美秦「組体操に参加する男子生徒の皆さんはこちらでーす」
圭太「ほら、呼ばれてるよ、錦」
錦「わ、わわ、わかってるにょ」
圭太「噛んでるし」
美秦「奇数クラスの皆さんはこちら、偶数クラスの人はあっちの赤門でーす・・・・・・」
圭太「錦、今日もお母さん達来てくれてるんだろ、一眼レフカメラに三脚まで準備して」
錦「お、おう」
圭太「さっき、おばさんに会った時に、あのぼーっとした顔の、それでも可愛いゆるふわロン毛ポニーテールの女の子の写真を撮ってくださいってお願いしたから」
錦「!? ななななんでしょんなこと頼んでんだよっ! まだ、美秦さんの事は内緒にしてるのに」
圭太「(あれで内緒に出来ているんだろうか・・・・・・)錦の側にいる時に、あわよくば錦と清水さんが同じ1枚に入るように撮ってくれるかもしれないよ?」
錦「・・・・・・圭太」
圭太「どうしたの」
錦「ありがどおおおおっ」
圭太「ん、元気とやる気、出てきたね」
錦「おうよっ」
盛岡「おめぇら、おっせえぞ!早くこっちに集まれ!円陣組むぞ!」
圭太「今行くよ!」
錦「やるぞぉぉぉ、みんなぁぁぁっ!!」
盛岡「どうしたんだよ、瀬川こんにゃろう、今頃からテンション上げるなんざ遅ぇぞ」
錦「おう、みんな、ずっと足引っ張ってて、ごめん!ビビリで、ごめん!ぶつかったり踏んづけたり殴っちゃった人たち、ごめん!」
圭太「謝るねぇ」
錦「もうこれで、謝り尽くしたかな!あとはもう、勝ちに行くってことで、いいかなぁ!!」
盛岡「おうっ!てっぺんで、お前だけの景色、味わってこいやぁ!しっかりその土台になるぞ、てめぇらぁぁっ」
皆「おおおおっ」
井口「清水さん、案内うまく出来たみたい、良かった~」
ゆり「あの子はあれくらいのお仕事、お茶の子さいさいよ。それに、やることがあった方が、気も紛れて楽しめると思うわ。井口さん、ありがとう」
井口「へっ!?いえいえ、お礼を言うのは明らかに私なのですが・・・・・・。私の仕事だったわけですし」
ゆり「こんな仕事分担にした人が、先の読めない人だったことがいけなかったのよ。担当、何先生でした?」
井口「あわわ、吉木先生です・・・・・・」
ゆり「・・・・・・そう」
美秦「あれは、うちのクラスの人たち・・・・・・。円陣組んで、叫びあっている。士気を高めている。その真ん中の人は・・・・・・。
今日は、雲一つない青空。みんな、怪我しないで、楽しめるといいな」