び捨てでいいって言われた)を見ていると客観的に自分を見ているみたいに思えてくる。
いや、こうは言いたくはないけど完全に女の人にしか見えないし。
どこかの国のお姫様って言われても納得するレベルだし。
「さて、いつまでも此処で悩んでも仕方ない。一応潰しにでもいくか?」
まさかの潰す宣言に驚愕を隠せない。
いや俺としては嬉しいけど、龍斗は大丈夫なのだろうか?
2度目っぽいし。
「潰したのは最後が凄く前ってだけで実際回数はもう数え切れんほどにやってる」
事実上の先輩である。
これはもう先輩の言うこと聞いて潰した方がいいかもしれない。
というより変態は滅するべきだよね?
これ俺悪くないもん。
勝手に増殖する変態が悪いんだ。
だから……全力で潰しにかかってもいいよね!
「まぁそれすら褒美に変えそうだから君は自重してくれ……俺が一応大半を引き受ける」
「いや、それじゃああまりにも」
「変態を潰すのは蛇で慣れてる。あの多次元宇宙全てに女神のコレクションのある変態より酷いやつはそうはいない」
だれそれ。
というよりドン引く所の次元じゃないよねそれ。
え、一応聞こうかな?
「コレクションの内容って?」
「女神が歩いた砂浜を足跡残した状態で次元から切り離したり、同じく呼吸した場所をくり抜いたりその女神の足で踏まれた瞬間に「私は今!生きている!」とかほざく変態だが」
コレクション内容もアレだけれどその最後もどうかと思う。
その変態よりは……マシなんだろうけどまったく嬉しくないや。
というよりも俺たちの周りには変態しかいないのか!?
なんで!?
「それがその容姿で生まれたやつの宿命だろうさ……ハハハ、ハァ」
ちょっとどころかまったく納得したくないなぁ。
……うん。そこは折り合いつけるしかないか。
「どこにいるか分かってる?」
「おう。まぁああいうやつらはとにかく目立ちたがりな部分もあるからなぁ」
普通のファンクラブなら問題はないけどね。
どうしてもああいう変態の巣窟は駄目だよね。
◆
さて。
どうやらここに変態の大半が集合してるらしいんだけど……一見普通の城だけど。
いや、城ってどうなの?と思わない事もないけど。
「ここでどうやら集会をしてるらしい。まぁ潰すのにはタイミングがいいだろう?」
本当にタイミングが良すぎる……怖いくらい。
でも……変態に容赦はいらないよね。
「よし、これでここでいくら暴れても問題ない……ここで起きた事は全て問題なしとなる」
……怒らせたら駄目なタイプかもしれないね龍斗は。
「さて、一応言っておくが……生半可な攻撃だと相手を喜ばすだけだから全力で攻撃してくれ。じゃないと殲滅なんてできん」
えっと……いやまぁ……え?そこまで?
「ああ……君のとこの変態がどうだったかは知らんが、こっちは少なくとも全員そんな感じだからな」
訓練されすぎじゃないですかね。
「その原因は俺にあるからどうとも言えん」
え?
「俺が全力で壊しに行ったら何故かそうなった」
「全員がドMになるって相当だよね!?」
どんな事したらそんなことに?
「全部規制がかかる内容だが聞くか?」
「自重して!」
無理だろうけどさぁ……ハァ。
でもどうしてここまで肥大化したのかな?
普通別の次元の存在にここまでのめり込むかな?
「理由は単純。別次元を観測できる存在である神が広めたからだ」
よし、そいつは敵だ。
「さぁ思いっきりやるぞ。そのための結界だ……一応別次元扱いになるようにはしたから宇宙そのものを滅ぼす攻撃でも問題ない」
「いや、そんな技撃つきないです」
「撃たないのか?」
「何故撃つのが前提なのかそこを詳しく教えて欲しいかな」
そもそもそんな簡単に撃てたら宇宙大変だから。
「じゃあ見本見せるか」
「え?」
不吉な言葉が聞こえた気が……ッ!?
「
目の前にブラックホールが出来た。
いや、何を言ってるんだと思うかもしれないけどそのままの意味でブラックホール。
……アレ?ここ危険じゃないかな?
「安心したまえ、この技は既知世界総ての惑星を凝縮させて放つ技だが加減はしているしここは安全になるよう調整したから」
規格外ってこういうのを言うのだろうか?
少なくとも簡単に出来ていいものではないと思う。
さっきから妙に悲鳴が聞こえるのもその技が原因だよね?
確実に神様でも抵抗できてないよね?
「まぁ神の技だからな……しかも覇道神という存在で変態なやつの技だ」
最後の変態はいるのだろうか。
というか確実にさっき言ってたヤバイ変態だよね?
変態は強さも変態級じゃないと気がすまないのかな?
でもなんで龍斗は使えるの?
真似なんて無理だと思うけど。
「俺の元の能力が模倣だからな……まぁ一度見たありとあらゆる異能をコピーできる能力だからこそできたことだ」
それなんてチート。
いやでも待って欲しい。
見た?という事は喰らった事あるの?こんなトンデモ技。
「ああ。あの時は軽く死んだと思ったな……他にも超新星爆発、グレートアトラクター、グランドクロス、
聞くだけでめまいのする技ばかり……なんだこの人。
「全部同じ存在が放った技だからな?はっきり言ってもう二度と闘いたくねぇ」
「だろうね」
というより普通は一度も闘う機会なんてないよ普通。
「ついでに聞くと今大惨事にした技はなんて名前?」
「暗黒天体創造」
天体創造って……俺の世界にそんな事できるやつがいたらどうしよう。
いや、大丈夫。そこまで出来るやつはそうそういないはず。
……いないよね?いたらどうしようか。
「さて、半数以上は潰したがどうする……俺が全滅させてもいいが?その場合面倒だから
「どういう技?」
「長くなるから単純に言うなら存在そのものを抹消する技」
なにそれひどい。
無理ゲーすぎると思うんだけど?
もっと優しく……いや、変態にはいい薬か。
「まぁ薬所ではないがな?消滅だし」
まぁでも……
「残りは俺がやるよ。さすがに全部任せたんじゃあなんでここに来たんだって話だし」
「それもそうか……なら今の君でも問題ないやつは残しておこうか。残りは今処理する」
何をするつもりか少し楽しみな俺がいる。
いや、トンデモ存在って滅多に見れないし。
「
大熱波がそこにはあった。
いや、そんな生易しいものじゃない。
理解の及ばない規模の技であることは理解出来たけれど、この技は喰らったら死ぬとしか言えないね。
「これが超新星爆発だ……まぁ疲れるから連発はしたくはないが」
されたらオーバーキルだよ。
というかしたくないってことは出来るって認識でオッケー?
「ああ。まぁ時間がかかるがな……それも時間を停めてやれば問題ないが」
何この人もうやだ。
でもこれで後は俺が処理すればいいのかな?
「ああ任せた。アイツ等はエゲツナイ程の変態だから攻撃はしてこないと思うぞ?攻撃する暇があれば喰らってそれを快感にする存在だからな」
「近寄りたくなくなるねそれ」
というか業が深すぎる。
「原因の一部でもあったからある程度全力で処理したが……後は任せた、俺は見学していよう」
「じゃあ後は殺るか」
さっきまでの光景に唖然としてたけれど俺はそのために来たからね。
さっさと処理して帰りたい。
もう精神的に疲労マックスだし。
◆
あの時の威力を考慮した結界を張ったから被害は問題ないが。
もしくはそれこそ
そうすれば悩まされる事はないし。
でもその場合は別の問題が発生するんだよな。
と、思考してたらすでに闘いが始まっていた。
というか闘いか?完全にリンチだが……まぁ敵は全員タダの案山子ですな状態だし。
でもさっきまで奏のやつあんな獣耳は生えてなかったはずだが……能力かね?
さしずめ獣人変化といったところか。
身体能力がそもそも人外レベルなのにさらに強化ってある意味死体蹴りだな。
だがそのおかげかアイツ等も痛みを快感に変えきれてないな。
「ほいっ!」
「ありがとうございます!」
でも変態だな。
あーなんだったか。我々の業界ではご褒美デス!ってやつか。
理解しがたいな。
というか奏のやってる技……どこかで見たようなものだが。
あ、睨まれた瞬間倒れた。
覇気か。
結構レパートリーがあるんだな。
戦えたら是非戦いたいな。
「あぁああああああ鬱陶しい!六王銃!」
「ぎゃあああああああああ!」
「風遁・螺旋手裏剣!」
「うぼぉおああああああ」
「辞書引用(ショートカット)『88』!弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾弾ッ!!」
「それは素敵だ!大好きだ!」
おい何処かの少佐が紛れてたぞ。
というかアハトアハトっておい。
他にも銃弾が大量に発生してたし……便利なもんだな。
大分相手方も減ってきたな。
さすがに広範囲技が効いたか。
広範囲技だが殲滅技なんてレベルじゃないからなぁ……俺が使ったのは。
だが規模は違えど凶悪さならある意味彼も負けてないな。
選択肢が多いというのはそれだけで強力な武器になる。
「纏え《神威霊装・五番(エロヒム・ギボール)》!」
ん?何をしているんだ?
何故回復させている?
……まさか。
「まだまだ逝くよ!」
いや、字が……あってるか。
「部分展開‥‥‥‥現れよ《刻々帝(ザフキエル)》!七の弾《ザイン》」
おぉ……対象の動きを停める技か。
次はどうなるだろうか……少し楽しみだ。
奏の格好がどう考えてもオカシイが気にしないほうがいいな。
後で怒られそうだし。
「最初は
なんだ……この感覚。
時間が喰われている?名前の通りの能力か!
いくら俺が時間をいくら喰われても問題ないからってなぁ……まぁかまわんが。
というよりどんどん消えてくんだが。
もう風化するなんてレベルじゃないんだが。
この技もどっこいどっこいのひどさだと思うんだが。
「ふぅ……終わり!」
「お疲れ様だ……スマンな、本来なら俺だけで処理すればよかったんだが」
「いや、俺の所為でもあるしね。なら俺が処理しないと」
ふむ。
まぁだが一番の原因はもう消えたからいいか。
そう思っていたら奏の身体が段々透明になっていくのに気がついた。
「どうやらお別れのようだな……まったく、用事が済んだらすぐに返す辺り酷いな」
「あはは、まぁいい経験になったから」
「折角来たのに変態を消すだけで帰るのはアレだからこれをやろう」
そう言いながら俺は刀を渡す。
「これは?」
「斬る対象を選べてどんな負荷にも耐える刀だ……銘は『虚』だ」
「いいの?」
「土産だ……後俺が個人でよく作っているケーキもやろう。といってもモンブランとチーズケーキと苺のショートケーキという無難なやつだが」
「ありがとう。大事にするよ」
まぁ雑に扱っても壊れんがな。
「そっちの仲間と一緒に食べてくれ。後紙を入れてあるから感想をくれると助かる……改善点も気になるしな」
「ん。じゃあ食べたら感想送るよ!」
「ああ」
本当に迷惑かけたからな。
「最後に一言」
「ん?」
「この先どんなに厳しい状態になっても『諦めるな』。そうすればきっと何とかなる……そのための力でそのための仲間だ」
「……」
「もしそれでもどうにも出来ない出来事に出会ったのなら……俺も手伝わせてくれ、その刀が近くにあれば俺は行けるからな」
「どうしてそこまでしてくれるの?今日初めて会ったのにさ」
何故……か。
「簡単だ。俺がお前を気に入ったからだ。俺は気に入ったやつの事は全力で助けると自分に誓ってるからな」
「ありがとう……まぁ頼る事が無いことが一番いいんだけど」
「全くだ。だが君はどうやら騒乱の真っ只中にいるようだからな。なら大変な目に遭うだろうさ」
「ぐぬぬ……否定できない」
まぁそういうもんさ。
どう足掻いても被害に遭うならその中でも楽しむべきだな。
「……はぁ。頑張ってみるよ」
「ああ頑張れ」
「じゃあまた」
「ああ次は是非闘おう」
「遠慮願いたいなぁ」
「だが断る」
それが楽しみになってしまったからな。
「機会があればで」
「おう」
もうほとんど消えている。
落ちて帰る事がなくて素直にホッとしたと思うが。
だがしばらくは会えないだろうな。
お互い忙しい世界のようだし。
今回は偶然が上手く働いた結果だしな。
「そっちも頑張れ!」
「……あぁ、俺も頑張るさ」
まさか最後に応援されるとはな……全く、ただでさえ頑張ろうとしていたのに、応援されてはそれ以上に努力せずにはいられないな。
だがまぁ……やはり応援されるというものはいいものだな。
◆
「お、戻れた?」
どうやら無事戻れたようだ。
でも戻る前に俺を落とした神を殴るつもりだったんだけどなぁ。
まぁそこは龍斗に任せるかな。
「おい奏!何処行ってたんだ?急に消えるから驚いたぜ」
「あ、十六夜」
後ろを向いたら十六夜がいた。
というか他にも飛鳥や耀も黒ウサギもいた。
「その手にに持ってるやつ……何?」
「これ?これはちょっとしたお土産、中身はケーry「いただき」」
説明途中なのになぁ。
気がついたらもう燿にケーキを盗られてた。
「凄く美味しそう……ジュルリ」
「あら、本当ね。どこのお店のかしら」
「個人の手作りだよ確か」
「……え?」
そんなに驚くことかな?
もしかして予想以上のクオリティーなのかな?
そう思い、見てみると……完全に趣味の範囲を超えたケーキを見た。
「うわぁ凄く美味しそう」
「さっそく……食べる」
「そうね。お皿とフォークを用意してちょうだい、黒ウサギ」
「了解デス!すぐさま持ってきます!」
「ヤハハ、まさか奏に女でも出来たのか?」
いや、確かに女の人みたいな人だけれど。
「男の人だよ?これ作ったの」
「……」orz
あれ?耀が落ち込んでる。
「これは負けたわね……でも料理に罪はないし、味を楽しみましょう?」
「そうだな。ちょうど腹減ってたからタイミングいいな!」
その後、皆でケーキを食べた。
まさかノーネームメンバー全員分があるとは思わなかったからビックリしたなぁ。
でも味は素晴らしいほど美味しかった。
感想もそう送ったから大丈夫。
あ、何故か飛鳥と耀と黒ウサギが落ち込んでたね。
今回の話は日常編と火龍誕生祭の間になります♪
『虚』の方は此方で使わせて頂きます!
クドい様ですが龍賀さんありがとうございました!
(`・ω・´)キリッ